二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- World Saver Team2
- 日時: 2016/08/05 02:52
- 名前: りゅーと (ID: yWcc0z5O)
ここは特殊ギルドWSTのデータやWSTのメンバーに関する話がある場所。更新頻度は少なめですが気長にお待ちください。
過去作品は前作のWSTスレッドやシリーズを参考にどうぞ。
「タグ」
クロスオーバー オリジナル設定あり キャラ崩壊要注意 スマブラ リリカルなのは ぷよぷよ ポップン 黒子のバスケ ダンガンロンパ SB69 擬人化ネタあり 裸族 WST
更新日:8月5日
『キャラデータ』
『持ち込まれた依頼』
依頼7(前半)>>1-10
依頼7(後半)>>29-36
依頼8(前半)>>49-60
依頼8(後半)>>73-83
依頼8のNGシーン集>>97-102(更新)
依頼8(最終話&アフター)
『小話』
マリオ「ウーロン茶をるぅーどぉん茶と巻き舌チックで言えば、裸族が増えるって本当?」
ウルフ「お前黙れ」
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- 依頼7:幻覚騒動を解決せよ!(前半)(その6) ( No.6 )
- 日時: 2015/08/23 18:01
- 名前: りゅーと (ID: 7Qg9ad9R)
その後、ルイージは城に戻って再び資料をまとめる。今回の依頼が一筋縄ではいかないと察し、作者に「レポートの提出が遅くなる」と報告。最後に連絡を終えると、早めにベッドで眠った。ちなみに次の日はリチャードの家に訪問する予定だ。何故なら、彼の家族も幻覚の被害者であるからだ。
まだまだ忙しくなると思う中、ルイージは気付かなかった。見えない何かが知らず知らずのうちに接近しているのを・・・!
ルイージ「ふわぁ・・・いい朝だ・・・」
デイジー「おはようさん!今日はリチャードの家に行くんでしょ?少し身だしなみを整えないとね?」
ルイージ「あー、相手は料理大会で凄い役職に就いてるんだよね?だけど、相手の家へ手ぶらで行くのは失礼じゃないかな?何か手土産を持って行こう」
デイジー「そうだね。だったら、キノットの料理でいいんじゃないかな?相手は世界中を飛び回ってるから、たまには切磋琢磨した相手の手料理も恋しくなるんじゃないかな?」
旧友の料理を手土産に持って行くのを考え、キノットに相談をする。相手はその案に賛成し、リチャード家への土産を用意する。だが、キノットのお店はかなり忙しく、直接店に来てほしいと言われた。
デイジー「依頼人に頼んでばっかりだねあたし達;」
キノット「いえいえ、お二人のためならこれくらいは出来ますよ?と、言っても、私には料理しか能がないのですが・・・」
ルイージ「ううん、キノットの料理はおいしいよ。仕事で疲れた僕達に君の料理は最高だからね。それをリチャードに持っていたら喜ぶと思うよ。あと、いつも通りに予約をお願い!」
キノット「今度、リチャードと話し合いましょうかね。ルイージ様、時間帯はどうしますか?」
ルイージ「お昼ぐらいでいいかな?あと、家には夕方に行くし、そこで食事もするからそこを考慮してでお願い!」
詳しく事を伝えると、二人は余った時間帯で聞き込みをする。だが、結果はまた振り出しに戻る。中々進まない中、ついに手土産を取りに行く時間帯になった。
ルイージ「また収穫なしか・・・;時間だし、ジャッファに行こうかな?」
デイジー「そうだね。そう言えば、今の時間帯はお昼時だから、お店はかなり混んでるんじゃないかな?」
ジャッファの方に向かうと、時間がランチタイムであったため、お店がかなり混んでいた。キノットは二人に気づくと、すぐに予約席へ案内する。時間を潰すのとリフレッシュで二人は軽くお茶をする事に。
デイジー「軽めに食べようかな?えっと・・・ローズヒップティーとシフォンケーキでお願いね!」
ルイージ「僕は・・・このオレンジタルトと・・・ねぇ、このオレンジティーパンチって何?」
キノット「それは熱い紅茶に絞りたてのオレンジとレモンを入れ、さらにスライスしたオレンジとレモンを入れたお茶です。隠し味にジンジャーが入ってますので体にいいですよ?」
