二次創作小説(新・総合)
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- スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜(完結)
- 日時: 2021/09/25 10:50
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【スマブラ戦記始まりの物語】
どうもメタルメイドウィンです。
全ての始まりであるスマブラ戦記のスピンオフ作品をまたもう1つ書かせていただきます
【注意】
基本的に暗いです
スマブラ、任天堂要素はありますけど薄め
当時まだ参戦してなかった【ファイナルファンタジー】が出てきます
たくっちスノーは出ません
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.32 )
- 日時: 2021/09/20 22:47
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第7話】
「暗滅」
それから、七夜と生き残ったオールスターの面々は………あてもなく任天堂作品の世界をさまよった………
いつ元の世界に帰れるのか、分からないまま……
希望も目標もない毎日から、狂ってしまう者も現れるようになったが、置いていくことしか出来なかった………
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ジョンソン
「hahhahhahha!!!I came back to Japan!!!」
七夜
「そんな………遂にジョンソンさんまで………」
四柳
「無理もない………元々アイツは精神が強いやつじゃなかったからな……」
璃音
「………あの時までは数十人は居たのに、もう我々含め8人しかいなくなったであります」
四柳
「………ここまで来てるのに何の成果もないんだ、無理もない」
七夜
「…………食料を一部置いとこう、あと人混みの少ないところに………」
……………
「………俺たち、いつまでこんなことするんだろうな」
七夜
「荒金………確かに、手がかりとかは何もねぇけど、いずれ………」
荒金
「いずれじゃねーよ馬鹿野郎!!ゲームでもここまで当てずっぽうで進むか!?」
荒金
「ファミコン時代のドラクエだってもーちょっとヒントはあったぞ!!」
七夜
「それは知らねぇけど!けど、なんか…………」
荒金
「でもよ!!俺たちだって日本に帰りたいけど具体的にどーすればいいのよ!?」
荒金
「大体能力を与えた奴って何なんだ!変なもん与えやがって!何が悲しくて【くるくるくるりん】の任天堂戦士なんだ俺は!」
七夜
「………イライラ棒って任天堂で発売してたんだなぁ」
荒金
「良いよなスマブラは………こちとら原作がスマブラにも認知されてないドマイナーやぞ………」
七夜
「………………そうは言われても」
璃音
「でも確かに……デマばかりで確かな情報はないであります」
四柳
「まず、帰還者の話を聞かないからな………」
「あの………」
七夜達が休んでいると、1人の男が近付いてくる
七夜
「ん?」
「いえ、何やら珍しい話をなさってましたので、いいですか?」
七夜
「え、ああ…」
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.33 )
- 日時: 2021/09/20 23:12
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
七夜
「えっと………誰?」
「ああ………すみません、名前を言ってませんでしたね」
ダンテ
「私の名はダンテ、この辺りにある………暗滅教の神父をやっています」
璃音
「あ、あんめつ………?」
四柳
「こんな所にまで宗教か………相変わらず訳の分からない世界だ」
四柳
「いやむしろ、こんな不条理だからこそ神にもすがりたくなるというわけか」
ダンテ
「そのようですね、暗滅教の噂を聞き付け入信する者は少なくありませんし」
七夜
「…………」
ダンテ
「それで…………何故私を見ているんです?」
七夜
「ああ、俺人を覚える時は特徴からって教えられたからな………忘れないように」
ダンテ
「………それはそれは」
七夜
