二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ダンガンロンパ2thecountry〜希望の国と絶望の留学〜
日時: 2016/09/29 14:04
名前: kuzan (ID: eOcocrd4)

はい!anotherの続編ですよ!大変お待たせいたしました!←

ちなみにフルネームはanotherスーパーダンガンロンパ2thecountry〜希望の国と絶望の留学生活です!〜

え、beforeや進撃やとあるはどうしたって?

...まあゆっくり書いていきます←

さあ!今回はですね、とある小国を舞台にしたお話しです!

ノヴォセリックではないのでご注意あれ...

さて、では、始めましょうか...

あなたは絶望するのか...それとも...希望するのか...

2014/10/27 どうやら参照回数が500を突破したようです。こんな駄作をありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

2015/05/01 …閲覧回数1000を突破した模様です。超超超気まぐれ更新ですがこれからもよろしくおねがいします。

2016/09/29 総閲覧回数2000突破!!嬉しい限りです、ありがとうございます!!

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chapter03-絶命の声が力になる- ( No.55 )
日時: 2015/10/09 15:28
名前: kuzan (ID: KBFVK1Mo)

俺達は第3都市に向かった。

どうやらここには学校、屋敷、研究所だけのようだ。

「思ったより少ないな…」

俺は思ったことを単刀直入につぶやいた。

「確かに、施設は少ない、だけどひとつひとつが大きいからら探索は厄介だろうね。」

と、帝道が俺の隣に来てつぶやく。

「俺は研究所を調べるわ!旗闇は?」

「俺は屋敷を調べる…」

と、向井と旗闇は話している。

「初春ちゃんはどうする?」

「えっと、私は学校を調べますぅ。」

「なら私も学校に行こうかな!」

八響と初春もこう話している。

良かった、皆いつもの調子を取り戻してきたみたいだ。

「…俺はどうしようか…」

(有久はクローン)

ふと、脳内にこの言葉が浮かんだ。

「…研究所に行ってみよう。もしかしたら何か情報があるかもしれない…」

俺は研究所に行った。

「高塚氏!!」

戒力が俺の姿を見た途端、俺に大声で声をかける。

戒力周りにはミチナダ、桜ノ宮、向井、道乃がいる。

「これをっ…!」

そう言って一つのレポートの束を渡してくる。

「…なんだこれ…ん……!?」

その題名は『クローン技術の行使について』と、書かれていた。

「…『私は研究者としてクローン技術を行使し、私の息子から4体のクローンを作り出すことに成功した。
パターン青龍プロトタイプ、有久 蘭(アリヒサ ラン)
パターン朱雀(プロトタイプ2)、速見 鳴(ハヤミ メイ)
パターン玄武テストタイプ、岐大 殊(ギダイ コト)
パターン白虎パーフェクトタイプ、烈火 ほむら(レッカ ホムラ)。
この4体を様々なことに行使してみたが、プロトタイプの有久は明らかに欠陥品だ。
これを希望ヶ峰学園に引き取らせることにした。
あとの3体の1体は塔和シティに、あとの2体の内1体は息子に、残りの1体は私とともに紅嵐シティに身を置くことにした。
このことをここに記す。
烈火 ■■■』
…肝心なところが…!!」

俺達は悔しさとともに、唖然としていた。

「研究所の他の場所は調べたか?」

俺は聞く。

「まだよ。今から手分けして探そうとしてたの。」

「なら俺も手伝う。俺は左の部屋に行くから皆は右の部屋を頼んだ。」

「了解。」

俺は左の部屋に進んだ。そこは、明らかに怪しすぎるものばかり置いていた。実験薬、ホルマリン漬けの何か、プロテインや普通の薬、そして毒薬。

「…これは、毒薬の管理をしっかりしないとな…」

俺は毒薬ひとつひとつのびんに残りの量の所に線を引いた。

全部引き終わった瞬間、右の部屋から『パリンッ!』という音がした。

「どうした!?」

俺はとっさに駆けつけた。

「いや、ただ液入りの試験管立てを倒しちまっただけだ、心配かけてすまん。」

「何やってんだ…何が入ってたんだ…?」

「分からんでごわすが、青色、黄色、緑色、赤色と、怪しい色の薬が入ってたでごわす…」

「…まあ、どうもなさそうだし、帰るぞ。」

「わかったわ。」

俺達は皆が待つ集会所へと足を運んだ。

chapter03-絶命の声が力になる- ( No.56 )
日時: 2015/10/13 12:49
名前: kuzan (ID: bAREWVSY)

