複雑・ファジー小説
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- 〜闇の系譜〜(外伝)
- 日時: 2021/04/16 00:38
- 名前: 狐 (ID: WZc7rJV3)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=16085
皆さん、こんにちは!銀竹と申します。
ここでは、『〜闇の系譜〜』の小話をちょこちょこ書いていきたいと思います。
完全に狐の遊び場と化していますが。ご容赦下さい(笑)
もし物語に関するご要望等あれば、ぜひ仰って頂けると嬉しいです(*´▽`*)
〜闇の系譜〜シリーズの順番としては
ミストリア編(上記URLの最後の番号五桁が16085)
サーフェリア編・上(17224)
サーフェリア編・下(19508)
アルファノル編(18825)
ツインテルグ編
となっております。
外伝はどのタイミングでも大丈夫です(16159)。
よろしくお願いいたします!
…………………………
ぜーんぶ一気に読みたい方→ >>1-300
†登場人物紹介・用語解説† >>1←随時更新中……。
『三つ編みの』 >>2-3 >>5-11
──トワリスの三つ編みの秘密に迫る……!
『おまじない』 >>12-13 >>15 >>17-21
──なんとかは風邪を引かないと言いますが、ユーリッドは引きましたね。意外です。
『忘却と想起の狭間で』 >>22-27 >>30-31
──外伝ですが、結構暗い内容です。しょんぼりアドラさん。
『悪魔の愛し子』取り下げ
──なんとかは風邪を引かないと言いますが、ルーフェンは(略)。
『ずるい人/卑怯な人』取り下げ
──ファフリもトワリスも、物好きだなとよく思いますw
『赤ずきん』 >>94-95
──ずっとやりたかったパロディーもの。とにかく下らないです。ただの狐の自己満足です。
『酩酊』取り下げ
──真面目な人ほど、酔うと面倒くさいよねっていうお話です。
『とある魔女の独白』 >>116-118
──サーフェリア編を最後まで書いて、そのあとにこれを読んだら、また見方が変わるんじゃないかな……という願望(笑)
『桃太郎』 >>126-128 >>130-132 >>135-137
──これまたすごくどうでもいいパロディーもの。ちょっと汚らしいので注意ですw
『シンデレラ』 >>138-140 >>142-156
——リリアナさん初出演のパロディーもの。本編とは全くの別物です!(笑)
『光』 >>157 >>159-170
——オーラントとその妻、ティアの出会いから別れまでを描いた物語。
『不思議の国のアーヴィス』 >>172-184
——ツインテルグ編の主人公、アーヴィス初出演のパロディもの。
本編には出てきていない登場人物ばっかりなので、完全に作者の自己満です。
『〜闇の系譜〜座談会』
──ひっどい内容です(笑)世界観をぶち壊す発言、登場人物のキャラ崩壊が満載ですので、閲覧注意。
【第一回】オーラント×トワリス
「アドラ生存ルートの可能性について」 取り下げ
【第二回】ルーフェン×ハインツ
「ミス・闇の系譜は誰だ」 取り下げ
【第三回】ジークハルト×リリアナ
「応援歌を作ろう」 取り下げ
【第四回】ユーリッド×半本とどろき(ゲスト)
「世界線を越えて」 >>141
【第五回】カイル×ロクアンズ・エポール(ゲスト)
「世界線を越えてⅡ」 >>158
【第六回】サミル×クラウス(ゲスト)
「世界線を超えてⅢ」 >>171
【第七回】リリアナ(+α)×成葉&慶司(ゲスト)
「世界線を超えてⅣ」 >>185
登場人物の掘り下げ
ジークハルト・バーンズ >>187
サミル・レーシアス >>188
……………………
【完結作品】
・〜闇の系譜〜(ミストリア編)《複ファ》
ミストリアの次期召喚師、ファフリの物語。
国を追われ、ミストリアの在り方を目の当たりにした彼女は、何を思い、決断するのか。
・〜闇の系譜〜(サーフェリア編)上《複ファ》
サーフェリアの次期召喚師、ルーフェンを巡る物語。
運命に翻弄されながらも、召喚師としての生に抗い続けた彼の存在は、やがて、サーフェリアの歴史を大きく変えることとなる──。
・〜闇の系譜〜(サーフェリア編)下《複ファ》
三街による統治体制を敷き、サーフェリアを背負うこととなったサミルとルーフェン。
新たな時代の流れの陰で、揺れ動くものとは──。
【現在の執筆もの】
・〜闇の系譜〜(外伝)《複ファ》
完全に狐の遊び場。〜闇の系譜〜の小話を載せております。
・〜闇の系譜〜(アルファノル編)《複ファ》
ミストリア編後の物語。
闇精霊の統治者、エイリーンとの繋がりを明かし、突如姿を消したルーフェン。
召喚師一族への不信感が一層強まる中、トワリスは、ルーフェンの後を追うことを決意するが……。
憎悪と怨恨に染まった、アルファノル盛衰の真実とは──?
