二次創作小説(新・総合)

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スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜(完結)
日時: 2021/09/25 10:50
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)


【スマブラ戦記始まりの物語】

どうもメタルメイドウィンです。

全ての始まりであるスマブラ戦記のスピンオフ作品をまたもう1つ書かせていただきます

【注意】
基本的に暗いです
スマブラ、任天堂要素はありますけど薄め
当時まだ参戦してなかった【ファイナルファンタジー】が出てきます
たくっちスノーは出ません

Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.2 )
日時: 2021/08/23 23:35
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第1話】
「招き」


七夜
「…………ッ!?」


その男………七夜は気が付くと、雲の上へと来ていた

七夜
「んだよこれ………幻じゃねぇし………夢でもねぇ」

七夜
「まさか、遂に俺死んじまったのか?」

七夜
「にしては体はなんともねぇ、体調も悪くねぇ」

七夜
「なんなんだこれ………」

七夜
「お」

七夜が辺りを見渡していると、一瞬人影のようなものが見えた

七夜
「俺以外に誰かいたのか……よし、ここで立ってても何も変わんねぇよな」


七夜
「行くか」

…………

七夜がしばらく歩いた先には………そこにあったのは長蛇の列……
先に何があるのか見えないほどの人があった

七夜
「はぁ!?なんだよこれ!?」

七夜
「確かに人がいないかと探してはいたけどこんなにいるもんかよ!?」

七夜
「やっべー………マジでここあの世だったらどうしよう、俺まだやりたいことあるのに」

七夜
「てかこれ、ちゃんと進んでるのか?」


それからしばらくして、列は1歩ずつ、1歩ずつ前に進んでいき、七夜は列の中に入っていく
それから……何時間かかったかも分からない頃………七夜はようやく奥に何があるのか見えてくるようになった

それはまるで………ゲートのような……関所のような……

七夜
「なんだあれ?遊園地の入口みたいだな、レジャー施設か何かか?」


七夜
「………しっかし、あそこにくるまでまだ大分かかりそうだな」

七夜
「一体いつになったら動けるんだ?」


………更に数時間後

ようやく前の人がゲートに入り、七夜の番がやってきた


七夜
「流石に立ちっぱなしで足が痛い………」

七夜
「さっさと入って座るとすっかな………あー、痛い痛い」


…………

七夜
「ん?」

ゲートに入ると、早速紙を渡される

そこに書いてあるのは………

七夜
「………名前の記入欄、だけ?」

七夜
「利用規約みたいなもんもねーな、マジで名前書くだけでいいのか」


七夜
「ここは………そうだな」


七夜
「本当なら今日で、この名前にするのも最後のはずだったけどな………」








【城之内 七夜】

Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.3 )
日時: 2021/08/24 20:53
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

