複雑・ファジー小説
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- 【第1章】アセンション【終盤突入】
- 日時: 2013/01/06 10:54
- 名前: デミグラス (ID: jgZDwVO7)
今回、小説カキコに初投稿させていいただきます、デミグラスと申します。
小説自体、若葉マークベタベタのド素人なので、皆様の目を煩わせないよう、そして楽しんで読んでいただけるよう、全身全霊を込めて書かせていただきたいと思っております。
この作品はノンフィクションに限りなく近い「フィクション」です。
本作品オリジナルの設定と、現実の出来事を上手くリンクさせられるか正直かなり心配です。
そのため、読み手の方々には「ん?」と思われるような描写や台詞があるかもしれませんので、その際は指摘していただけると幸いです。
そのほか、辛口の批判も強く噛みしめながら読ませていただきますので、ドンドン浴びせてやってください(笑)
【注意】
・更新は出来るだけ早く行っていこうと思っておりますが、リアルの都合上、少々遅れることがあるかもしれません
・作者自身、一章が長々と続くような長編モノが大好物のため、意識していてもダラダラした展開になってしまうかもしれません。その際はキツくお叱りお願いいたします。
【お客様】
●八重桜様
○蛇鉄様
●柚子様
○ベルクシュアテン様
●風猫様
○白柚姫様
●伯方の塩様
プロローグ >>2
主要キャラクター >>6
第1章>>8 >>9 >>10 >>13 >>14 >>15 >>19 >>21 >>22 >>23 >>26 >>31 >>33 >>35 >>36 >>37 >>38 >>39 >>40 >>41 >>43 >>44 >>45 >>46 >>48 >>49
小話 >>42
- Re: アセンション ( No.29 )
- 日時: 2012/09/29 20:52
- 名前: 柚子 ◆Q0umhKZMOQ (ID: iAb5StCI)
ども。お久しぶりです。
たくさんお客様がいらっしゃっている様で、忘れられてそうだなとか思ったり。
何言ってるんでしょうね、この柑橘系は←
段々と物語の歯車が動き始めたようで、わくわくしております。
同じようなこと書いた覚えあるけどきにしない。
出てきている専門的用語の意味が、よく分からない現状です…。
重たいPCのせいで調べるに調べられないと言う。
いつかちょこっとした隙間にでも、用語の補足説明が成されたレスがあると個人的に助かります。
まいぺーすに更新頑張ってください。
- Re: アセンション ( No.30 )
- 日時: 2012/09/29 21:29
- 名前: デミグラス (ID: .bb/xHHq)
柚子さんまたまたコメントありがとうございます!
いえいえ!寧ろ、非常に良心的なお客様だと頭に強く刻みこまれていますよw
できる限り専門用語は控えているのですが、こういう軍事モノではどうしても必要になってくるんですよね……
では、キリの良いところで一度用語の解説を挟みたいと思います!
こういった要望は本当に助かるので、これからも何か要望や指摘があれば、書いてくださると嬉しいです。
現在、作品の設定で非常に悩んでいまして、なかなか更新が出来ない状況が続いていますが、そろそろペースを上げていこうと思っていますので、応援お願いします!
- Re: アセンション ( No.31 )
- 日時: 2012/09/30 17:59
- 名前: デミグラス (ID: .bb/xHHq)
「つまり……囮ってことか?」
無表情でダニエルの提案に返答するデイビット。
「そうだ。嫌なら俺が」
「嫌なわけないだろ。逆に、俺が全員殺っても文句言うなよ」
しかし、デイビットは今置かれている状況に、あまりにもミスマッチな不適な笑みを浮かべて、腰のベルトに装着していたフラッシュバンを手に取り、ピンを引き抜く。
挑戦的なのか、ただの馬鹿なのか、ダニエルには分かり得なかった。
デイビットの思考や言動を予想することは容易だ。近年稀に見る無類の戦闘好きなのだから。
ダニエルが小さく頷いたことを確認すると、一向に止まらない銃撃の発端に向かって、フラッシュバンを投げる。
テーブルから飛び出し放物線を描いて間近に飛んできた物体に、敵兵たちが気をとられたため、銃撃は一旦止むが、刹那、破裂音共に部屋一帯を閃光が駆け抜ける。
その一瞬の出来事を身を潜めて回避した2人。視界を遮る光に苦しみ、呻き声を上げながら目を押さえる敵兵を尻目に、ダニエルは目標へと一直線に走っていき、扉を開けて廊下へ出ていった。