【執筆予定のもの】
・〜闇の系譜〜(ツインテルグ編)《複ファ》
アルファノル編後の物語。
世界の流転を見守るツインテルグの召喚師、グレアフォール。
彼の娘である精霊族のビビは、ある日、サーフェリアから来たという不思議な青年、アーヴィスに出会うが……。
…………………
基本的にイラストはTwitterにあげておりますので、もし見たい!って方がいらっしゃいましたらこちらにお願いします。→@icicles_fantasy
【頂き物】 >>16 >>53 >>98 >>99
……お客様……
夕陽さん
ヨモツカミさん
蓮佳さん
まきゅうさん
亜咲りんさん
ゴマ猫さん
【お知らせ】
・ミストリア編が、2014年の冬の大会で次点頂きました!
・サーフェリア編・上が、2016年の夏の大会で銅賞を頂きました!
・2017年8月18日、ミストリア編が完結しました!
・ミストリア編が2017年夏の大会で金賞を頂きました!
・サーフェリア編・上が、2017年冬の大会で次点頂きました!
・2018年2月18日、サーフェリア編・上が完結しました!
・サーフェリア編・下が、2019年夏の大会で銀賞頂きました!
・外伝が、2019年冬の大会で銅賞頂きました!
いつも応援して下さってる方、ありがとうございます(*^▽^*)
- Re: 〜闇の系譜〜(外伝) ( No.118 )
- 日時: 2016/07/20 11:00
- 名前: 銀竹 ◆4K2rIREHbE (ID: sE.KM5jw)
私の中に、諦めが生まれたのは、その時だった。
だから、もうべったりと顔面に貼り付いてしまった笑顔を浮かべて、私はその子供に言ったのだ。
「……それなら、貴方の名前はルーフェンにしましょう。古の言葉で、奪う者って意味よ」
私にそっくりで、どこか怯えたような顔の、可哀想な子供。
ルーフェン・シェイルハート。
きっと貴方は、私から色々なものを奪っていくのでしょうね。
人々からの崇拝も、国王からの期待も。
召喚師としての地位も、力も、全て、全て──。
ああ、なんて残酷で、愚かで、嗤えるのかしら。
やっぱり、こうなるのよ。
結局、こんな世界で生き永らえるだけ、無意味だった。
私は死ぬとき、どんな風に死ぬのだろう。
どうせ死ぬなら、この私に窮屈な運命を強いた人々を、全員引っ掻き回して、サーフェリア中の人々の記憶に、私の名前を残して死んでやろうか。
それが、せめてもの復讐。
稚拙で浅はかで、虚しい、哀れな魔女の滑稽な願望。
きっと、そんなことをしたら、皆、私のことを深い憎しみの目で見ることでしょう。
でも、もうそれで良い。
憎しみも哀しみも、いつだって私の、一番近くにいたのだから。
ねえ、ルーフェン。
貴方もきっと、私のことを恨むでしょうね。
それとも、哀れだと同情するのかしら。
あるいは、滑稽だと嘲るのかもしれない。
けれど、出来ることなら、貴方には私のことを恨んでほしい。
今更、同情も哀れみもいらないの。
心が渇いて、もがく力も失せてしまったような人間には、わずかな水を与えるよりも、いっそ焼いて殺してしまった方が、よほど幸せよ。
ねえ、ルーフェン。
私は貴方を殺せなかったけれど、貴方は、私を殺せるかしら。
私はね。きっと、殺せると思うのよ。
その母譲りの顔を歪めて、思い切り、私の胸に刃を突き立てるの。
そんな貴方の、深い憎しみの表情を最期に見ながら死ぬのが、きっと私にはふさわしい。
だからね。
私を殺したいほど恨む人なんて、たくさんいるでしょうけれど。
それでも、どうか──。
とどめの一撃は、他人に譲らないでほしい。
私を殺す、最期の一突きは。
願わくば、貴方の憎悪に満ちた刃で──。
……………………
『とある魔女の独白』
つまり、シルヴィアさんの独り言タイムでした!