ルイージ「へー、そうなんだ。じゃあ、僕はそれでお願いね。」
デイジー「ルイージ、さっきからオレンジばっかり食べてない?昨日のオレンジがそんなに気に入ったの?」
ルイージ「ま、まあね・・・」
バレンシアの件でオレンジが気に入った緑の人気者はオレンジ尽くしのメニューを頼む。恋人の単純な考えに雛菊の乙女はクスリと笑う。しばらくすると、頼んだものが運ばれる。
デイジー「いっただきまーす!この紅茶、畑で育てたのを使ってるの?」
キノット「はい、そうですよ。今日はお二人さん、ラッキーでしたね。今日は新作メニューが出たのといい食材が入ったので、いつも以上に楽しめますよ。」
ルイージ「生徒さんが持って来たのを使ったんだね。ティーパンチも美味しいね。これのメニュー、あとで教えてくれない?」
キノット「大丈夫ですよ。まあ、作り方は紅茶と絞りたての柑橘類を混ぜ、さらにスライスした果物を入れるだけです。隠し味にジンジャーを加えるだけで完成します。それに果物をライムやシトラスなどに変えてみるのも面白いですよ?隠し味にハチミツも・・・あと、ハーブを添えるのもいいです!」
ルイージ「なるほど、ふむふむ・・・」
お気に入りのお店でティータイムを楽しむと、最後に会計を済ませて頼んだ料理を受け取る。時間帯もちょうどいいので、リチャードの家へ向かう。相手の家の場所は事前に聞いたため、すぐに着いた。そこは大きなお屋敷があり、再び驚く羽目になる。
デイジー「リチャード、どれだけ稼いだのかな・・・;」
ルイージ「僕達、どれだけ驚いたのかな・・・;あはは・・・;」
デイジー「じゃあ、相手の家に訪問するね」
インターホンを鳴らすと、「はい、どちら様でしょうか?」と女性の声がした。用件を述べると、相手が駆け足で移動する音がする。装飾が施されたドアが開くと、壮年の女性が出て来た。
壮年の女性「あなた方が主人が仰っていた客人ですね?私の名前はリチャードの妻であるエレナです。遠い所からわざわざお疲れ様です。どうぞこちらへ」
リチャードの妻、エレナの案内で屋敷に招かれる。応接間に案内されると、炒れたてのコーヒーと高級なお菓子が出される。
ルイージ「ありがとうございます。これ、キノットからの預かりものなので、よかったらみんなで食べてね?」
エレナ「まあ、わざわざありがとうございます。主人も喜ぶと思いますわ。しかし、主人が遅いですわ・・・「ジリリリリ」あら、電話がかかって来ましたわ。少し席を外しますね。」
電話が鳴り響き、エレナがそれに出る。外で何かを会話した後、すぐに戻って来た。
中々進展が・・・書き込みまだ
- 依頼7:幻覚騒動を解決せよ!(前半)(その7) ( No.7 )
- 日時: 2015/08/23 18:07
- 名前: りゅーと (ID: 7Qg9ad9R)
エレナ「ごめんなさい。たった今、主人が急用で来れなくなりましたの。何でも、学校のイベントでの件で少し不手際があって・・・。まったく、主宰である私も少しばかりは協力するのに・・・」
デイジー「仕事で引っ張りだこだと、エレナも大変だね。ん?主宰?エレナは何かの役職に就いてるの?」
エレナ「ええ、私は主人とは少し違いますが、料理大会や品評会の主宰を務めてますのよ。主人ももったいないですわ。せっかくの家族団らんの時間が・・・」
ルイージ「旦那さんの職業やエレナの職業、さらには大きな家の管理もあると大変じゃないかな?今の言い方だと、子供がいるの?もしかして、学校の生徒さん?」
エレナ「鋭いですわね。このあと一緒にする食事で、私の子供達の自信作を主人やお客様に出しますわ。楽しみにしててくださいね?あら、ちょうどいいタイミングで子供達が勉強を終える時間だわ。」
???「おふくろ、誰か来てるのか?」
???2「お父様は?」
エレナ「残念だけど、今日は急用が入って帰って来れないわ。それよりも、アルフレッドとシルヴィアは挨拶をしなさい。」
ルイージ「リチャードとエレナの子供って、どんな子かな?子供達も二人と同じように食に携わっ・・・!?」
挨拶をしようとした時、ルイージは子供達を見て一瞬だけ固まった。何故なら、相手はバレンシアをいじめていた集団にいた生徒だったからだ・・・!
