二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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World Saver Team2
日時: 2016/08/05 02:52
名前: りゅーと (ID: yWcc0z5O)

ここは特殊ギルドWSTのデータやWSTのメンバーに関する話がある場所。更新頻度は少なめですが気長にお待ちください。
過去作品は前作のWSTスレッドやシリーズを参考にどうぞ。


「タグ」
クロスオーバー オリジナル設定あり キャラ崩壊要注意 スマブラ リリカルなのは ぷよぷよ ポップン 黒子のバスケ ダンガンロンパ SB69 擬人化ネタあり 裸族 WST





更新日:8月5日





『キャラデータ』


『持ち込まれた依頼』
依頼7(前半)>>1-10
依頼7(後半)>>29-36
依頼8(前半)>>49-60
依頼8(後半)>>73-83
依頼8のNGシーン集>>97-102(更新)
依頼8(最終話&アフター)


『小話』


マリオ「ウーロン茶をるぅーどぉん茶と巻き舌チックで言えば、裸族が増えるって本当?」
ウルフ「お前黙れ」

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依頼8:本命の依頼人の依頼を解決せよ!(その3) ( No.51 )
日時: 2016/03/11 02:32
名前: りゅーと (ID: WeBG0ydb)

エリーゼ「アルジャ、お久しぶりだね!約束通りにやって来たよー!」
メガネの男性「エリーゼ様、お久しぶりです。元気なのはいいですけど、少し落ち着きましょうね;リョウマ様とタクミ様も妻のためにお越しいただき、ありがとうございます。」
リョウマ「いやいや、遠慮なんてしなくていいぞ。しかし、お前は誰にでも敬語だなー。歴史好きのやや堅物なお前の奥さんがミノリなのが信じられないが・・・」
タクミ「兄さん、黙って。本来ならちゃんとお祝いをするべきだったけど、遅れてすまない。」


男の名前はアルジャと言い、本命の依頼人の一人である。三人とは顔見知りであり、特にエリーゼとは仲が良かった。最初に話した通りに暗夜王国の出身者だから、知っててもおかしくないだろう。また、逆も同じ。談笑をする彼はWSTのメンバーに気づく。


アルジャ「ん、そちらの方は・・・?って、ヤヤ様(ゆめひめサイドの女主人公の名前)も来られたんですね。」
カムイ「ヤヤ?私の名前はカムイだよ?そっちの世界にいる私に似てるけど、違うからね。えっと・・・」
アルジャ「アルジャです。お気遣いなく。つまりは別世界の人が来られたという事ですね(こっちとは違いますね・・・;)。混乱を避けるため、ミノリさんとメリルに伝えておきます。」
エリーゼ「メリルもいるの!?」
アルジャ「はい、メリルもいますよ。あとで彼女に会ってあげてください。喜びますよ。立ち話もなんですので、皆さん、上がってください。」


一同は家に上がり、荷物を置いて一息つく。少し休憩した後、全員は居間の方に集合し、そこで軽く自己紹介をする。


アルジャ「改めて。皆さん、よく遠いところからお越しいただきました。俺の名前はアルジャ、暗夜王国の出身者であり、この家の持ち主であるミノリさんの夫です。お恥ずかしいのですが、俺は婿養子でここに住まわせてもらってるんですよね・・・」
マリオ「つまり、マスオさんか。なあ、依頼人の一人であるミノリって、ここの生まれだよな?何で白夜王国に?」
リョウマ「そこは俺が説明する。ミノリは巫女の修行のため、白夜王国にやって来たんだ。サクラやアサマの元で勉強もしてたし、少しの間は同行もしていた。そんな中、仕事でアルジャと出会い、結婚に至った。」
カムイ「何か、運命的ですね・・・」
マルス「話は理解出来た。ふと気になるけど、アルジャの服装、ちょっと変わってるね。ここに住む人達や両国とは違うけど・・・」
アルジャ「それは俺が考古学者だからです。元から歴史や旅が好きだったので、バック一つを持って異国へ行ったり、その地へ向かうために必要な資格を取ったり、一日中図書館や歴史資料館にいる時もあります。そのおかげか、夢だった考古学者にもなれました。その際に現地でその民族の服をお土産に持って帰ったり、気に入った衣服を取り寄せてるんです。たまに自分流にアレンジして、プライベートでも着ます。もちろん、白夜王国の服や装飾も買いました。」
タクミ「筋金入りの考古学者だな。この間、白夜王国の歴史の本を読んでたのは覚えている。何か、FE組のだけじゃなく、ゼル伝のやマリオのや別世界のも広げてそうだな。」
アルジャ「まあ、生きているうちにいろんな事を調べたり、誰も見た事がない地とかにも行ってみたいです。」
リョウマ「夢や目標を持つ事は悪くないぞ!感心する(ふむふむ」
マリオ「じゃあ、ぜひ俺達裸族の事にも関心を持ってほしい」
アルジャ「旅や歴史を勉強し、いろんな民族の服を着る俺でもその格好はしません;」


お茶とお菓子をつまみながらお喋りをした後、玄関の戸を叩く音がする。その音を聞いたアルジャはすぐに立ち上がる。


アルジャ「リョウマ様、タクミ様、ミノリさんが帰って来ました。」
リョウマ「本当か!」
アルジャ「はい。今日はお腹の子の検診日でしたので、俺が皆様を待ってました。その間にいろいろとおもてなしの準備や部屋の清掃をしてました。」
カムイ「頼りになる旦那さんがいると、奥さんも幸せ者だよね〜。私も将来は幸せな家庭を気付きたいな〜・・・」
エリーゼ「お姉ちゃんなら絶対にいい旦那さんが見つかるよ!奥さんを待たすといけないし、みんなで行こう!」


もう一人の本命の依頼人であるミノリを迎えるべく、一同は玄関へ。玄関には二人の人物がいた。狐耳と狐尻尾が特徴的な美しい女性がおり、大きなお腹を大事にしていた。彼女こそがアルジャの妻であるミノリであり、お腹には新たな命が宿っている。もう一人は着物を着た初老の女性であり、多くの荷物を持っていた。


