複雑・ファジー小説

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神喰い【第二章スタート】
日時: 2013/11/20 10:18
名前: saku (ID: ShMn62up)

こんにちは、はじめて書かせて頂きます。
面白いお話がかけるかわかりませんがよろしくお願いします。
面白いと思った方はコメント、つまんねって思った方はアドバイスを下さると嬉しいです♪
よろしくお願いしますm(_ _)m
荒らし、中傷などはしないでください。
更新は作者のテンションや事情により遅くなる恐れがありますのでご理解いただきたいです。
あとタイトルの読み方は【かみくい】です。
神喰いと書いてゴットイーターとかでは無いですwww
某アクションゲームとは全く関係ありませんw

現在、オリジナルキャラクターの募集を休止させていただいています、また募集をする事もあるかもしれないので、その時までお待ちくださいm(_ _)m

コメント、アドバイスをくださった優しい方々のご紹介。

小鹿のバンビ様(Twitterでのお友達です♪読んでくれてありがとです。
ミルクチョコレート様(感情なんてイラナイ、という小説の作者様です、とても面白いので皆さんにもオススメです♪
F様(コメントありがとです!かなりの長編になる予定ですが飽きずに見ていただきたいです。
羽月リリ様(コメントありがとです!陰陽師は僕も好きです!これからもよろしくですm(_ _)m
通りすがりの俺様(オリキャラ、ありがとうございましたm(_ _)mありがたく使わせていただきます。
うた様(オリキャラありがとうございました!文才あり過ぎとか……///そんなこと言われると作者調子に乗っちゃいますよ?www
純金リップ様(複雑・ファジーの小説、鎌奈家の一族という小説の作者さんです、オリキャラありがとうございました!純金リップさんも自分の小説、頑張ってくださいね!また読みに行きます。
りんこ様(オリキャラありがとうございました!誤字脱字は見つけたらすぐに教えてくださいね!お願いしますm(_ _)m
星の欠片様(複雑・ファジーの小説、メリーな都市伝説という小説の作者さんです、オリキャラありがとうございました!ぜひ使わせていただきます、星の欠片さんも頑張ってくださいね!
秋桜様(リク・相談掲示板にて宣伝と鑑定をしていただきました、しかもオリキャラ投稿までしていただいて……ありがとうございましたm(_ _)m
lightingboy(リアルの友達、コメありがとー♪
黒さみ様(コメありがとうございました!面白いとか言ってもらえると書いててよかったぁ〜ってなります!オリキャラとかも募集してますから気が向いたら投稿してくださいね!
氷空様(コメありがとです!文字数多いのは真面目に申し訳ないwでもその分面白い小説を書こうと思っているので飽きずに読んでいただけると嬉しいです♪小説、見に行きますね
優勇様(コメ&オリキャラありがとうございました!面白いですか!?嬉しいですー!これからも頑張りますからぜひぜひみてくださいっ!
美津濃様(コメありがとうですー♪アクションシーンは大変です……皆さんが満足できているようなものがかけているか心配で……お互い頑張りましょうね!
一茶(元、チェス様(オリキャラとコメありがとうございました!シリアス・ダークの方で小説を書いている方です、一茶さんやチェスさんの小説はどれも面白かったです!皆さんにもオススメですよ!
りんこ様(コメありがとうです!アクションシーンは結構毎回頑張ってますwこれからも全力で書かせていただきます!
魁人様(コメとオリキャラありがとうございます!オリキャラは必ず使わせていただきますのでしばしお待ちください、かなり遅くなるかもですけどw
凡様(コメありがとうございますです、二章が始まって初のお客様です、これからも末長くよろしくお願いします。

以上です、ご閲覧、ありがとうございましたm(_ _)m

それでは本編です、楽しんで読んでいただければ幸いです、
m(_ _)m

目次

第1話 バケモノ >>01>>02>>03>>05
第2話 カミクイ >>06>>08>>09>>12>>15 >>23 >>27 >>28>>29>>30>>46>>55>>63>>69>>77>>83>>92>>100>>107
第3話 カラス>>115>>117>>131>>137>>139>>144>>145>>146
第4話 アルケミスト>>151>>155>>160>>165>>174>>177>>179
>>180>>189>>191>>193>>198>>201>>207>>211