身分のいい男子生徒「初めまして、アルフレッドです。よろしくお願いします」
身分のいい女子生徒「初めまして、ジルヴィアです。お忙しい中、本当にすみません・・・」
ルイージ「(何でいるの・・・!?)緊張しなくてもいいからね?今回はネーブル地方を騒がしている幻覚について聞きに来たんだ。あとで話を聞くからその時はよろしくね?」
エレナ「最近は不可解な事件が起きてるせいで、私や子供達が悩まされてますのよ・・・」
ルイージ「不可解な事件に巻き込まれた事を心中お察し申し上げます・・・」
エレナ「夕飯まで時間がありますし、今すぐにお話しても構いませんが・・・あら?どうされましたか?」
ルイージ「い、いえ・・・何も・・・」
一瞬と言えど、嫌な表情を見せたルイージを見たデイジーはすぐに何かあったと察し、顔色が悪い彼の前に出る。
デイジー「ルイージ、もしかして長距離の移動でダウンしたの?すみません、急で悪いのだけど、夕飯までの間、彼を少し休ませてもいいかしら?」
エレナ「まあ、それは大変ですわ。何しろ、ルイージさんは多くの人達から頼りにされてますからね。よろしかったら、客室をお使いください。あと、何かありましたら、私に申してください。では、お部屋に案内しますね・・・」
ルイージ(デイジー、ごめんね・・・)
デイジー(落ち着いて!話はあとで聞くわ!)
うまくフォローをすると、二人はエレナの案内で客室へ案内される。三人がいなくなると、応接間にアルフレッドとシルヴィアが残った。そこに・・・
バレンシア「はあ・・・はあ・・・お待たせしました・・・あれ?リチャード様は?」
アルフレッド「あんた、着替えにどれだけかかってんだよ馬鹿!親父は仕事で帰ってこねぇんだよ!」
バレンシア「遅れてすみません・・・」
シルヴィア「だけど、お客様がいるから、急いで夕飯の支度をしなさい!もし、変なものを出したらどうなるか分かってるよね・・・?」
バレンシア「分かりました・・・今すぐに夕飯の支度をします・・・」
デイジー「あいつらが一部の生徒をいじめてる!?」
ルイージ「デイジー、静かにして!」
用意された客室でバレンシアの事を聞いたデイジーは驚きの声を上げるも、ルイージが口を塞いで制する。
デイジー「ベルガモット専門学校のように環境や授業や課題によるストレスも生じやすいし、一部は実力が必要とされるから、このような問題は起きやすいのよね・・・」
ルイージ「特にアルフレッドとシルヴィアはリチャードとエレナの子だから、親の名や権力を悪用している可能性も高い・・・少し調べたら、どんどん出てきそうだね・・・」
デイジー「そっちも気になるけど、まずはエレナ達から話を聞こう。ルイージ、体調は大丈夫?」
ルイージ「ありがとう・・・危うく取り乱すところだった・・・」
見事な助け舟にルイージは恋人に感謝をする。バレンシアへの件も気になるが、まずは依頼の方を。一部はデリケートな問題でもあり、慎重にしないといけない・・・。心を少し落ち着かせると、夕飯の時間になった。
エレナ「食堂はこちらでございます。どうぞご自由にお座りください」
ルイージ「すみません、食事までも・・・」
エレナ「いえいえ。客人と言えども、ちゃんともてなさないといけませんからね?」
デイジー「一体どんな料理が出てくるのかな?」
