二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中マスターライジング〜MonsterMemory〜
- 日時: 2022/04/25 19:53
- 名前: Sビート ◆tm1pVTQmqw (ID: u4ehXYUD)
逃走中マスターライジング Bブロックが開幕!
舞台となるのは「逃走中〜紅蓮の森の四重奏〜」が行われた「紅蓮の森」。
果たして20人の逃走者の内 本戦に進出するのは誰だ!?
〜Bブロック 逃走者〜
秋山澪(けいおん!)
朝日奈みらい(魔法つかいプリキュア!)
円堂守(イナズマイレブン)
菊地真(アイドルマスター)
黄瀬涼太(黒子のバスケ)
霧雨魔理沙(東方Project)
剣城あきら(キラキラ☆プリキュアアラモード)
佐倉杏子(魔法少女まどか☆マギカ)
島田美波(バカとテストと召喚獣)
椿佐介(SKET DANCE)
鶴屋さん(涼宮ハルヒの憂鬱)
ばいきんまん(それいけ!アンパンマン)
翡翠煉(募集参加)
日向創(スーパーダンガンロンパ2)
PHANTOM(募集参加)
舞浜歩(アイドルマスターミリオンライブ!)
松野十四松(おそ松さん)
ゆうやん(募集参加)
両津勘吉(こちら葛飾区亀有公園前派出所)
リリカ(#コンパス)
(50音順・敬称略)
※このスレは元々過去ログで執筆していたもので、
過去ログで執筆不能となり書けなかったものを書くため過去ログより移植&補完したものとなります。
そのため 本来あったコメントなどはこちらでは見ることが出来ません。
コメントも合わせて読みたい方は 過去ログの同名のスレをご覧ください。
- その21 ( No.23 )
- 日時: 2022/04/25 20:50
- 名前: Sビート ◆tm1pVTQmqw (ID: u4ehXYUD)
歩
「はぁ、はぁ・・・なんとか助かったかな・・・?」
PHANTOM
「さて 新しい囮を探さねぇとな・・・」
ハンターを回避した歩とPHANTOMだが・・・
ハンターTP
「・・・・・・」
別のハンターが 接近・・・!
歩
「少し隠れて休もう・・・」
ハンターTP
「・・・・・・」
PHANTOM
「さーて 誰がいいかな〜♪」
ハンターTP
「・・・・・・!」ダッ!
見つかったのは・・・
ピピ!
【PHANTOM】
PHANTOM
「・・・ちっ!またかよ!」
PHANTOMだ・・・!
ハンターTP
「・・・・・・」タッタッタッ・・・
PHANTOM
「くそっ 俺は兄ぃと同じ舞台に立つって決めてんだ・・・!」
本戦に進み兄・DDデビルと共演したいPHANTOM 逃げ切れるか!
ハンターTP
「・・・・・・」タッタッタッ・・・
PHANTOM
「この辺なら入り組んで・・・おっ?」
魔理沙
「捕まってバカにされるのは避けたい 特に霊夢とチルノの奴には・・・!」
PHANTOMの逃げる先に 魔理沙・・・
PHANTOM
(あいつ 気づいてないな!)
PHANTOM ロックオン・・・
魔理沙
「見てろよ 次のミッションでは活躍して・・・」
PHANTOM
「・・・・・・・」タッタッタッ・・・
ハンターTP
「・・・・・・」タッタッタッ・・・
PHANTOM
「じゃあな あばよ!」
魔理沙
「へっ?」
無言で近づき 追い抜いた・・・
ハンターTP
「・・・・・・」タッタッタッ・・・
ピピ!
【KIRISAME】
魔理沙
「えっ・・・えええっ!!?」
そして 標的が変わった・・・
ハンターTP
「・・・・・・」タッタッタッ・・・
魔理沙
「お、おい待て 置いてくなーーー!!」
ポン!
