二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【オリキャラ×KHFM】結末まで進む、光と闇と心の物語
- 日時: 2017/09/11 21:36
- 名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: MW3WsllJ)
巡人は友達と一緒にディズニーランドに遊びに来たが、物思いにふけっていたせいで友達とはぐれ、ディクトと二人きりになってしまう。慌てて追いかけようとした矢先に目にしたのは、テレビとゲーム機とソファーと、その傍で立っているお兄さん。そして、台座に飾られた、見覚えのある大きな鍵だった……。
■
【アテンション!】
・この物語はフィクションですが、実在の場所や実在のゲームなどが出てきます。ディズニーランドと「キングダムハーツ」と言うゲームです。
・実質、こちらのオリキャラとキングダムハーツに出て来るキャラクターとのクロスオーバーですが、あくまでも「ゲーム越し」でのクロスオーバーです。オリキャラとキングダムハーツのキャラクターが直接絡む様な事は一切ありません。
・題材が題材なので、色んな意味で危ないかもしれません。いや、危ないです。消される可能性があります。
・キングダムハーツやディズニー好きな読者様達に不快感を与えてしまうかもしれません。
・この話では『キングダムハーツ FINAL MIX』のネタバレと作者流攻略が思いっきり存在します。最初から最後まで、ネタバレだらけです。この話の為に攻略サイトやRTA(リアルタイムアタック)動画を見たり、リアリティーを出す為に()努力をしました。
それでも大丈夫な方は、最後までお楽しみください。
ダメな方は、そのままブラウザバックでお願いします。
では、どうぞ。
■
【主な登場人物】
内村 巡人(うちむら じゅんと)
主人公。友達の和斗達と一緒にディズニーランドに行ったが、ひょんな事から『キングダムハーツ FINAL MIX(KHFM)』に挑戦する。
ディクト
巡人と一緒にいる半人半獣(人2:獣3)の黒猫。魔法使いに憧れていて、魔法使いの服装をしている。KHFMに挑戦する巡人に付き合う事になる。面白そうだから。
坂下 和斗(さがしも かずと)
巡人の友達。シューティングが得意。
小賀 匠(こが たくみ)
巡人の友達。落ち着いた性格をしている。
崎本 明(さきもと あきら)
巡人の友達。やや子供っぽく、ディズニーランドを一番楽しんでいる。
小田 蒼樹(このだ あおき)
巡人の友達で、紅菜の双子の兄。紅菜の事になると過剰になる所がある。要はシスコn(ry
小田 紅菜(このだ あかな)
巡人の友達で、蒼樹の双子の妹。明と同じくらい、ディズニーランドを楽しんでいる。
フレイ
炎のエレメント。とても幼い。ディズニーランドに行くのを楽しみにしていた。
コール
氷のエレメント。とても幼い。ディズニーランドに行くのを楽しみにしていた。
ネリア
風のエレメント。冷静で丁寧口調。フレイとコールにとって、お姉さんみたいな存在である。
■
【目次】
Prologue:>>1-3
1st World's:>>4-12
dive to heart:>>4
デスティニーアイランド:>>5-7
トラヴァースタウン:>>8-11
1st World's 後書き:>>12
2nd World's:>>13-27 >>30-33
ワンダーランド:>>13-18
ディープジャングル:>>19-27
Re:トラヴァースタウン:>>30-32
2nd World's 後書き:>>33
Interval:>>34-44
開園前:>>34
シンデレラ城:>>35
BTM(ビックサンダーマウンテン) ファストパス:>>36
エンカウント:>>37
イッツアスモールワールド:>>38
ビックサンダーマウンテン:>>39
ウエスタンリバー鉄道:>>40
トゥーンタウン:>>41
パレード:>>42
スペースマウンテン:>>43
Interval 後書き:>>44
3rd World's:>>47-67
アグラバー:>>47-54
モンストロ:>>55-60
ハロウィンタウン:>>61-66
3rd World's 後書き:>>67
4th World's:>>68-81
ネバーランド:>>68-75
Re:Re:トラヴァースタウン:>>77-80
