二次創作小説(新・総合)
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- SNS的(非)日常観察日誌2
- 日時: 2018/03/24 20:01
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=28385
初めまして又はこんにちは、抜間さんです。新しい「SNS的(非)日常観察日誌」に来てくださりありがとうございます。初代スレッドが満スレになったのでこの二代目スレに突入しましたが、初代同様相変わらずマイペースにやっていきますので今後ともよろしくお願いします。
なお、初代スレには参照のURLから飛ぶことができますので、初見の方や過去作を見返したいという方はそちらをぜひどうぞー。
更新日:3月24日
〈もくじ〉
キャラプロフィール >>1
【長文】
・『サバイバルとカオスとバカは紙一重』
・『わすれなぐさ』
Ⅰ:偶然は運命の始まり >>39-45
Ⅱ:束の間の平和 >>50-55
Ⅲ:錆色の雨 >>71-79
【短文】
特に意味のなさすぎる日常小ネタ >>2-7
初代スレからのサルベーシ集 >>18-21
寺坂竜馬殺人事件 >>59-61
スカッとする(はずだった)話 >>86-94
「I love you」の伝え方 >>125-129
イナギャラで銀魂パロ >>155-157
バグズパニック!(前編) >>164-169
RZK裸ジオ >>176-180
雪合戦でバカとカオスがドッタンバッタン大騒ぎ >>187-195
【SNSラジオ】(不定期更新)
※第1回〜第10回は初代スレ参照
第11回 >>138-141 第12回 >>208-211←NEW!
【その他】
突発質問コーナー? >>115-116
〈タグ〉
スマブラ 暗殺教室 パズドラ イナズマイレブンGO 蒼い世界の中心で スマブラ四天王 クロスオーバー ギャグ カオス コラボ 裸族 NL オリジナル設定満載 キャラ崩壊要注意
- スカッとする(はずだった)話 ( No.89 )
- 日時: 2017/01/07 09:04
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
皆さんもマナーは守りましょう
case2:勘違い俺様なウザいDQN男にナンパされた
ゼルダ「リンク、遅いですね…やはり今日はトイレも人が沢山いるのでしょうか?」
とある大型レジャー施設の一角。そこにある広場では、可愛らしい服に身を包んだゼルダがベンチに座って恋人であるリンクを待ちわびていた。
彼が用を足してくると言ってトイレに向かったのはおよそ1分前のこと。トイレがやや遠い所にある上にレジャー施設が満員御礼状態な分男子トイレも混んでいるのかリンクが戻ってくる気配はなく、時間だけがゆっくりと過ぎていく。
ゼルダ「……早く戻ってこないかな…///」
リンクから預かったバッグを膝に乗せ、ファスナーについている狼のストラップを指先でいじりながら今か今かと恋人の帰りを待つゼルダ。今の彼女にとってはそんな退屈であるはずの時間さえも楽しく感じるようで、これから恋人と過ごすであろう甘い時間に思いをはせていた。
だが……
???「ねぇねぇ、そこの可愛い彼女〜?君、一人ぃ〜?」
なんと、大変空気が読めないことに突如としてその平和な時間に水を刺す人物が現れたではないか。おい、誰だよせっかくのノマカプに水を指したのは?
ゼルダ「あの、すみません……貴方は一体どちら様でしょうか……?」
ナンパ男「……ニヤニヤ」
ゼルダが顔を上げると、そこにいたのはド派手な色に染めた髪に耳にじゃらじゃらとついた大量のピアス、全体的に配色が死にまくっているだぼだぼの服に履き潰したサンダルといった風貌の男だった。
ゼルダ「えっと……」
ナンパ男「いやぁ〜、こんな退屈な日に舞い降りた女神とはまさに君のことだ!!まさにこのスーパーモテモテボーイの俺にふさわしい!君、一人でしょ?一人だよね??ね?」
ゼルダ「あのーすみません、盛り上がってるところ悪いんですけど私は今人を待っていまして……」
男「え、マジで?俺も一人なんだよねぇ〜!奇遇だなぁ!これってもしや、運命?ワオ!!俺の赤い糸が俺と君とを引き寄せたって最高にクールじゃない!?……というわけで、はい君今日から俺の彼女けってーい!!!さあ、どこへ行こうかハニー?」
ゼルダ「貴方私の話を聞いているんですか!!?さっき人を待っていると確かに言いましたよね!?というか、運命の赤い糸って!?しかも今から彼女って何!?;」
ナンパ男は戸惑うゼルダの手を引いて無理矢理立たせようとし……ってちょっと待て、何をどう聞いたら人を待っている=一人で暇してると変換されるんだ!!?;こいつバカか!?バカなのか!!?
ナンパ男「バカじゃないってのナレーション、ただこの可愛い子ちゃんが一人で暇してるみたいだから、優しい優しい俺が一緒にいてあげようと思っただけだって☆」
いやそんな押し付けがましい優しさなんざいらんわボケ!!誰が優しいって!?卑しいの間違いじゃないのか!?