「…とまあ、研究所はこんな感じだ。」

俺はみんなに研究所の探索結果を調べた。

「えっと、毒薬の管理はしっかりしないとダメだよね?」

八響がいう。

「ああ、そうだな。さっきも言ったが、残量の部分に線を引いておいた。」

「おお!さすが、超高校級の大工、仕事が早い!」

と、八響が言うと同時に背中を叩いてきた。

「…いてぇ。」

「…学校の話をしてもいい?」

帝道がそんな俺達を見て言ってくる。

「ああ、悪い、いいよ。」

「ありがと。それじゃ話すけど、

学校は四階建て、希望ヶ峰みたいにでかくなくてそこらの学校と同じくらい、それで一部屋一部屋見てってみたんだけどまあ普通の学校と同じね…
でも、一つだけおかしいところがあったわ。

まず地下の存在、まるでそこは実験室みたいだったよ。そこには食料、生活品などなど…いろんなものがあったね。

そして生徒会室…のプレートに『学園生活部』と書かれた紙が貼ってあったよ。」

「学園生活部…?」

「えっとぉ、モノクマさんが言うには、4人だけが学園生活部として一時的に入部してその学校で暮らせるらしいですぅ…」

「でもその生活は過酷らしくて、ゾンビが沸いたらスコップで倒さないとダメだし…第三の都市から抜けられなくなるらしいよ!」

小嶋も今回は探索に参加したみたいだな。つか…

「ゾンビ!?」

「ああ、ゾンビはまあ面白いから沸かせるようにしたんだ!どう、面白いでしょ?」

と、言いながらモノクマは天上から現れ、俺の頭に着地した。

「…てめぇ…」

「あー、ごめんごめん、悪いと思ってるようん」

「絶対思ってないだろ!」

「わー!こわーい!」

モノクマは地面に消えた。

「…はぁ…」

俺は思わずため息を着いた。

「…終わりか?なら屋敷の話をさせてもらう。

そこには以前魔術師が住んでいて、何かを召喚した所…という設定らしい。

そこにもある程度食料があったし、薬草なんてものもあった。あとは解毒草、復活草…グリーンハーブ。」

「それ薬草と同じじゃ…」

「…だな。まあ屋敷はこの程度だ。」

「んじゃ解散だね、解散。」

俺達は自分のペンションへと散っていった。

chapter03-絶命の声が力になる- ( No.57 )
日時: 2016/05/05 18:30
名前: kuzan (ID: jEJlOpHx)

「…さてと、これから暇だな…どうしようか…。」

-自由行動 開始-

俺は第三都市、研究施設に向かった。そこには小嶋がいた。

「…やあ高塚クン。今から毒薬を調べようと思ってたんだけど、一緒に調べる?」

俺は小嶋と一緒に毒薬だけでなく研究施設全体を調べた。

…小嶋と少し仲良くなったようだ。

俺は小嶋に希望のカケラを上げた。

「こんなものがここにあるなんて…!!
ありがとう高塚クン。」

どうやらすごく喜んでくれたようだ。良かった。

「…運命、か。」

「どうしたんだ急に。」

「いや、運命ってなんだろうって思ってさ。
例えばそうだな、

一人そこで事故死するはずだった女の人がいるとしようか。

だけどその彼女は事故死しなかった。だけど代わりに男の人がそこで事故死してしまった。
女の人と男の人は同じ別れ道にたっていたんだ。そしてそこで別れを告げて男の人は左に、女の人は右に進んだ。
…本当は女の人の家は左側にあるんだ。そして男の人の家も同じように右側にある。
なにか二人共急用があったんだ。別々の道にね。

ゲームの選択肢があるでしょ?彼らはその選択を間違えたんだ。
家に帰る、用を済ます

彼らは用を済ますを選んでしまった。もし男の人の家まで女の人が送る、という選択をとっていたらどちらもかわいそうな結末にならずに済んだのにね…。
でもそのことによってまたかわいそうな結末が待ってたんだろうね…。」

小嶋は心底残念そうにそう語る。

…何を言っているんだこいつは、頭が追い付かねぇ…!でもこれだけはわかる。それって…

・そこの運命には『生』しかない
・そこの運命には『悪』しかない
▽そこの運命には『死』しかない

「それってさ小嶋、『その運命には【死】しかない』ってことだよな…?」

「…そう。才能があろうがなかろうが、それは結局絶望的な運命につれてこられるんだ。
…幸運と科学者がもし入れ替わってたらあの『ショー』はどうなってたんだろうね…?」

そこから俺は永遠と小嶋から『運命の可能性』について聞かされた…。

頭がパンクしそうだ!!