その間、デイビットは立派な遮蔽物として機能しているテーブルの上部から顔と両腕を覗かせて、M16を構える。セレクターレバーをSAFEからAUTO(連射)に切り替え、視界の真ん中にいた1人の敵を軸に、左右に銃身を振りながら弾を放ち始めた。
不幸にもオペレーションZEROで最も危険な男に、敵として巡り会ってしまった複数の兵士たちは、何がどうなっているのか把握出来ない状況の中で、不規則に放たれる弾丸に頭、腕、脚、腹、と様々な場所を打ち抜かれ、その度に部屋が高速飛沫血痕で汚染されていく。
中には最後の足掻きに、AK-47で所構わず乱射する者もいたが、見えない敵射手に命中することは叶わず、逆に味方に誤射するばかりで、集団の壊滅を急かすことになった。
20発の弾丸を撃ち終え、見える範囲の敵を全て排除したデイビットは、再びテーブルに全身を隠す。
死体の数は目測で7体。最初にテーブルに隠れる前までは、きちんと立っていたはずの、こちから向かって部屋の左右の壁際に1つずつある倒れたテーブル。
運が良かったのか、状況把握能力が優れていたのか、フラッシュバンが投げ込まれた直後、残りの3人はそのテーブルに身を潜めたようだった。
- Re: アセンション ( No.32 )
- 日時: 2012/10/02 15:55
- 名前: 伯方の塩 ◆6tU5DuE3vU (ID: FD56xM3z)
- 参照: 鑑定結果途中報告
それでは、続きを。
【>>13】
◆全体的に見て◆
まずは、前回と同じ指摘点を。
>勿論、大多数の者はそのような不確かな情報を易々と信じるわけにはいかない、と無視するように忠告したが、どうも気になったライアンは自身の担当者でCIAの情報員でもあるダニエル・ケインを説得し、ダニエル、デイビット、そして部下の新入海兵隊員カール・レズモンドと共に一度限りの非正規部隊「オペレーションZERO」を結成、カンボジアでの偵察兼要人救出を計画した。
>計画をCIA、USMCに察知されないようすぐにカンボジアへ赴き、作戦を実行に移す。
>しかし、亡命者が提示してきた合流地点に到着してもそれらしき人物は1人もおらず、代わりに一冊のファイルが置かれていた。
全て段落がありません。
◆部分的に見て◆
>「えぇ、カンボジアで確保した後、一足先に確認しました」
誰が話しているのでしょうか?
◆文章リズムについて◆
読点が少なめなのと、文が冗長気味なため、読むとどうも違和感を感じる文が多いです。
>デイビットの素っ気ない返答も特に気にした様子のないケネディがそう言いながら、名だたる著名人が使用したであろう楕円形のミーティングテーブルを囲むように配置された椅子の1つに座ると、ライアンとデイビットもケネディの左横2つの椅子につく。
長い。ぱっと見だと、何を言いたいのかさっぱり分かりませんね。
>勿論、大多数の者はそのような不確かな情報を易々と信じるわけにはいかない、と無視するように忠告したが、どうも気になったライアンは自身の担当者でCIAの情報員でもあるダニエル・ケインを説得し、ダニエル、デイビット、そして部下の新入海兵隊員カール・レズモンドと共に一度限りの非正規部隊「オペレーションZERO」を結成、カンボジアでの偵察兼要人救出を計画した。
長すぎる。長い文ほど、分かりにくくて難解な文を作りやすいです。どこかは句点で区切りましょう。
>計画をCIA、USMCに察知されないようすぐにカンボジアへ赴き、作戦を実行に移す。
え、ええッ!? 終わり!? ちょっとさらっとしすぎていませんか?
あまりに唐突に実行され、おまけにさっさと終わってしまったため、全然ついていけませんでした……。
【>>14】
◆全体的に見て◆
まずは、前回と同じ指摘点を。
>そこに記されていた端的な文には、4人とも首を傾げざるを得なかった。
>事実上、この計画の提案者は俺だったため「だからお前は工作員に向いてないんだ」と上からこっぴどく叱られたが___
>あの後、コンタクトをとってきた亡命者からの連絡はなく、また、カンボジアで死体が発見されることもなかった。
>そんな状況下の国をソ連が利用しない手はない。そして今回のロシア語で記されたファイル。
全て段落がありません。
>「嫌でもついてこさせるんだろ?まぁ嫌なわけないけどな。」
「?」の後に空白がありません。
◆部分的に見て◆
>カンボジアでの計画も情報を確保出来たということで何とか罰則は逃れた。__
>この計画の提案者は俺だったため「だからお前は工作員に向いてないんだ」と上からこっぴどく叱られたが___
アンダーラインではなく、「—」(ダッシュ)を二個使用しましょう。「ー」(長音)を変換すれば出ます。
>この計画の提案者は俺だったため「だからお前は工作員に向いてないんだ」と上からこっぴどく叱られたが___
先ほどまで三人称だったのに、なぜいきなり「俺」と、一人称になるのですか?