まあそんなツッコミはさておき、どうやらゼルダは一人でぼんやりとしていたために目をつけられ、この優しい(笑)男にナンパをされてしまったようだ。男はゼルダの手を取り無理矢理立たせようとするが当然ながらゼルダは抵抗、ちょっとした小競り合いに。これが所謂DQNというものだろう。
ゼルダ「ちょっ、誰が暇してるですか!?私はここを離れるわけにはいかないんです。ですから、あっちに行ってください…;」
ナンパ男「ほら早く立って、僕達の甘い時間は待ってくれないよ〜?」
ゼルダ「いえ、むしろこうして貴方に絡まれてることこそが時間の無駄なのですが……」
ナンパ男「またまたぁ、そんな顔してちゃあ美人が勿体ないなぁ。ほらほら、どこに行きたいの?君みたいな子なら彼氏の俺がなんだってしてあげるからぁ〜♪」
カップルの男性「……さっきから見てればあの男、とんでもない奴だな……」
カップルの女性「ねー;あの女の人が迷惑そうな顔をしているのに気づかないのかなぁ……あんなんじゃあ一生独り身だよね;
女子高生「うげ、!何あれ、チョーキモいんだけど!!死ねくそ男!!女の敵!」
子供「うわぁーー!DQNだ!DQNだ!!生で見るとマジウッゼーー!女の子困らせるなんて最低じゃん!!」
ナンパ男「ほら聞いてごらん?周りも俺達のラブラブっぷりを羨ましく見ているよ♪」
ゼルダ「……いい耳鼻科紹介しましょうか?それとも脳外科がいいですか?;」
勝手に俺様理論全開でこちらの話も聞かずに話を進める男は大変にしつこく、なおかつ端から見てもマジラブ1000%どころかマジキモ1000%レベルであり、まーウザいことこの上ない。そのウザさたるや、ゼルダの口からもやや棘のある言葉が漏れてしまったり、堂々巡りするばかりの押し問答を繰り返すゼルダと男の姿に周りにいた人々がDQNに絡まれたゼルダを心配そうに見つめるくらいである。
ゼルダ「……はぁ、もう、はっきり言わなきゃこの手の人は分からないですよねきっと…あ、あの!話を聞いてください!」
やがてゼルダは、男のしつこさにしばしペースを乱されているうちに、こういう男にはキッパリと意思を伝えるべきだと悟ったらしい。先程までの戸惑いから一転、男をきっと睨みつける。
ナンパ男「ん?」
ゼルダ「すみませんが私、先程からおっしゃっているように人を待っているのです。ですから、お誘いには乗れません!;」
ナンパ男「えぇ〜、それって友達がいるってこと?オッケーオッケー、俺ってばやさしーから友達でも大歓迎だよwむしろ可愛こちゃんが二人も一緒なんて最高のハーレム「いえ、恋人ですし、れっきとした男性ですが?」……は?今、何て?」
ゼルダ「ですから、私はここでトイレに行った恋人を待っているのです。貴方の彼女になれませんし、なるつもりもありません。ですからお誘いには乗れません。信じられないのでしたら、証拠として彼と写っている写真もスマホにありますし、お見せしましょうか?」
ナンパ男「うっ……」
強い目つきで男を見据えながら恋人がいることをはっきりと伝えると、男はゼルダの思わぬ反撃にうっと口ごもった。まあ、人の話を聞こうとしなかった男もこうきっぱりと断言されては流石にゼルダが一人ではないことを認めるしかないのだろう。
ともあれ、これで相手もようやく自分が既に売約済みの身であることを知ったのだし、諦めてくれるに違いなi……
ナンパ男「……そうか、わかったぞ?……これは試練だな?だが、安心しろ……」
ゼルダ「……え?いきなり何をおっしゃって……」
ナンパ男「俺が君をたぶらかす悪い男から解放してやるぜぇぇぇぇぇーーーー!!!」
ゼルダ&ナレーション&周りにいた人々「はああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!?!?;」
……と思いきやどういうことこれ!!?なんとこいつ、いきなりワケわからんことをほざきだしたではないかぁぁぁぁぁぁーー!!?つか、そんなムリゲーな試練を繰り出す鬼畜なキューピッドがいてたまるか!?そんな鬼畜天使なぞどこぞの堕天使だけで充分だアホが!!!この展開にはゼルダだけでなく、ナレーションや周りの人々も流石に驚愕し思わずシャウトするしかない……;
ナンパ男「俺という最高の男に出会う前に最低辺男に捕まった君を助けてやるよ…そうすれば安心して俺の女になれるんだろぉ?」
ゼルダ「(゜Д゜)ポカーン」
とうやらこのナンパ男もとい脳内お花畑クソ野郎の頭では「恋人持ち→だったら悪い男から助けてあげりゃあ俺のものじゃんノープロブレムじゃん!俺あったまいー!!」というバカ丸出しなとんでも理論が完成しているらしい。すいません、そんな理論があってたまるかコノヤロウOTL
……えー、とりあえずうちも言いたいことは多々あるし、きっと皆さんも思っているだろうけど、あえて一言だけ言わせてください。
こ の 男 は 一 体 何 語 を 話 し て る ん だ ?バカなの?日本語通じてるの?