バレンシア「お客様、失礼します。」
ルイージ「あ、すみませ・・・!?」
目の前のグラスにワインが注がれる中、声の方を振り向くとバレンシアがいた。彼女は綺麗な制服ではなく、使用人の服装であり、食事を配膳していた。相手もこちらに気づいていたが微笑みを返す。ルイージが少し様子がおかしい事の気付いたデイジーは相手が件のバレンシアに気づく。幸いにも気づかれておらず、エレナはバレンシアに自己紹介をするように促す。
バレンシア「リチャード家に仕えるメイドのバレンシアです。ごよろしくお願いします。本日は屋敷にお越しいただきありがとうございます。」
ルイージ「とても美味しそうだね。二人の自信作なの?(落ち着いて僕・・・」
エレナ「ええ、二人が作ったのよ。今回は品評会で賞を取った料理を特別に用意しました。主人にも用意したのですが、仕事が入ったせいで・・・」
ルイージ「せっかくの手料理なのにもったいないね。君達は寂しくないの?」
シルヴィア「お父様は世界中を飛び回るほどお忙しい方ですし、その合間にも学校の行事にも積極的に取り組んでますからね。家族と過ごす時間は少ないですが、たまに大会で会えますわ。」
アルフレッド「その際に自信作を食べてもらえるから大丈夫だ。まあ、親父の審査の目は怖いし、実の息子でも容赦しないが」
デイジー「父親に認めてもらうのには厳しいと思うけど、二人とも頑張ってね?親子や家族で会話が出来る時間帯は貴重だから、なるべくした方がいいわ?」
まだまだ。書き込みまだ
- 依頼7:幻覚騒動を解決せよ!(前半)(その8) ( No.8 )
- 日時: 2015/08/23 18:13
- 名前: りゅーと (ID: 7Qg9ad9R)
エレナ「二人とも今回のメニューは?」
アルフレッド「今日は「マグロのカルパッチョ 〜トマトと赤玉ねぎのマリネ添え〜」「フォアグラソテーとネーブル産ナスのフリット ビガラードソース(苦みの強いオレンジのソース」「枝豆の冷製ポタージュ」「本日のお魚カルパッチョ」「サラサランド産牛のロースト リゾット添え 赤ワインソース」「季節フルーツのコンポートケーキ」です」
シルヴィア「今回はサラサランドの食材をふんだんに使いました。一部は学校で育てた食材や市場で購入した日替わり食材もあります。白ワインと合わせてお飲みください。」
平常心を保ちつつ、用意されたフルコースを食べる。味はベルガモット専門学校に通う生徒が作っただけであったか、味や状態は最高だ。
ルイージ「サラサランドにあるものだけでこんなにも美味しいものになるなんて・・・しかも、これは一から考えたんだよね?これを作り上げるのにかなり時間がかかったんじゃないかな?」
デイジー「賞を貰えるのも納得出来るわ。特にお肉のローストが美味しかったわ。あえてミディアムレアにして焼き、そこに特製のミルクで煮詰めたリゾットと濃厚なソースも合わさって最高ね!」
美味しい料理を堪能しつつ、最後のデザートのケーキを食べる。デザートもこれまた美味しい。そんな中、雛菊の乙女がある事に気づく。
デイジー「このケーキ、少しだけ風味が違うわね。何か隠し味に入れたの?」
アルフレッド「隠し味・・・!?」
デイジー「コンポートはワインや砂糖やレモンなどを入れて作るシンプルなものだけど、煮詰める時間やシロップの配合次第で味が変わるんだよね。それをスポンジ生地に合わせているとなると、何か加えてない?」