第二章 Light and darkness and sin,

第五話、センソウ
>>213>>217>>224


第二章に向けての意気込みと謝罪
>>214
参照突破報告
>>13>>20>>33>>48>>62>>66>>87>>112>>119>>132
>>137>>147>>168>>181>>195>>204>>208
オリキャラの募集>>24
キャラクター人気投票>>48
番外編>>62>>132
>>66
オリキャラ投稿時の注意>>102
イラスト紹介>>167>>170
イラスト募集のお知らせ>>168

Re: 神喰い【オリキャラ募集中】 ( No.143 )
日時: 2012/09/06 17:15
名前: saku ◆vSik97dumw (ID: VXkkD50w)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode

通りすがりの俺さんへ

こんにちは!
すいません、変化後の姿勝手に決めちゃいました……
能力から考えて眼鏡にしたのですが……
何かこれにして欲しいものがありましたら遠慮無く言ってください、すぐに変えます。

Re: 神喰い【オリキャラ募集中】 ( No.144 )
日時: 2012/09/06 21:10
名前: saku ◆vSik97dumw (ID: VXkkD50w)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode


第三話(パート6)

少年、椎葉は取り出したマシンガンをそのまま黒風達に向け、トリガーに指をかけた。
「なっ!?」
翠香は驚き、その場で固まってしまう。
ばら撒かれた弾丸が翠香を襲う直前。
「よけろっ!」
黒風が翠香を突き飛ばした。
しかし。
「無駄、その行動は……」


「読めてる」


弾丸は何故かすべて翠香が除けた先に向かっていた。
「なっ!?やばい!翠香!」
黒風はもう一度翠香を突き飛ばそうとするが、間に合わない。
そして、黒風はそのまま弾丸の前に飛び出した。
バララララッ!と、弾丸が黒風に着弾する。
「がっ……あ!」
「黒風っ!」
慌てて翠香が倒れかけた黒風の体を支える。
「死にはしない、これは改造してあるけどエアガンだ、でも……」
椎葉は再びマシンガンを向け。
「仲間を庇っている余裕は無いぞ」
トリガーを引いた。
「くっ!」
翠香は体を捻り、思いっきり右に飛ぶ。
しかし。
「それも読めてる」
やはり弾丸は翠香が飛んだ先に向かっていた。
「ぐぅっ!」
翠香はとっさに手に持つ盾を構え、弾丸を受け止める。
カカカカカカンッ!と、跳弾の音が響く。
「残念だったわね!」
盾を構え、汗をかきながら翠香は言った、だが。
「いや、大成功だ」
答えた椎葉の声が聞こえてきたのは。
翠香の右隣だった。
「!?」
ババンッ!と二発、銃声が鳴る。
「きゃあっ!」
弾丸は二発とも翠香の脇腹にクリーンヒットした。
翠香はそのまま倒れる。
椎葉の手にはすでにマシンガンは無く、代わりに二丁のハンドガンが握られていた。
「お前達の行動は全部読めてる」
椎葉は静かにそう言った。
「ぐっ……だったらもっと早く……」
黒風は再度刀を構え、椎葉を真っ直ぐに睨む。
「スピードの問題じゃ無い」
「な……どういう事だよ?」
「教える義理は無いけど……まあ、いいや、俺の神喰い能力は先読み、お前もあの女も、お前達の行動は全部読めてる」
「なっ!?」
つまり、黒風と翠香の行動はすべて読まれていたのである。
攻撃、防御、回避、どの行動も読まれ、手を打たれる。
その結果、黒風は自ら弾丸に飛び込み、翠香は容易く盾を攻略された。
(先読み……!?そんなんどうやって戦えば……)
黒風は焦り、思わず自ら動きを止めてしまった。
その瞬間。
「……動きを読まれ、焦りが産まれ、焦りは思考は単純化する」
椎葉はそう呟き、そのまま黒風の目の前にまで近づく。
「やべっ!?」
黒風は慌てて刀を構えなおす、しかし。
「そうなれば……」
タタンッ!と、銃声が二発。
いずれもクリーンヒット。
「があっ……!」
「もはや動きを読むまでもない」
そう言って椎葉はさらに三発、四発と弾丸を撃ち込む。
最初はタンッ!タンッ!と、次第に早くタンタンタンタン、そして最終的にはタタタタタタッ!と。
もはやそれは弾幕だった。
よける隙間も無く、黒風は防戦一方になる、しかし、確実に体力は削られていく。
(くそっ!ダメだ、全部読まれてる!このままじゃ……!)
黒風が諦めかけたその時。
「はああああっ!」
椎葉の後ろから薙刀が振り下ろされる。
「なっ!?」
慌てて椎葉はよける。
そして、その勢いのまま薙刀が振り下ろされる。
地面をえぐり、ザンッ!という音がして土煙が舞った。
「ぐっ!?目潰しか!くそっ!」
土煙を受けた椎葉が一瞬怯む。
そして。


