二次創作小説(新・総合)
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- スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜(完結)
- 日時: 2021/09/25 10:50
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【スマブラ戦記始まりの物語】
どうもメタルメイドウィンです。
全ての始まりであるスマブラ戦記のスピンオフ作品をまたもう1つ書かせていただきます
【注意】
基本的に暗いです
スマブラ、任天堂要素はありますけど薄め
当時まだ参戦してなかった【ファイナルファンタジー】が出てきます
たくっちスノーは出ません
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.37 )
- 日時: 2021/09/21 22:29
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第8話】
「片翼の天使」
七夜
「敵だって!?」
四柳
「ああ、あの時の裏切ったヤツららしい………俺たちを邪魔者を判断して根絶やしに来たらしい」
七夜
「なっ………そんなのアリかよ!?」
七夜
(…………って、ことは………博多もすぐ近くに…………)
ダンテ
「面倒な人達に追われてるようですね………」
七夜
「………そうだ!!お前ん所の信者は………」
ダンテ
「ああ、そうですね………私たちの大事な教会を荒らされるのも困りますし、ちょっと共闘しましょうか」
七夜
「あ、そういえばダンテも任天堂戦士なんだよな?どんな能力を持っているんだ」
ダンテ
「クレイジーハンド………!!」
スウッ
七夜
「おお!!」
ダンテ
「私は彼らを守ることを優先します、何かいい方法はありませんか?」
七夜
「………なんかよ、ポケモンのモンスターボール?って奴みたいに上手く安全な場所に閉じ込められねぇかな?」
四柳
「俺たちの能力でそんなことが…………」
四柳
「………………………無理だ」
七夜
「!!」
四柳
「フィギュアゲッターならいけるかと思ったが、人間のあいつらに通用するか分からない………」
ダンテ
「……………そんなのまであるんですか、それは予想外でした」
四柳
「お前もゲームに詳しくないのか」
ダンテ
「まぁ、調べて間もないので……と、会話してる場合ではありませんでした」
七夜
「………この際だ!!なんとか加減して追い出すぐらいの出力で殴るしかねぇ!!」
七夜
「ダンテ!お前が作ってきたもんは俺が守る!!」
ダンテ
「しかしいいんですか?命を奪わないとなるとこの争いは一生止まりませんよ?」
七夜
「俺一人だけになっても抵抗してやる!!………うっ」
七夜
「さっき変なもん飲んだせいで少し違和感が…………」
ダンテ
「……………」
七夜
「問題ねぇよこれくらい!!行くぞ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うわあああああ!!!」
「ぎゃあああああああ!!!」
四柳
「…………なんて光景だ」
七夜
「すぐに済ませる!!」
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.38 )
- 日時: 2021/09/21 23:07
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
七夜
「フルパワーーー!!!!」
七夜
「スマッシュ!!!」
七夜のスマッシュ攻撃は、風圧だけで目の前にあるもの全てを強く吹き飛ばす!!