「ダンテ………その暗滅教って近くにあるのか?」
四柳
「おい、七夜」
七夜
「入信するわけじゃねーよ……でもなんか……あまりにも絶望的だから神様にでも祈っておきてーんだ」
ダンテ
「こちらです、案内しますよ」
七夜
「すまねーな」
……………
ダンテ
「………あまり見ないでください、私の体珍しいですか?」
七夜
「まあ、珍しいっちゃ珍しいからな………日本人じゃないみたいだけどどこ出身?」
ダンテ
「デスギアです」
七夜
「デスギア?………外国なんだよな?知ってるか?」
璃音
「いや、聞いたことないでありますね…………」
ダンテ
「それは当然ですよ、ここにありませんから」
四柳
「どういう事だ?」
ダンテ
「だって私…………宇宙から来ましたから」
ガシッ
七夜
「おい離してくれよ動きにくいぞ」
璃音
「七夜さん!!七夜さん!!今すぐ撤退するであります!!」
荒金
「やべーよあいつ!!完全にイカれちまってんだろ!!ついていったら何されるか分かんねーぞ!!」
七夜
「失礼だろ!!」
四柳
「…………案外、冗談じゃないかもしれないぞ」
四柳が指さした先には………真っ黒な神殿があった
七夜
「もしかしてあれが?」
ダンテ
「はい、暗滅教の本部です」
荒金
「すっげー………」
七夜
「………」
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.34 )
- 日時: 2021/09/20 23:32
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
七夜
「………うわ」
中に入ると、黒いフードを着た信者たちが祈る姿が真っ先に見えた
四柳
「…………本当に信者が多い、これ全部が任天堂戦士か?」
ダンテ
「そうなりますね」
荒金
「かつてのオールスター並にあるじゃねぇか………」
ダンテ
「彼らは皆それぞれの悩みがあり、それをダーズ様に打ち明けるだけでも安らぎとなっていますので………みなさんもご自由に」
七夜
「ダーズ様ってのがここで祀ってる神なのか」
ダンテ
「あちらです」
ダンテが指した像は、目玉から触手が飛び出す異形の姿………
璃音
(神?………なんか名状しがたきアレの同類にしか見えないのであります)
ダンテ
「………そういえば、貴方達は何を目指していたのですか?」
七夜
「帰るんだ、元の世界に」
ダンテ
「帰る?あの街にですか…………それはそれは」
ダンテ
「………それは本当に神様にでも祈らないとどうしようもなりませんね」
七夜
「ダンテは帰りたいとは思わないのか?」
ダンテ
「そうですね………帰ってみたいものですよ」
ダンテ
「我々は貴方達と違って、帰る場所すら無いのですから…………」
七夜
「え?ああ………悪かった」
ダンテ
「いえ、ここも慣れてみればデスギア程ではありませんがいい所ですよ」
七夜
「日本は行ったことないか?」
ダンテ
「軽く……ですかね」
七夜
「じゃ、今度向こうで会えたら色々付き合うよ、好きなこと何でもやろう」
ダンテ
「………見ず知らずの私にそこまで?」
璃音
「七夜さんはそういう人なんであります」
七夜
「俺はただ、目に見える善良な人間みーんな幸せになりますようにって思ってるだけだよ」
荒金
「よく言うぜ」
ダンテ
「…………ではそれをダーズ様に捧げてみるのは?」
七夜
「いや、それとは別で聞いて欲しいこともある」
七夜
「…………強くなりたい、あと賢くなりたい」
七夜
「誰かの足でまといにならないように、誰かが辛い時にすぐ助けられるように………」
七夜
「俺はもっと、もっと強くならないといけないんだ!!」
ダンテ
「お祈りは念じるだけでいいんですよ」
七夜
「あっすみません」
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.35 )
- 日時: 2021/09/21 07:16
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ダンテ
「………と、貴方今強くなりたいと……」
七夜
「ええ………なんつーかその?関係者にすっげー人がいるんだ」
七夜
「すっげぇ頭良くて、運動も出来てさ………顔も良くて、勉強以外もこなせて……とにかくすげぇ人なんだ」
七夜
「なんというか、目標みたいな人なんだけど………俺はずっとあの人に相応しい男になるって決めたんだ」