自分で書いてて「なんだこの男」と割りと本気で思いましたOTL
- スカッとする(はずだった)話 ( No.90 )
- 日時: 2016/12/25 21:49
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
ゼルダ「あの、さすがにこの馬鹿の相手はもう嫌なんですけどOTLそろそろこの方を殴りたくなってきましたOTL」
ナレーション「心中お察ししますゼルダ様OTL」
ナンパ男「それで、俺達の愛を邪魔するその男ってそんなにひっでー男なのか〜??」
まあそんなわけで、ナンパ男はゼルダを連れていくためにまず障害となる恋人をどうにかしようと考えたようで、今度はしきりに恋人についてを聞き出そうとした。だがこれまでの流れでだいぶ消耗したのか、ゼルダはもはや男をまともに相手せずに、若干ずれた気がしないでもない相槌をうつ。
ナンパ男「なんだよ、教えてくれたっていいじゃーん?wまあ、君みたいな可愛い子を騙せるくらいなんだからさぞかし手慣れた奴なんだろうねぇ?」
ゼルダ「だから騙してないし、私も騙されたつもりはないですから;それに、彼は私が初めての恋人なんですからそんな騙すなんて酷いことできるわけが……」
ナンパ男「えwww初めてとかマwwwジwwwぶっほーーwww」
ゼルダ「……はい?」
……だが、恋人のことを口にした途端突然男吹き出しゲラゲラと笑い始めたではないか。この男の態度に、ぼんやりとしていたゼルダの意識も一瞬で覚醒した。
ゼルダ「今、何とおっしゃいましたか?」
ナンパ男「だから、いい年して経験ないのに調子こいたことするとか今時ダサいってのwwwそいつ、飛んだ身の程知らずなんだねぇ??ね?ね?」
ゼルダ「……あの、彼のことを何も知らない貴方が、偉そうに彼について語らないでください。あと、恋人でもないのに気安く私に触らないで!」
ゼルダが肩に触れた男の手を容赦なくはたき落とすのも構わずに男は相変わらずゲラゲラと下品な笑い声をあげ、顔も知らない「恋人」を嘲笑る。
ナンパ男「あーあ、俺みたいな超絶にいい男を知る前にとんだイケテないダサダサ男に誘惑されたなんて君は可哀想なんだなぁ…第一、恋人作るなら作るで身の程をわきまえて自分のランクにあったブス女選んどけって話だよなぁその彼氏もさぁwww」
ゼルダ「お言葉ではありますが、彼は貴方とは比べ物にならないくらいに素敵な方ですよ?何も知らない癖に好き放題言ったり勝手にイケテないと決めつけたり、いくらなんでもひどくないですか?」
ナンパ男「素敵ぃ〜?ないないないないwwwまともに女の相手してこなかった男がいきなりこんな可愛い子とかハードル高すぎっしょーーwwwやっぱり君みたいな素敵な子にはぁ、俺みたいなイイ男でなきゃね??」
ゼルダ「…………いい男?貴方がですか?」
ナンパ男「そう!!恋愛経験0の男ごときが君みたいな可愛い子と付き合ってるのなんてそんなのもったいないよ〜、そんな恋愛ビギナーの格好悪ーい男を相手しててもいつか泣かされちゃうんじゃない?www俺なんてねー、ざっと20人近くは経験してきたかなぁ〜おかげで女の子と付き合うコツとかテクニック知り尽くしちゃったしw」
ゼルダ「20人?…まあ、それはすごいですね…随分と経験が豊かなんですね?」
ナンパ男「そうそう!まあ、どちらかといえば俺の魅力に女の子がメロメロになっちゃったんだけどね。だからさー、君みたいなかわいい子にはそんなろくに女の子のことを知らなさそうな男よりも俺みたいに女の子のなんたるかを知り尽くした男の方が絶対満足するって!!」
……どうやら話を聞くにこのナンパ男、ゼルダの言う「恋人」との差をつけて自分に気を引こうと自身のプレイボーiもといヤリチn…じゃなかった、女性経験の豊富さをアピールする作戦に出たらしい。すいません、経験云々はともかくとして、話をやめない聞かない言わせないが見事に揃ったないない尽くし三点セット持ちのチャラいだけのDQN男によくもまぁ20人もの女が付き合ってくれたものだなオイ。
ゼルダ「……」
…だが、ろくに相手の気持ちを感じ取ろうともしないこの男は、自分にしつこくアプローチするだけならまだしも、愛する恋人を知らないDQNに侮辱されたゼルダがいよいよ我慢の限界を迎えたことなど知るよしもなかった。