四柳
「そのフルパワースマッシュという名前は何とかならないのか」
七夜
「………それもそうだな」
ダンテ
「大穴開けてくれてありがとうございます、追い出し甲斐が有ります」
ダンテ
「よいしょっと」ブーーン
四柳
「………容赦ないなお前」
ダンテ
「容赦なんて不要です」ブーン
七夜
「えげつねぇなお前も………」
璃音
「七夜さん!数が多すぎるであります、こっちが不利になる一方であります!」
ダンテ
「なぁに、我々の事は心配いりません、最悪見捨てて逃走されても構いませんよ」
七夜
「そういうわけには…………」
「七夜」
七夜
「!!!」
四柳
「……………」
博多
「久しぶりだなぁ、七夜………あれから随分減っちゃったな」
七夜
「博多…………」
七夜
「………っ、………生きてて、よかったよ」
博多
「本当にそう思ってる?」
七夜
「…………え?」
博多
「お前、まさか今の状況で本気で俺が逃げそびれただけだと信じようとしているのか、だとしたら本当におめでたい奴だ」
博多
「………お前が死ぬまで黙っているつもりだったが、腹が立つから言ってやるよ……お前ら、何もするな」
博多
「義羅の件と一緒に起こしたアレは………俺が考えて先導した」
七夜
「なっ……」
博多
「理由?それはな………お前が邪魔だったからだ、祖父江さんが義羅に夢中になっている間にお前を殺すつもりだった、まさかお前を連れ出すとは想定外だったけどな」
七夜
「………………だったら俺だけ狙えば良かったじゃねぇか」
七夜
「なんで!!!俺以外のやつを殺したんだよ!!」
博多
「…………………七夜、それを言う前にお前に残念なお知らせがある」
七夜
「………っ、なんだよ、もったいぶって」
博多
「オールスター……星空か、あいつらが本気で脱出したいと思って来たと思ってるだろ?」
七夜
「………そりゃ、後からここに残りてぇって奴も居るとは聞いたよ、それが」
博多
「そんなもの嘘だ」
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.39 )
- 日時: 2021/09/21 23:28
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
博多
「…………能力者ってさぁ、マンガでも案外その人のイメージにあった能力がつくもんだ」
博多
「なんでも出来る七夜は万能型のスマブラ、心に不安を抱えてる祖父江さんは未来予知のゼノブレイド、ビビりなあの外国人はエフZEROだっけ?」
四柳
「……………」
七夜
「それでお前は………ドンキーコング ジャングルビート………だったか?」
博多
「祖父江さんの言う通りだったよ、この力は凄い、何せゴリラの力で殴るのとなんにも変わらない」
博多
「ちょっと小突いてやれば、簡単に血反吐吐いて俺に従うんだ」
博多
「まぁ、余計に強くなった分女とかへの力加減は大変だったけどな」
七夜
「………思い出した………確かに………この5ヶ月で増えた仲間は、皆何かしらの怪我をしていた、骨が折れてるやつもいた………」
七夜
「………………こっちからも質問をする」
七夜
「お前は………帰りたくない側の人間か?」
博多
「………あー、帰りたくないっていうのはちょっと違うな」
七夜
「………帰れない?」
博多
「そう」
七夜
「どういう事だ?」
博多
「とぼけちゃってさぁ………お前本当は知ってるんだろ?」
七夜
「知らねぇよ!!知らねぇから聞いてんだろ!!」
四柳
「………そういうことか」
七夜
「四柳?」
四柳
「さっきの博多の発言を思い返してみろ……」
七夜
「えーと………」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「ちょっと小突いてやれば、簡単に血反吐吐いて俺に従うんだ」
「まぁ、余計に強くなった分女とかへの力加減は大変だったけどな」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
七夜
「…………お前、余計に強くなった分、手加減って………」
七夜
「人を殴ったことがあるのか!?」
博多
「…………そうだ」
四柳
「となると……七夜、ニュースは見てるか」
七夜
「ああ、よく新聞は読むぞ」
四柳
「ニュースの内容は覚えているか、日付は8月24日………お前達がこの世界に送り込まれる前日ぐらいの内容だ」
璃音
「いや、いくらなんでもピンポイントでは」
七夜
「覚えてる………確か」
ーーーーーーーーーー
8月24号
【博多ラーメン屋一家全壊 DVによるものか 】
ーーーーーーーーーー
七夜
「……博多ラーメン屋で暴力事件………ラーメン屋を営む家族がDVを受けていた………犯人の名前は」
博多
「………畠山戒(はたやま、かい)」
七夜
「っ!?それ………お前の本名…………」
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.40 )
- 日時: 2021/09/22 07:22