ミノリ「アルジャ君、今帰ったわよ。あら、靴が多いわね?もしかして、リョウマ様とタクミ様が来たの!?」
アルジャ「ミノリさん、お帰りなさい。お二人だけじゃなく、他にもお客さんが来てます。体は大丈夫ですか?」
ミノリ「お腹の子は大丈夫よ。リョウマ様とタクミ様、お久しぶりです。エリーゼ様もお越しいただき、ありがとうございます。」
リョウマ「かしこまらなくてもいい。それと、結婚と妊娠、おめでとう。俺等が結婚祝いや懐妊祝いや継承祝いを持って来たので、みんなで食べてくれ。あと、ヒノカとサクラ達の手紙を預かった。」
ミノリ「まあ!ヒノカ様とサクラ様達の手紙も!?本当にすみません!あとで返事を書かないと・・・」
タクミ「返事は後でいい。今はお腹の子のためにも安静にした方がいい。それよりも、後ろの方は・・・」
ミノリ「この人はマコさん。この土地の統治者なの。今日は赤ちゃんの定期検診に同行してくださったの。マコさん、朝から本当にすみません・・・隣町にある病院まで同行してくださって・・・」
初老の女性「いいんだよ。次期統治者であるあなたに何かがあるといけないからねぇ。困った事があったら、私や頼りになる旦那さんに言いなさい。それとお客さん、ここは何にもないところだけど、ゆっくりして行ってねぇ。」


ミノリの故郷の現統治者であるマコは一同に軽く挨拶をし、外から来たWSTやリョウマ達を歓迎する。彼女は依頼人の用事のため同行してたらしく、彼女の面倒を見ていた。荷物を玄関に運び終えると、マコは一例をして家から去った。


マルス「ここの人達って優しいんだね。あ、今回の依頼を担当する事になったWSTの者だけど・・・」
ミノリ「話は聞きました。依頼について話をしたいけど、今日は遅いから明日にしない?あなた達も長旅でお疲れでしょう?今日はゆっくりと休んでください」
マリオ「そっちもドタバタしてるもんな。気持ちが落ち着いてからでやった方がいいんじゃないか?」


時間的にも依頼に取り組むのは遅すぎるため、一同はそのまま夕飯を食べる事に。夕飯はアルジャが用意したため、すぐにありつく事が出来た。テーブルの上にはミノリの故郷の郷土料理や白夜王国の定番料理や暗夜王国のごちそう、さらにはここに来る前に購入した贈り物が並ぶ。なお、ミノリは妊娠中のため、お酒は飲めない。


カムイ「美味しそう・・・(じゅるり」
タクミ「よだれ;よだれ;」
マリオ「しかし、いいのか?俺達はよそ者なのに・・・」
ミノリ「いいんですよ。こっちが依頼人ですし、何よりも私達を祝福しようと、リョウマ様達が来て下さったからね。」
アルジャ「皆さん、遠慮はしなくてもいいですよ〜。あ、お酒もありますのでどうぞ」
マルス「そうだね。人の行為を無駄には出来ないからね。あと、酔っぱらい集団は自重するように;」
リョウマ「細かい事は気にするな!二人の幸せを祝して・・・かんぱーい!」
エリーゼ「かんぱーい!(/・w・)/\(・w・\)」


初日は移動に時間を費やしたため、一同は腹ペコだった。夕飯は軽く宴会状態になり、例の如く酔っぱらい集団が暴れました;


マリオ&カムイ&リョウマ&エリーゼ「ユーロ!ユーロ!ユーロ!(*°∀°*)(肩を組んで踊る」
タクミ「VISAのCMの真似をしながら机の上で踊るのはやめろぉぉぉぉぉー!!!」
マルス「これ、凄い古いCMなんだよね・・・;(作者、年齢がばれちゃう;」
ミノリ「タクミ様のストレスが・・・;」
アルジャ「皆さん、落ち着いてください・・・;」





カムイ「あー・・・極楽・・・極楽・・・」
エリーゼ「足の疲れが抜けていくぅー・・・」


夕飯の後、カムイとエリーゼは風呂に入っていた。風呂はかなり大きく、今回の依頼に来た人達が全員入っても十分に余る。お湯の温度はそこそこ熱かったが、疲労回復の効果がある薬草が詰められた袋を湯に浮かばせているおかげで気持ちいい。


カムイ「何か、旅をしているような気がするねー・・・依頼の事を忘れそうだー・・・」
エリーゼ「お城にいた分、解放感が半端ないねー・・・眠い・・・」
カムイ「エリーゼ、寝ちゃダメ。湯冷めして風邪をひいちゃう;」


二つの国の姫君は疲れとお湯の温かさで眠くなる暗夜王国の妹王女を起こし、風呂から上がる。持参したパジャマに着替えると、エリーゼを椅子に座らせ、カムイは彼女の長い髪をドライヤーで乾かす。





ギャグ濃度がwww

依頼8:本命の依頼人の依頼を解決せよ!(その4) ( No.52 )
日時: 2016/03/11 02:38
名前: りゅーと (ID: WeBG0ydb)

カムイ「エリーゼ、熱くない?」
エリーゼ「平気。お姉ちゃん、ありがとう。」
カムイ「どういたしまして。」
エリーゼ「そっちのお姉ちゃんはあたしと同じギャグカオス組であるけど、面倒見がよくて強くて家事が得意なんだね。すっごい意外だよ!さっきのお酒好きもだけどw」
カムイ「みんなからよく言われるわ。まあ、こっちのFE組は個性的な人が多いけどねw」
エリーゼ「お姉ちゃんに一つ聞いてもいい?」
カムイ「いいよ、何かな?」
エリーゼ「お姉ちゃんは兄妹や家族とは仲がいいの?そっちにいるマークスお兄ちゃんやカミラお姉ちゃんやレオンお兄ちゃんとはどんな感じ?白夜王国側はどうなの?」


同一人物であると言えど、中身や性別は全く違う。FEifは主人公の生い立ちが複雑であり、それは白夜王国と暗夜王国を巻き込むほど大規模なものになった・・・。特にエリーゼは家族思いなので、相手の気持ちは痛いほど分かっている・・・。