ゼルダ「………なるほど、貴方のことはよく分かりました」
ゼルダは、唐突にスッとベンチから立ち上がると、ニコリと笑みを浮かべ……
ゼルダ「つまりそれって、今までそれだけの数の女性を相手してきたというのに、その中の誰ひとりとも奇跡的に上手くいかなかったから現在独り身であるということですよね?お言葉ですが、そんな女性との関係が長続きしない方が私を幸せにしてくださるとは到底思えないのですが…?」
ナンパ男「え…!?いや、えっとあれは、そう!相手の女共が俺に釣り合わなかっただけで…だから、君みたいな女の子なら確実に幸せに!」
ゼルダ「なるほど、すなわち貴方にとっては今までの「ご自身と釣り合わない」女性との恋愛は全く価値のないものだった、と…。お言葉ですが、それは女性がご自身に「釣り合わない」のではなく、単純に貴方が女性の良さや価値を「全く見ていない」だけなのではないですか?何せ、自分の都合ばかり押し付けて相手の話もまともに聞かない上に、聞いたら聞いたでイカした俺様ルール(笑)を展開して都合のいいように解釈するくらいに貴方は頭が悪くて自分勝手極まりない男ですものね。むしろ、そんな貴方によく20人もの方がお付き合いを許したものですよ」
ナンパ男「え…え…あの、ちょっと…;」
ゼルダ「しかも「相手の女性が自分に釣り合わなかった」と平気で女性に責任転嫁をする辺り、ご自身が相当な女泣かせであることに気づいていないみたいですね…。お誘いをしていただいたところ申し訳ないのですが…私は付き合ってきた女性を自分を引き立てるアクセサリー扱いしか出来ないような乱暴な方よりは、どんなに女性経験が浅くても私のことを尊重して宝物のように大切に扱ってくださる今の恋人とお付き合いをしていたいのです…」
ゼルダ「と、いうわけで……勘違い男は今すぐお引き取りくださらないかしら?いえ、いっそ今すぐに私の視界から永久に 追 放 し て 差 し 上 げ ま し ょ う か ?(^^)」
ナンパ男「」
す い ま せ ん 、 知 恵 姫 が 本 気 を 出 し ま し た 。
スマブラやSNS団でも指折りの優秀な頭脳をフル回転させてナンパ男を容赦なく会話のサンドバッグにする知恵姫の姿はある意味流石としか言いようがなく、しかもその姿にはこれまで女性を粗末に扱ってきたこと、やんわりと断ったにも関わらずしつこく上から目線で迫られたこと、そして何よりも愛する恋人を散々侮辱されたことに相当腹がたったのか、もはや男に対する躊躇いの「た」どころか「t」の文字すら感じない…というか、そもそもそんなものは存在しなかった。 そういやゼルダ、以前にも茅野と二人して魔女と化していたからな…;(初代スレの料理対決ネタ参照)
ゼルダ「……それでは、私はこのあたりで失礼させていただきますね。貴方もせめて次にナンパする時は、もう少し女性を優しく扱えるようになった方がいいですよ?」
ナンパ男「」←もはや返す言葉もない
ゼルダはナンパ男に止めの一言をいい放つと、トイレから戻ってきたリンクを見つけ真っ先に駆け寄りその場を後にした。一方の男はというと、その場で真っ白に燃え尽き、歴代恋人達と思しき名前を吐き出しながら未練がましくむせび泣いていたところを多くの人に目撃、ネットに情報を拡散され大いに笑い者にされたという…。
ナンパ男「あ…あぁ……ユミコぉぉ…エミぃぃ…カンナぁぁぁ……俺が悪かったぁぁぁ……戻ってきてくれぇぇぇーーー……!!!」
……なお、この光景をたまたま見ていた女性達やアップされた動画を閲覧した人々がゼルダに「すごくスッキリした!!」「クソ男を懲らしめた美女マジでGJ!!」と尊敬の眼差しを向けたほか(その中にはゼルダ同様男にしつこく迫られた者やかつて男と付き合って弄ばれた者もいた)、後にこのことをデートの土産話の最中に聞いた桃姫に「普段大人しい人ほど怒らせちゃいけないって話はあながち間違いじゃ無いんだなーってゼルダちゃんを見てるとつくづく思うわね。ともあれ、GJよ!」と親指を立てながら言われたことを追記しておく。
ゼルダ(…少し言い過ぎたでしょうか?でも、あの方にはあれぐらいがいい薬になりますよね。これを機に、もう少し女性を大切にしてくださればいいのですけれど)
