複雑・ファジー小説
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- 『あ』から始まる物語
- 日時: 2013/02/24 22:19
- 名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: 49KdC02.)
一年ぶりの\復活/
どうも、結城柵あらため結城柵です(変わってない)。
とりあえず完結させます。はい。
[あばうと]
この小説は五十音を頭文字に使ったタイトルを使用したSSを書いていきます。
つまり、短編集になります。
また、微エロ、微グロ、シリアス、コメディ、反道徳的描写等がごった煮になっています。
まだまだつたないところは多々ありますが。暖かく見守ってください。
[こんてんつ]
目次前半(『あ』〜『の』) >>3
目次後半(『は』〜『ん』) >>46
一年ぶりに見たら参照900突破してて鼻水吹いた。嬉しすぎて。
ゆったり更新ではありますが、引き続きまたーり読んでいただけたら嬉しいです。
では、ごゆるりと。
- Re: 『あ』から始まる ( No.28 )
- 日時: 2012/01/02 05:44
- 名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: khvYzXY.)
- 参照: あけおめことよろー。
>>27
あけましておめでとうございます。
更新、さすがに新年早々はおやすみさせていただきました。
私はPSPで読んでPSPで書き込んでます。
PSP自体の書き込める量が半端なく少なくて困ります。
まぁ、それはいいとして。
こんな小説でよければ、今年もどうぞ、よろしくおねがいします。
よろしければシリアス板の方の別小説もどうぞ(←図々しい)
え?(読み直し)
Σ(・A・)!
すいません、忘れてました、ありがとうございます。
やっちまった恥ずかしい。
- Re: 『あ』から始まる ( No.29 )
- 日時: 2012/01/02 05:59
- 名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: khvYzXY.)
- 参照: 新年一番のネタがこれとか。
【助けを乞う】
ぞくり、と背筋を這うような寒気に、目を覚ました。
今は、何時だろうと時計を見ようとする。ぐらり、と視界が揺れる。
やけに重い体。寒気がするのに、やたら熱い体。思うように、動けない。
吐き気。揺れる意識と世界。
あぁ、やばいな。熱、あるかも。
気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪いっ…
すがりつくように伸ばした手は、きしんで、何も掴むことなく空をかいて落ちた。
落ちた先は、自分の額。やたら熱いそこに苦笑した。
闇の中で、一人揺れる。
その静寂と暗闇の中、どうしても薄れていく意識。
眠ってしまえば、楽になるんだろうか。
きしむ体と、揺らぐ意識は、きっと全力で叫んでいる。
「たす、…け…て、」
けれど、喉の紡いだのは、弱々しく掠れた声。
その弱々しい叫びは、闇と静寂にあっさりと飲み込まれた。
あぁ、なんてこった。誰か。
薄れゆく意識の中。
届かない、助けを乞う。
『た』すけをこう
2012.01.02 今年もよろしくお願いします。
- Re: 『あ』から始まる物語 ( No.30 )
- 日時: 2012/01/03 17:50
- 名前: 揶揄菟唖 (ID: hj9a4sJB)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?534946
こんにちは!
揶揄菟唖です。
シリアスの小説、読ませていただきました。
すばらしかったです。
コメもしちゃいました。
いや、全然恥ずかしい事はありません!
小説がすばらしいですから!
新年早々素敵な小説でした。
更新お疲れ様です。
そして目次が………!
シリアスのほうを読んだのでこちらも読み直したときに変化に気付きました。
なんか、もう、先のことを予めやっている姿勢がすばらしい。
何か偉そうですみませんでした。
本年もよろしくお願いいたします。
それでは!!
- Re: 『あ』から始まる ( No.31 )
- 日時: 2012/01/04 11:59
- 名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: khvYzXY.)
こんにちはー。揶揄菟唖さん、いつもありがとうございます♪
お昼にマグロ丼を食べてご機嫌な結城です。
あら、すいません。押しつけたみたいで…
しかもコメまですいませんっ…
新年早々お目汚しすいませんでした(・ω・`)
目次は前半埋めちゃおうと思って。
PSPの文字数の関係で後半の目次を新しく作るので。
いえいえ。
コメントありがとうございました!
- Re: 『あ』から始まる ( No.32 )
- 日時: 2012/01/05 16:44
- 名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: khvYzXY.)
- 参照: また最後のタイトルと日付忘れてたorz
【血】
左腕…さらに細かく言えば、左手首が鈍く痛んだ。
生憎、心の友である白蛇はきらしてしまっている。
ぱたぱたと、手を伝い、赤い花が床に咲いていく様子に、目を細めた。
あぁ、僕の身体を流れるこれも、赤いのか。
なんだかおかしくて、くっ、と喉の奥を鳴らして笑った。
人を殺して、最愛の人を傷つけて、欲を満たして。
人としては、そこそこ外道なことをしているのに。
それでも、僕の血液だって、こんなに赤くて鮮やかなんだ。
塞がり始めていた傷口に、爪をたてる。
くちゅり、と水音。指に絡みつく赤い水。
ああ、なんてエロティック!ああ、なんて美しい!
僕は、血液を愛してやまない。
『ち』
2012.01.05
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