カムイ「私もいろいろとあったから本当に信じられなかった・・・どっちの国も大事だし、みんな大好きだよ・・・私と似た境遇を持つアクア、タクミやサクラやレオンやエリーゼ、リョウマ兄さんやヒノカ姉さんやマークス兄さんやカミラ姉さん、みんな大好きなの・・・」
エリーゼ「お姉ちゃん・・・」
カムイ「国や血が違うと言えど、私にとっては大事な家族だよ!上の方は私にベッタリだったり、時には厳しく時には優しく稽古や指南もしてくれたり、私に何かあると即座に駆けつけたり相談に乗ってくれるの。下の方はみんな私に懐いてるし、年頃故に少し意地っ張りな子や素直な子もいるけど、気が付くと私にベッタリだもん。兄さんと姉さんは尊敬してるし、弟と妹は可愛い!」
エリーゼ「(あ、ブラシスコンだ;)こっち同様に凄いね;だけど、楽しく過ごせる家族がいるのは一番いい事だよ!お姉ちゃん、みんなを大事にしてあげてね!」
カムイ「もちろん!はい、ドライヤー終わったよ!」
エリーゼ「じゃあ、交代でお姉ちゃんの髪の毛を乾かすね!」


カムイ自身もいろいろと経験しており、精神面はかなりタフだった。生まれや育ちは関係なく、家族の事は大事に思っている。エリーゼも彼女の気持ちを察し、優しく微笑んだ。その後、席を交代して今度はエリーゼがカムイの髪を乾かす番。
二人が髪の毛を乾かし終え、用意された部屋へ戻ろうとした時、玄関から二人分の声がする。気になって玄関の方へ行くと、一人はミノリで、もう一人はポニーテールの少女だ。少女の年齢は10代半ばだろう。見た目は可愛らしいのだが、表情は可愛らしい顔とは裏腹に凄い形相だった。


カムイ「あの子は誰なの・・・?もしかして、アルジャの妹のメリル・・・?」
エリーゼ「うん、アルジャと同じ暗夜出身だよ。あたしの友達なの。何か、様子がおかしくない・・・?」
ミノリ「メリルちゃん、こんな夜遅くまでにどこに行ってたの!?心配したじゃない!」
メリル「ミノリさん、私がどこに行こうと関係ないじゃない・・・」
ミノリ「関係あるわ!今、物騒な事が起きてる中で年頃の女の子が夜一人で歩くなんて、何かあったらで遅いのよ!帰りが遅くなる場合は連絡して・・・」
メリル「私に必要以上に係わらないでよ!うっとおしい!」


少女、メリルはミノリに拒絶の言葉をぶつけると、そのまま家の中へ入った。道中にいる二人に目もくれず、二階のある部屋へと走った・・・。


ミノリ「メリルちゃん・・・あ、エリーゼ様、カムイ様、お見苦しいところを見せてすみません・・・」
カムイ「いえ・・・あの・・・一体何が・・・」
ミノリ「ここで話すのもなんですし、私の部屋に行きましょう・・・」


二人はミノリの自室に案内され、そこで話を聞く。そこでメリルの事が語られる・・・。


ミノリ「メリルちゃんはアルジャ君のかけがえのない妹であり、私にとっては義理の妹なの・・・」
カムイ「かけがえのない妹・・・?アルジャとメリルは・・・」
エリーゼ「二人とも幼少期の時に両親を亡くしてるの・・・。アルジャは忙しい身でありながら、大事な妹を養おうと必死で働いてたんだ。どんな時でもメリルの事を考えてたし、学校の行事にも積極的に参加してたし、あたしや女性メンバーに誕生日プレゼントの事も相談してた・・・」
ミノリ「私も二人の家の事情は知ってたわ。アルジャ君に妹がいると聞いた時、最初はうまく付き合えるのかなと不安もあったけど、同時に私に妹が出来る事に希望もあった・・・。だけど、現実は・・・」
エリーゼ「・・・」
ミノリ「私にアルジャ君を取られて恨んでるのは間違いありません・・・。大事なお兄さんが見ず知らずの女の人に取られたとなると、恨むのは当然だからね・・・」


結婚では嬉しい事がある半面、悲しい事もある。その上、依頼人の腹の中には新たな生命が宿っているので、双方の問題が解決するのはより困難である・・・。





依頼を受けてから二日目。居間には依頼人の夫婦がおり、一同は詳しい話を聞く。


マリオ「俺達や白夜王国や暗夜王国に頼むほどの依頼って、何かあったのか?」
アルジャ「はい、俺の依頼はお伝えしたとおりにこの古文書の解読です。」


アルジャはテーブルの上に古びた本を出す。その本が件の古文書だろう。本を開くと、解読が不可能な文字がつらつらと書かれており、最後の数ページには白紙が続いている。


タクミ「これは・・・」
ミノリ「実を言うと、この本に書かれている文字は私の先祖が使っていた文字らしいのよ。歴史を極めているアルジャ君に頼んだんだけど、彼でもさすがにちょっと厳しかったみたい・・・;」
マルス「なるほど・・・。ちなみにこの古文書はどうやって入手したの?」
アルジャ「仕事場で本の整理をしてたら見つけました。ちなみにこの本は依頼を終えた後にミノリさんの故郷に寄贈します。もちろん、暗夜王国にはちゃんと申請しました。」
リョウマ「そっちの依頼は時間が十分あるし、後でもいいだろう。ミノリの方の依頼は?」
アルジャ「ミノリさんの依頼はその・・・」


ミノリの依頼の方はかなり訳ありであり、二人の表情が重くなる・・・。場を少しの沈黙が支配する・・・。そして、彼女が口を開く。


ミノリ「私の依頼は直接見た方がよろしいかと・・・。ちょうど、女性の方がいるね・・・。エリーゼ様、カムイ様、こちらへ・・・」
カムイ「私達だけ・・・?」
エリーゼ「どういう事・・・?」


女性陣だけ呼び出すと、ミノリの自室に案内される。部屋に女性しかいないと、彼女は突然服を脱ぎ始めた。予想外の事に二人はぎょっとするが、それよりも最も驚くべき事があった。


カムイ「ミノリ、その体・・・!?」





下着姿になった依頼人の妻の美しい体には何かに絞めつけられた痕があった・・・!痕をよく見ると何かの模様が規則的に並んでおり、それは蛇の鱗と同じだった・・・!





