二次創作小説(新・総合)

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スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜(完結)
日時: 2021/09/25 10:50
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)


【スマブラ戦記始まりの物語】

どうもメタルメイドウィンです。

全ての始まりであるスマブラ戦記のスピンオフ作品をまたもう1つ書かせていただきます

【注意】
基本的に暗いです
スマブラ、任天堂要素はありますけど薄め
当時まだ参戦してなかった【ファイナルファンタジー】が出てきます
たくっちスノーは出ません

Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.42 )
日時: 2021/09/22 22:25
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第9話】
「立崎七夜」

七夜の体は変化していき………やがて、落ち着いて体を見る

七夜
「ああ………あ?」

四柳
「………七夜、お前!なんだその体は!?」

七夜
「え?俺の体がどうかしたのか?……あ、髪伸びてる」

四柳
「髪じゃない!背中触れ背中!」

七夜
「背中………は!?」

七夜の背中には……黒い翼が生えていた

七夜
「なんじゃこりゃーーー!!?俺に羽が!?」

畠山
「…………!?」

七夜
「おまっ、ちょっこれ!!ダンテ!!」

ダンテ
「…………どうやら成功したみたいですね、適合者になりました」

畠山
「…………おい、なんだよそれ、ここは………任天堂ゲームしかないはずだろ!?」

畠山
「だが、お前のその姿は………セフィロス!!ファイナルファンタジーVIIのセフィロスじゃないかよ!?」

畠山
「今まで任天堂作品しか見なかったのに、なんでファイナルファンタジーが唐突に出てくるんだよ!?」

七夜
「………さっき変なもん飲んだから」

ダンテ
「なるほど、成功すると本来ありえないはずの能力が芽生えるのですか」

ダンテ
「クロスオーバー能力と名付けておきましょう」

七夜
「言ってる場合か……まあいいや」

畠山
「………や、やる気がてめぇ!!こちとらゴリラの腕力だ、なめるなよ!!」


七夜
「いいよ、やってやる………」



畠山
「うらああああああああ!!死ねっ!!立崎七夜!!!」



七夜
「っ!!」


七夜は迫り来る畠山の攻撃を………



七夜
「………ごめんな、皆」



七夜
「これで責任を取る!!!」


七夜は片方しかない黒い翼を広げ……拳を握り


七夜
「力を貸せッ!!セフィロス!!!」



【絶望を贈ろうか】


畠山
「ッ!?」


ズムッ

七夜が突き上げた指は………畠山の腕を貫いて………


畠山
「ぐわああああああああ!!!」ガッシャァァン


拳の勢いで刺さった指は外れ、今まで以上に力強く飛んで行った………


七夜
「………………ふぅ」


四柳
「……………七夜」

七夜
「……………………」


ダンテ
「あー………これ、なんて答えた方がいいですかね?」

Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.43 )
日時: 2021/09/22 23:14
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………