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
畠山(博多)
「っははははは………そうさ!!それが七夜の知らない本当の俺だよ!」
四柳
「七夜のそばに居たのは………とんだ暴力犯だったわけか」
七夜
「………どうしてこんなことを!?現実のこととか、今回のこととか!!」
畠山
「仕方ねぇだろ?うちの家………ラーメン屋なんだぜ?」
七夜
「だからなんだよ!!お前ん家のラーメン美味しいだろ!!」
畠山
「俺はさぁ!お前みたいにもっとビッグな男になりたいの、あんな地味なラーメン屋継いで終わる人生なんて御免だね!」
畠山
「でも現実には法律がある、社会の壁がある、余計なしがらみがある!」
畠山
「ここにはそれはない………お前が博多って名乗ってくれるおかげで畠山戒の名前は1度も出てこなかった……」
畠山
「ま、俺は最初からお前の事嫌いだったんだけどな」
七夜
「………理由は?」
畠山
「分かりきったことを聞くなよ………お前が」
畠山
「『城之内七夜』じゃなくて、『立崎七夜』だからだ」
璃音
「っ!!?」
四柳
「………………」
七夜
「……………は?」
畠山
「お前のことは大学で会った時によく調べたから知っているよ」
畠山
「確かにお前の旧姓は城之内だ、クソみたいな父親の代わりにキビキビ働いてヒーヒー言ってた、今時見ないくらいのド底辺だ」
畠山
「それがどうだ?この辺りの名門立崎家が面のいい坊ちゃんに目が留まり養子になったそうだ、それがお前だ!!」
畠山
「金も権力も力も好きな物を手に入れるチャンスも、俺がなんとしてでも欲しいものが突然手に入った、シンデレラかお前は!?」
璃音
「立崎って、あの超すごいお家があるという、あそこでありますか………」
四柳
「立崎七夜という男は聞き覚えがあった、やはりお前が………」
七夜
「…………勘違いするな、皆」
七夜
「俺はずっと、自分を立崎家の人間だなんて思ったことがない」
畠山
「認めろ七夜ァ!!お前はもう城之内の人間じゃない!!」
畠山
「この世の頂点!全てが自由とも言える存在、立崎家の男なんだよ!」
畠山
「お前が存在しているだけで誰もが惨めになって行くんだ!」
- Re: スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜 ( No.41 )
- 日時: 2021/09/22 08:01
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
七夜
「………で?」
畠山
「ああ?」
七夜
「俺がそれが許せねーって理屈は分かった、結局の所世間から見れば俺は立崎家でしかないんだな」
七夜
「…………お前が思ってるほど俺は大した男じゃねえってのもお前から見れば多分そうじゃないんだろう」
七夜
「じゃあお前、なんで直ぐに俺を始末しなかったんだ?」
七夜
「四柳に会う直前………チャンスはいくらでもあっただろうが」
畠山
「ああ、確かにそうだ………でもな、ただ殺しても俺は納得がいかないから」
畠山
「大勢の人間にタコ殴りにされて死ぬ姿が見たかったんだ、1人で大勢殴ったからその逆もいいと思ってな」
畠山
「暴力を振るわなくても、立崎家の話をしたらついていった奴も居た」
畠山
「そこに居る荒金もそうだ」
七夜
「!」
荒金
「…………」
畠山
「けど更に想定外だったのは、そうやって集めたヤツらの殆どが俺を裏切って抵抗したことだ」
畠山
「お前は記憶力いいのは知ってたけど、あそこまで覚えちゃうとはなぁ………感化されやがって、だから邪魔になって死なせた」
畠山
「でも、こうして俺の本当の姿も覚えてくれるならいいか、一生残る心の傷になるからな」
畠山
「七夜、お前の言う通りだな」
畠山
「欲張らずに、お前なんて祖父江さんに会うまでにぶっ殺しときゃ良かったな!」
七夜
「…………」
ダンテ
(おやおやおや………何やらあちらでも面倒事が起きていたみたいですね、どこの星でも争いはあるものなんでしょうか)
七夜
「…………俺一人の為に、その為にたくさん死んだのか」
畠山
「お前は気にしすぎなんだ、全ての命を守りたいだの何だの」
畠山
「自分一人だけが幸せになればいいと考えるのが1番、そして………」
畠山
「何も邪魔するものがないこの世界なら、俺は力で独裁者になれる」
畠山
「二度と俺以外の人間が好きなように生きるなんて言えないようにしてやれる」
七夜
「………御託はそれで終わりか、畠山戒。」
畠山
「あ?」
七夜
「…………ダンテ、お前の言うことも間違いじゃなかった」
七夜
「無知は罪だが知りすぎることも、罪か」
七夜
「お前のそんな姿なんか一切知りたくなかった!!!!」
七夜
「うっ………!!」メキメキメキメキ
ダンテ
「おや?」
七夜
「か………体が………ってか腰が………グワアああああああ!!」
バサッ!!
END
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