七夜
「………書いただけで通れるとか、セキュリティどうなってんの?」


七夜
「しかもここ………どんな遊園地が待ってるのかと思ったら………結局あるのは雲、雲、雲じゃねぇか」

ゲートを抜けた後に見えたのは、少し人影が増えただけで景色は変わらず雲のような床があるのみだった

七夜
「………休むところすらないとは驚いたよ」

七夜
「なんかもう、だるくてだるくてしょうがねぇから…………壁際で寝るか」


七夜は壁のありそうで人が少なそうな所に近づいて、寝た…………

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

朧気な記憶の中………


七夜
「オヤジ」

七夜
「中学校卒業したぞ、分かってる………バイト先とか決めておくからよ」

七夜
「……………は?働かなくていい?」

七夜
「何言ってんだよ、俺がやらなきゃ………」


七夜
「は?どういう事?誰この人」


七夜
「………え、何の話?俺が?」

七夜
「え?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「七夜………七夜!!」

七夜
「んご………やっべ、今午前か午後どっちだ!?」

七夜
「ってこの世界まず朝も夜も分かんねぇんだった」

「おい七夜、1人ツッコミしてる場合か」

七夜
「うお………声がすると思えば」

七夜
「なんだよ………博多も来てたのか」


『博多』それは七夜の通う大学仲間で、家が本格派の博多ラーメン屋であることから付けられた渾名だ。
本名は七夜も知らない。

博多
「俺の方もたった今七夜を見つけたところだけどな」

七夜
「おう………ていうか、お前もいたんだな」

七夜
「お前もあのなっがいなっがい行列に?」

博多
「いや、長かったけどそうでもなかったな………3時間もすれば入れたぞ」

七夜
「マジかよ………俺16時間は立ってた気がするぞ、入る前に寝て待っとけば良かった………」

七夜
「つーか、ここどこよ?」

博多
「さあ……見渡す限り雲しかないからな、それとさっきのゲート」

七夜
「俺以外に知り合いには会えたか?」

博多
「いや、まだお前だけだ」

七夜
「そうか、俺の方もだ」

博多
「立てるか?」

七夜
「おう」

Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.4 )
日時: 2021/08/25 07:16
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

七夜
「お前、ここに来るまでの事とか覚えてないか?」

博多
「うーん………今日一日のことは覚えているが、特に変なことは起こってないはずだ」

博多
「普通に朝起きて、大学行って授業受けて帰る、そんだけだな」


七夜
「俺も基本はそんな所かな、車に轢かれたとかの覚えもねぇ」

博多
「いや無いだろ、もし仮に事故にでもあって死んだとしてだ」

博多
「百歩譲って、生死をさ迷っている状態がこれだとして」

博多
「いくらなんでも多くないか?」

七夜
「うん確かにそうだな、これ隕石とか落ちてきたレベルでいるよな」

博多
「………人の種類も偏ってるしな」

七夜
「え、そうか?」

博多
「ああ、見てみたところ男が多め………年齢層も子供からオッサンまで、老人や赤子はいない」

博多
「女性もいるにはいるが男ほど多くないって感じだな」

七夜
「よくそんなに調べたな」

博多
「それしかやることなかったからな……」

七夜
「男が多くて、若いやつからおっさんまでが多いってことだろ?一体どういうことなんだ?」

博多
「ああそうそう、真面目そうなやつもいなかったぞ」

七夜
「真面目そうなやつってなんだよ」


と、話していると突如アナウンスが流れる



「おまたせしました、列に沿ってメインルームにお入りください」


七夜
「おい、またなんか並ばないといけないみたいだぞ」

博多
「またかよ………」

七夜
「足パンパンになったらクレーム入れてやろうぜ」

…………

そして七夜達は歩いていく人影を追っていくと………大きな屋敷のようなものが見えた

七夜
「さっきまであんなのあったか?」

博多
「いや、なかった」

七夜
「まぁ他にやることないし、行ってみるか」

博多
「ああ」


…………

七夜
「なぁなぁ博多さぁ」

博多
「ん」

七夜
「お前って今までずっと博多って呼んでたけど、名前なんなの?アレに書いただろ?」

博多
「え、それ今聞くか?」

七夜
「なんとなく気になってな」

博多
「………また暇な時に教えてやるよ」

七夜
「今暇なんだけど」

博多
「今は耐えろ」

Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.5 )
日時: 2021/08/25 20:15
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