4th World's 後書き:>>81
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- 3rd World's 後書き ( No.67 )
- 日時: 2017/05/04 16:20
- 名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: lQjP23yG)
ようやくアグラバー、モンストロ、ハロウィンタウンと、三つのワールドを終わらせる事が出来ました!ここまで書く事ができたのは、密かに読んで頂いているであろう読者の方達のお陰です。本当にありがとうございます。カキコでの閲覧数が200を越えて、とても嬉しいです(´ω`)
アグラバーでは、遂に何時間かぶりに、和斗達と合流しました。みんなで過ごしたアグラバー攻略は時に楽しく、時に辛辣に、時に叫んだりもしましたが、最後はみんな遊びに行って、残ったのは巡人とディクトの2人だけ。でも、それは覚悟していた事なので「旅の続きをしよう」と、前に進んで行くのでした。
次にモンストロ。攻略としては比較的に短めだったものの、物語的には大事な部分でした。リクの身に闇が迫り始めているのが感じてきましたね。同時に、ディクトは考察をする事で、徐々にカイリの行方について、真相に近づいていった話でもありました。途中、ファウルフェローから目隠しされたりとハプニングがありましたが、それはご愛嬌です。
最後にハロウィンタウン。ディクトにとってはあの雰囲気はカオスだったみたいです。ですが、本来のハロウィンとはこう言う物だと考えると、納得出来なくは無いですよね。ブギー戦では、ファイラの連発で押し切り、コンティニューする事無く勝利を掴み取りました。
いかがでしたか?楽しんで貰えたら何よりです(´ω`)
さて、次回の更新ですが、いつもは3ワールドで一区切りとしています。ですが、とあるワールドを攻略する時間が長くなりそうなので、次回は2ワールドでお届けさせて頂きます。次に訪れるのはどこの世界でしょうか……?
続きを楽しみにして、お待ち下さい。
それでは(^∀^)ノ 感想をどうぞ!
- ネバーランド Part.0 ( No.68 )
- 日時: 2017/05/17 12:28
- 名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: GlabL33E)
スペースマウンテン、アトラクション出口付近。
和斗と蒼樹がおぼつかない足取りで、最初に出て来た。和斗を支えるように、蒼樹が自分の肩を貸す。
次に出て来たのが匠とネリア。2人の様子は一見、大丈夫そうだが、それは肉体的の話。精神面ではかなりやつれていた。その証拠に、一歩一歩が重くのしかかる。
最後に出て来たのは明と紅菜とフレイとコール。先に出て来た人達は違い、ケロリとしている。元気いっぱいだ。
紅菜「スペースマウンテン、楽しかったね(´ω`)」
明「うん!」
フレイ「たのしかった!」
コール「もういっかいのりたいなあ……」
コールの言葉に、元気を失った人達が反応した。
蒼樹「コール君。次に乗る時は明君と紅菜とフレイ君だけで行って……」
苦しそうに頼む蒼樹。
和斗「やっぱり……二度目でも、俺には耐えられなかった……こんな事になるなら……乗るんじゃなかった……!乗るなら勝手に乗ってくれ……!それに明……お前、最初に乗り終わった時はフラフラだったはずだろ……何で2度目は楽しそうにしてるんだ……!!」
涙目で訴え、疑問を投げる和斗。
ネリア「今度こそ、大丈夫だと……負けはしないと……そう決意したのに……私は……!」
悔しそうに声を絞り出すネリア。
匠「……蒼樹の言う通り、また乗る時はお前らだけで乗ってくれ。俺でも限界はある……!」
珍しく感情をあらわにする匠。その目は少しだけ、赤く染まっていた。
それぞれ、思い思いに言葉を吐き出した後、よろめきながら、前に歩き出すのであった。
明達は顔を見合わせる。悪い事をしてしまったのかもしれない。そう思いながら、気まずそうに和斗達の後に続くのであった……。
next to Part.1
- ネバーランド Part.1 ( No.69 )
- 日時: 2017/05/17 12:30
- 名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: GlabL33E)