エリーゼ「これって・・・呪いの類(たぐい)・・・!?」
ミノリ「これが私の依頼です・・・。故郷に帰ってから数日経ったある日、突然体にこんなものが現れたの・・・。隣町の病院や町一番の魔法に長けた人に診せたけど、全く分からないって・・・。」
エリーゼ「痛みはない・・・?赤ちゃんは・・・!?」
ミノリ「痛みはないし、赤ちゃんは大丈夫よ・・・」
カムイ「もしかして・・・蛇姫様の呪いじゃ・・・」


体に出現した謎の痕に関係するのは、ここに来る際に聞いた蛇姫様の呪いしかない。その言葉を聞いたミノリは無言で小さく頷く。


ミノリ「蛇姫様の呪いと言うのは、この地に伝わる言い伝えなの。詳しい事は分からないけど、統治者関係の問題、欲に眩んで現統治者がいる屋敷に忍び込んだ者、儀式について知ろうとする者、この村で悪い事をした者に災いが降りかかるの・・・。不治の病や不慮の事故、一家心中や一家の滅亡・・・そして、奇形児の誕生や赤子の流産など・・・。そして、何かが起きる度に蛇がいるのが特徴なの・・・。」


依頼人の話にカムイとエリーゼは言葉を失う。同じように居間の方でも男性陣が絶句している。ミノリの依頼は言うまでもなく・・・


ミノリ「皆さんにお願いがあります・・・!この呪いを解いて・・・!オカルトまがいのもので皆さんが信じたくないのは分かるけど、私は大事な家族を失いたくないの・・・!例え、私が死ぬとなってもこの子だけは・・・!」


自分達にも災いが降りかかる可能性が大きく、下手すると命にかかわるものがある。WSTでもオカルトに強いメンバーが度々危険な目に遭っているのを目撃した・・・。今回のメンバーは依頼向きではないものの、困っている人達を見過ごすわけにはいかない・・・!



カムイ「ミノリ、顔を上げて・・・!その呪いを絶対に解きます・・・!ミノリと赤ちゃんも助けるからね・・・!だから、私達に任せてください・・・!」



ここまで来たからには引き返す事は出来ない、いや引き返す気すらなかった。横にいるエリーゼも同じだ。居間の方に戻ると、男性陣も同じように覚悟を決めている・・・!
だが、そんな一同を監視するものがいた。それは一匹の蛇だった・・・。

依頼8:本命の依頼人の依頼を解決せよ!(その5) ( No.53 )
日時: 2016/03/11 02:46
名前: りゅーと (ID: WeBG0ydb)

マルス「まずはミノリの体の呪いについてこの古文書を解読する必要がある。他には・・・」
タクミ「古文書に出た何か重要なワードについて聞いたり、ミノリの故郷について調べたりする。」
リョウマ「あとは・・・マコに聞くのもありだな。あの人なら、何か知ってそうだし・・・」
アルジャ「皆さん、本当にすみません・・・。解読に使う用紙を用意しましたので、これを見ながらでお願いします。」
マリオ「サンキュー!じゃあ、解読するぞ!」


四時間後・・・


一同「すみません、頭がパンクしそうなんですがOTL」


かなり時間がかかったらしく、何人かの頭がショートしていた・・・;翻訳代わりの紙を使って読むも、短い単語でも集中力が大きく削がれた・・・。だが、重要な情報を入手する事が出来た。分かったのは・・・





「蛇姫様の伝説」
大昔、セイレン族は外から来た別の部族である。我々一族は独自の文明と技術を持ち、占いや呪術に長けていた。また、女性の方が魔力が高く、出産時に子供の方に大半の魔力が継承され、弱体化する。そして、子供は親の才と魔力を受け継いでセイレン族を未来へと導くだろう。
しかし、我々の生活に変化が訪れた。異教徒狩りや異なる部族の迫害が起き、セイレン族もその迫害の対象となった。我々は迫害から逃れるべく、外の者との交流を避けて山奥でひっそりと暮らした。しかし、閉鎖的な環境で暮らしたせいで時代が経過しても我々の文明は発達しておらず、一族は衰退の一途を辿って行った・・・。
そして、我々はついに見つかってしまった。時代の流れと共に外の者達の文明や技術は発達し、その際に未開の地を調べたり、開拓するのは人間の性(さが)だろう。一族の滅亡を覚悟するも、相手は見逃す代わりに交換条件を出した。その条件は「セイレン族に関するすべてを教える」「一時期だけ長にする」とそれだけだった。それだけではなく、相手は当時の文化や情報や技術、新たな魔法や呪術を教えると言って来た。これとないチャンスに我々は相手の条件を飲んだ。その相手が後の救世主となる蛇姫様だ。
一部の者は外の者である蛇姫様を警戒したが、彼女は奇跡とも呼べる魔法や術で自然の恵みを与え、我々を災害から守ったり、我々の文明や歴史を尊重し、セイレン族を繁栄させた。この時にはセイレン族への差別や迫害もなくなり、外の者と交流も盛んになった。
やがて、蛇姫様は役目を終える時期が来ると悟り、最後にセイレン族を導く次期統治者と決め、儀式も考案した。それが継承の儀式だ。当然、我々もこの案に賛成し、儀式を行った。我々は彼女の功績と彼女の教えを忘れないため、神社に祠、儀式を行う屋敷を建てた。


「蛇姫様」
衰退の一途を辿ったセイレン族を救った巫女。初代統治者。彼女は外の文明や技術、新たな魔法や呪術を身に着けていた。自身が身に着けた魔法や習得した技術を惜しまずに他者のために使った。祠にある像は彼女を模したもの。継承の儀式の考案者でもある。蛇姫様は多くの従者と共に屋敷に住んでいた。
また、彼女は黒曜石で出来た鏡を常に大事にしていた。


「継承の儀式」
蛇姫様が考案した儀式。これはセイレン族が住む土地を収める次期統治者に行う儀式であり、儀式を行う場所は蛇姫様が住んでいた武家屋敷の一角。現統治者はこの屋敷に住む事が許されている。また、この屋敷には専属の従者が何人か住んでいる。
統治者になれる者は統治者としての器がある魔力が強い女性であり、儀式はある周期の夜に行われる。この周期は蛇姫様の魂が大地に帰るとも言われる。儀式の内容は門外不出であり、他者に漏らしたり知ろうとした者には蛇姫様の呪いが・・・