(ここで言っちゃう駄作者おい)
今は読んでも「?」って感じだと思うんですが、もう少しサーフェリア編を進めて、更にこの『とある魔女の独白』をもしお読み頂ければ、多少シルヴィアに対する見方が変わるんじゃないかな……って思います。
うん、そうなったらいいな(笑)
ルーフェンにトラウマを植え付けまくるシルヴィアさんですが、まあ彼女にも色々あったんだよ、と。
基本私は、モブを除いて、悪者って誰一人として書いていないつもりです。
私の描写の下手さは大いに関係するでしょうが、誰でも、必ず事情があるんだよっていう説明は入れてます、多分。
だから、もし『こいつ悪い奴め!』って思う登場人物がいたら、お時間在るときにでも良いところを探してあげてください(笑)
お読みくださってありがとうございました!
- Re: 〜闇の系譜〜(外伝) ( No.120 )
- 日時: 2019/01/14 10:03
- 名前: 銀竹 ◆4K2rIREHbE (ID: wC6kuYOD)
皆様、こんばんは^^
遅くなりましたが、今回の小説大会で、サーフェリア編が銅賞を頂いておりましたー(*´▽`*)やったね!
個人的には、ミストリア編のほうが読者さんが多いのかなと思っていたので、正直サーフェリア編のほうが入賞したのは意外でした。
でもとっても嬉しいですし、光栄ですね(´ω`*)
私自身はサーフェリア編のほうが凝ってるつもりなのですが、凝りすぎて自己満足になってる感が否めなかったので、今回入賞して少し安心しました(笑)
投票して下さった方々には、本当に心より感謝申し上げます。
今後も精進いたしますので、どうぞよろしくお願い致しますね!
- Re: 〜闇の系譜〜(外伝) ( No.124 )
- 日時: 2017/01/07 04:17
- 名前: ゴマ猫 ◆js8UTVrmmA (ID: IoNmRAUo)
こちらではお久しぶりです。ゴマ猫です。
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
外伝、更新分まで読ませて頂きました〜。何だか銀竹さんの小説にコメントするのは久々過ぎて、変なテンションになっていますが、お許しくださいませ。
『三つ編みの』
なんですかもう。トワリスさん可愛すぎじゃないですか。ルーフェンさんから貰った髪留めを大事にしているシーンとか、水鏡で一生懸命髪留めを付けようとするシーンとかもう……全てが最高でした。本当にありがとうございます。この外伝を読ませて頂いて、トワリスさん一気に好きになりました。
『おまじない』
ユーリッドくんは遊び過ぎて風邪を引くなんて災難でしたね。雪を見てはしゃぐところとか、子供っぽいというか犬っぽいというかそんなところも良いですね(笑)
こういう思い出話というか回想シーンは良いですね。読んでいてほっこりします。ファフリさんの優しさに思わず頬が緩みました。
『忘却と想起の狭間で』
アドラさん……アドラさん。ゴマ猫が好きなアドラさんが回想とはいえ出てきて嬉しかったのですが、最後まで読み切って少し寂しくなりました。
忘れる事が癒し。本当にそうですね。過去を見つめる事も大事ですが、そこに囚われ過ぎてしまってはアドラさんも苦しいと思います。でも、時々で良いから思い出してほしいっていうのも共感できて、感情移入してしまいました。
ユーリッドくんの気持ちも分かるし、ルーフェンさんが言っている事も分かる。ファフリさんやユーリッドくんの中でアドラさんは精神的支柱でもあって、そのアドラさんが亡くなったというのはやっぱり心の中に残っていつまでも消える事はないのだろうなぁと考えていました。やっぱりアドラさんは偉大なお人だったんだと再確認しました。
『悪魔の愛し子』
多くは語らなくても通じ合っているルーフェンさんとトワリスさん良いですね。ルーフェンさんとのやり取りの中の初々しいトワリスさんの反応がまたなんとも可愛らしくて。ルーフェンさんはルーフェンさんで、葛藤しながらもトワリスさんを信頼していて。この絶妙な距離感は最高です。本当にありがとうございます(二回目)
あれ? 銀竹さん恋愛描写めちゃ上手じゃないですか。こんな素敵な展開の仕方とかゴマ猫書けませんよ(白目)