シルヴィア「えっと・・・それは・・・」
デイジーの突然の質問にアルフレッドとシルヴィアは突然だんまりする。三人が会話をする中、緑の人気者はある事に気づく。それはエレナがバレンシアをキッと睨んでいた。彼女は人を殺さんばかりの鋭い視線で使用人へ向けている。それだけではない。デイジーの質問に困る子供達は愛想笑いをするも、口元が引きつっていた。
ルイージ「(まさか・・・)デイジー、相手に無理して聞き出すのはやめようね?秘蔵のレシピだから、教えたくないんじゃないかな?この料理は二人にとっては大事な我が子のようなものだからね?」
デイジー「そっか・・・。ごめんね、無理して聞き出して」
アルフレッド「これはちょっと大事なものだし、簡単に教えるものじゃないんだ・・・ははは」
シルヴィア「ごめんなさいね・・・ほっ」
食事を終えた後、二人は幻覚騒動について聞き出した。結果、内容は今までの被害者同様に同じだった・・・。まったく進展がない中、二人はエレナ達に礼をして屋敷を後にする・・・。
ルイージ「あの料理、絶対にバレンシアが作ったものだよね・・・?」
城に戻ったルイージは今日の出来事を振り返る。エレナ達の行動からすると、バレンシアはあの家でいじめられている可能性が高かった。家にいるのは特待生の制度とリチャードに気に入られたからだろう。だが、特待生の件もあるのでリチャード以外の家族からは疎まれるのは言うまでもない・・・
ルイージ「あいつらはバレンシアが作った料理を僕達やリチャードに出して、自慢げに説明するはずだったんだろうね・・・。だけど、デイジーが予想外の質問をしたせいで・・・」
自分の考えが正しいのならば、自分達が帰った後にバレンシアは・・・
ルイージ「バレンシア・・・最後に資料を読んでおくか・・・オレンジ、まだあったはず・・・」
気分が暗くなる彼は余ったオレンジを夜食にし、資料を再び読む。あとは作者に報告をして寝る・・・はずだった。
ルイージ「う・・・うーん・・・」
目を覚ますと、服装はリチャードの屋敷に訪ねた時と同じであり、床に資料やデータが散らばっていた。テーブルの上には食べかけのオレンジと起動したままのノートパソコンがある。時間帯は深夜の3時。どうやら、作業中に寝落ちしてしまったようだ。
ルイージ「やばい・・・寝落ちしてしまった・・・服、型崩れしちゃう・・・」
部屋の方は次の日にやろうと思い、せめて服を着替えようと体を起こしたその時だった。
ベチャ・・・ベチャ・・・ベチャ・・・
ルイージ「ん?何の音・・・?」
耳に聞こえるのは何かが這う音。その音は水辺にいたのか、少し水っぽく、ベチャベチャと下品な音を響かせる。気のせいかと思うが、その音はどんどん大きくなる。明らかに自分の方へ近づいている・・・!
ルイージ「な、何・・・!?この部屋は密室なのに・・・!!」
部屋に誰かが侵入したと思うルイージはすぐさまに構える。音を発する何かは自分の背後におり、すぐさま振り向く!だが、そこにいたのは信じられないものだった。びっしりと生えた鱗、水かきを持った手足、腐敗した体、大小異なる牙を複数持つ大きな口、ぎょろりと向き出しの目玉と、それは今までに見た事のない怪物がいた・・・!