リンク「…?どうしたんだゼルダ。なんだか浮かない顔をしているが…もしかして、待たせたから怒ってるか?だとしたら、待たせてごめんな;」
ゼルダ「いえ、何でもありません。ちょっと変な人に絡まれてただけですから気にしないでください。リンク、私次はあのアトラクションに乗りたいです♪」
- スカッとする(はずだった)話 ( No.91 )
- 日時: 2016/12/26 21:45
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
case3: 電車で妊婦さんに席を譲ろうとしたら知らないDQNに横取りされた
アナウンス『間もなく、4番線から電車が発車します。危ないですから、黄色い線までお下がりください。間もなく、4番線から…』
カルマ「よっと、到着!はぁ、はぁ…何とか間に合ったね…」
瞬木「ああ、ギリギリセーフだったな…間に合わなかったらどうしようか焦ったぜ…」
とある休日の昼下がりのこと。この日、ギャグカオス組のオフ会に向かおうとしていたカルマと瞬木は、任天街大型ターミナルから目的地に向かう電車にほぼ駆け込み乗車同然で乗りこんでいた。
瞬木「あと少しで出発…っと。こういう時鍛えておいてよかったと思うよな」
カルマ「うん。にしても、電車だいぶ混んできたね…もう座れそうな所といったら、優先席くらいしかないよ?」
瞬木「まあ、無いよりはマシだろ…ふぃー、疲れた…」
ホームをダッシュで走った甲斐あって、出発まであと1、2分くらいといったギリギリのところでなんとかお目当ての電車に乗れた二人。だが、その分電車に乗り込んだ途端に安心感から疲れがどっと押し寄せ、息を整える合間にも額からは汗がじんわりとにじみ出ていた。
汗をぬぐいながらどこかの席に座って休めないかと辺りを見渡し、座れそうな場所を探す。すると、ちょうど優先席が二人分だけ空いていたのを見つけたので、これはラッキーと思いつつ二人は小走りで駆け寄った。
瞬木「ちょっと気は引けるが誰も座る奴がいねーなら座ろうぜ…ん?」
妊婦「よかった…間に合ったわ。ふぅ…疲れた…」
と、そこへ大きなお腹を抱えた女性がよたよたと電車に乗り込んできた。
おそらく臨月間近の妊婦であろうその女性も先ほどまでの二人同様に急いで電車に乗ってきたのかはぁはぁと息を切らしており、持っていた大きなバッグを床に置いて壁にもたれかかる。
妊婦「はぁ、はぁ………」
瞬木「なぁカルマ、あの女多分妊婦だよな?」
カルマ「大きなお腹、ウエストを締め付けないゆったりとしたワンピース、でっかいマタニティバック…妊婦以外に何があるのさ?タイミング悪いね−。瞬木…あんたならこういう時どうする?」
瞬木「どうするもこうするも、んなもん聞かれるまでもねーだろ?」
カルマ「だよねー、俺、あんたのそういう察しのいいところ嫌いじゃないよ」
二人は妊婦と優先席を交互に見比べてほんの一瞬だけどうしようか戸惑ったが、そこは普段はカオスを撒き散らすとはいえ弱い者いじめを嫌うカルマと母親思いの瞬木、お互いに目を合わせると優先席に座らずに妊婦に声をかけた。
瞬木「なぁそこの妊婦さん、ここ…よかったら座れよ。妊婦って腹がでかいから立ちっぱなしはつらいんだろ?」
妊婦「え!?そんな…そこは貴方達が座ろうとしていたのでは…?」
カルマ「いいっていいって。若くて体力の有り余っている俺達が座るよりは、赤ちゃん育てるのに沢山体力を使っているあなたが座った方がお腹の赤ちゃんのためにもなるよ」
妊婦「…ええ、ありがとう。あなた達優しいのね」
妊婦はにこりと微笑みながら深々と頭を下げ、カルマと瞬木に心から感謝をする。そんなカルマ達の様子に、周りにいた人々も「見た目によらずいい子達だなぁ」と感心したような目を二人に向けていた。
だが…………
妊婦「では、お言葉に甘えて座らせてもら「よっし間に合った!!あ、ラッキーここ座れるじゃん!!!」「マジで!?座ろうよ!!」きゃあっ!!!」
カルマ&瞬木「「!!!?」」
何と妊婦が席に座ろうとしたまさにその時、駆け込み乗車をしてきた二人組の若い女が妊婦を突飛ばして席を横取りしてしまったではないか!!?