そして、七夜と博多が並んで歩いていると……遂に入口までたどり着いた

七夜
「お、あれじゃね?」

博多
「みたいだな………」

七夜
「椅子ねーかな椅子」


………

中に入っていくと、そこには机と椅子、前方向には扉が

七夜
「おい、第2チェックみたいなのあるぞ」

博多
「ああ、まぁ座ってみるか」


………

七夜達が待機してしばらくすると、声が聞こえてくる

「よくぞ降り立った、選ばれし戦士たちよ」

七夜
「お、始まったぞ」

博多
「選ばれし戦士たちよってさ、やっぱレジャー施設じゃないのか?」

「君たちはこの世界で使命を果たすためにやってきた」

七夜
「………なぁー!使命とかは全然別にいいんだが、ここってどこなんだよ?」


「そうか、それをまだ明かしていなかった」




「ここは【任天堂世界】」

七夜
「に……任天堂世界?任天堂って、あのゲーム会社の任天堂か?」

「そう、ここは『任天堂』の世界の収束点、あらゆる世界に繋がる架け橋のような場所であり、その入口だ」

博多
「あー………なるほどな」

七夜
「え、今のでわかったのか?」

博多
「ほらお前もネットとかで見ただろ、どこかの遊園地で任天堂ゲームのエリア開発中とかいうやつ」

七夜
「マジかよあんな感じか……ゲームの世界とか映画でしか見た事ねーぞ」

「君たちは突如別世界から現れた危機を止めるために呼び出された『任天堂戦士』だ」

博多
「任天堂戦士て………」

「君たちに戦士としての力を探るため、これを書いてもらう」

その言葉と共に七夜の前に紙が置かれる

七夜
「またなんか書くのかよ」

博多
「しかもこんどは凄いびっしり書かれてるぞ………さっきは名前だけだったのはなんだったんだ」

七夜
「しかもこれ個人情報スレスレじゃねーのかってのも結構あるぞ」


「全ては嘘偽りなく」

博多
「嘘偽りなく……おい、これ拒否権ないみたいだぞ」

七夜
「マジか………こんなもん書くのとその任天堂戦士ってやつがなんの関係が………」

「…………」

七夜
「いやめっちゃ見てくるんだけど」

博多
「書くぞ………」

Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.6 )
日時: 2021/08/26 08:10
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

七夜
「書いたぞ」

「これによって、お前たちに任天堂戦士としての能力が与えられる」

博多
「最近流行りの異世界系ノベルみたいだな」

七夜
「でもあれって死ぬだろ?」

博多
「種類にもよるが死ななくても貰えるやつあるぞ」

【城之内七夜】
『大乱闘スマッシュブラザーズ』

七夜
「お」

博多
「よかったじゃんスマブラだぞ、なんか順当に強そうなやつ引き当てたぞ」

【博多】
『ドンキーコング ジャングルビート』

七夜
「……………あ?」

博多
「…………」

七夜
「おい博多、まさかお前」

博多
「いや………最初はノリのつもりだったんだよ夢だと思ってたし、ほらゲームとかでもさ、最初はふざけた選択肢選ぶだろ?」

七夜
「それがそのままOKされちまったのか………」

博多
「ていうかなんで俺ドンキーコングなの?そんなに脳筋みたいなアンケート取ったか?」

七夜
「ていうかジャングルビートって何?ゲームごとに細かく能力決まってるのか?」

博多
「マリオとかどんだけ種類多くなるんだろうな」



【さぁ、任天堂戦士達よ……その先に進み、世界を救ってくるといい】

七夜
「お、ようやく本番みたいだぞ」

博多
「待たせすぎにも程があるだろ、ソシャゲだったら切ってたぞ」

七夜
「ところで、これっていつ帰れるんだ?」

博多
「終わる時間に考えておこうぜ」

…………

七夜達は奥にある扉に入って、任天堂世界へ入っていく………



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

七夜
「お、おおおお!!?」


その奥にあったのは、さっきとは打って変わった異様な空間であった
辺り一面から魔法のような派手なエフェクトが飛び交い、人間の体から炎や氷が吹き出して………

七夜
「オイオイオイ」

博多
「オンラインゲームだわコイツ」

七夜
「え、マジで?マジで能力者達がバンバンいるじゃん」

博多
「なんかマジでゲームの中に入っていったみたいだな」

七夜
「俺達も暴れようぜ!!」

博多
「ああ!」



【だが、七夜達はまだ知らない】

【この世界で行われていることが、ただのゲームではないこと】

【これから先に待っている…………悪夢を】

END


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