ダンテ
「あの青年はまた後で私が探しましょう、壊した分は彼に責任とらせます」

七夜
「壊したのほぼ俺だけどな………」

ダンテ
「初の適合者になっただけでお釣りになりますよその程度」

璃音
「助かった………のでありますが……… 」


四柳
「…………やはり、お前は立崎七夜だったのか」

七夜
「………まぁな」

四柳
「なぜ隠すような真似をした?」

ダンテ
「ちょっと待ってください、立崎ってなんですか?」

璃音
「知らないのでありますか?」

ダンテ
「まぁ、疎いので」

荒金
「立崎って言えば日本でも有数の超名門一族だったな、脳内で簡単にイメージできるようなエリートが揃ってるんだ」

七夜
「……………俺は、そこの養子として選ばれた、それだけの男だ」

七夜
「あのな、立崎家って本当にすげーんだよ」

七夜
「主………一応父親か?空手がめちゃくちゃ強いし実業家だ、義理の姉と妹もいるが、どっちもめっちゃ頭がいい」

七夜
「………俺はあの人たちを家族と思ったことは無い」

七夜
「多分、向こうもそうなんだろう………俺はまだ家族に相応しくない男なんだ」


七夜
「才能が無い分努力しないとダメなんだ、まだまだ立崎家を名乗っていい男じゃねぇんだ」

七夜
「だから、俺は今でも祖父江七夜のままなんだよ」

璃音
「七夜さん………」

七夜
「てか、なんで俺の事知ってたわけ?大した事はしてねーぞ 」

四柳
「…………いや、前に立崎家の人間とちょっとした縁で会ったことがあってな、色々聞かせてもらったんだ」

四柳
「立崎家は代々から姉妹を産み、養子として男を間に挟んだ」

七夜
「俺が今回の代のそれに当てはまるって訳か」


四柳
「何故男を養子に入れるのか………それは」

四柳
「天才である自分たちの子と凡人を比較させる為だ」


七夜
「へぇ」

荒金
「性格わっる………」

四柳
「まぁ、そいつは立崎家の事を好んでいなかったからあえて悪意のある言い方をしたんだろう」

七夜
「…………で?」

四柳
「立崎七夜、お前のことは立崎家を知る人間の中では話題持ち切りだ」

四柳
「命を削って立崎家の人間に近付きつつある狂人がいるってな 」

七夜
「狂人はねーだろ………」

Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.44 )
日時: 2021/09/22 23:46
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

七夜
「狂人呼ばわりは酷くねぇか 」

四柳
「じゃあ聞くけどお前、ジョンソンが3時か4時に寝てると言ったな」

七夜
「うん」

四柳
「何時に起きてる」

七夜
「6時」

璃音
「2時間睡眠!?」

七夜
「いや俺ショートスリーパーだから」

荒金
「ショートのレベル超えてんぞ」

四柳
「………その時間まで何してる」

七夜
「勉強」

四柳
「それ以外は」

七夜
「筋トレとか、修行かな」

璃音
「………貴方早死しそうでありますな」

七夜
「自分でも20歳まで生きられるか不安に思うことはある」

ダンテ
「さっきのアレ飲んだから寿命に関しては問題ありませんよ」

七夜
「あ、そうなの?」

四柳
「………戻ってからは、またそんな生活をするのか?」

七夜
「当たり前だろ………と言いたいが、こんだけ経ってるんじゃ俺の事なんてとっくに忘れてるよな」

七夜
「人知れずひっそりと暮らして、忘れられたまま死んだりしてな」

璃音
「…………」

七夜
「でも、そういうことだ」


七夜
「あいつらが死んだのは………俺のせいでもある」

七夜
「俺が立崎家だったから……そして、1番そばにいたのに、この世界に来る前からの付き合いだったのに……博多の事に気付けなかった」

七夜
「本当に俺が悪かった、許してくれなんて言わない」

璃音
「………………」

荒金
「………………」


七夜
「…………」スゥーッ



七夜
「オールスターは解散する!!」

四柳
「なっ……」

七夜
「俺たちのところから離れて好きに生きるのも、安全の為に残り続けるのも自由だ!!」

七夜
「恨みつらみがあるなら俺の事を殴っちまってもいい!!」

七夜
「もう博多も俺もいない!!素直になってやりたいようにやっちまえ!!」


璃音
「……………な、七夜さん」

ダンテ
「ふむ………」



ーーーーーーーーーーーーーーーー

こうして………数少ない生き残ったメンバーも殆どが七夜達の元を去っていき………


荒金
「本当にいいのか?行っちまっても」

七夜
「ああ、短い間だったけど達者でな」


荒金
「………死ぬなよ」

Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.45 )
日時: 2021/09/23 08:28
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

四柳
「…………また、3人に戻ったか」

七夜
「良かったのか璃音、お前は残って………」

七夜
「その………お前の姉ちゃんは、俺のせいで………」

璃音
「…………この際だから言っておくであります」

璃音
「私達も本来は……貴方を始末する為に入ったのであります」

璃音
「あの時だって……梨亜が呼んだのはこっそり貴方を…………」

璃音
「でも………貴方が一人一人の名前や特徴を覚えて、皆を大事にしているのがわかっていくうちに、2人でもうやめようって………義羅さんのことを伝えて、解決したら全部話そうって………」