「蛇姫様の呪い」
セイレン族が住む土地で起きる呪い。この呪いが起きるのは統治者関係の問題、継承の儀式を知ろうとした者、欲に目が眩んで屋敷に忍び込んだ者、セイレン族が住む土地で悪さをした者達が蛇姫様の怒りを買い、災いに見舞われる。なお、その際に蛇がどこからともなく出現するのが特徴。


「黒曜石で出来た鏡」
蛇姫様が常に持ち歩いている鏡。詳細は不明・・・





カムイ「頭がくらくらして来た・・・。分かった事はこの地にセイレン族と言う部族が迫害から逃れるためにここに来たって事だよね?んで、蛇姫様と出会って栄えたって事・・・。ミノリに詳しく聞いてみようかな・・・。」
マリオ「儀式は神聖なものであり、知ったらぶっ殺される・・・。屋敷の中には従者がいて・・・。つまり、マコとその従者だけか?」
リョウマ「話的にそうなるだろう。しかし、この鏡が気になるな・・・」
マルス「古文書で得られる情報はこれだけかな?いくつか余白があるけど、この後でやる事が決まったね。マコがいる武家屋敷に行って話を聞く、もう一つは蛇姫様の像が祀られている祠がある神社へ向かう。残りは古文書の解読と家での手伝い。」
タクミ「ざっとそんなんじゃないか?ちょうどいいタイミングで昼ご飯が出来たみたいだ。午後に備えておくぞ。」


午後からやる事が決まると、用意された昼食を食べ、目的地へと向かった・・・。





カムイ「エリーゼ、呪いの方は・・・?」
エリーゼ「ダメ!魔法を使っても変わらない・・・!」


暗夜王国の妹王女が魔法を使うも、ミノリの体は全く変わらなかった。いろいろな回復魔法や状態異常回復魔法を使うも、魔力がすっからかんになるのがオチ。ずっと精神がすり減っている一部の者達を用事のために外に出す。


マリオ「神社へ行ってくる!」
ミノリ「皆さん、夕飯にまで帰って来てね。美味しいご飯を作っておくわ。」
カムイ「行ってらっしゃーい!」


家に残るのはカムイとタクミであり、二人は家の家事を手伝ったり、古文書の解読を手伝う。当然、ミノリからセイレン族の話を聞く。


ミノリ「セイレン族?詳しい事は分からないけど、私達のルーツはその種族からだよね。私達の故郷のは風習や儀式はちゃんと残ってるけど、ちゃんとした文献は残ってないんですよね・・・。あ、セイレン族が残した魔法は使えます!主に回復系の!」
タクミ「そう言えば、ミノリのスキルも高かったな。サクラも感心してたし、戦いで回復班が必要な時にも走ってたからな・・・。次期統治者に選ばれたきっかけは?」
ミノリ「私は故郷を離れていても仕送りはちゃんとしてたし、休みの日にはちゃんと帰ってました。町での行事やイベントにも積極参加したかな・・・。あ!この力もちゃんと使ってるわ!」


「確かに人がよさそうですね。」と、野菜を切りながら二人は思う。確定となるものはないものの、大事な風習や儀式はちゃんと残っており、人々が守っている。椅子に座って魚に味を付ける狐の女性は優しくて思いやりがあり、外に来た人達に対しても寛容である。故郷を大事にしたり、家事スキルはちゃんと身に着け、修行も怠らないと、どれも完璧である。だが、どうして彼女が呪われているのだろうか・・・?


カムイ「ミノリ、この村の人達に恨まれる事はしてませんか?例えば、他にも候補がいたとか・・・」
ミノリ「全くありません・・・。聞いた話だと、統治者関係の問題で有名な家が滅んだというのもありましたし、それが子孫延々と続いたとか・・・」
タクミ「洒落にならん・・・;」


相手から十分な情報を聞き出し、三人はひと段落つく。少しだけ休んでいいと言われ、二人は各々の時間を過ごす。カムイは何かないかと近くを散歩し、偶然に駄菓子屋を見つける。頭を使い過ぎた彼女は甘いものを購入。たくさん買った彼女はお金を払い、家へと戻ろうとするが・・・


メリル「お姉さん、自転車を返しに来ました。それと、日記帳の忘れ物はなかったですか?」
店員の女性「メリルちゃん、ありがとうね。そこの駐輪場にお願いね。忘れ物?ちょっと待って・・・」
カムイ(あ、昨日の・・・!つか、ここのお店は自転車をレンタルしてるんだ)


駄菓子屋にメリルがやって来た。彼女は自転車を借りており、それを返しに来たようだ(一部の地域ではレンタル自転車があります)。相手はこの駄菓子屋で何か忘れ物をしたらしく、忘れ物を女性から受け取る。手元に戻って安堵する彼女はカムイに気づく。


メリル「あれ?ヤヤ様・・・じゃない、カムイ様だよね?」
カムイ「うん、紛らわしくてごめん;それよりも昨日・・・」
メリル「昨日はエリーゼ様にお見苦しいものを見せてごめんなさい・・・」


昨日とは違って、メリルは優しい表情をしていた。夜に騒いだ事をちゃんと謝罪し、反省してるようだ。相手から話を聞こうとしたが、家族関係の話題は触れてはいけないと判断し、話題を別のに切り替える。





本格的に開始。感想まだ

依頼8:本命の依頼人の依頼を解決せよ!(その6) ( No.54 )
日時: 2016/03/11 02:53
名前: りゅーと (ID: WeBG0ydb)