絵はめちゃ上手いですし、文章も凄いですし、人柄も穏やかで……やっぱり女王陛下は凄いお方でした(真顔)
『ずるい人/卑怯な人』
この外伝を読ませて頂いてから、ルーフェンさんとトワリスさんが凄く好きになりました。二人の距離感良いですね。本編ではあまり見られないシーンも貴重だなぁと。
ファフリさん、クッキー作るのに一体どれだけ失敗したんだと笑ってしまいました。塩と砂糖を間違えるベタなパターンから炭にするまで焼く……料理が下手だけど、ユーリッドくんの為に一生懸命作っていたところが個人的にツボでした。ユーリッドくんはユーリッドくんでファフリさんの為にという真っ直ぐな気持ちが伝わってきて、癒されました。何か二人の最初の台詞だけ見ていると、新婚の会話に聞こえなくもないですね(笑)
銀竹さん話の繋げ方が絶妙ですね。他の作者様の小説を読ませて頂く時に、重視して読んでいるのが物語の構成とかなんですが、これはもう凄いです。カキコで色々な方の小説を読ませて頂きましたが、お世辞でもなんでもなくゴマ猫の中では銀竹さんが一番上手いと感じました。花屋の件から最後ファフリさんに花を贈るまでの展開……本当に凄いです。
「同じように書いてみて」って言われてもゴマ猫には書けません。
ありがとうございました。思わずお礼を言いたくなるくらい素晴らしかったです。
『赤ずきん』
めちゃくちゃ笑いました。面白すぎです(笑)
原作通りに話が進まないし、真面目にやっているアドラさんが不憫で……(笑)
これは完全なるミスキャストですね。どちらの赤ずきんも狼を一人でなんとか出来てしまう。個人的にツボだったのが母親役のアドラさんが「このケーキと葡萄酒を持っていくがいい」のところで吹きました。台詞は徹底しないのかアドラさん!? と思わずツッコミ。
アドラさんの衣装も想像して序盤で既にヤバかったです(笑)
趣向を変えたこんなコメディタッチの作品まで、本当に凄いです。
『酩酊』
トワリスさん良いですね〜。いや、本当にあの不器用なところが好きです。
酒は飲んでも飲まれるなとよく言ったものですが、見事に飲まれていましたね。笑い上戸、泣き上戸、色々な人が居ますが酒乱は困りますね(笑)
気にしているトワリスさんに、ルーフェンさんのあのさり気ない気遣いもまたなんとも良かったです。最後の良いものは、言わずもがなですね。ここを濁して書くあたりがさすがだなと思いながら読んでいました。
『とある魔女の独白』
シルヴィアさんの視点で読むと、複雑な思いがあったのかなと感じますね。王の関心が自分ではなくルーフェンさんに向く事が、シルヴィアさんにとっては恐怖で、この子が居なければという思いがあって。ゴマ猫の貧相な語彙力では上手く文章にする事が出来ませんが、本編をもう一度しっかり見た後に読み直してみようと思います。
アドラさん生存ルートの可能性って!? このまま声高にアドラさんを応援していけばアドラさんがファンタジーの大いなる力で復活するのでは!? って本気で考えました(真顔)
座談会も楽しく読ませて頂きました〜。オーラントさんも出ていて大変満足です。
何だか長々書いているのに、相変わらず感想の中身が薄くてすいません。もっと上手く伝えられたらなぁと毎回思うのですが……。それでも銀竹さんが書く物語が凄く面白いです、好きです!! と、いうのが少しでも伝われば良いなぁと願いつつ書かせて頂きました。
銀竹さんの文章力、構成力、キャラクター達の魅力、読者を一気に物語へと惹きこむ力。どれを取っても素晴らしくて、読ませて頂いて良かったといつも思っております。
纏まりのない文章ですが、これからも銀竹さんの作品を応援していきますので宜しくお願い致します。ではでは。
- 〜闇の系譜〜(外伝) ( No.125 )
- 日時: 2017/01/08 18:38
- 名前: 銀竹 ◆4K2rIREHbE (ID: C8ORr2mn)
ゴマ猫さん、あけましておめでとうございます(*´▽`*)
今年になって、初めての読者さんからのコメントです!
すごく丁寧なご感想頂きまして、本当にありがとうございます^^
外伝は、私も変なテンションで書いてるので、お恥ずかしい部分もありますが、心のこもったコメントを頂けてとても嬉しいです(*´Д`)
こちらこそ、今年もよろしくお願い致しますね!
