複雑・ファジー小説
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- 聖吸天淫妖 〜創造する者〜
- 日時: 2011/10/17 20:49
- 名前: コーダ (ID: zdDXpDJz)
初めまして、もしくはこんにちは。私、コーダと申します。
獣妖記伝録と、この聖吸天淫妖 〜創造する者〜を同時に作成していきますが、どちらかと言えば前者の方を優先して執筆していきます。
とは言っても、この小説はとても短く区切るので更新速度は比較的早いと思います。
ちなみに、聖吸天淫妖(せいきゅうてんいんよう)と読みます。
コメントどしどし募集しています!
それでは、不思議な世界へ……
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???
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- Re: 聖吸天淫妖 〜創造する者〜 ( No.38 )
- 日時: 2011/09/18 21:16
- 名前: コーダ (ID: qwv/zAi4)
木塚さん>
平和ですよねぇ……この物語は色々な世界観があって色々な気持ちになれますよ!
私も、この色々な世界に行ってみたいです!
只今、色々執筆中です!サキュバスの書とフェアリーの書ももう少しで執筆終わりますよ!
- 3ページ ( No.39 )
- 日時: 2011/09/21 21:17
- 名前: コーダ (ID: xr1in99g)
「あらぁ〜?」
森林の中を飛びまわるサキュバス。
黒い尻尾をうねうね動かし、何かの気配を感じる。
「う・し・ろ・か・し・らぁ?」
黒いマント翻(ひるがえ)して、後ろを振り向くサキュバス。
——————遠い所に生えている、深い草むらが小さく揺れた。
「誰か居るのかしらぁ?」
色っぽい声を出しながら、揺れた草むらへ向かうサキュバス。
恐怖という気持ちは全くなく、今のサキュバスを動かしていたのは好奇心だけだった。
「も・し・か・し・て……?」
謎の期待を寄せるサキュバス。
もしかすると、あの草むらの先には男がいるかもしれない。
だが、この深い森林。獣が揺らしたという可能性の方が高い。
それでも、サキュバスは期待を寄せて草むらの先を見つめる——————
「あっ……ど、どうも……」
なんと、草むらの先にはぎこちない笑顔で言葉を飛ばす男が居た。
黒い髪の毛は耳にかかららないくらい短く、前髪も目にかかっていなかった。
四角いメガネをかけていて、その瞳は藍色に輝いていた。
科学者を連想させる真っ白な作業服を着て、なぜかネクタイもちゃんとしていた。
右手には大量の文字が書かれたメモ帳がある。
「うふふっ……みぃ〜つけたぁ〜」
サキュバスは色っぽい瞳で、科学者みたいな男を見つめる。
この不思議な眼光に、思わず心が揺れ動く男。
「うわっ……なんですかこの気持ち!?」
「ほらぁ、肩の力を抜いてぇ……」
サキュバスは、どんどん男との距離を縮める。
マントで隠されているとはいえ、隙間から見える豊満な胸。肉つきの良い太股(ふともも)。
大抵の男なら、これで1発KOする正にボン・キュ・ボンな身体。
「こ、これがサキュバス……?」
「そうよぉ……私は、サキュバス……ねぇ?楽しいこと……しない?」
黒い尻尾をうねうね動かし、もっと色っぽい口調で男へ言葉を囁く。
そして、サキュバスの右手が男の右頬に触れる——————
「てんめぇ——!俺を置いて行くなぁ——!」
>>54
- 3ページ ( No.40 )
- 日時: 2011/09/21 22:21
- 名前: コーダ (ID: xr1in99g)
たくさんの妖精が集まり、たくさんの花が咲いた町。フェアラワータウン。
とても可愛らしい装飾で作られた家は、おとぎの国を連想させるメルヘンな感じである
自由にそこら辺を飛びまわる小さな妖精、ピクシー。
とても温厚で、力持ちな巨漢な妖精。トロール。
商売上手で、色々な物を売ってくれる妖精。ドワーフ。
実は妖精といっても、背中に蝶みたいな羽がある種族はフェアリーとピクシーのみだ。
そんな町の中で、優雅に背中の羽で飛ぶフェアリーの女性が居た。
「さて、ゆっくりお茶でも飲みましょうか」
お花の世話を終えて、お茶にしようとする女性。
近くに喫茶店がたくさんあるのになぜか眼中に入れず、どこかへ向かう。
そして、町から少し離れた所にたくさんのお花で囲まれた喫茶店を見つける。
「やはり、お茶をここで飲む方が1番ですね」
どうやら、彼女なりのこだわりらしい。
たくさんのお花を見ながら、ゆっくりお茶を飲むのが至福の時間だった。
喫茶店の扉を開けた瞬間、柔らかいベルの音が鳴る。
それを合図に、カウンターから1人の男性が現れる。
「おや、ティタさん。待っていましたよ」
少々年老いた男性。だが、身体はとてもたくましいトロールである。
ティタと呼ばれた女性は、窓からお花が見える席に座り、
「ルーティさん。いつもの用意できます?」
「はい、かしこまりました」
慇懃(いんぎん)に礼をして、ルーティは店の奥へ入っていく。
待っている間、ティタはずっと窓からお花を眺めていた。
「ティタさん。いつものダージリンとティラミスです」
「まぁ、いつもの事ですがお早いですね。マスター」
「ほっほ、マスターと言ってもここには私しか従業員は居ませんからね。では、ごゆっくり」
ルーティは優しい微笑みを残して、店の奥へ姿を消す。
残されたティタはゆっくりと、ダージリンを飲みティラミスを食べていた。
「やはり、美味しいですね」
>>55
- Re: 聖吸天淫妖 〜創造する者〜 ( No.41 )
- 日時: 2011/09/19 06:15
- 名前: 王翔 ◆OcuOW7W2IM (ID: XwkOzEnm)
こんにちは、王翔です。
シーマ達あまり人間の血を吸うことが
できないのですか。キーマの調べたいこととは……?
天界に現れた慌てん坊の天使というのも気になります。
サキュバスさんの前に、男の人が現れましたが、
さらにもう一人?
ティタさんは、フェアリーなのにティラミスとか
食べるんですね。意外です。
てっきり、花の蜜かと←
- Re: 聖吸天淫妖 〜創造する者〜 ( No.42 )
- 日時: 2011/09/19 08:03
- 名前: コーダ (ID: xe6C3PN0)
王翔さん>
弱点が多いドラキュラは、もう人間を襲えないんですよね。
まぁ、シーマたちは別ですけど……(これはまた別のお話で)
天界もだんだん面白くなってきましたよ!
あわてん坊の天使と仏頂面の天使……
サキュバス編は、色々と面白くなりそうです。
花の蜜かぁ……それも良かったかもしれないと今更後悔する私です。確かに、妖精は自然ですからそっちの方が違和感がなかったかもしれませんね。
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