カムイ「それって日記帳なの?」
メリル「うん!私、日記を書くのが趣味なの!毎日書いてるの!」
カムイ「毎日!?凄いじゃん!私なんか、すぐに飽きちゃうし・・・」
メリル「そうかな?その日にあった出来事を忘れないように書いてるの!文章だけじゃなく、絵を描いたり、写真やシールやその日に手にしたものを貼ったりしてるんだ!」
カムイ「普通に日記を書くだけじゃなく、色々と工夫してるんだね。それだと、日記を毎日書く力にもなるもんね。」
メリル「うん。私が日記を書くようになったのはお兄ちゃんが私の誕生日にプレゼントで可愛い日記帳をくれたの。幼少期に貰ったのがきっかけで、ずっと書いてるんだ。最初は日記を書くのを飽きてたけど、お兄ちゃんがくれたプレゼントを使わないのはよくないと思い、自分なりに工夫してみたんだ。結果ね、いつの間にか日課になっちゃったんだ・・・」
カムイ「その日記にはメリルのすべてが詰まってるんだね・・・」


駄菓子屋のベンチに座ってアイスを食べながら、しばし会話をする。メリルの手にある日記帳は表紙が可愛らしく分厚い本であり、中を読まれないように錠が付いている。いろいろと話をして分かった事は依頼人の妹は日記が趣味の兄思いの年頃の少女である。時間が経つのを忘れるほど話し、気が付くと夕方になっていた。


カムイ「あ・・・時間だ。そろそろ帰らないと・・・メリル、早めに帰った方がいいよ。最近、物騒だから・・・」
メリル「カムイ様、私に気をかけてくれるのは嬉しいけど、今日も用事があって帰りが遅くなるんだ・・・。」
カムイ「え・・・今日も・・・?だけど・・・」
メリル「それにあの人もいるんでしょ・・・?」
カムイ「・・・!」


楽しい会話はある人物を思い出したせいでメリルの表情は一変する。昨日の件を思い出した彼女は大事な日記帳を握りしめる・・・。


メリル「あの人と一緒にいると、心の奥が何かもやもやするの・・・。どうしていいのか分からず、ミノリさんと話をする度、高確率で口ゲンカになっちゃうの・・・。そのせいか、お兄ちゃんと最近うまくいってないし・・・」
カムイ「メリル、落ち着いて・・・!あなたの気持ちは分かるけど、ちゃんと帰った方がいいわ!あなたを心配している人がい・・・」
メリル「カムイ様は黙って!これは私の問題なの!邪魔しないで!」


彼女は大きな声で叫ぶと荷物をまとめて駄菓子屋から去った。ちゃんと言葉を選ぶべきだったと後悔し、カムイは気まずくなる・・・。


カムイ「何か、地雷を踏んじゃったっぽい・・・;どうしよう・・・;」
女性「あれ?メリルちゃんは?」
カムイ「あ・・・何か、用事があると言って行っちゃいました・・・;」
女性「行っちゃったの?実は彼女の忘れ物がもう一つあったの。」
カムイ「忘れ物?あの、私、彼女の家にいますので届けましょうか!」
女性「え?そうなの?ありがとう!これなんだけど、小さいから落とさないようにね?」


女性から手渡されたものは石が付いた小さなカギ。意識してないと忘れてしまうほどの小さなカギ。それは何のカギかと思うが、見当はついている。メリルが持つ日記帳のカギだ。カムイはそれを受け取ると、なくさないようにポケットの中に入れる。そろそろ帰らないと皆が心配するため、二つの国の姫君は急いで帰った・・・。


女性「返却された自転車のチェックをして・・・って、自転車が一つたりない!?おばあちゃん、まさか、修理に出す自転車を貸しちゃったの!?相手が怪我してなければいいんだけど・・・!?」





マルス「えっと・・・マコがいる武家屋敷は・・・」
エリーゼ「もう少しで着くよー!」


マコがいる場所に向かうと、古文書の通りにそこに巨大な武家屋敷があった。屋敷は木造でかなり古く、ミノリの家よりもはるかに大きく、屋敷を守るかのように高い塀が囲う。屋敷は蛇姫様の手によって建てられたその日からずっとセイレン族や彼等が住む大地と共に長い歴史を刻んだのだろう。そして、この屋敷でマコを含めた多くの統治者達がこの地を治め、その次をミノリが担当するのだ。
屋敷の圧倒感に二人は呆然とするが、マコから話を聞かないといけない。屋敷に入るべく、出入り口である門を探す。塀伝いに歩くと、門はすぐに見つかり、門には顔を隠した着物を着た人物が二人いた。あれが従者だろう。相手はマルス達が来るのに気づくと、前に出る。


マルス「すみません、マコとお話をしたくて来ました。マコには会う事は出来ますか?」
従者A「・・・」
エリーゼ「あのー、聞こえてるー・・・?」
従者B「・・・(スッ」


従者は何も言わず、二人を案内する。長い廊下を歩く二人に会話はなかった。ある部屋の前に着くと、相手は障子戸を軽く叩く。すると、中から現統治者の声がし、入室許可が下りた。


マコ「あら、ミノリちゃんのところの子じゃない。どうしたのかい?」
マルス「実はマコからちょっと聞きたい事があって・・・」
エリーゼ「手短に済ませるのでいいかな?」
マコ「構わないわよ。せっかく来たんだし、お茶でもいかが?あなた達、お茶とお菓子を用意して。」
従者A「・・・(頷く」


アリティアの王子と暗夜王国の妹王女は部屋に案内され、座布団に座る。従者はお茶とお饅頭をお盆に乗せて運び、主人と客に出す。彼等は役目を終えると部屋の前で正座して待機する。


エリーゼ「忠実な従者さんだね。無口だけど。マコは寂しくないの?」
マコ「最初から無口みたいだけど、仕事はちゃんとしてくれるんだよ。このお手伝いさんは蛇姫様の言いつけか、必要以上話さないみたいなんだよ。」
マルス「そうなんだ・・・」
マコ「それよりも、私に聞きたい事があると言ってたけど、どんな要件なんだい?」


本来の目的を思い出した二人は聞きたい事を聞き出す。だが、得られるのは古文書の通りの情報であり、収穫はなかった。次は黒曜石の鏡についてだ。


マルス「この屋敷に黒曜石の鏡はないの?例えば、屋敷の家宝とか儀式に関係するとか・・・」
マコ「黒曜石の鏡・・・?ごめんなさいねぇ、儀式の事は言えないのよ;呪いが怖いからね;私が屋敷に住む時、一応はぐるっと見たりしたけど、怪しいものや気になるものはなかったわ。お手伝いさんに聞いても、そんなものはないって。まあ、お手伝いさんは無口だけど、しっかりしている人が多いわぁ。」
エリーゼ(ずっと従者はいるって事か・・・)