「らぁぁぁぁあ!!!」


気合の雄叫びと共に、翠香の渾身の蹴りが椎葉の体に叩き込まれる!
「がっ!?」
この戦いが始まり、はじめて椎葉がダメージを受けた。
しかし、翠香は追撃の手を緩めない!
「はあっ!」
そのまま薙刀を引き抜き椎葉の左脇腹を一閃しようとする、しかし。
ガギン!という音がして、左のハンドガンで薙刀が受け止められる。
「なめるなっ!」
そして、右のハンドガンで三発。
「くっ!」
かろうじて三発ともかわす。
「黒風っ!」
翠香が叫ぶ。
「な、何だよ!」
「何やってんの!そんな諦めた顔して!まだ終わってないよ!」
「な!……だけど……あいつの能力の前じゃ俺らの攻撃は効かないんだぞ!?」
「やってみなくちゃわかんないでしょ!当たって砕けろよ!砕けたくは無いけどさ!」
「翠香の言うとおりだ、男、お前とんだ馬鹿野郎だな、呆れるを通り越して感心する!そんなに怖ければそこで眺めていろ!」
翠香に続き、閃も黒風を叱咤する。
「な……何でそこまで……」
思わず黒風がそう呟くと。
「「そんなの決まってる!」」
一人と一匹は口を揃えて言った。


「「諦めたく無いからよ(だ)!!」」


弾丸を撃ち込まれ、先手を読まれ、しかし、それでも翠香と閃は諦めない。
「……はあ、めんどくせぇ……けど」
いつも道りの口調、しかし。
「ここまで言われて、黙っておるわけにはいかぬよな、主様よ」
その言葉には、先程よりも強い意思が宿っていた。
「当たり前だろ?……さてと、もう少し足掻いてみるか!」
そこには先程までの弱気な男はいなかった。
そこに立つのは、神喰い、黒風 春の姿だった。
「そう来なくちゃ!」
微笑む翠香。
「ありがとな……翠香」
立ち直る黒風、しかし。
「どういたしまして……さてと、どう倒そうか」
そう、たとえ黒風が立ち直っても、圧倒的に不利なのは変わらない。
すると。
「……なあ翠香、あいつ……さっきなんで攻撃くらったんだ?」
「え?……そういえば……」
そう、先程確かに翠香は椎葉に一撃をくらわせた。
(考えろ……何故?攻撃も動きもすべて読まれる中、何故あいつはくらった?)
「たしか、攻撃しようとしたらよけられて、土埃が舞って……」
翠香がそう言った瞬間。
「……土埃?……それだ!」
黒風がそう叫んだ。
「えっ?」
わけがわからず聞き返す翠香。
「翠香!勝てるぞ!」
そんな中、黒風は希望を見つけた顔をしていた。
「さぁて……こっからは俺たちの番だぜ!」
境内に黒風の声が響いた。

Re: 神喰い【オリキャラ募集中】 ( No.145 )
日時: 2012/09/08 23:07
名前: saku ◆vSik97dumw (ID: b92MFW9H)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode

第三話(パート7)

