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少年
日時: 2009/09/18 20:36
名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)

〜主な登場人物〜



神谷 優 (かみや ゆう)(15)〜(16)

千崎 雅 (せんざき まさる)(15)〜(16)

Re: 少年 ( No.5 )
日時: 2009/08/30 16:37
名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)
プロフ: http://pv6pvnewspv6pv.blog102.fc2.com/blog-entry-2021.html

ー作者からー



オープニングです。

Re: 少年 ( No.6 )
日時: 2009/08/30 18:31
名前: れみm (ID: VR025uml)

初めまして☆

中学生にみえない中学生がいますね!
続きが楽しみです♪

Re: 少年 ( No.7 )
日時: 2009/08/30 22:54
名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)

れみm>

コメントありがとうございます。
これからも応援よろしくお願いします。

Re: 少年 ( No.8 )
日時: 2009/08/30 23:23
名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)

第五話 「見えない敵」



数時間後、
上位10名の取調べが終了した。
・・・
再び雅がステージに入る。



雅「・・・
  結果は・・・
  ・・・
  全員白でした。」



・・・
白。
それが全ての答えをもの語っている。



雅「・・・
  作戦失敗です。」



体育館に不安の声が上がる。



優「・・・
  失敗・・・」



体育館に
犯人がいるのは間違いない。
しかし・・・
その犯人が誰なのかは誰にも分からなかった。



「キャーーー!」



叫び声が上がる。
・・・
一人の女子生徒がうずくまっている。



視線の先・・・
女子生徒の隣・・・
・・・
血を吐いて倒れている男子生徒。



雅「どうしたっ!?」



警察が男子生徒の様子を確認する。
・・・
警察のサイン。
・・・
きっとこのサインは・・・
心肺停止に違いない。



雅「・・・」



雅は冷静さを何とか保ち続けていた。
・・・しかし。



「バタンッ・・・」



警察が倒れた。
・・・血を吐き出して・・・
・・・
たくさんの警察が確認に向かう。
・・・
体育館は悲鳴であふれ上がる。



雅「・・・
  GAMEOVERだ。」



・・・
雅の意味していたもの、
それは犯人への降参。



優「・・・GAMEOVER?」



・・・
その後、たくさんの人が倒れた。
体育館の床は赤く染まってゆく。



雅「・・・まさかな。
  ・・・ウイルスを
  使うとは思っていなかったよ。」



ウイルス。
・・・
もう体育館は爆発する勢いだ。
たくさんの人が体育館を出ようとする。
・・・
鍵は閉まっている。
逃げ場はない。
・・・
体育館には泣き声までも響く。
・・・
この絶望感は表現できない。



雅「くそっ・・・」

優「・・・」



あとは時間の問題だ。



「開けてください!」



たくさんの人が雅に訴える。



雅「ふざけるな。
  このまま出たら外は大変なことになる。
  ・・・
  自己中心的な考えはやめろ。」



・・・
もうここにいた半分の人は
死んだであろうか。
・・・
優は雅へ近寄った。



優「・・・
  雅・・・
  どうにかなんねーのかよ!
  このままじゃ全員死ぬ!
  お前ならどうにかできんだろっ!」



優は泣き面で雅に言った。



雅「僕は・・・
  ・・・
  ただの少年さ。」

Re: 少年 ( No.9 )
日時: 2009/08/31 09:56
名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)

第六話 「助け」



優「・・・」



もう終わりだ。
誰もがそう思った。
・・・
雅は携帯のようなものを取り出した。
・・・



雅「・・・
  66574。
  雅だ。
  ・・・
  体育館内の全員が
  何らかのウイルスに感染したと思われる。
  ・・・
  ウイルス検索に来てくれ。
  助けはいらない。」



そう言って雅は通信を切った。
・・・



優「おい・・・
  助けはいらないってなんだよ・・・
  ・・・
  なぜ助けを頼まない!
  変なプライドやめろよっ!」



優は雅の襟をを掴んだ。
・・・
だが雅は優を突き飛ばした。
・・・
優は倒れこんだ。



雅「黙れ。
  何も知らないくせに俺に指図するな。」



誰もが口論している二人を見る。



雅「お前はただ自分が生きたいだけ。
  ・・・
  今、優先すべきことは、
  この体育館内のウイルスを駆除することだ。
  ・・・
  俺達の命はもうないと同じ。
  ・・・
  このウイルスが外へ出回ったら
  大変なことになる。」



雅は堂々と立って優を見下ろした。
・・・
優は返す言葉がなかった。



「・・・
 でもさぁ・・・
 雅も生きたいでしょ?」



優の後ろから怜が言った。



雅「可能であればな・・・」

怜「・・・」



初めて見たような気がする。
怜の内気な顔。



救援が駆けつけた。
・・・
ウイルス検索を行っている。
・・・
一人の救援者が雅に駆け寄る。



救援者「・・・
    指示を・・・」

雅「・・・
  ウイルス検索が終了したら、
  駆除に移れ・・・」

救援者「・・・
    救命は?」

雅「・・・
  ウイルス検索が終了する頃には・・・
  ・・・
  全員死んでいるだろう。」

救援者「・・・」



・・・
救援者は雅から目をそらす。



救援者「・・・
    すぐに助けに来ます・・・」



そう言って救援者達は体育館を出た。
体育館の外に出ようとした者がいたが・・・
そういった者達は銃撃された。



怜「残酷過ぎるわ・・・
  もう全員死んじゃう!
  助けてよ!!!」

雅「・・・
  俺に言うな。
  俺は・・・
  ・・・
  ただの少年さ。」


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