二次創作小説(新・総合)
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- 推しキャラの食卓
- 日時: 2021/04/19 17:06
- 名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
私の推しキャラが好物を食べまくる、ただ、それだけのお話です。
少しでも空腹になってくれましたら作者としてこれ以上嬉しいことはありません。
- Re: 推しキャラの食卓 ( No.16 )
- 日時: 2021/09/07 13:07
- 名前: モンブラン博士 (ID: UB7mX/Qq)
悩みに悩んだ末にエマが選んだのは明日のお弁当用の食パンと、夜食用のクロワッサンとクリームパンだった。
会計が終わり、満面の笑みを浮かべながら店の扉を閉める。
買い物袋に入れられたパン達を覗き込み、もう一度にっこり。
「果林ちゃんと一緒に食べることができたらいいのにな」
- Re: 推しキャラの食卓 ( No.17 )
- 日時: 2021/09/07 13:15
- 名前: モンブラン博士 (ID: UB7mX/Qq)
朝香果林。エマと同じ寮生活の三年生で同好会も同じという無二の親友である。
初めて虹ヶ咲学園に足を運んでいた際に場所が分からず困っていたところを助けてくれたのが果林だ。
それが縁で仲良くなり、今ではかけがえのない大切な友達となっている。
けれどこのふたり、何もかもが正反対なのである。
- Re: 推しキャラの食卓 ( No.18 )
- 日時: 2021/09/07 13:22
- 名前: モンブラン博士 (ID: UB7mX/Qq)
果林がクールでセクシーなスクールアイドル路線ならエマは癒しを与えるスクールアイドルに。
エマが体重などを気にせず好きなものを好きなだけ食べるのなら、果林はモデルの仕事の為に食事を減らして体重を落とすといった風に。
目標も性格さえも真逆のふたりではあるが、あまりにも違い過ぎるからこそ互いが新鮮な刺激となり、ひかれあう関係なのかもしれない。
それだけに果林と一緒にパンを食べることが叶わないことに、ほんの少しエマは寂しさを覚えていた。
- Re: 推しキャラの食卓 ( No.19 )
- 日時: 2021/09/07 13:28
- 名前: モンブラン博士 (ID: UB7mX/Qq)
寮に戻ると果林は既に就寝しているのか、部屋の灯りは消えていた。
明日はモデルのお仕事があるから朝は早いって言っていたものね。
起こさないようにと気遣いながら、自分の部屋に戻ると、ベッドにダイブ。
仰向けになり天井を眺めていると、自然と涙がこぼれる。
「果林ちゃん・・・・・・」
- Re: 推しキャラの食卓 ( No.20 )
- 日時: 2021/09/07 13:53
- 名前: モンブラン博士 (ID: UB7mX/Qq)
無意識に口をついて出た親友の名。
果林が明日仕事の撮影であり、カロリーの高い食べ物は一切摂らないというのは充分理解している。
それにとっくの前に就寝している彼女を起こすのは申し訳ない。
頭では理解しているが、心では我慢ができなかった。
私、果林ちゃんと一緒に食べたいよ――
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