怪物「ギャシャガァァァァァァ—————!!!」
ルイージ「ぎゃあああああー!!!来るな!来るな!こっちに来るなぁぁぁぁぁー!!!」
予想外の敵の登場に彼はファイアボールやサンダーボールを投げ飛ばしながら後ずさりする。一方の怪物は相手の攻撃を身軽に避け、どんどん接近する。
怪物「シャガァァァァァ—————!!!」
ルイージ「わあああああー!!!」
デイジー「ルイージ、何があったの!?」
怪物に襲われる寸前、デイジーが部屋に入って来た。暴れる恋人を必死に落ち着かせようと話しかける。
ルイージ「怪物め!デイジーに手を出すな!」
デイジー「怪物・・・?ルイージ、どうしたの・・・?」
ルイージ「デイジー・・・何を言ってるの・・・?そこにいるじゃない!ほら、ベッドの上に・・・!」
デイジー「え?「何を言ってるの・・・?」はこっちのセリフよ。いきなり大声を上げて暴れ出して・・・」
ルイージ「え・・・?」
落ち着いて周囲を見渡すと、怪物はいつの間にかいなくなっていた。目に飛び込むのは自分が荒らした部屋と状況が呑み込めない恋人の姿・・・
デイジー「ルイージの部屋に誰も入ってないわよ。第一、あたしが先ほどいた場所は確実に通る場所だったから、不審者なんかが即座にあたしに見つかってるはず・・・」
ルイージ「そう言えばそうだった・・・」
デイジー「ねぇ、怪物が何かと言ってなかった・・・?まさか・・・」
ルイージ「僕は幻覚を見た・・・?」
何かまずい方向に・・・!書き込みまだ
- 依頼7:幻覚騒動を解決せよ!(前半)(その9) ( No.9 )
- 日時: 2015/08/23 18:19
- 名前: りゅーと (ID: 7Qg9ad9R)
デイジー「まさか、ルイージが幻覚を見るなんて・・・依頼があってからはほぼずっと一緒にいたのにおかしいわ・・・」
ルイージ「僕も信じられない・・・デイジーは何もなく、僕にあったなんて・・・」
幻覚騒動が自分の身に起きた事にルイージは言葉を失う。依頼を受けてからはずっと恋人と一緒にいたため、幻覚に繋がる原因は全く見当たらない。共に行動してるのにどうして片方だけが幻覚を見るのか・・・?
ルイージ「とりあえず、病院に行ってみようかな・・・」
デイジー「もし無理な場合は早めに切り上げていいからね?こっちも聞き込みをしてみるわ!」
ルイージ「サンキュー・・・散々と迷惑をかけてごめん・・・」
幻覚を見た以上、真っ先に検査をしないといけない。数日前に相手と同じ状態になると言う発言をしたのだが、まさか本当に起きるとは思わなかった。病院へ行く時や検査の待ち時間で今までの行動を思い出すも、思い当たる節は全くない。検査の結果は異常なしだった・・・
ルイージ「まさかと思ったけど、異常なし・・・とほほ・・・しかし、病院に人が多くない・・・?」
午前中で検査を終えたルイージが病院の待合室で待つ中、病院に多くの人達が集う。ガラガラだった待合室はほぼ埋め尽くされており、受付の看護婦が対応に追われている。人々がここに来たのは例の幻覚騒動のだろう・・・。
ルイージ「また幻覚が・・・どうして起きちゃうのかな・・・どこに原因が・・・うーん・・・ん?」
被害が拡大する中、ルイージはある点に気づく。
ルイージ(ちょっと待って・・・今日はやけに人が多くない?資料で見た時にはまばらや学校関係者だったのに・・・)
穴が開くほどデータや資料を見た彼は今回の被害率が女性や子供や家族連れや老人などと多い。当然、生徒さんもいたが、比率が明らかにぐんっと上がってる。そんな中、ある疑問を抱く。
ルイージ(僕同様に昨日のうちに幻覚を見たんだったら、そこに原因があるはずだ・・・!病院にいる被害者達は僕と同じ共通点で幻覚を見た・・・!)