黒曜石の鏡も空振りで終わる。最後は蛇姫様の呪いについてだ。その言葉を聞いた時、マコは少し険しい表情をするも、すぐに会話に戻る。どうやら彼女はミノリの異変に気付いてるようだ・・・。


マコ「その呪いがどこで生まれるかは分からないけど、統治者関係や儀式について聞き出す者や屋敷に忍び込んだ者達が不幸な目に遭ってるわね・・・。私もこの呪いの恐ろしさを知ってるし、長年生きるババアでもたまげたわい。だけど、ミノリちゃんが・・・。あの子は結婚して旦那さんや可愛い子供がいるのと、次期統治者なのにどうして・・・」
マルス「お気持ちをお察しします・・・。ちなみにその儀式って、やる日をずらす事って出来たりは・・・?」
マコ「もちろん出来るわ。条件さえ合えば、大丈夫だからねぇ。蛇姫様を怒らすようなことをしなければ大丈夫よ。現段階ではその呪いが出ちゃってるけど、まずはミノリちゃんの方を優先にするわ・・・。母親に万が一の事があったらまずいわ・・・」
エリーゼ「ちゃんと考えてるんだね・・・よかった・・・」


儀式は母親の身が落ち着いた頃にやるべきと判断し、少しの間先延ばしにするようだ。話は十分聞き出せたし、長居をするのはよくない。時間的に帰る頃だと判断し、二人は帰る準備をする。帰ろうとした時、マコはある事を切り出す。


マコ「あ、そうだ!アルジャ君に古文書の事を伝えておいてくれない?時間がかかってもいいから」
マルス「分かった。ちゃんと伝えておくね」
エリーゼ「本の方はちゃんと申請したし、あとはアルジャが使い終わったら渡すから大丈夫だよ!」


現統治者は「統治者なのに役に立てなくてごめんなさい」と相手が謝るも、急な訪問におもてなしと対応してくれただけでも十分だ。行きと同様に従者に案内されて長い廊下を歩き、門まで送ってくれた。マコと従者が手を振って見送るのでこちらも手を振って返す。マルスとエリーゼは相手の姿が見えなくなるまで移動すると、口を開く。


マルス「思った以上に情報は得られなかったね・・・」
エリーゼ「うん・・・ミノリの呪いに関係する情報がなかったね・・・」
マルス「エリーゼ、あの屋敷の従者、何かおかしくなかった・・・?」
エリーゼ「あたしも思った・・・何か、人とは違う雰囲気を放ってたし・・・」


屋敷に着いた時から気になる従者。明らかに何か人とは違う。話しかけても反応はしないし、必要な事は喋らない。命令に忠実的かつ機械的な動きをする相手に不信感しか抱かない・・・。思い思いが話していると、エリーゼの横に何かが落ちる。気になってみると、そこには白い蛇がいた。

依頼8:本命の依頼人の依頼を解決せよ!(その7) ( No.55 )
日時: 2016/03/11 03:00
名前: りゅーと (ID: WeBG0ydb)

エリーゼ「きゃー!蛇ー!」
マルス「何か不吉なんだけど・・・!?急いで帰ろう・・・!」


蛇姫様の呪いもあり、二人は全力疾走で帰った。一方、どこからか現れた蛇は二人が逃げた方向をずっと見ており、何かを見通すかのように凝視していた・・・。





さて、マリオとリョウマは・・・


マリオ&リョウマ「・・・」


すみません、とある民家の庭で毒キノコ柄のトランクスの男と赤い褌の男がたき火で暖を取ってるんですが。最初の二人のシリアスをぶっ壊さないでください。その横には物干し竿で干された服と無残な姿になった自転車がある。まさか、カムイが行った駄菓子屋の壊れた自転車の話って・・・;





数時間前・・・


マリオ「うぃおおおおおおおおおおー!!!」
リョウマ「いぇああああああああああー!!!」


神社へ向かうマリオとリョウマは絶賛大ピンチです(爆)。神社までの道のりは長く、駄菓子屋で借りた自転車で向かっていたはずだが、どういう訳か、自転車の後輪だけで漕いでおり、バランスを保ちながら爆走中・・・;


マリオ「あのばあちゃん、俺達の話をちゃんと聞いてたのかあああああー!」
リョウマ「マリオ、頭を掴むな!バランスが崩れる!つか、ネジがまたぶっ飛んだあああああー!」


カムイが来る前、二人が来た時に店番をしてたのは女性の祖母ことヨボヨボのおばあちゃん。自転車を借りるついでに駄菓子を購入したのだが、年寄り特有の難聴があり、相手の話をうまく聞き取れなかった(お金はちゃんと置いた)。
そのせいで修理に出す自転車に乗ってしまい、道中で前輪が外れたり、いくつかのパーツが外れる・・・;しかし、一輪車で二人乗りでウィリー走行ってすげぇな。つか、リョウマ!お前は中の人的な意味で安全運転しないとダメでしょうが!!(中の人繋がりでワンパンマンの無免ライダー)
むちゃくちゃな運転をする二人に例のあいつが・・・


蛇「シャー!」
リョウマ「うおおー!蛇が草むらから出て来たあああああー!って、ブレーキがぶっ壊れてる!?」
マリオ「やばい!やばい!落ちる!くぁwせdrftgyふじこlp」





ガシャアアアアアン!!!