七夜
「あの人のようになりたい………いや、ならなきゃいけない」
七夜
「そんな気持ちで、俺は生きているんだ」
璃音
「………七夜さん、そんな人が居たのでありますか」
七夜
「まあな…………」
ダンテ
「…………それでしたら、あの」
ダンテ
「ちょっと見てもらいたいものがあるんですよ」
七夜
「え、何?」
ダンテ
「ちょっとこちらに………あ、皆さんはちょっとここで待機しててください」
荒金
「はぁ!?怪しすぎるだろそれ!」
四柳
「放っとけ、七夜の能力なら1人でもどうとでもなる」
ダンテ
「ではこちらに」
七夜
「あ、ああ…………」
四柳
(関係者に………完璧超人としか言えないほどの天才がおり、尚且つ目標か………)
四柳
(七夜………やはりお前は…………)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
七夜はダンテに教会の奥にある祭壇へと案内される
七夜
「なんだこれ?」
ダンテ
「ダーズ様が眠る神聖な舞台です」
七夜
「えっ?じゃあダーズって実在してるの?」
ダンテ
「はい、今は力を蓄え眠っていますがいずれは………」
七夜
「マジか……」
ダンテ
「と、本題はこれです」
ダンテは祭壇に置かれた黒い瓶を取り出す
七夜
「そいつは?」
ダンテ
「ダーズ様の力を世界で拾った特別な成分を混ぜて中和したものです」
ダンテ
「これを飲めば………恐らく常人を遥かに超えた逸材になれることでしょう」
ダンテ
「ただし………未だに適合した人は居ませんし、しなかったら最悪死んでしまうかもしれません」
七夜
「…………代償はあるけど力は得られるって訳か」
ダンテ
「はい、特別に………どうですか?」
七夜
「聞かれるまでもねぇ、力が得られるならなんだっていいし………俺の命なんて惜しくない」
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.36 )
- 日時: 2021/09/21 08:16
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
七夜
「これって飲めばいいのか?」
ダンテ
「はい」
七夜
「よいしょっ」
ダンテ
「一気飲み!?」
七夜
「考えてもしょうがねぇだろ」
ダンテ
「………躊躇いもなく体に入れた人は初めてです、それくらいの思い切りが必要なのかもしれませんね」
七夜
「ああ………」
ダンテ
「どうです?体の調子は………」
七夜
「ん………あれ、今ん所何ともな」
七夜
「あえええええええええ!!」ダラドラダラ
ダンテ
「おっと」
七夜
「びっくりした………なんだこれ……血じゃねぇよななんだこの黒いの………」
ダンテ
「あっ、触らない方がいいですよ溶けるので」
七夜
「溶けんの!?そんなの吐いたけど大丈夫か俺の体!?」
ダンテ
「………これは成功でいいのでしょうか?」
七夜
「俺に聞かれても困る」
ダンテ
「ですが………今のところ貴方は健康なんですよね?」
七夜
「多分な、黒い溶けるやつ吐いたけど」
七夜
「でもありがとな、これで何が強くなったか分かんねーけど気休めにはなった」
ダンテ
「…………」
七夜
「なぁダンテ……宇宙人の生活ってどんなのなんだ?」
ダンテ
「………」
ダンテ
「私の事を信じてくれたのは貴方が初めてですよ」
七夜
「まぁ俺も宇宙人とかは見た事ねーけどさ……多分、俺たちとあんま変わんないだろうなって」
七夜
「案外ダーズ様も宇宙人だったりしない?お前もそんな感じをしてて」
ダンテ
「…………………………七夜さん?」
ダンテ
「この世界では無知は罪という言葉はありますが…………」
ダンテ
【知りすぎる事も罪になりますよ?】
七夜
「悪いな、罪なんて上等だ」
七夜
「俺が弱いせいで沢山の人が死んで………罪は既に沢山積み重ねてる」
七夜
「知りすぎた程度の罪なんて、俺には何も怖くない」
ダンテ
「……フフフフッ、まさか本気でここから出たいとは、それだけの覚悟があるから………その力とも適合できたのでしょうか」
と、その時爆発が!!
七夜
「なんだ!?」
ダンテ
「………珍しいですね、揉め事ですか?」
四柳
「七夜、敵襲だ!!すぐに来い!!」
END
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