>「あのファイルにはキューバのと我が国の名が挙がっている。元々キューバとアメリカの関係は、米州機構の件で悪化の一途を辿っている上に、今回のファイルの内容、更には先のビッグス湾侵攻計画の予定もある。ソ連がキューバを介して何か行動を起こしてくる可能性は非常に高い。」
>「そこで君達には、ビッグス湾侵攻の際カストロを見つけ出し、あのファイルに載っていた計画について聞き出してきてほしい。勿論、手段は問わない。元々、カストロを暗殺するという手筈で計画の準備は進んでいたからな。やってくれるな?」
>「勿論です。あのファイルを見つけ出したのは俺たちですから。なぁデイビット。」
>「嫌でもついてこさせるんだろ?まぁ嫌なわけないけどな。」
>「もう1つ……君達には今後も、この件について主要部隊になってもらうだろう。
君達の優秀さを見込んでのことだ。ライアンそしてデイビット、任せたぞ。
オペレーションZERO再結成だ。」
閉じカッコの前に句点(。)は要りません。
>「もう1つ……君達には今後も、この件について主要部隊になってもらうだろう。
君達の優秀さを見込んでのことだ。ライアンそしてデイビット、任せたぞ。
オペレーションZERO再結成だ。」
本来、「」の中で改行するのは好ましくないのですがね。
◆文章リズムについて◆
読点(、)の少なさに関しては、前回同様。
それと、場面が変わったことがとても分かりづらいです。いつ、どこで、誰が、何を、何故、どのようにしているかが、決定的に抜けています。
これでは、読者を混乱させることにもなりかねません。
【>>15】
◆全体的に見て◆
まずは前回と同じ指摘点を。
>30分前……
>大統領直々に命を受け、現在潜伏中の彼らを含めた辺りを包みこむ静けさは、現在ビッグス湾で攻防が起こっていることを忘れさせ、奇妙な恐怖感を覚えさせる。
>これといった装飾はされておらず、一切の塗料が使われていない外壁は、木本来の姿が剥き出しになっているなど非常に素朴でシンプルな造りだが、隠れ家という割にはそれなりの大きさがある木造建築物の全貌を、片膝をつき羨ましそうに見下ろしながら、そう言う新兵のカール。
全て段落がありません。
◆部分的に見て◆
>生い茂る草木が涼風で微かに揺れる小高い丘に、4人の人影。
この文では、「小高い丘が涼風で揺れている」ともとれますが……。表現を変えたほうがいいかもしれませんね。
>そう言う新兵のカール。
先に隠れ家の描写が入っているため、どうも余計な印象しか与えません。この文と言うよりは、隠れ家の描写をセリフの前に配置した方が良かったかもしれませんね。
>周辺に均等にオレンジの光を浴びせる夕焼けの空を仰ぎながら葉巻を吹かすライアンが、
太陽の光とて、均一に光を浴びせることなど出来ませんよ。「均等に」が余計でした。
>空気の読めない者の如く、真剣さを物語る低トーンで呟く。
空気が読めなかったら、真剣さを物語る低トーンでは呟かないと思いますが……。
>連絡の相手はキューバ亡命者の1人で本作戦の協力者でもあるアルベルト・ブランコ。
「連絡先の相手」ではないのですか? それとも、あちらから連絡してきたのですか? 少々謎です。
>4階建て、一般の家なら5戸分ほどあるだろう全幅。
>そんな彼の役割はオペレーションZEROの脱出手段を用意することと、その支援。
「支援」という名詞で終わるため、この文は「体言止め」ですね。しかし、この場合は投げやりな印象を与えてしまいます。
◆文章リズムについて◆
読点の少なさは相変わらずですね。読点は、意味をごちゃ混ぜにしないためにも使うのですよ。
>「……イア……」
>微かに光が差し、目前に人影が見えたのと同時に、途切れ途切れだが声が聞こえてきた。
>「……ラ……アン……………ライアン!!」
>その叫び声と共に、一気に視界が開ける。
結局、どこに繋がるのか分かりませんでした。区切り方が悪いのかもしれませんね。この文を区切っているのが、「30分前」の一言だけですし。
とりあえずここまでです。
表現の使い方などはしっかりしているので、後は文の組み立てを考えながら書いていけば、ぐっと上手い小説が書けるでしょう。
意見、質問などがあれば是非とも。
- Re: アセンション ( No.33 )
- 日時: 2012/10/05 21:27
- 名前: デミグラス (ID: .bb/xHHq)
「部屋に入ってすぐ左右に、3人隠れてる。そいつらはお前にやるよ」
敵側の、唯一部屋に通じている1本の廊下、そこにダニエルが姿を現したのとほぼ同時に、デイビットは携帯用の小型無線機を介してそう伝える。
「正直に言ったらどうだ? 俺が助けてやらないと出られないんだろ?」
皮肉たっぷりの返答をするダニエルの無線機から、小さく「クソッタレ」と返ってるが、悪い笑みを溢しながら華麗にスルーし、敵に存在を悟られないよう、ゆっくりと部屋へ向かう。
部屋との距離が5mほどの位置で、M16のセレクターレバーをデイビットとは違い、SEMIAUTO(単射)に合わせ、右の側壁に背中を張り付けた。
しかし、工作員としての直感が、何かがおかしいことを感じとる。壁を這い、部屋に近づいても、今まさに敵が飛び出してくるのではないかと、警戒心が高まっていく……ことはなく、寧ろ、敵の気配がまったくしないのだ。
デイビットから教えられた箇所を確認出来る位置に着くと、心の隅でどこか違和感を感じながらも、ダニエルから向かって左側を覗く。
案の定、敵は一人も居らず、半ば敵の存在を否定しながらも、今度は右側を確認するため、角を回り込み、振り向き様にM16を構える。しかし、その空間にも何も存在していなかった。
「どういうことだ? 誰もいないぞ」
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