『三つ編みの』
この話は、多分外伝で一番好きだと言って下さる読者さんが多いような気がします(笑)
トワリスが意地っ張りな上、ルーフェンが本心をあまり表に出さない奴なので、分かりづらくしていますが、実は出会って最初の頃は、トワリスの一方通行でしたw
だから、この髪留めのやり取りをしていた頃は、ルーフェンはまだトワリスのことが気になってる程度だったと思います。
二人が出会った頃〜今までの話は、サーフェリア編で詳しく書こうと思っていますが、最初はトワリスを振り回していただけのルーフェンが、段々自分もトワリスの言動に振り回されるようになってくる様を、なんとかうまく書きたいなぁと思っています(;^ω^)
『おまじない』
ユーリッドは人狼ですが、私も犬っぽいと思いますねw
忠実だし、一途だし、いつもこんな後輩いてほしいなと思っています。
ミストリアは温暖で、滅多に雪が降らないので、サーフェリアで雪が積もったのを見て大興奮したのでしょう(笑)
最初は、風邪を引いたユーリッドを、ファフリが看病する話にしようと思っていましたが、ファフリがおかゆを炭にする未来しか見えなかったので、おまじないしておくだけにしておきました(´艸`*)
この二人には、いつまでもほっこりこのぼのしていてほしいと思っているので、そういって頂けて嬉しいです(´ω`*)
『忘却と想起の狭間で』
アドラさんの思わぬ人気上昇に、戸惑っていた頃に書いたお話です。
少し暗めの話だった上に、今後の伏線的なものも少し混ぜたので、話がごちゃごちゃしてしまったのですが、感情移入して頂けたのなら良かったです( ;∀;)
鮮明に存在していたはずの記憶が、時間を経て、ふと思い出せなくなることって、現実でもありますよね。
後書きにも書いたのですが、この話は、あるテレビ番組を観て思いついた話です。
忘却への恐怖と、忘却できないことへの恐怖、この二つをアドラさんと絡ませてみたエピソードでした。
『悪魔の愛し子』
ルーフェン、面倒な男だと思いながら書いてましたw
恋愛描写、ちゃ、ちゃんと書けてましたか?|д゜)
ゴマ猫さんにそういって頂けると、自信がつきます(/ω\)
多分、ミストリア編の時点で、ルーフェンの一番近くにいるのはトワリスとハインツですが、それでも、近そうでいてどこか一線引いたような関係ではあり続けると思います。
ルーフェンとトワリスの間にあるのは、恋愛感情なんでしょうけど、そう思って浮かれていたのは若い頃だけで、今はお互い、近づくに近づけないもどかしい感じが続くんじゃないかなぁと(笑)
『ずるい人/卑怯な人』
書いてから、恥ずかしくて一度も読み返せていない話ですw
こちらもちょいと伏線を混ぜようとしたら、何故かめっちゃ長くなりました(;^ω^)
ファフリの料理の腕は、壊滅的ですね(笑)
ついでにルーフェンも、卵を割ってというと包丁で叩き割ろうとするほどの料理音痴なので、召喚師一族は全般料理下手なのかもしれません(´Д`)
ユーリッドとファフリには、いつまでも純粋で居てほしい気持ちがあるので、そんなにイチャイチャさせたことはないですw
多分彼らは、無意識に新婚夫婦やってるでしょうね(笑)
いつの間にか恋人みたくなってて、そういえばそろそろ結婚するか的なノリで、いつの間にか結婚していればいいと思います(*'▽')
は、話の繋げ方が絶妙!?銀竹が一番上手い!?
そ、そんなこと言われたら、もう、もう……嬉死ぬ。
これは踊るしかないですね!ありがとうございます(∩´∀`)∩
『赤ずきん』
アドラさんをネタに使っていいのかと迷いながら書きましたが、笑って頂けて良かったです(^O^)/
最初は、人狼と人狼混じりということで、ユーリッドとトワリスを狼役にしようかと思っていたのですが、ルーフェンが赤ずきんとか気持ち悪かったので、やめました(笑)
うちの女性陣は強いので、自己解決していくスタイルですねw
兵団の緊急会議に召集される時点でなんか怖いですが、口紅を引いたエプロン姿のアドラ母さんは、皆さんの脳内に封印しておきましょう!