ワールドマップ。ちぎれたページをトラヴァースタウンに持って行こうと言う話になるが、それを無視して次のワールドへ目標を定めた。
巡人「ディクト」
ディクト「何?」
巡人「次のワールドなんだけれど、ちゃんと着くかどうか、確率があるんだ」
巡人がグミシップを操作しながらディクトに説明する。
ディクト「確率?運次第って事?」
巡人「そう。ある程度まで進んで、何もイベントが無かったらやり直し」
ディクト「そんな……(´・ω・`) ちなみに、どれくらいの確率?」
巡人「モンストロとハロウィンタウンをクリアしたから、それで70%。残りの30%を引いたら、またハロウィンタウンからグミシップを進め直さなくちゃいけない」
ディクト「大変だね(´・ω・`)」
巡人は頷いた。敵の攻撃が激しいが、何とか進めている、やがて周りの景色も変わり、
巡人「そろそろか……」
さっき言った、「ある程度」の場所まで辿り着いた。
ディクト「これで何も起きなかったら……」
巡人「まずいね」
危機を感じる顔をしたその時、急にグミシップが止まり、周りの障害物が消えた。ワンテンポ遅れて、グーフィーが、後ろから大きな船が来る、と言って来た。
巡人「来た!」
ディクト「本当!?」
巡人「本当だよ!新しいワールドだ!」
巡人は喜んだ。ディクトはホッと一息をつくが、ソラ達はそうも行かないようだ。
後ろから大きな船が来る。ドナルドが、あれは海賊船だ!と叫んだ。
海賊船がこちらに来る。こちらにぶつかって来るつもりだ。ソラが、みんな掴まって!と叫んだ。
ディクト「……随分と派手に行ったね('ω')」
ディクトが呟く。
巡人「そりゃそうだよ。海賊船だからね」
ネバーランド、とワールドのタイトルが出て来た。
ディクト「ネバーランド?海賊船が?」
ディクトは首を傾げた。
巡人「そう。ネバーランド。ピーターパンって作品に出て来る海賊船をモチーフにした世界」
ディクト「なるほどね……ん?海賊船?」
納得して、同時にディクトが何か引っかかったような感覚が起きた所でイベントを見る。ソラが海賊船に足を着くと、見覚えのある声が聞こえた。お前から来てくれると思わなかった。また会えて良かった、と。リクである。
ドナルドとグーフィーは?ソラが聞くと、リクが冷たく言い放った。まだそんな事を言っているのか?と。
ディクト「海賊船……海賊船……海賊船……」
ディクトはボソボソと呟く。リクは、そんなに仲間が大切か、と続けていた。
リク『お前が捜しているのはあの2人か?』
ディクト「海賊船……海賊船……」
リクが、それとも……と言い、横にズレた。リクの後ろに虚ろな目をしたカイリがいた。
ディクト「………!」
ソラ『カイリっ!』
ディクトの目が見開くのと、ソラがカイリと叫んだのは同時だった。
ディクト「この船……!」
ようやく思い出した。見覚えがあると思っていた。それもそのはず。ここは、マレフィセントがリクにハートレスを操る力を与えた場所と同じ所の船なのだ。
リク『見ろ。お前が遊んでいる間に、俺はカイリを見つけたぞ』
ディクト「リクが見つけたんじゃなくて、マレフィセントが見つけたような物だけどね('ω') って、そうじゃなくて……」
ソラは一歩駆け出す。それを、鉤爪が制した。俺の船で勝手な行動は慎んでくれ、と言う言葉と共に。そして、見覚えがある顔が現れた。
ディクト「そう言う事だよね……。マレフィセントが用意したって言っていた船の持ち主」
巡人「ディクト……」
何でこんな奴らと一緒にいる、とソラは問いかけた。それに対して、
リク『俺はハートレスを操る力を手に入れた。もう恐れる物は何も無い』
ディクト「うわあ………うわあ………」
ディクトは痛そうに頭を抱える。
リク『闇を恐れることは無いんだ!』
この言葉を、思い出しながら。
ソラ『ハートレスは危険な力だ。心を呑み込まれるぞ!』
ソラが警告する。ご最もである。事実、ソラは何度もハートレスの力を使った結果、破滅を迎えた人達を何人も見ているのだ。リクもその仲間入りになるなんて想像したくない。
が、
リク『それは心が弱いヤツだけさ』
ディクト「………」
ディクトは頭を抱えて首を横に振った。もう聞きたくない、とでも言うように。
だが、現実は続く。この力で色んな事が出来るようになった、と言って、闇に覆われたソラの分身を創り出した。ソラは驚く。
大切な仲間に会わせてやるよ。