前日に幻覚を見るきっかけがあると踏み、ルイージはデータの更新を申請する。必要なデータは昨日の出来事だ。最近の出来事だから新しい情報が手に入るはず。先が見えた事を確信すると、ルイージは病院を後にしてある場所へ向かう。
バレンシア「・・・」
ルイージ「バレンシア、こんにち・・・!」
向かった場所はオレンジ畑。そこに行くと、バレンシアがいつも通りにオレンジを育てているはずだった・・・
ルイージ「バレンシア、顔・・・!」
彼女の美しい顔には腫れた後があり、目の周りが赤くなっていた・・・。昨日の事が正しければ・・・
ルイージ「あの料理はやっぱり君が作ったんだね・・・!」
嫌な予感は的中した。昨日食べた料理はアルフレッドとシルヴィアが作ったものではなく、バレンシアが作ったものだ。自分が作ったと偽ってリチャードや客人に褒めてもらおうとしたのだが、デイジーが言ったあの質問が原因で恥をかいてしまい、二人が帰った後にもっと酷い目に遭わされた・・・。
ルイージ「何でこんな事になるの・・・!おかしいよ・・・!」
バレンシア「ちゃんと伝えなかった私が悪いのです・・・」
ルイージ「いくらなんでもやっていい事と悪い事はあるでしょ!」
バレンシア「いつもの事なので大丈夫です・・・」
ルイージ「でも・・・!ちゃんと頑張る特待生がこんな理不尽な目に遭うなんて・・・」
バレンシア「これ以上、踏み込まないでください!」
彼女の棘のある言葉が畑に響く。その言葉と共に一瞬だけ時間が止まった。
バレンシア「はっ・・・ご、ごめんなさい・・・!」
ルイージ「ごめん・・・僕も必要以上に関わって・・・」
バレンシア「大丈夫です・・・」
ルイージ「せめて、顔は冷やした方がいいと思うよ・・・」
バレンシア「あとで冷やしますね・・・」
少しだけ気まずい雰囲気になりかけるも、沈黙が流れ始める・・・。ルイージは近くの木に腰掛け、バレンシアは余分な枝を切る作業をする・・・。
バレンシア「ルイージさん、デイジーさんの事は怒ってませんからね?ルイージさんもデイジーさんに怒らないであげて・・・」
ルイージ「君は優しいんだね・・・ありがとう・・・しかし、昨日作った料理は美味しかったよ・・・あれを作るのに相当考えたんじゃない?」
バレンシア「ええ、寝る間も惜しんで考え、授業やオレンジの手入れの合間にも作ったりとしました。本来なら大会に出す予定でしたが、残念ながら落とされました・・・」
ルイージ「・・・」
本来ならば大会や品評会に出すはずが、エレナの権力で取り消されてしまい、考案したレシピや料理は子供達が横取りしたのだろう・・・。あまりにも酷すぎる出来事にルイージは拳を固く握る・・・。
バレンシア「しかし、デイジーさん。見抜くとは凄いですよね・・・」
ルイージ「え?あれって本当に隠し味があったの?」
バレンシア「はい、隠し味にはオレンジのお酒を少し加えてました。そのお酒は私が作った即席のものですが。今まで通りにそのお酒を使ってましたが、その日は少し収穫が早いオレンジを使ってたので、デイジーさんがそれを隠し味だと勘違いしたのでしょう。」
ルイージ「確か、収穫時期によっては少し苦みや酸味があるもんね」
デイジーが言った質問は本当だった。収穫時期が早いオレンジを使ったため、少しだけ風味が違った。あの質問で彼女は酷い目に遭わされたが、同時にルイージがエレナ達の本性を暴くきっかけにもなった。幾度となく、恋人に助けられた・・・
ルイージ「(デイジー、ありがとうね・・・)だけど、あそこの家にいると大変じゃないの?毎日毎日、エレナ達にいじめられてさ・・・」
バレンシア「分かってます。それに私は物心つく前から一人でした・・・周りには頼れる人がいませんし、本当の意味で一人ぼっちでした・・・」
ルイージ「小さい時から苦労してたんだね・・・」
バレンシア「食べるものにも困る私は死を覚悟してました・・・そんな中、空腹で倒れた私はある古びた定食屋で優しい店長さんからおいしい料理をいただきました。相手も経済的に苦しかったので、タダで食事をするわけにはいきませんでした。ですが・・・」