強引に話を経ったあと、俺はペンションに戻った。

「さて、このままじっとしていても暇だ。何をしようか…。」

-自由行動 開始-

俺は城に行き、城の前でなにやらブツブツ言っているミチナダに声をかけた。

「…Mr.高塚でしたか。何のinfancy…あ、いえ、用事ですか?」

なにやら様子がおかしいミチナダと一緒に話をした。

ミチナダと仲良くなったようだ。

俺はミチナダに王の印を上げた。

「これは…ありがとう。」

よかった、喜んでくれたようだ。

「…退屈。」

「えっ!?」

普段のミチナダでは言わないことを聞いて俺は困惑した。

「いやね、なんというか…王としての僕が退屈になってきてね…
…どうすればいいだろう。」

うーん、王としてのミチナダが退屈になってきた…か。なら…

・王としての自分を捨てれば?
・ならやめれば?
▽国王という肩書きは置いといて俺達と過ごしてみないか?

「…国王という肩書きは置いといて俺達と過ごしてみないか?」

「…えっ?」

「国王という肩書きがあるから俺達との立場の差がどうしても出てしまう。ならそれを一旦置いといて俺達と絡めばまた違った刺激があるかもしれない。」

しばらくミチナダは沈黙を保つ。

流石にそれは

「いいですね!!グッドアイデア!!」

「!?」

急に大声を出されて少しびっくりした。

「なるほど!今まで僕がなかった刺激!友人!!
今まで僕は同等の立場の友人しかいませんでした。
ですが、同年代の友人はいませんでした。
だから、僕と友人になってくれますか、高塚クン。」

「…ふぅ、ミチナダ、俺は、いや、俺『達』はもう友達じゃないか。」

「えっ」

「全く…」

「…ちょっと頭の整理をさせてください…」

と言った後、ミチナダは口を開くことは俺が帰るまで一度もなかった。

…ミチナダは、国王としての責任に囚われ続けていたのかもしれないな。

そんなことを考えながら俺は自分のペンションに戻った。

『希望ヶ峰学園異文化交流会実行委員会がお知らせします。夜10時になりました。就寝時間ですよー!ごゆっくりお休みください…』

…もうこんな時間か。俺はベッドに入り、眠りについた。

chapter03-絶命の声が力になる- ( No.58 )
日時: 2016/09/29 08:06
名前: kuzan (ID: eOcocrd4)

『希望ヶ峰学園異文化交流会執行委員からのお知らせです。オマエラグンモーニンッ!!朝七時になりました。起床時間です。さあ、今日もカントリーライフをお楽しみください。』

「…ああ、朝か…。」

俺はベッドからゆっくりと起き上がり、支度を済ませた後レストランへと向かった。
…そこで異常事態が起こっていた。

「good morning.Mr.高塚。」

「…へ?」

やけに流暢な英語で話しかけてくるミチナダに驚き、聞き返してしまった。

「あ、高塚クンとミチナダクンも来てたんだね。
…べっ、べつに二人がいて嬉しいとかじゃ、無いんだからねっ…!」

今度は桜ノ宮の様子がおかしい…!!こいつこんなキャラだったか…!?

「えっ、どうしたの二人とも!?」

八響が入口で戸惑っている。
そりゃそうだ…!最初に来た俺だって状況を把握出来てない…!

「大丈夫だでごわす。
おいどんが導いてやるでごわす。」

こいつに至っては突っ込みが追いつかねぇーっ!