その言葉を最後に、ソラは床下に仕掛けられていた落とし穴に落ちて行った。
ディクト「……巡人」
巡人「何?」
ディクト「一つ、言っていいかな?」
巡人「良いよ」
ディクト「リクは大きくなったら、この事は多分……いや絶対に黒歴史扱いになると思う」
巡人は、そっと微笑んだ。
ちなみに、この後にもイベントは続いていたが2人は見逃してしまっていた。どうって事は無いが。
next to Part.2
- ネバーランド Part.2 ( No.70 )
- 日時: 2017/05/17 12:33
- 名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: GlabL33E)
ソラは仲間達と合流できたみたいだ。カイリが?とグーフィーが聞くと、ソラは頷いた。確かにカイリだった、と。ようやく会えたんだ、と、嬉しそうに言った。
それじゃあもう一度会いに行こう、とグーフィー。ソラは頷く。ドナルドも賛成した。立ち上がろう、とも。
ドナルド『早く立って!』
ディクト「……そんな事だろうって思った('ω')」
後ろから笑い声が聞こえるが、ディクトはすまし顔だった。想像は付いていた見たいだ。ソラが落ちてきた場所と、ドナルドとグーフィーがいた場所が重なったみたいで、一番下にドナルド、その上にグーフィー、さらにその上にソラが乗っかっていた。
ソラ『あ、わりい』
ディクト「('ω')」
巡人「ディクト、ここ笑う所だと思うよ」
場面が変わる。ソラが扉の窓越しに外の様子を覗いた。その時、別の男の声が聞こえた。ここから出るんだろ。手伝ってやろうか?と。そして軽快に、緑色で統一した男が現れる。
ディクト「誰?('ω')」
グーフィーと同じタイミングで、ディクトは巡人に尋ねた。返ってきたのは名前ではなく、挑発とも取れる言葉だった。ディクトの目がガン開きした。
ソラが、そう言う自分も捕まったんじゃ?と言い返す。男はソラから顔をそらし、待ってるだけ、と言い返した。
ディクト「ダウト」
誰を?と聞いた瞬間、黄色い玉が飛び回って来た。遅かったじゃないか、ティンカーベル、と男は言う。黄色い玉は、妖精の女の子だった。言葉は喋れないが、男との意思疎通は出来るみたいだ。そこにウェンディがいるみたいなんだな、と男は言った。もう一人、女の子もいるらしい。が、男はウェンディと言う子のみを助けるとも聞き取れる事を言った。
やきもちやいてるな。ドナルドが笑う。妖精の女の子……ティンカーベルはドナルドに近づき、くちばし目掛けて蹴飛ばした。そして、そのままティンカーベルは去ってしまった。
ティンク!扉を開けてくれよ!と男は言うがもう遅い。ここでソラが咳払いした。キーブレードを手に持って。
ディクト「……まあ、そうだよね('ω') 扉を開ける方法って言ったら、それしか無いよね('ω')」
ディクトは呟いた。その間に、男は自己紹介をする。名前はピーターパン。手を差し出した。ソラも自己紹介をして、手を差し出したが、ピーターパンは自分の手を引っ込め、一緒に行くのはウェンディを助けるまでだ、と、一時的な協力を申し出た。
イベント終了。パーティー選択画面になる。巡人はドナルドとグーフィーのまま、パーティーを決定した。
動けるようになったので、アイテムメニューを開き、ピーターパンからポーションを3つ、エーテルを3つをバックヤードへ移す。分かりきっていたので、ディクトは何も言わなかった。
その後に近くのセーブポイントでセーブ。6時間52分だった。時計を見ると、15時32分。空が、夕焼けに染まり始めていた。
思い出したように、巡人は装備メニューを開く。アクセサリーの「アビリティピアス」を「セイクリッド」に変えた。
巡人「セイクリッド。ファイア・ブリザド・サンダー系のダメージを80%に抑えられるのと、最大APが上がるアクセサリー。使える」
ここで、ディクトはある事を思い出した。
ディクト「そう言えば、『パンプキンヘッド』ってキーブレードも手に入れたよね。装備しないの?」
巡人「リーチが長くてクリティカルが連続で出てくるのが魅力だけど、弾かれ耐性が一切無いんだよね。それに……」
と言いながら、ソラのキーブレードの装備を選択して、パンプキンヘッドに合わせる。
巡人「攻撃力が1しか上がらない。ゴリ押しするんだったらこれでも良いかもしれないけど、攻撃を弾かれた時の対処が不安だから、しばらくはデザイアーランプで行くよ」