『酩酊』
真面目な人って、酒癖悪かったりするよねって話でしたw
私は基本、トワリスの味方なので、たまにはお前(ルーフェン)も困惑しろということで書きましたが、いやはや……この話も想像以上にやらかしたので、二度と読み返せないですね(笑)
トワリスが、良いものに気づくとは思えませんが、万が一気づいたらルーフェンは死刑ですね(=゜ω゜)ノ
『とある魔女の独白』
シルヴィアは、人間らしいという意味で、一番怖い登場人物だと思っています。
自らの腹を痛めて産んだ子とはいえ、シルヴィアにとってルーフェンは、次期召喚師を望む王宮が選んだ、よく知らない男との子である上に、自分の存在意義である地位も、召喚師としての力もすべて奪っていく存在なので、憎くて憎くて仕方がない気持ちがあるのだと思います。
ルーフェンとシルヴィアの間のいざこざは、サーフェリア編で最もと言っていいほど、重要なものになっていきます。
リオット族の話を書いた後と、最後のほうに出てくる予定ですが、シルヴィアには彼女なりの葛藤があって、それを徐々に理解し始めたルーフェンが、段々一心に彼女を恨むことができなくなってくる、そんな描写ができたらと思っています。
仰るように、サーフェリア編を読んだあとにまたこの外伝を読んで頂けたら、本当に本当に嬉しい限りです^^
調子に乗ったら、返信もめちゃくちゃ長くなりました(;^ω^)
申し訳ないです><
ゴマ猫さんには沢山お褒め頂いて、ひたすら舞い上がるばかりです(笑)
素敵な感想を下さって、本当にありがとうございました!
これからも書いていくので、また覗いて下さったら嬉しいです(*´▽`*)
お互い執筆頑張りましょう!
【追伸】
アドラさんを復活させますか?
⇒はい
いいえ
……とかいうくだらないことを考えてしまった私を許してくださいw
- Re: 〜闇の系譜〜(外伝) ( No.126 )
- 日時: 2017/01/16 18:15
- 名前: 銀竹 ◆4K2rIREHbE (ID: 5VHpYoUr)
『桃太郎』
昔々、ある所に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
毎日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行って、二人は慎ましく暮らしておりました。
そんな、ある日のこと。
いつも通り、おばあさんが川で洗濯をしていると、川上から、どんぶらこ、どんぶらこと、大きな桃が流れてきました。
「おやまあ、なんて立派な桃でしょう」
おじいさんへの良いお土産になると思ったおばあさんは、桃を川から拾い上げ、大喜びで家に持って帰りました。
日が暮れて、おじいさんが芝刈りから戻ってくると、二人は、早速桃を食べることにしました。
しかし、おばあさんが桃を切ろうと、包丁を振り下ろした瞬間。
突然、桃からずばっと手が出てきて、包丁を白羽取りしました。
「やめてください、危ないじゃないですか」
その声と共に、桃を自力で割って中から現れたのは、なんと小さな女の子。
衝撃の出来事に、最初は驚いたおじいさんとおばあさんでしたが、二人には子供がいなかったので、その女の子を育てることにしました。
女の子は、トワリスと名付けられ、大切に大切に育てられました。
彼女は、男勝りな性格で、かつ桃から生まれたので、桃太郎というあだ名で親しまれ、村でも評判の、働き者の娘に成長しました。
ある日、麓の村で買い物をしていた時。
桃太郎は、こんな噂話を耳にしました。
「ねえ、ついに隣のノーレント村にまで鬼が現れたらしいわよ。なんでも、村中の金銀や高価なものを、根こそぎ奪っていってしまうんですって」
「おまけに村娘をさらって、鬼ヶ島で散々こき使っているって聞いたわ」
「どうしよう、次はうちの村に来るんじゃないかしら。怖いわ……」
今にも泣きそうになりながら、怯える村娘たちを見て、桃太郎は、思いました。
(……もし、本当にこの村を鬼が荒らしたら、買い物も出来なくなるし、今後、日雇いの仕事ももらえなくなる。そうなると、うちの今の経済状態じゃ、生活が厳しいな。……仕方ない、やられる前に、私が先手を打って鬼を退治しに行こう)
そう決心した桃太郎は、家に帰って、早速その旨をおじいさんとおばあさんに話しました。
「おじいさん、おばあさん。突然ですが、鬼ヶ島に行って、悪い鬼を退治しに行ってきます。大丈夫、腕には多少自信がありますし、一月後には帰ってきますから」
おじいさんとおばあさんは、最初は不安げでしたが、桃太郎がとてつもなく頑固で、一度決心したことは絶対に覆さない性格だと知っていたので、最終的には賛成してくれました。
おばあさんは、道中食べられるように、とびきり美味しいきびだんごを作って、桃太郎に持たせました。
こうして桃太郎は、鬼ヶ島へ鬼退治に旅立ったのです。
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