女A「あー、よかったねー!うちらチョー疲れてるから座れないとかマジで地獄だし!!」
女B「だよねだよねー!いやー、都合よく席があってラッキーだったわ!」
瞬木「おい、大丈夫かよあんた!?」
妊婦「あいたた…いきなり誰かがぶつかって…;」
カルマ「……随分非常識なことをするねいやはや……」
瞬木は突き飛ばされて倒れた妊婦にとっさに駆け寄りゆっくりと立たせ、カルマは転がり落ちたバックを拾って妊婦に手渡す。だが、当の突き飛ばした女達は一同を無視した上に二人でペチャクチャと雑談をする始末であった。
瞬木「…おいカルマ、こんな公共の場でこんなことを言うのも何だが、状況が状況だしそのアバズレ共に一言言うくらいならバチは当たらねーよな?」
カルマ「だよねー、俺も同じこと思ってた。ちょっと言ってやろうか?」
妊婦「え……。あの、私なら大丈夫だから無茶は……」
妊婦を突き飛ばしておきながら謝罪の一つもしない女達のあまりの非常識さに顔に青筋を立てるカルマと瞬木。その中学生とは思えない極悪面にギョッとした妊婦が慌てて止めようとするも二人の怒りは収まるわけもなく、妊婦を制すと顔に青筋を立てて悠々と優先席でくつろぐ女達をギロリと睨み付けた。
カルマ「いや、あんたがよくても俺達の気がすまないよ……。ねぇそこの人達、ちょっといい……話があるんだけど?」
女A&女B「「!!」」
カルマ「その席は優先席な上に、たった今俺達がこの妊婦さんに譲ろうとしていたところなんだけど?よく平気な顔をして座れたものだよね?」
女A「は?」
カルマ「は?じゃないよ……。しかも何?さっき明らかにこの妊婦さんを乱暴に突き飛ばしてたよね…この人のお腹が大きいのが見えなかったの?明らかに優先席を使うべき人がいるのに居座りつづけるのはあんたらのその厚かましさとバカさ加減に免じて10000歩譲っていいとしても、突き飛ばしたのはよくないよね?下手したら妊婦さんは危うく大惨事だったんだよ。せめて謝罪の一つでもしたらどうなのさ??」
女A「……」
女B「……」
瞬木「……おい!!このクソアマ!!さっきから黙ってねーで何か言ったらどうなんだ……」
女A「Hey, do you know what you, these Funny men of the head say?」
女B「No, I never know what they say! In the first place we do not do any bad thing. However, it is not what except the nuisance to accuse it unjustly! I want you to go there early!」
女A「Be fagged out quickly!!」
妊婦「え…?」
瞬木「……は!?」
何とこの女達、二人を一瞥した途端に英語で喋り始めたではないか!?先ほどまでは確かに日本語でペチャクチャと駄弁っていたはずなのに、突然のこの掌を返したような切り替えは何なのか…。
- スカッとする(はずだった)話 ( No.92 )
- 日時: 2016/12/27 00:34
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
英文は翻訳サイト使ったので文法的におかしいところあるかもですが、細かいところはスルーしてくださるとありがたいです;
どうやらこのクソアマもとい非常識女達は、英語で会話することでこの場をしらばっくれようとしているようだ。事実、椚が丘中トップクラスの成績保持者であるカルマにはともかく、瞬木は会話の節々にある単語しか聞き取れないため、飛び交う英単語にどうしていいかわからず、ハテナマークを飛ばして戸惑うばかりである。
カルマ(…そういうことね。つまり、英語で喋って日本語を分からないふりをしてしらばっくれようってことか)
瞬木(よりによって英語かよ…なぁカルマ、こいつらの言うことわかるか?;)
カルマ(直訳すると、「こいつらなにいってんだよwwwあたしらはなーんも悪いことしてねーってのさっさと失せやがれwww」みたいなことを英語で捲し立ててるよ。まあ、俺に言わせれば日本語混じりのへったくそ極まりない発音だけどね?ビッチ先生が聞いたらダメ出しの嵐だろうねーこれ)
瞬木(へいへい、どうせオレはあんたと違って万年追試常連者だっての;)
妊婦「え、これって英語……?でもさっき、確かに日本語でしゃべってたはずじゃあ……?あのー…「Shut up!」「ーー!!あっぶね!!(ドカッ!!)」ひっ!!?」
カルマ「瞬木!!?」
と、何とこの女達それだけでは飽き足らず、流石に呆れて文句を言おうとした妊婦に逆ギレし、膨らんだお腹を殴ろうとしたではないか!!幸いにも不穏な動きを察した瞬木がとっさに妊婦をかばったために無事だったが、下手したらただではすまなかっただろう。これには妊婦や周りで様子を伺っていた一般の乗客達もただただ口をあんぐりさせるしかない…。
瞬木「いって−、腹にクリーンヒットかよ…んだよこの女どもは!!おいあんた、大丈夫か?腹に違和感とかは……;」
妊婦「え、ええ、なんとか大丈夫よ…かばってくれてありがとう……」
サラリーマン「え?あの女達、妊婦を突き飛ばした上にあそこまでするか…?;」
子供「ねぇねぇママ、あのお姉ちゃん達は外人さんなの?」
主婦「いいえ、わざと外人さんのふりをして嘘をついているのよ。あんな大人になっちゃ駄目よ?」
瞬木(……カルマ、このクソアマ共どうするよ?あんたはともかく、俺は英語はからきしだし何にも言い返せねーぞ。それに、ここは電車だから迂闊に荒々しいことは出来ねーし…)
瞬木は、立ちはだかる言葉の壁とここが電車の中であることに、果たしてこの女達をどうしたもかと頭を悩ませる。しかし、一方のカルマはにんまりと悪どい笑みを浮かべたかと思いきや瞬木に目配せをしてきたではないか。
カルマ(大丈夫、俺に考えがあるよ。瞬木、あんたは英語とか日本語とか深く考えずに適当に俺に話を合わせてくれればいいからさ♪)
瞬木(…?)
