複雑・ファジー小説
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- 『あ』から始まる物語
- 日時: 2013/02/24 22:19
- 名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: 49KdC02.)
一年ぶりの\復活/
どうも、結城柵あらため結城柵です(変わってない)。
とりあえず完結させます。はい。
[あばうと]
この小説は五十音を頭文字に使ったタイトルを使用したSSを書いていきます。
つまり、短編集になります。
また、微エロ、微グロ、シリアス、コメディ、反道徳的描写等がごった煮になっています。
まだまだつたないところは多々ありますが。暖かく見守ってください。
[こんてんつ]
目次前半(『あ』〜『の』) >>3
目次後半(『は』〜『ん』) >>46
一年ぶりに見たら参照900突破してて鼻水吹いた。嬉しすぎて。
ゆったり更新ではありますが、引き続きまたーり読んでいただけたら嬉しいです。
では、ごゆるりと。
- Re: 『あ』から始まる ( No.43 )
- 日時: 2012/01/14 10:57
- 名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: khvYzXY.)
- 参照: 後半戦突入!
【ハッカ飴、あげるよ】
「お、飴ちゃん食ってんの?うまそうね」
休日の昼下がり。読書をしながら、飴をひたすら食べていたら、背後から彼氏の声。振り向くと、彼は、あーん、と口をあけた。
開かれた口をじっと見つめる。いい年して「飴ちゃん」とか、何貰う気満々なんだよ。とか突っ込みどころは沢山あった。けど、何も言わずに、飴の缶をひっくり返した。美味しいよね、サ○マドロップス。
ピンクや緑、黄色と、色とりどりな飴粒の中から、一つをひょいと取り出した。
「はい」
あーん、と馬鹿面を晒したままだった彼の口に、それを突っ込む。彼がぱくん、と口を閉じたのを見て指ごと突っ込まなくて良かった、と胸をなで下ろした。
「ん…ハッカか…」
なめながら、小さく呟いた彼に、ハッカは嫌い?と首を傾げてみせる。こういう時、背が低いのは得だ。自然と上目遣いになる。
「あのね、ハッカ、好きだからあげた」
返答に困ってる彼に笑いかけてみた。
ごめん、嘘。ほんとは嫌い。
なんて、うかれてる彼には言わないけど。
『は』っかあめ、あげるよ
2012.01.14
- Re: 『あ』から始まる物語 ( No.44 )
- 日時: 2012/01/14 17:18
- 名前: ゆぅ (ID: HgCKMcvF)
はじめましてq
お話、詠ませて頂きました。
何というか、一瞬で引きこまれた感じがしてすごく良かったですqq
すごく斬新で面白くていいですね。
ちゃんと物語風になっているのがすごいと思います。
更新がんばってください。
- Re: 『あ』から始まる ( No.45 )
- 日時: 2012/01/15 13:02
- 名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: khvYzXY.)
>>44 ゆぅ様
はじめまして、いらっしゃいませ。
楽しんでいただけたなら嬉しいです。
斬新…!はじめて言われました。褒め言葉として受け取らせていただきます。意味よく知りませんが()
物語になってますか?短編なので、一話でどれだけ物語を作れるかを考えて書いているので、嬉しいです。
ありがとうございます。
- 目次 後半 ( No.46 )
- 日時: 2013/02/24 22:15
- 名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: 49KdC02.)
『は』 ハッカ飴、あげるよ >>43
『ひ』 瞳の奥に映るのは、 >>47
『ふ』 不安 >>48
『へ』 変な顔 >>49
『ほ』 ホットココアを君に >>50 >>53
『ま』 間違っていたとは思わない >>57
『み』 見よ、これが僕の創造世界 >>58
『む』 昔から変わらない心を、教えてあげるよ >>63 >>64
『め』 メメントモリ >>66
- Re: 『あ』から始まる ( No.47 )
- 日時: 2012/01/23 19:12
- 名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: khvYzXY.)
【瞳の奥に映るのは、】
目の前で、ぼんやりとしている君の瞳をのぞき込んでみた。
視線に気づいた君は、なに?と柔らかく首を傾げた。
そんな君の言葉に、返事を返すことなく、私は君の鳶色の瞳……正しくは、君の瞳に映った私を、見つめ続ける。
「…始裡の瞳の奥に、おわりが、見えるよ」
冗談のように口にすると、君は優しく笑った。
細められた瞳と、頭に乗せられた手が、なんとなく、くすぐったかった。けれどそれは、けして嫌ではなかった。
「当たり前でしょ。はじまりは、終里をみつめてるんだから。永遠にね」
その言葉が、やっぱりくすぐったくて、柔らかく口元を歪めた。
始まりと終わりが常に共にあるように、君の瞳に映るのは、いつだって私でありますように。
『ひ』とみのおくにうつるのは、
2012.01.18
加筆修正 2012.01.22
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