不敵に笑う黒風を見て、椎葉は少し不機嫌に。
「話は終わったか?」
と言った。
「おお、終わったぜ、話の内容は……」
黒風はそこまで言うと。
「刀で教えてやるよっ!」
刀を構え直し、椎葉に切りかかった。
しかし、やはりガアン!という音がして、斬撃は防がれる。
「まだわからないのかよ、お前達の行動は全部読めてるって」
「ふーん……じゃあ、これでどうだよ?」
そう言って黒風は。
突然刀を引いた。
「なっ!?」
突然刀を引かれ、椎葉の体制が崩れる。
(こいつっ!……くそがぁっ!)
慌てる椎葉。
そして。
「らぁぁあ!!」
その隙をつき、黒風は刀を再度振るった。
当然防がれるはず……しかし。


「がっあ!!」


よけも防がれもせず、刀はそのまま椎葉の脇腹に直撃した。
そのまま黒風は刀を振り抜き、椎葉の体を右側に吹き飛ばす。
「お……っしゃぁぁあ!」
今の一撃、それは、黒風が受けた傷より遥かに小さなものだった。
しかし、これはただの一撃では無い。
当たらない、よけられない、その連鎖に、絶望に落ちていく中、諦めない気持ちが、翠香の思いが、閃の思いが、この一撃を紡いだ。
だが。
(おっと……)
黒風は止まらない。
「まだまだぁっ!」
紡いだ思いは終わらない。
椎葉の吹き飛ばされた方向に思いっきり飛び、刀を振るう……が。
「と、見せかけてぇ!」
当たる直前に、突然刀を引いた。
「ぐっ……!」
しかし、椎葉の先読みによって見られていたらしく、椎葉はかまわず銃を構える。
しかし。
「……なめんなっ!」
黒風はニヤリと不敵に笑い、そのまま刀の形状が変わった。
日本刀の刃の腹から、何本もの棒が椎葉に向かって伸びる。
「しまっ……!」
ドガガガカッ!っと影の棒が椎葉にぶち当たる。
「があっ……!」
やはり、椎葉はよけられない、そして。
「……やっぱりな」
と、黒風が静かに呟いた。
「何が……やっぱりだよ?」
苦しそうに椎葉が問うと、黒風は不敵に言った。
「お前の能力は読めた……お前の能力、ただの先読みじゃねえな……お前の能力は相手の二手先までを読む、違うか?」
黒風の言葉を聞き。
「……そのとうりだよ、相手の二手先、それが俺の限界だ」
何故か嬉しそうに、椎葉はそう言った。
「何でわかった?」
「……最初の違和感はお前が土埃を見きれなかったことだ」
「あれか……チッ」
苛ついた顔で、椎葉は舌打ちをした。
「お前が何手でも読めるなら、あの攻撃すらわかったはずだ、なのにわからなかった、何故ならあれは三手目の攻撃だったから、その後の一撃も土埃で見えなかったから読めなかった、だろ?」
「……そのとうり」
黒風に見破られ、落胆に落ち込むはずの椎葉。
しかし。
「……ははっ」
椎葉の口から漏れたのは、笑い声だった。
「何だよオイ……オイオイオイ……俺の能力を見破るとかよぉ……はじめてだぜ、はじめて……」
笑顔のまま、笑いながら、椎葉は言った。
「おもしれぇ……もっとだ、もっと俺に見せろよ!新しい事をよぉ!」
「……なに?」
「なにじゃねぇよ!ははっ!俺の能力が!見切られて!破られて!あまつさえ攻撃を受けてる!ゾクゾクすんだろ!新しい事がわかるんだぜ!」
その顔は笑顔に満ちていた。
狂ったように狂喜して、椎葉は黒風に向かって叫ぶ。
「数学も!文学も!全部全部つまらねぇ!新しい事なんかなくなっちまってよ……それがなんだ?最っ高だよお前!」
「何が最高だよ……そんな余裕作らすかっ!」
再び、黒風が椎葉に向かい走り出す。
二人の武器が交差し、離れ、また交差する。

切る。

撃つ。

引く。

突く。

受け止める。

よける。

振るう。

穿つ。
「らあっ!……おらっ!この程度かよっ!もっと新しい事みせろや!」
「ぐっ……まだまだこれからだろっ!」
何十回と銃弾を撃ち、何十回と刀を振るう。
銃弾と斬撃が交差し、火花が散る。
上、斜め左、右、下、フェイント、突き。
椎葉が読み、黒風が裏をつき、千差万別の動きを見せる。
ガァァァアン!
一際大きな音が鳴り、黒風と椎葉の距離が広がる。
「はぁはぁ……すげぇなオイ!最高だぜ!」
息も絶え絶えに椎葉は狂喜を滲ませ黒風に言う。
「はぁ……そうかよ……だけどよ」
しかし。