意味ありげに笑うカルマの言葉に首を傾げる瞬木。よく分からないが、ずば抜けて賢い彼のことだからこの女達をギャフンと言わせる何かいい考えがあるに違いない…そう判断した瞬木は、カルマの言うとおりにアドリブで適当に相槌を打ってみることにした。
瞬木「…はぁ、しょーがねーな。おいカルマ、こいつらにはどうやら英語しか伝わらねーみたいだぜ?」
カルマ「そうかなー?さっきまで確かに日本語でペチャクチャお喋りしていたと思ってたんだけど……ちょっと他の言葉で試してみる?(スタスタスタ…)」
妊婦「え?あの、そちらは優先席…彼は一体何をするつもりでしょうか…?」
瞬木「さあね。オレにもわかんねーが…まあ、あいつのことだからさぞかしいい作戦なんだろうさ」
台詞に合わせてカルマはアドリブをしつつ、そのままスタスタと女達の座る優先席まで歩み寄っていく。そして瞬木と妊婦が息を呑んで見守る中、カルマは女達の目の前でピタリと立ち止まった。果たして彼の考えとは……?
カルマ(今だ!!耐えられるものなら耐えてみなよ…!)
カルマ「バカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカry」
瞬木「ブッファーーー!!!wwwwww」
女A「!!?」
はい、めっちゃくちゃ単純でした(爆)。えー、カルマが何をしているかを一応説明すると…女達に近い位置に立ったカルマが他の乗客の迷惑にならないように彼女らにしか聞こえない声の大きさを保ちながらひたすら「バカ」を連呼し始めたのである。すいません、やってることが小学生レベルなんですが?
瞬木「なるほど、そういうことかwwwやっぱあいつ頭の出来が違うわーwwwまあ確かに、本当にあいつら英語しか分からねーなら「バカ」って単語の意味も知るわけねーもんなwwwww」
妊婦「言いたいことはなんとなく分かるのですが、あの赤髪の方の口の動きが早送りみたいになっててちょっと怖いのですが…しかも女性を見下ろすあの目から狂気を感じる…;」
女A「……(プルプル)」
女B「……(プルプル)」
カルマ「…うーん、ダメかぁ。やっぱり日本語じゃなくて英語じゃなきゃ伝わらないのかもねー?」
瞬木「…だったら、試しに英語で話しかけてみよーぜ?今度はオレがやってみていいよな?」
カルマ「いいけど…あんた英語わかるの?」
瞬木「任せろって!見てろ〜……」
女達は突然のバカ連呼に一瞬ピキリと顔を引きつらせはしたが、なんとか堪えてシカトを決め込もうとするようだ。この姿に、瞬木はすぐにカルマのやろうとしている事を理解すると、笑いを必死に堪えながら女達の前に歩み寄り、口を開き…
瞬木「クソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチry」
カルマ「ちょwwwwwwwww」
女A&女B「「」」
はい、赤い悪魔に続いてこのダークサイドもやらかしました。いや確かにその程度の単語ならお前でも分かるだろうけどwwwカルマ同様声の大きさは気を遣っているとはいえ、女達には丸聞こえだからさっきから顔に浮かんでいる青筋半端ないぞwwwwww
なにこの精神攻めwww
- スカッとする(はずだった)話 ( No.93 )
- 日時: 2016/12/26 19:46
- 名前: 抜間さん (ID: z/hwH3to)
カルマ「瞬木あんた最高だよwwwファーwwwwwwwwww」
女A「……(##^ω^)ピキピキィ…」
女B「……(##^ω^)ピキピキィ…」
こんなことをされるのは相当の屈辱なのか女達は顔を茹で蛸のようにしながら瞬木とカルマをギリリと睨みつけるが、カルマも瞬木も声を抑えているので、端から見れば女達の前に立ちすくむ二人の男と、顔を真っ赤にした二人の非常識女(と、それを困り顔で遠巻きに眺める妊婦)にしか見えない。
瞬木「クソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチクソビッチ…」
カルマ「待って瞬木!さすがにそれだと相手には伝わらないんじゃない?」
瞬木「ん?」
と、ここで大爆笑していたはずのカルマが突如として瞬木にストップをかけた。瞬木も目をぱちくりさせる。彼の発したクソビッチの一体何が問題なのか…いやまぁ、まず人に対してクソビッチ連呼って時点で色々おかしいんだけれどもね?
