BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 少年
- 日時: 2009/09/18 20:36
- 名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)
〜主な登場人物〜
神谷 優 (かみや ゆう)(15)〜(16)
千崎 雅 (せんざき まさる)(15)〜(16)
- Re: 少年 ( No.60 )
- 日時: 2009/09/20 18:23
- 名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)
第十七話 「光の消滅」
太陽が顔を出し、
まぶしい朝が来る。
雅は学校へ向かう。
いつも通りの道を、
いつもより遅く。
・・・
そしていつも通り教室へ入る。
優「おはよー雅!」
雅「おはよう。」
來也「うぃーっす!」
雅「おはよう。」
礼緒「おはよー。」
雅「おはよう。」
・・・
これを何人かの人へ何回か繰り返す。
優「なぁー。今日は雅の誕生日だよな!」
雅は自分の誕生日を忘れていた。
・・・
嬉しくもなんともなかった。
雅「・・・」
優「それでさー。
今日、雅の誕生日を祝いたいんだけど。」
雅「無理。」
優「っ・・・」
來也「・・・」
礼緒「そんな言い方ねぇだろ。」
雅「・・・
あ、ごめん。」
自分を上手くコントロールできない。
今までこんなことはなかった。
雅「今日は、買い物に行くから・・・」
優「そうか。
じゃぁおめでとう!ってことで・・・」
來也「おめでとう。」
礼緒「おめでとう。」
雅「ありがとう。」
・・・
今日も何事もなく一日が終わった。
生徒達は次々と教室を出る。
雅も教室から出る。
優「あれ?雅!」
雅は足を止める。
優「舞華先輩は?」
雅「分かんない。」
優「そっか・・・
じゃぁ今日、一緒に帰ろうぜ!」
雅「いいよ。」
礼緒「俺もぉ!」
優「んじゃぁ行くか!」
三人は学校を出た。
帰り道・・・・・・
優「雅と帰るなんて久しぶりだな。」
雅「そうだな。」
礼緒「小学の頃のこと覚えてる?」
優「何が?」
礼緒「こうやって三人で帰ってたらさ、
優がこけて鼻血出して爆笑したこと。」
優「あはは。懐かしい。」
礼緒「あははぁ。」
雅「・・・」
優「・・・
雅?どうした?」
雅「・・・
ん?・・・
あ、いや別に・・・」
礼緒「なんか・・・
最近、雅、おかしいぞ。」
雅「そうか?」
礼緒「そうだよ。」
雅「別に。」
礼緒「おかしいって。」
雅「おかしくねーよ。」
礼緒「おかしい。」
雅「何がだよっ!」
礼緒「・・・」
優「・・・雅。」
雅「・・・ごめん。」
優「何かあったのか?」
雅「何もねーよ。」
優「もし俺でよかったら相談にのるぜ?」
礼緒「俺も。」
雅「・・・
何も分からねーくせに言うなよ。」
礼緒「なんだと?」
礼緒は雅の襟を掴んだ。
礼緒「お前!いい加減にしろ!」
・・・
低くもろい音がする。
・・・
礼緒が雅に殴られた。
・・・
礼緒は倒れこんでいる。
優「雅!何してんだよ!」
雅「調子にのってるからだ。」
優「・・・
もういい・・・
・・・
早く帰れよ。」
雅「誘ったのはどっちだ。」
優「・・・
お前・・・
・・・」
雅「ただの少年さ。」
そう言って雅はその場を立ち去った。
- Re: 少年 ( No.61 )
- 日時: 2009/09/20 18:38
- 名前: しおり (ID: Dzi.Zljr)
ごめんね・・・。
なるべくかんけーないこと書かないよーにする☆
んじゃ、さよなら!!
- Re: 少年 ( No.62 )
- 日時: 2009/09/20 20:39
- 名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)
しおり>
コメントありがとう。
「さよなら」って?
- Re: 少年 ( No.63 )
- 日時: 2009/09/20 21:06
- 名前: しおり♪ (ID: JkVnDcbg)
これで最後ってこと。
たくさん迷惑かけちゃったからね…m(_ _)m
でも頑張ってね♪
- Re: 少年 ( No.64 )
- 日時: 2009/10/19 19:20
- 名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)
第十八話 「闇の増殖」
雅は今の自分が嫌だった。
前の自分に戻りたい。
そう思い始めていた。
・・・
そろそろ仕事の時間だ。
・・・
もう自分は逃げられない。
その感情が雅の胸を強く縛り上げていた。
・・・
雅は仕事場へ向かう。
・・・
そして仕事場の扉を開ける。
・・・
いつもの風景。
皆は日本革命の計画を練っている。
仁「こんばんわ。
雅くん。」
仁は自分の席に座りながら言った。
雅「こんばんわ。」
雅は自分の席に座り、
机の上にある書類に目を通す。
仁「あ。
雅くん。
君のさぁ、
パソコン技術についてなんだけど。
どれくらいの技術を
持っているのか試してみたいんだ。
だからさぁ。
僕と勝負しよう。」
雅「勝負?」
皆が二人を見る。
仁「うん。
あのパソコンを
先にハッキングした方が勝ち。」
仁は一つのパソコンを指差していった。
雅「わかりました。」
仁「皆!
天才少年、雅くんの腕前を見てくれ。」
皆のパソコンには二人のパソコン
の画面が映し出された。
仁「準備はいい?」
雅「はい。」
仁「・・・
スタート。」
二人はハッキング操作をし始めた。
雅「(速い!)」
仁「・・・」
部屋内にはキーボードの音だけが聞こえる。
仁「第一ブロック解除。」
雅「・・・」
仁「第二ブロック解除。」
雅「・・・」
誰もが仁の勝ちを認めた。
仁「僕の勝ち・・・
・・・っ。」
仁の手の動きが止まった。
皆が唖然した。
・・・
仁のパソコンの画面が消えた。
雅「目標のパソコン、ハッキング完了。」
仁「・・・」
雅は仁よりも早く
目標のパソコンをハッキングした。
雅「相手のパソコンを
ハッキングして悪いというルールは、
ないですよね?」
仁「・・・
お見事。」
パチパチパチッ!
拍手が舞い上がる。
仁「すごいねー。
僕のパソコンには
厳重な壁がはられてるはずだけど・・・」
雅「あなたのパソコンが
第二ブロックを過ぎた時、
僕とあなたはすれ違ったんです。
目標のパソコンの中で。
・・・
その瞬間にあなたの
パソコンにウイルスを仕掛けた。」
仁「あの時間内にウイルスを?」
雅「そんなはずないじゃないですか。
ウイルスを持っていたのはあなたでしょう。」
仁「・・・」
雅「あなたのパソコンの
ウイルスをコピーさせてもらった。
やり方は教えられませんが。」
仁「君はアースの新星だ。」
雅「ただの少年です。」
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