璃音
「………梨亜が、真っ先に………畠山さんを止めにに入ろうとして………あっという間に頭が………」

七夜
「……………」

璃音
「その、贖罪とか……恨みとかそういうのではないのであります」

璃音
「出てった人たちも……死んでしまった人たちも、私も………貴方が好きであります」

璃音
「だから………私は貴方の傍に居たいと思ったのであります」

七夜
「…………四柳は?」


四柳
「…………俺は、こんな事を言うのもなんだが、お前達が思うほど強い人間じゃない」


四柳
「お前達がそばにいないと、怖くて怖くてしょうがない」

四柳
「1人は………結構耐えきれないものなんだ」ギュッ

七夜
「……お前ってそういう奴だったんだな」

四柳
「………これでも、子供の頃よりはマシになってきたんだ」

ダンテ
「では、彼を追いかけるので失礼しますね」


…………

璃音
「それで…………どうするのでありますか、これから」

四柳
「元の世界に戻るにしても………結局振り出しから進まないまま、なんの進展が無かったのは事実だ」

四柳
「何か怪しい物でも見つければいいんだが」

七夜
「いや、怪しいヤツは見つかってる」



七夜
「見つからないようにダンテを追いかけるぞ」

…………

四柳
「ダンテか………確かに振る舞いや言動は妙だと思うが………」

璃音
「自分のこと宇宙人とか言うぐらいでありますからな………」

七夜
「先に言っちまうけど………もしかしたらダンテが宇宙人ってマジなのかもしれねぇわ」

四柳
「え?」

Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.46 )
日時: 2021/09/23 09:33
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

七夜
「セフィロス!」バサッ!

七夜
「俺はゲーム詳しくねぇからよく分かんねぇけどさ、これって本来ならありえないはずなのか?」

四柳
「………この世界にあるのは基本的に任天堂作品、他会社のファイナルファンタジーが出てくることはありえないはずだな」

七夜
「さっきダンテに変な黒いの飲まされてな、それが適応してこんなんなった」

璃音
「………つまり、七夜さんは彼が我々に能力を与えてここに送り込んだと言いたいのでありますか?」

七夜
「あいつは他におかしい所がある」

七夜
「あいつの任天堂戦士としての能力を聞いたら、あいつはクレイジーハンドって答えた」

七夜
「能力はゲームタイトルが元になってんのに、あいつだけ特定のキャラクターが元になってたんだよ」

七夜
「………あいつは、特殊な何かであることは間違いねぇんだ」

四柳
「確かにな………暗滅教という存在、ダーズという謎の神………この世界は不思議だらけだが1番妙なのは………」

四柳
「七夜にあんな力を与えた何かを飲ませたこと」

七夜
「そうだ、初めて成功したとかなんとか言ってたから俺以外のやつにも飲ませてる、最悪死ぬとか言ってたから犠牲者もいる」


七夜
「敵とか味方とかは分からねぇが、とんでもないやつな事は確かだ」



七夜
「けどあまり急ぎすぎるのもダメだ……ダンテは言っていた」


七夜
「無知は罪だが知りすぎるのも罪………深入りしたら後戻りが出来なくなるかもしれない」

七夜
「……………それでも行くのか?お前達」

四柳
「………後戻りなんて、いつそんなことを考えるんだ」

璃音
「ようやく前が見えてきたなら、それに沿って進むのみであります」


七夜
「よし…………追うぞ!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーー


ダンテ
「………………七夜さん?」


ダンテ
「やはり……この世界から出ようとする者が現れつつあるのですね」

ダンテ
「まぁ………お好きにどうぞ」


ダンテ
「それくらいお察しかもしれませんが………出口なんて作っていませんので」


ダンテ
「いつでもどうぞ?相手になります…………ふふふふ」

END


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