瞬木「伝わらない?どこが問題なんだ?だってビッチって英語なんだろ?あんたの所の英語教師も言ってたじゃねーか」
カルマ「問題大ありだよ!だって…」
カルマ「「ビッチ」はともかく「クソ」は英語じゃないから伝わらないって!!」
瞬木「そうだったぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!オレとしたことがなんたる不覚!!!」
ナレーション「そwwっwwちwwかwwよwwwwwwwwww」
女A&女B「「(´°ω°`)」」
おいwww何かと思えばそっちにツッコむのかよお前はwwwいやまぁ確かに言われてみればそうなんだけれどもwwwwww
瞬木「やっべー、うっかりいつものノリでクソビッチって言っちまった…こいつら日本語分からない(笑)から日本語を使ったら失礼だよな?じゃあ気を取り直して…ベリービッチベリービッチベリービッチベリービッチベリービッチベリービッチベリービッチベリービッチry」
カルマ「いやいやいやいや俺が言いたいのはそういうことじゃないwww厳密に言えばベリー(very)は形容詞や副詞を修飾する言葉だから名詞であるビッチにつけたら文法的に変なことになるんだけどwwwまあ、母国語が英語なのか日本語なのか分からないこいつらにはちょうどいいのかもねーwwwww」
女A「(#######▼益▼)ピキピキピキピキピキピキ」
女B「(#######▼益▼)ピキピキピキピキピキピキ」
先ほどよりも無駄に発音に気を使ったベリービッチ連呼を始める瞬木と、笑いで割れそうになる腹筋を堪えながら文法のミス(ついでに女達に対する精神攻撃)を指摘するカルマ。もはや優先席の周りではなんとしてでも女達の本性を暴きたいクソガキと、英語しか分からないふりを続ける女達との耐久レース会場と化していた。
…そして、そんなアホなやりとりを続けているうちに、意外にあっさりとその時は訪れた。
「もう限界!!!!ちょっと!あんたらさっきからふざけてるの!?さっさとどっかに消えればいいものを好き勝手言いやがって!?」
女達は顔を真っ赤にしてガタンと立ち上がった!カルマと瞬木による数多の挑発に怒りが抑えきれず、責任逃れをしようとしていた女達の化けの皮がとうとうはがれ落ちたのだ。
カルマ「ふん、やっと化けの皮がはがれたね。やっぱりあの英語はダミーだったんだ?それなら俺達がさっき言ったこともわかってるはずだよね?」
女B「は?なんのことだよ?」
瞬木「しらばっくれるんじょねーよ。この妊婦さんを突き飛ばしたり腹にパンチしようとした件をまさか忘れたとは言わねーよなぁ??」
女B「あー、そんなこともあったっけ?でも、それが何さ?あたし達が座る前にさっさとそこのババアが座れば良かったじゃん?」
瞬木「話聞いてなかったのか?オレ達が席を譲ろうとしていたってちゃーんと話したはずだぜ。それに、無理やり相手を突き飛ばした時点で「先に座ってろ」もクソもねーだろ!?」
女A「あ、そうなんだーwwごっめーん、聞こえなかったぁー!!」
カルマ「…はぁ…あんたらがここまでバカだとは思わなかったよ。瞬木、そんなバカには何を言っても無駄だからやめときなよ。それとあんた達、会話に夢中で落とし物してるけどいいの〜?」
女A「は?…あ、あんた!!それ…!!」
言い争いの最中で意味ありげににっこりと微笑んだカルマの手には、いつ手に入れたのか手帳らしきものが二つ握られていた。それを見た女達は途端に血相を変えて飛びかかってきたが、カルマはひょいと身を翻しながら女達の特攻を避ける。
女A「ち、ちょっと!それあたし達の生徒手帳じゃん!あんたいつの間に取ったの!!?」
カルマ「まあまあ落ち着いてって、俺はただ落ちていたものを拾っただけだよ?ポケットの中にねwww」
瞬木「おまwwwそれ落ちてたとは言わねーよwww」
女B「は!?さっきから散々人を舐めたような態度をとるわ勝手に生徒手帳パクろうとするわサイテーだな!!返せよこのクソが!!!」
瞬木「おい、妊婦を突き飛ばしたり腹を殴ろうとしたりして赤子殺し一歩寸前までやらかしたテメーらの方がよっぽど最低だっつの!いくら何でも、やっていいことも悪いことっつーのがあるだろーが!!」
女B「は?腹殴ったくらいじゃあガキはくたばんねーよ!くたばったとしてもガキを守る母親が打たれ弱いもやし女なだけの話だろーがよ!あたしらはなーんにも悪くねーし!」
妊婦「そんな…!?ひ、酷い……赤ちゃんが死んでいたかもしれないのにそんな言い方…!」
いつの間に手帳をスったカルマに食ってかかる女達と、女達の暴言に負けじと言い返す瞬木の怒鳴り声ので電車の中は一触即発状態に。しかも最悪なことに女達が妊婦に対してあまりにも身勝手かつ差別的な言い方で罵倒するものだから、場の空気はさらに悪化する一方であった…。
…だが、この後カルマが放った衝撃の一言によって、今にも大乱闘に発展しかねなかった雰囲気が一瞬で収まることとなった。
なぜなら……
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