59:54
霧雨魔理沙 確保
残り15人
魔理沙
「くっそー! あいつのせいで霊夢に負けたー!」
他人に振り回され続けた逃走劇だった・・・
プルルル プルルル
みらい
「魔理沙ちゃん捕まった! もう5人目だよ・・・」
椿
「これで各チーム1人ずつが確保された形か」
PHANTOM
「はぁ、はぁ・・・自分のカルテットの奴を犠牲にするという 最高の形での囮だったぜぃ・・・」
囮を使い うまく逃げ切ったPHANTOM・・・
PHANTOM
「背後からすっと現れ そのまま恐怖を植え付け去っていく・・・まさに俺の名前のような技でぃ!」
ピンチの中で 達人芸が生まれた・・・
十四松
「あれ? なんかいい匂いがする!」
何かを嗅ぎつけた様子の十四松。
十四松
「こっちだ!」ガサゴソ
ゴブリン
「あん?人間か?」
十四松
「わー、肉だ! それは何の肉なの?」
ゴブリン
「こいつはラミアの尻尾の肉だぞ」
十四松
「ねーねー 一口食べていい?」
ゴブリン
「やめとけ こいつは俺達だけの食糧だ 人間の口には恐ろしいほど合わねぇぞ・・・」
十四松
「少し硬いけど 美味しい!」ペロリ
ゴブリン
「ふ、普通に食べた・・・だと・・・!?」
十四松
「ごちそうさま! ありが盗塁王!からの・・・ヴォエ!!」
ゴブリン
「やべぇ こいつ化け物だ! 逃げろーーー!!」ピューッ
十四松
「あぁ 行っちゃった・・・この肉どこで取れるか聞きたかったのに」
益々人間離れが激しくなる 男・・・
両津
「人よりも先に知っているということほど 有利な事はないからな」
情報収集に余念がない 両津。
両津
「このエリアで起きていることをいち早くキャッチすれば・・・ん?」
何かを見つけた・・・
ケンタウロスのサコンディ(演:左近寺竜之介(こちら葛飾区亀有公園前派出所))
「ふむ・・・今日もこの森は平和だな」
両津
「あいつ・・・左近寺か!?」
まさかの 同僚とご対面・・・
両津
「おい 左近寺! お前 こんなところで何やってんだよ!?」
サコンディ
「左近寺・・・? 俺の名はサコンディだが・・・」
両津
「こいつ ドラマに出てたのか・・・踏み込むのはよしておこう」
そこは準レギュラー プライベートの話は持ち込まない。
両津
「まぁいい それよりもこの森でなんか変わったことは起きてないか?」
サコンディ
「いや 特には・・・強いて言うなら 今日が特別な日であることだな」
両津
「特別な日? 何かあるのか?」
サコンディ
「お前に言っても何の得もないことだ・・・じゃあな」
両津
「怪しいな・・・やっぱりこの後何かが起きるんじゃないか?」
サコンディの言葉を 疑わしく受け取る・・・
ゆうやん
「賞金36万円ですよ・・・こういうのは何度見てもテンションが上がりますよね」
現在 賞金は36万円を少し超えたあたりだ。
ゆうやん
「デレステやミリシタなら 欲しい子を4人ぐらいお迎えできる金額です・・・」
賞金を獲得すれば アイドルとの新たな出会いが待っている・・・
澪
「さっきのミッションは潰し合いだったけど 今度は何だろうな?
また敵を減らすミッションなのかな・・・?」
次のミッションが気がかりな澪。
澪
「いや 意外に協力するタイプがあるかもしれないな・・・」
対立か 協力か 次なる展開は・・・?
残り時間 58:50
逃走者 残り15人
赤カルテット
秋山澪 ばいきんまん 翡翠煉
青カルテット
朝日奈みらい 佐倉杏子 両津勘吉
黄カルテット
菊地真 椿佐介 松野十四松
緑カルテット
円堂守 剣城あきら PHANTOM
紫カルテット
舞浜歩 ゆうやん リリカ
- その22 ( No.24 )
- 日時: 2022/04/25 21:11
- 名前: Sビート ◆tm1pVTQmqw (ID: u4ehXYUD)
===========
その頃 司令室では・・・
ビート
「では ここで再びあの時間と参りましょうか」ピッ!
ゲームマスターが 新たな仕掛けを発動!
ヒュン!
エリア内2カ所に ボタンが出現した!
===========
【58:40】
プルルル プルルル
歩
「メールだ・・・確保情報? 違った 通達だ・・・」
翡翠煉
「『通達①、これより「予選エスケープタイムB」を始める』うわあ 出ましたよ・・・」
円堂
「『エリア内2カ所にあるボタンのどちらかを押せば 予選免除をかけたミッションが発動する』」
みらい
「『制限時間は残り55分までだ』えっ? それだけ?」
通達① 予選エスケープタイムB
エリア内2カ所にボタンが出現した。
このボタンのどちらか片方でも押せば 予選免除をかけたミッションが発動する。
ボタンを押せるのは残り55分までだ。
あきら
「予選エスケープタイム・・・私達は一度見ているからね・・・」
Aブロックを観戦し 予選エスケープタイムの恐怖とリスクの高さを知っている 逃走者達。
澪
「これ 手を出したらあの時みたいに捕まりそうな気がする・・・」
椿
「この誘いは明らかに罠だ・・・下手に高いリスクを冒すわけにはいかない」
確保されたAブロックの霊夢の姿を思い出し 大半の逃走者が動かない・・・
ばいきんまん
「よし この時を待ってたぜ!」
そんな中 ばいきんまんがいの一番に動き出した!
ばいきんまん
「予選を免除して こんな面倒な予選からとっととおさらばしてやる!」
本戦で自首し 大量賞金の獲得を狙っているばいきんまん。
予選を逃げ切るのは耐えられないようだ。
ばいきんまん
「ボタンは地図にも載ってるんだったな!えっと 場所はどっちだったかな・・・」
果たして ボタンを押してミッションを発動させられるか!?