そう締めくくり、今度はアビリティメニューを開き、ソラが新しく覚えたアビリティ「ハリケーンピリオド」を装備した。グーフィーには「ラックアップ」を装備した。
最後に、もう一度装備メニューを開き、ピーターパンからプロテスネックレス2つを外す。この野郎とディクトは思ったが、あまり言うと巡人が泣き出すのは目に見えているので、ここは溢れ出す気持ちをグッと抑えた。
準備が出来たのか、部屋から出る。いきなりハートレスと戦闘が始まったので、適当に倒す。リクが創り出したソラの分身も現れたので、それも倒すとグーフィーのレベルが上がり、【ハイパーヒーリング】を覚えた。さらに残ったハートレスを倒すとドナルドのレベルが上がり【ドロー】を覚えた。
巡人はアビリティメニューを開き、グーフィーに付いているアビリティを全て外す。その後、【ハイパーヒーリング】を付け、プライズアップを付け、グーフィーアタックを付け、召喚MPアップを付け、ラックアップを付けた。
ディクト「ハイパーヒーリング……倒れても短い時間で復活するうえに、復活した時の体力が全回復するんだ。便利だね(´ω`)」
巡人「そう。ただ、それに見合うAPが必要だったから、一旦全部外して、使えそうなアビリティを付け直したって訳」
そう言いながら、右側にあるドアから次の部屋に向かった。そこでも戦闘が始まったので、手際良く倒す。その後、開いている穴に落ちた。そこでも戦闘。倒すと、ソラのレベルが上がり、最大APがアップした。それでも現れ続けるハートレスを淡々と倒すが、
ディクト「これ、無限湧きしてない?」
巡人「そんな気がしてきた」
適当にハートレス倒しを切り上げ、次の部屋へと向かった。イベントが始まった。
宙を浮いているピーターパンに、どうして空を飛べるのとグーフィーが問いかけた。誰でも飛べるらしい。試してみるかと聞いて、口笛を吹く。さっきの黄色い玉……ティンカーベルが来た。ピーターパンがティンクに、そろそろ機嫌を直せとたしなめ、ソラ達に、妖精の粉をかけるんだ、と言いながら妖精の粉をかけた。
ディクト「粉で飛べるようになるんだ……へぇ……('ω')」
冷めた顔で、ディクトが呟く。
巡人「それと、純粋な少年少女みたいな心も必要だよ(・ω<)」
巡人はウィンクをした。ディクトは冷めた顔で宙を浮いた。
ディクト「('ω')」
巡人「(´・ω・`)」
妖精の粉をかけて貰ったドナルドが飛ぶ。しかし、ピーターパンみたいに飛ぶ事は出来なかった。
場面が変わって、この船の船長はリクに、ウェンディはプリンセスじゃないのか、と問いかけた。リクは、マレフィセントから、選ばれた7人だけがプリンセスなんだと聞いただろう、と答えた。プリンセス、と言葉を聞き、ディクトは宙に浮くのをやめ、真剣な表情でイベントを見た。
ディクト「選ばれた7人だけがプリンセス……」
リクが船長のように、船の整備が終わり次第出発する、と指示する。関係の無い物は置いて行く、とも。船長は納得出来ないみたいだ。何でその7人なんだ。マレフィセントは何をしようとしてるんだ、と。同時に、ディクトがまたブツブツと言い始めた。
ディクト「マレフィセントはリクに、『世界の心に行けばカイリの心を取り戻す方法が見つかる』って言っていたけど……」
リク『さあな』
ディクト「やっぱりマレフィセントは嘘を付いているとしか思えないよ」
リク『俺はカイリの心を取り戻す方法さえ見つかればそれで良い』
ディクト「そもそも、カイリの身体を最初に見つけた事をリクに教えたのはマレフィセントだった。マレフィセントはあたかもカイリを捜して見つけたみたいに言ってたけど、最初からカイリの身柄を確保してたんじゃないかな?じゃなきゃ、あんな都合良く事は運ばない。それは置いといて……」
船長『フン!ごくろうなこった!あの娘の心はハートレスに喰われちまったんだ。心を取り戻すなんて、無理だろうな』
ディクト「僕が一番疑問なのはそこなんだよ。カイリの心がハートレスに喰われたら、カイリの身体がこの場にある訳が無いんだ。ハートレスにされた人間の肉体は消滅する。それはもう定義なんだって、僕の中で確信が持てる」
リク『カイリの心は喰われたりしていない!』
ディクト「そう。カイリの心はハートレスに喰われていない。カイリの身体が存在しているのが証拠なんだから。なら、カイリの心はどこにあるのか。それさえ分かれば……」
フック船長!