「美味しいご飯には人を幸せにする力があるんだよ」
バレンシア「その言葉を聞いた時、私は感動しました・・・。お店の方は結局潰れてしまいましたが、私が最後のお客さんだったらしく、お金はいらないと言ってました。それと同時に私は料理人になると決意しました・・・」
ルイージ「そうだったんだ・・・」
バレンシア・・・書き込みまだ
- 依頼7:幻覚騒動を解決せよ!(前半)(その10) ( No.10 )
- 日時: 2015/08/23 18:25
- 名前: りゅーと (ID: 7Qg9ad9R)
あの出来事がきっかけで彼女は料理人になると決め、みんなが幸せになれる料理が作れる料理人になろうと必死に頑張った。その甲斐もあり、ベルガモット専門学校に入学し、リチャードに認められた・・・。例え、一般生徒から嫌がらせを受けたり、恩師の家族からいじめられても、耐えられるのだ・・・。
バレンシア「逃げ出したくなる時や耐え切れずに涙を流した事も何度かありましたけど、大丈夫です・・・ここで頑張れば、いつかは報われますからね・・・」
ルイージ「無理はしないでね・・・それに君の本心が聞けてよかった・・・やっぱり、バレンシアは最高の料理人だよ・・・」
バレンシア「ルイージさん・・・ありがとうございます・・・」
彼女のような特待生が埋もれるのはよくない。優しい彼女がいつか夢に向かって世界に羽ばたくと信じ、オレンジ畑を後にした・・・。
ルイージ(バレンシアのような特待生が酷い目に遭うのは間違ってる・・・リチャードに言うべきだと思うけど、相手が強大だからね・・・不用意に行動や発言なんかしたら、もみ消される・・・それどころか、特待生がより不利になってしまう・・・!)
何とかして助けたい。その気持ちを心の中に留めて城に戻る。城に戻ると、ちょうどいいタイミングで更新されたデータが届いた。
ルイージ「来たか・・・何かあるはずだ・・・絶対に・・・」
更新されたデータを見て何かないかと探す。分厚い資料を見る中、昨日の日に幻覚を見た被害者達にある共通点が見つかった。
ルイージ「嘘でしょ・・・!?こんなのって・・・!!」
デイジー「遅くなった〜!ルイージ、体は大丈夫なの?」
ルイージ「おかえりデイジー。体は大丈夫だよ?それよりも重要な話があるから聞いてほしいんだ・・・」
空が漆黒に染まる時間帯、デイジーが城に帰って来た。病院に行った恋人の姿を見るなり、無事を確認する。異常はないと言われて安堵するも、急に呼び出される。部屋に案内されると、話を始める・・・
ルイージ「実は今日更新された情報を見て、幻覚の発生地点をついに見つけたんだ・・・」
デイジー「本当なの・・・!?何が原因で幻覚を見たの・・・!?」
ルイージ「幻覚を発生させる原因はまだだけど、幻覚の被害を広める場所を見つけた。僕を含めた被害者達は昨日、ある場所に向かったんだ。そこで幻覚を発生させる原因に関与し、幻覚を見た・・・」
デイジー「場所・・・?」
ルイージ「だけど、ここからが重大なの・・・」
いつも以上に真剣な表情で語る緑の人気者に雛菊の乙女は緊張する。ここから先は本題に近づくため、慎重に行動しないといけない・・・!
ルイージ「その場所に行くんだけど、デイジーは行くのはよした方がいい。何しろ、今後の事に関係するからね・・・」
デイジー「そこって、あたしやルイージが知ってる場所なの・・・?」
ルイージ「知ってる場所だよ。ずっと前からね?今日の夜、そこの場所を調べに行こうと考えてるの・・・」
デイジー「調べる・・・?まさか・・・そこの場所って・・・!?嘘でしょ・・・!」
幻覚を引き起こす原因を広めている場所に心当たりがあった。信じたくないのだが、更新されたデータや共にしたルイージの話は信憑性がある。幻覚を引き起こす原因を広める場所は・・・!
ルイージ「ジャッファ。キノットのお店だよ・・・!」
後半へ続く・・・!
長かった・・・;感想OK!
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