「…戒力までおかしいんだな。
大丈夫だ、希望の才能あふれるこいつらなら、きっとこの状況を乗り越えられるさ…!」

「向井まで様子がおかしいんだね…。
…何、この状況。」

帝道がやってきて、状況を聞く。
…流石におかしいぞ、この状況は…。どうなってるんだ…。

「…ああ、みんな揃ってこんなことになっているなんて…絶望的です…。」

…道乃の頭からキノコが生えてる…
なんだこれ…。

「あ、もしかしてやっと発症した?したっぽいよね?」

モノクマが毎度のように下から湧いて出てくる。

「次はみんなに何したワンー!」

次にモノ吉が上から降ってくる。

「いやね、みんなは絶望病に感染したんだよ!」

「…絶望病?」

「試しに誰かのおでこを触ってみなよ、火傷しないようにね…。うぷぷ。」

俺はモノクマに言われたように向井のでこに手を当てた。すると…

「あつっ…!」

それはまるで湧きたてのやかんの表面を触ったかのような熱さだった。

「そう、絶望病はねぇ、高熱が出て最悪死んじゃう病気なんだよ…。
副作用で誰かの喋り方が移っちゃってるみたいだけどね!!」

…なるほど、ミチナダは超高校級のソムリエ、オリヴィエ=ヴァインケルナーの、桜ノ宮は超高校級のバレー部、飛鳥 春香の、戒力は超高校級の御曹司…もとい詐欺師の、向井は超高校級の幸運、狛枝 凪斗の、道乃は超高校級の絶望、江ノ島 盾子ってわけか。

「ああ、あと感染力が高いから、みんな近くにいたらまずいかもね!
…それと、これはコロシアイが起こらない限り治せないから、気をつけてね。」

感染力が高くてコロシアイが起きないと治らない…。厄介だな…。

「…そうだね、学園生活部を利用するのはどうだい?」

「えっとぉ、あれは4人しか利用が…。」

「いや、べつに5人でも大丈夫だよ!
一人先生枠を設けてるからね!あの時は説明し損ねたけど!」

「よし、それじゃあ決まりだな。
…看病が必要だな…。
…俺、旗闇、小嶋で屋敷に寝泊まりするのはどうだ?」

「コラー!そんな事はボクが許しませーん!
…だって校則に…」

「…仕方ないことだろう?
これは生徒の危機だ。
…5人だけでは不安だ。だから非感染者が看病するのは大事だと思うが…。」

旗闇が静かにモノクマに言う。
確かにそうだ。

「…むぅ、なら仕方ありません!今回は許可します!」

そういった後にモノクマは地面に潜っていった。

「…よし、それじゃ、行こうか。」

俺達は支度をある程度済ませた後、第三都市へと向かった。

chapter03-絶命の声が力になる- ( No.59 )
日時: 2017/01/17 08:00
名前: kuzan (ID: 4Sz5tcpQ)

俺達は第三都市へとたどり着き、学校へと向かった。

「…さて、高塚よ。あの壁の穴を塞ぐことは出来るか?
…生活中に誰か入ってきたら大変だ。」

「分かってる。そのために俺は色々用意してきた。」

俺は大工用具を取り出しながら旗闇の言葉に返す。
そして瓦礫を積み上げ、それを縄で固定した。
これで壊すこともここから出ることも可能だろう。
…コロシアイが起きるまで治らない、か。それに最悪死に至る…
最悪の病気だな。

「よし、あちらと通信できる設備は整ったよ。
私達とあちらで電波が届くのはほんの少し。
私達は壁の前。あちらは中央公園。これは覚えておいて損は無いよ。きっと。」

意外と短いな…
もう少しあるもんだと思ったけど、まあこれが最善を尽くした結果か。

『おっ、繋がった!?
やっほー、アタシ八響!そっちはどう!?』

流石超高校級の放送部、慣れてるな。
俺達は今の状況を報告した。
壁を一時的に封鎖したこと、私達全員の用意ができたこと。

『…なるほどね。そちらの様子は把握したよ。後はよろしく。こっちもこっちで起こらないようにするから。』

帝道が八響の背中に手を置いて俺達にいう。

「…分かった。そちらも気をつけてくれ。
俺達も俺達で最善を尽くす。
…そうだ、報告の時間を設けよう。夜のモノクマアナウンスの30分前にここで報告はどうだ?」

『いいね、そうしよう。
みんなにもそう伝えておくよ。』

「…助かる、帝道。」

『…ふ、例には及ばないよ。』

少し微笑んで帝道は言った。そして通信は途絶えた。
…なんだ、ちゃんと笑えるじゃないか。
いつも表情が変わらない帝道にそう言ってやりたかった。


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