「そろそろ終わりにさせてもらうぜ」


「……は?」
黒風が言い、椎葉が聞き返したその時。


「……眠れっ!!!!!」


椎葉の後ろから、少女の声が聞こえた。
(なっ……!?まてよまてよまてよ!まさか……このため?このために今まで一回も出なかったって……そう言うことなのかよ!?)
少女の右手には薙刀が。
少女の左手には大盾が。
そしてその衣は巫女。
それは、翠香の姿だった。
「くっ……そ……がぁ……!」
そして。
怒りを滲ませた顔で、椎葉はその場に倒れた。


Re: 神喰い【オリキャラ募集中】 ( No.146 )
日時: 2012/09/10 05:16
名前: saku ◆vSik97dumw (ID: h4V7lSlN)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode

第三話(パート8)

倒れた椎葉に黒風が近づく。
どうやら完全に寝ているようだ。
「ふう……上手くいったな、つかこれどうゆうことなんだ?隙を作ってくれれば終わるって言ってたけどよ」
「簡単よ、私の能力は催眠、強制的に眠らせる事が出来るの、でも、先読みされたらすぐによけられるし、だから隙を作ってって言ったの」
「なるほどね……」
「じゃあ縛りましょう、また暴れたら困るし」
「なんで縛るんだ?寝てんだから必要ねぇだろ?」
「私の能力はお腹が空くと切れちゃうのよ」
「げ、マジか、じゃあさっさと縛らないと……」
その後、二人は神社から手頃な長さのロープを見つけ、それを使って柱に椎葉を括り付けた。
「ふーい、やっと終わったな」
そう言って黒風と翠香は神喰いを解き、その場に座った。
「そうね、さてと……どうする?これ」
「我は翠香に任せる、翠香の意志は我の意志だ」
「儂は殺したほうが手っ取り早いと思うがの」
「阿保こいてんじゃねーよ、人殺しなんてまっぴらごめんだね」
「……黒風、取り敢えず八咫烏の人に連絡して処理してもらえない?」
「あー……わかった、言ってみるわ」
黒風がそう言い、携帯電話を取り出した時である。


「あらー、負けちゃったのね、ほんっと使えない」


後ろから、女の声が聞こえた。
「「「「!?」」」」
黒風達はそのまま振り向き、神喰いへと変化する。
女の姿は20歳ほど、長い金髪に青い瞳、そして、誰もが振り向くような美貌とスタイルを持っていた。
服装はへそを出した小さなTシャツに足首まで覆う大きなスカート、スカートは左足の方に大きくスリットが入っていた。
そして、賽銭箱に腰をかけ、妖艶な瞳でこちらを眺めていた。
「あらあら、そんなに喧嘩腰にならなくってもいいじゃない」
余裕を持った声で、女はそう言った。
確かに口調に敵意は無いように聞こえる、しかし。
その他のすべてが黒風達を威圧する。
その瞳も、その姿も、ただそこにいるだけで重圧に潰されるようなこの感じ。
それは。
(同じだ……この感じ、光栄と同じ……!)
そう、光栄と対峙したあの時感じたピリピリとした感じ。
こいつと戦ってはいけない、理屈も何もなく、ただ自分の直感がそう言っている。
「何のよう?そこにいる椎葉って男を助けにでもきたの?」
重圧に潰されそうな中、翠香が口を開いた。
「あー、そういうんじゃ無いわ、そのカスは貴方達にアゲル、殺すなりなんなり自由に使って、で、貴方が黒風?」
黒風を指差し、女はそう言った。
「……だったらなんだよ」
「ふぅーん……光くんが負けたって聞いたからどんなものかなって思ってたけど……期待はずれね、カスじゃない」
「なっ!?」
「ふふっ、怒るのもいいけど……怖がってるのがよくわかるわよ?ま、可愛いからいいけど」
「貴方の目的は……なに?」
「目的?そうねぇ……禊、かしらね」
「禊?てめぇ、それどういう意味だよ」
「これ以上は教える気は無いわ、大丈夫よ、今日は何もし無いわ、このまま帰る」
そう言うと、女は賽銭箱から降りた。
そのまま黒風達から背を向け、歩いていく途中。
「あ、そーだ、最後に言っとくわ」
そう言って黒風達の方を向いて言った。