結果、蛇が出たせいでバランスを崩してしまい、畑に突っ込みました・・・;ちなみに二人は近くにいた農夫婦によって助けられました。時間はかなり経過しており、二人は農夫婦にお礼を言うと、乾いた服を着て神社へ向かう。


マリオ「神社へ行こうとした矢先に蛇が出るなんて普通にねぇよ!しかも、呪いの件もあるから洒落にならねぇし!」
リョウマ「先ほどの蛇の件は忘れろ!あれはたまたま出ただけだ!」


先ほどの事故はたまたま運が悪かったと割り切り、急いで神社へ向かう。神社は木々が生い茂る場所にあり、目印に赤い鳥居がひっそりと佇んでいる・・・。人々を迎える赤い鳥居の先には長い石畳の階段があり、先が見えない・・・。


マリオ「こんなに長いとは・・・」
リョウマ「体力がある俺等でもきついぞ・・・」


体力がある任天堂の英雄と白夜王国の第一王子でも根を上げる。少しずつ休憩をはさみ、神社の境内に着く。呼吸を整える二人の目に飛び込むのは目的の小さな祠があり、その背後には巨大なご神木がずっしりと己を主張している・・・。そこだけ時間が止まったかのように雰囲気が違っており、まるでそこだけが世界から切り離されたようだ・・・。


マリオ「あののどかな田舎町にこんな場所があるとは・・・」
リョウマ「何か、下手な真似は出来ないな・・・」
マリオ「せめて、崇拝ぐらいはしてから帰ろうか・・・」
リョウマ「ああ・・・蛇姫様を怒らせないためにも・・・」


まずは祠で手を合わせて崇拝する。祠にはお供え物の花や食べ物やお酒があり、蛇姫様が人々から崇められているのが分かる。
肝心の蛇姫様の像はないかと調べると、祠の格子状の扉から目的のものが見えた。像は蛇と人が合わさった姿をしており、眼は蛇のように凍てつくかのように鋭く、大きな口からは蛇が持つ鋭い牙と細長い舌を覗かせ、体表は蛇の鱗が無数にあった。胸のところに膨らみがあり、女性であるのが分かる。そう、これが蛇姫様だ・・・。だが、像を見た瞬間、二人は悪寒に襲われ、背筋がぞっとする。


マリオ(これは何かずっと見てはいけないような気がする・・・)
リョウマ(何か、禍々しいものが感じられるんだが・・・)
マリオ(これ、写真で撮らない方がいいかも・・・!手書きでまとめた方がいい・・・!)
リョウマ(そうしよう・・・!(ここにタクミがいなくてよかった・・・!)他には何かないか、調べるぞ!)
マリオ(賛成!他に調べられるものは祠の周辺とご神木ぐらいか・・・!)


これ以上の長居はまずいと判断し、急いで神社内を調べる。だが、焦りのせいで二人はとんでもないものを見つけてしまう。ご神木に何かがないかと視線をそっちに向けたら・・・





ご神木にずたずたに切り裂かれて紙の人形と共に釘で打たれている蛇の死骸だった・・・!





マリオ「ひっ・・・!」
リョウマ「何だこれ・・・!」


さっきからよくないものを見るマリオとリョウマは言葉を失い、尻もちをついてしまう。次の言葉を発そうとした時、木々の隙間から何かの視線を感じる。それは無数の蛇の目・・・!


マリオ「リョウマ!急いで帰るぞ!目的は果たした!」
リョウマ「分かってる!これ以上ここにいるとおかしくなる・・・!」


身の危険を感じた二人は全力で走り、神社をあとにした・・・。





その後、家に外に出た者達がどんどん戻ってくる。タクミが皆の帰りを待っていると、一番乗りにカムイが戻って来た。


カムイ「ただいまー。みんなは帰って来た?」
タクミ「おかえり。あんたが一番だ」
カムイ「そうなの?みんな、大丈夫かな・・・?」
タクミ「夕飯には帰ってくるから安心しろ。ん?そのカギは何だ?」


居間で休憩をするカムイの持ち物に見慣れないものがある事にタクミは気づく。メリルの日記帳のカギだ。


カムイ「これ?これはある人の日記帳のカギなの。駄菓子屋に寄った際に預かったんだ。」
タクミ「へー・・・。日記か、僕も昔は書いてたな・・・。懐かしいな・・・」
カムイ「タクミも日記を書いてたの?」
タクミ「まあ、たまに・・・。その日にあった出来事や戦いでの反省点、忘れてはいけない事など・・・。もちろん、あの馬鹿兄や問題を起こす双子、サクラや姉さんや母上、お前と似たアクアの事など・・・。だが、あいつ等が暴走する度に日記が愚痴日記になるんだよな(怒)。最近ではヒナタや暗夜もやらかすし(^ω^#)」
カムイ「何か、日記帳の2・3ページを一気に使いそうだね・・・;」
タクミ「お前が何を言う。だが、日記は口に出せない本音や思いを形にする・・・。特に僕のように素直になれない奴にうってつけだ。だって・・・」





タクミ「本音には悪いものだけじゃなく、いいものだってある。それは人への感謝の言葉と愛情表現だからだ・・・」





白夜王国の弟王子は口で兄弟達の事を愚痴るも、表情はどこか晴れやかだ・・・。口や行動でぎゃいぎゃいと言うものの、心の奥底ではかけがえのない兄妹や家族を大事に思っている。たった一つの言葉を述べるのでも恥ずかしい彼は、感謝の気持ちや相手への思いやりを忘れないよう、日記に本音を言葉と共に記している・・・。
素直に気持ちを伝える事や表現するのが苦手な彼の言葉はもっともであり、兄弟が多くいる二つの国の姫君は彼の気持ちは十分に分かる・・・。


カムイ(どこの世界でもみんな似てるんだね・・・今度、みんなでお泊り会でもしようかな・・・その際に下の弟と妹達をたくさん可愛がり、兄さんと姉さん達に甘えよう。)
タクミ「何を考えている?」
カムイ「何でもない!へー・・・本音か・・・日記には恥ずかしいものや見られちゃいけないものもあるんだよね・・・。ん?タクミは日記に何か恥ずかしい事を書いてるの?」
タクミ(ぎっくぅ!)
カムイ「ふーん?怪しい・・・。もしかして、女子には言えないイヤーンな事を書いてるの!?」
タクミ「何故にそっちの方を考える!?いや、大した事は書いてないし・・・;」
カムイ「まあ、年頃の男の子だし、そうなるのは分かるわ。これ以上は聞かないでおくわ!」
タクミ「この馬鹿姉は黙ってろおおおおおおおおおお!!!」
ミノリ「あらあら、二人とも仲がいいわね〜」
アルジャ「面白そうですし、少しの間は放置しておきましょう」


その後、他の仲間達も帰宅し、夕飯を食べる。夕飯のあとは皆で情報共有をする。神社に行った人達は蛇姫様の像を記憶を頼りに紙に描く。





シリアスとシリアルって・・・;


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