その声で、ディクトの考察が止まった。フック船長と呼ばれた船長は管に近付く。奴らはやっぱり逃げ出した、と声がした。ピーターパンも、と言った所でリクも振り向いていた。
フック船長は憎たらしくピーターパンの名を口にする。そして、人質を今すぐ船長室に連れて来い、と指示をするのであった。
ディクト「巡人……(´・ω・`)」
助けを乞うように巡人に縋り付く。だが、巡人は何も答えなかった。
場面が変わった。何かに気付いたティンクに声をかけるピーターパン。青い服を着た女の子が、ベッドに座り込んでいた。この子がウェンディなのだろう。ウェンディはピーター?と床のフェンスに近付く。
フェンス越しに上下が見えるようになっているのか。ディクトは納得した。
ウェンディが、海賊達が部屋の外にいるから急いで、と言う。ピーターは、すぐに行くから待ってて、と答えた。そこへソラがウェンディに声をかけ、もう1人女の子がいる?と聞いた。女の子……カイリはいた。だが、全然目を覚まさないらしい。現に、カイリは座り込んだまま、目が虚ろな状態だった。
ディクト「……」
ディクトは考える。カイリの心はどこにあるのか、と。考察は8割できた。だが、そこから先が分からない。
何でも良い。
ディクト「何かヒントがあれば……」
その時だった。
ウェンディ『ずっと眠っているみたいに……』
ウェンディの発した一言。ソラがカイリの名を叫ぶ。カイリの腕がだらんと垂れた。
ソラが不安そうな表情でカイリに向けて手を伸ばす。カイリの指が、僅かに動く。ソラは安堵を浮かべた。
ディクト「動いた……!?」
ディクトが驚いたと同時に、カイリが引きずられて行く。さらに、ウェンディの叫び声もした。ピーターパンが、上だ!と促す。
イベント終了。行動できるようになったので、巡人はイベントシーンから見えていた宝箱に向かい、回収した。メテオグミを手に入れた。部屋から出る。ハートレスと戦闘。倒して、さっきの部屋へ戻る。ハートレスと戦闘。適当に倒し、破れたフェンスから上に昇った。すぐ近くの扉に入ると、ウェンディとカイリがいたみたいな部屋に着いた。セーブポイントがあったのでセーブ。7時間2分だった。時計を見る。15時42分だった。
next to Part.3
- ネバーランド Part.3 ( No.71 )
- 日時: 2017/05/17 12:35
- 名前: エイヴ ◆.Z4zYzVCxs (ID: GlabL33E)
ディクト「ねえ巡人」
巡人「ん?」
緑のトリニティを発動させ、降りてきたハシゴを昇り、イベント。ソラが、待てよリク!と、カイリを抱えたリクを呼び止めた。
ディクト「ずっと考えてたんだ」
リクの背後から闇が迫る。リクは闇に向けてかのように後ろへ下がり、代わりにソラの闇の分身が現れた。戦いが始まった。
ディクト「カイリの心はハートレスに喰われていない。そこまでは分かったの」
巡人「うん」
闇のソラにロックオンし、攻撃をする。
ディクト「でも、カイリの心はどこにあるのか、考えても考えても、分からなかった」
巡人「知ってた。だって、考えてる事をそのまま口にしてたもん。小声だったけれど聞こえていたし」
闇のソラが3つに分断した。ロックオンで本物を見極め、本物に攻撃する。ダメージを受けるが、ケアルをかけて対処した。
ディクト「やっぱり?」
ディクトは、ふふっ、と笑った。その後、目を伏せて話す。
ディクト「でも、さっきのイベントを見て、また疑問が出て来ちゃったんだ。ウェンディがカイリが眠っているみたいって言って、ソラがカイリに呼びかけて、カイリが僅かに反応した所。でも、これが分かれば、カイリの心がある場所が分かるかもしれない。そう思ったの」