「私の名前はイデア・マールート、色欲を司るもの、そのうちまた会う事が会ったら……その時はよろしくね」


そう言って、女、イデアは妖艶な笑みを浮かべ、神社から消えた。
「っはあっ!!」
「はっ、はっ……!」
イデアが消えてすぐ、二人は神喰いを解除し、その場に手をついて倒れかけた。
「黒風……あの女、何者よ?」
「多分……天照の一員だと思う」
息も絶え絶えに二人はそう言った。
「……あのまま戦っておれば、確実に主様が殺されておったな」
「我も同感だ、もし戦う気であの女がここにきていればと思うと……ぞっとする」
「……あれが、俺が倒そうとしてる奴ら」
(あんなやつ……あんなバケモノ俺が倒せんのか?)
そののち、黒風は晴明を呼び出したが。
心の内に出来た不安は、いつまでも消える事無く残っていた。

Re: 神喰い【オリキャラ募集中】 ( No.147 )
日時: 2012/09/10 21:33
名前: saku ◆vSik97dumw (ID: /ReVjAdg)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode

〜祝!参照1500回突破!〜

作者「いやっふぅーーー!」
黒風「またテンションたけぇなオイ」
晴明「ほんまに馬鹿なんやな」
作者「なんとでも言え!参照1500だぜ!ここで喜ばずにいつ喜ぶ!」
黒風「まあそれは確かにな」
晴明「よくこんな駄文で1500いけたもんやなぁ」
作者「読者の皆様!ありがとぉーー!」
黒風「ま、それはおいといて、本編だけどよ、今回はじめてオリキャラ出たけど次も出すのか?」
作者「もちろん!次の話は……ふははははw」
晴明「なんやいきなり笑いおって、気持ち悪いわぁ」
作者「ちょ、リアルに傷つくこと言わないでよ!?ま、取り敢えず次の話は皆さんびっくりの展開になりまふよw」
黒風「そんなにハードルあげて大丈夫か?」
晴明「僕も心配や……作者が自爆せぇへんかったらええんやけど」
作者「ぐっ!そ、そこは大丈夫だよ!……多分」
黒風「その多分が怖いんだよな……」
晴明「同感や」
作者「ふ、ふん!愚か者が!出来上がった小説を読み、僕の文才にひれ伏すがいい!」
黒風&晴明「「調子のんな(や)」」
作者「いたっ!?グーはダメだよグーは!」
黒風「うるせぇ」
晴明「ま、一段落ついたみたいやし、今回の後書き的なもんでもやろか」
作者「後書きねー、今回はねぇ、オリキャラって動かすの大変!ってつくづく思った」
黒風「なるほど……やっぱりなんか違うのか?」
作者「全然違うね、イメージあってるのかなーとか、こんな性格かなぁとか……とにかく気を使う!」
晴明「ま、自分のキャラとちゃうんやから当たり前なんやけどな」
作者「そうなのよ、まあ楽しいけどw」
黒風「しかしこんな駄作者にオリキャラ投稿とか自殺行為だろ……」
晴明「せやなぁ……ダメ人間代表みたいなやつやし」
作者「ちょっ!?やめてよ!ダメ人間代表とか!」
黒風「しかも最近はイラスト描いて欲しいとか思ってんだろ?」
作者「うん!描いて欲しい!僕に絵の才能は無いから……」
晴明「ほんまに厚かましい奴やな」
作者「い、いいじゃないか!イラスト描いて欲しいとか思ったって!」
黒風「その前に小説をどうにかしろよ」
作者「う……すいません」
晴明「参照1500だからって調子のんなや」
作者「のってないよ!?うん、まあそんなわけで、神喰いはイラスト描いてくれる優しいお方を大募集!」
黒風「誰でもいいみたいだぜ」
晴明「まあ、暇やったら描いてあげてぇな」
作者「うん!じゃあ今回はこんなところで」
一同「「「さらだばーー」」」

※さらだばーとは作者風のさようならです。


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