ヒットアンドアウェイで、闇のソラと戦う。巡人は黙ったまま頷いた。
ディクト「だから、教えてよ」
闇のソラが本気を出して来た。巡人は冷静に対処する。
ディクトは一呼吸置いて、疑問を投げかけた。
ディクト「心がどこかで眠る事って、有り得るの?」
巡人は一度、ポーズ画面にして、ディクトを見た。ディクトの表情は真剣だ。巡人は溜め息をついた。
巡人「そこを聞いちゃうか……」
困ったと言うような口ぶりで、ディクトに苦笑いを見せる。目線をテレビに戻して、ポーズを解除した。
巡人は、操作しながら話し始めた。
巡人「ある所に、キーブレードを持つ人達がいたんだ。ある者は青年で、誰よりも強い力を持っていた。また、ある者は少年で、誰にも負けない素早さを備えていた。また、ある者は少女で、誰もが驚く魔法の才能があった」
ディクト「それ、僕の質問と関係あるの?('ω')」
巡人「いいから聞いて」
ディクト「はい(´・ω・`)」
猛攻を続ける闇のソラ。攻撃のチャンスを窺う。
巡人「ある時、三人は大いなる闇と戦った。それぞれが色んな世界を巡って、それぞれは色んな人と出会って、色んな事を思っ。もちろん、それぞれに色んな事が起こった」
ディクト「三人一緒じゃ無かったの?」
巡人「一緒じゃないよ。合流する事はあったけれど、基本的には一人だった」
ディクト「そうなんだ。続けて」
闇のソラは何度も分身して、ソラを翻弄する。巡人はロックオンで本物を暴き、攻撃した。消える。分身する。
巡人「時には仲違いしたり、取り返しのつかない事をしてしまったりした。大いなる闇の元凶に気付いた時には、大切な人が消えて、大切な場所も無くなった」
ディクト「酷いね……。それで、元凶って何なの?」
巡人「ネタバレになるけど、それでも良いなら話すよ?」
ディクト「やめて」
闇のソラに追い討ちをかけようとスライドダッシュをするが、その攻撃が当たる事は無かった。だが、着実に勝利には近づいている。
巡人「話を戻して……やがて三人は、闇の元凶と戦った。元凶の目的は、純粋な光と純粋な闇をぶつけ合った先に見える世界を、この目で見届ける為だった」
ディクト「何となく読めた。そんな事をしたら世界が滅ぶんでしょ?('ω')」
巡人「その通り('ω')」
攻撃のチャンスを窺う。隙ができれば攻撃する。
巡人「だから三人は元凶と戦った。そして、最後は見事、元凶の野望を打ち砕く事は出来たんだ」
ディクト「良かったね(´ω`) ハッピーエンドじゃん!……ん?『野望を打ち砕く事は出来た』?」
喜んだディクトだったが、ふと、頭にクエスチョンマークが浮かんだ。青年、少年、少女は困難な道を歩んだけれど、最後はラスボスの野望を打ち砕いた。野望を打ち砕いたのだ。
だから巡人は「野望を打ち砕く事は出来た」と言った。むしろ「野望を打ち砕いた」としか言っていない。「元凶を倒した」とは一言も言っていないのだ。嫌な予感がした。
沈黙。だが、その先を聞かなければ、自分の一番聞きたい質問の答えが聞けない。そんな気がした。
だから、震える声で、
ディクト「……巡人。元凶は?倒したの?倒したんだよね?(´゜ω゜`)」
問いかけた。巡人は黙り込むが、口を開く。
巡人「一応、ね。その代わりに……三人の若者は、光の世界から姿を消してしまったんだ」
ディクト「……!(´゜д゜`)」
ここで、闇のソラを倒した。ソラのレベルが上がり、【ファイナルブレイク】を覚えた。ドナルドのレベルが上がり、ハイパーヒーリングを覚えた。グーフィーのレベルも上がった。
闇のソラは闇に還った。パルメットクロウを手に入れた。
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