【58:00】
PHANTOM
「目標の160万に近づくためにも ここで予選免除しときてぇが・・・」
予選免除を視野に入れているPHANTOM。
PHANTOM
「さっきので足が・・・誰かに任せるしかねぇか・・・はぁ、はぁ・・・」
ハンターに追われ体力を大幅に消耗し 動けない・・・
杏子
「両さんをかわして本戦に行くには 絶好のチャンスなんだけどな・・・」
同じく 予選免除に興味がある杏子。
杏子
「なのに ボタン遠すぎだろ・・・4分じゃ間に合わねーって・・・」
こちらは 制限時間までにボタンまでたどり着けない・・・
真
「これか! 予選免除のミッションが出るボタンは・・・」
真が ボタンを発見。
真
「この前の生贄の間もそうだけど こうして見るとやりたくなってくる感じがあるな・・・」
予選免除の誘惑に 誘われる・・・
真
「・・・っていやいや! ボクは絶対に押さないぞ!」
ここは その強い語気のごとく ボタンから走り去って行った。
ゆうやん
「純粋にゲームを楽しみたい意志がありますし 予選免除はちょっとね・・・」
ゆうやんも 予選エスケープタイムを好意的に受け止められないようだ。
ゆうやん
「それに・・・っ!」サッ!
ハンターKR
「・・・・・・」
ゆうやんが見つけたのは ハンターだ・・・
ゆうやん
「ハンターから逃げる恐怖を少しでも軽減したいって思ったら終わりですよ・・・
そうなってしまえば つい甘い誘惑に手を出したくなりますよね・・・」
両津
「今回のは拒否権があるということだが・・・わざわざボタンを出す理由があるのか?」
通達の内容に違和感を覚える両津。
両津
「しかも2個も用意して・・・1個で十分なんじゃないか?
遠い逃走者に向けての措置とも言えるが それなら制限時間を長くすればいいはずだが・・・」
準レギュラーの経験則で 細かく分析する・・・
両津
「うーむ・・・何か ありそうだぞ・・・」
果たして 両津の読みは当たるのか・・・
ばいきんまん
「あったぞ・・・」
ばいきんまんがボタンの近くに到着・・・
ばいきんまん
「もちろん やらせてもらうぜ!」パカッ
躊躇なく ボタンに取り付けられたガラスケースを外し・・・
ばいきんまん
「よっと!」ポチッ!
ボタンを押した・・・
プルルル プルルル
届いた 一通のメール・・・
果たして 予選免除をかけたミッションとは!?
残り時間 57:00
逃走者 残り15人
赤カルテット
秋山澪 ばいきんまん 翡翠煉
青カルテット
朝日奈みらい 佐倉杏子 両津勘吉
黄カルテット
菊地真 椿佐介 松野十四松
緑カルテット
円堂守 剣城あきら PHANTOM
紫カルテット
舞浜歩 ゆうやん リリカ
- その23 ( No.25 )
- 日時: 2022/04/25 21:13
- 名前: Sビート ◆tm1pVTQmqw (ID: u4ehXYUD)
プルルル プルルル
ばいきんまん
「おっ 来た来た・・・」
ばいきんまんがボタンを押したことにより 予選免除ミッションが発動された!
そして その内容が記されたメールが届いた・・・
ばいきんまん
「えっと・・・『このメールはボタンを押した逃走者にのみ通知されている』・・・ん!?何だと!?」
だが メールを受け取ったのはばいきんまんのみだ・・・!
ばいきんまん
「『これより君は 5枚のシールを他の逃走者の背中に貼っていかなければならない
ただし 失敗すると残った枚数に応じてアラームが鳴るので気を付けたまえ』
なに!?俺様だけがアラームの危険があるのか!?」
ESCAPE MISSION シールを貼り付けろ
ボタンを押した逃走者には 赤・青・黄色・緑・紫のシールのいずれか1枚が転送される。
クリアするには シールと同じ色のカルテットに入っている逃走者の背中に貼り付けなければならない。
1枚貼ると 残る4色の中からいずれか1枚が新たに転送される。
これを5回繰り返し、残り35分までに5枚全てを貼り付けることが出来れば 本戦進出が決定する。
ただし、残り35分になってもシールが手元に残っていた場合、
貼ってないシールの数1枚につき1分間逃走者の腕に付けられたアラームが鳴り響く。
(例えば 2枚貼った時点でミッション終了になると 3分間アラームが鳴る)
また、逃走者がミッションをクリアした場合、
シールを貼られた5人の逃走者のアラームが1分間起動する。
なお、予選免除ミッションに挑んでいる逃走者は ミッションの間モバイルの通話機能は使用禁止となる。
ばいきんまん
「話が違うぞ!さっきみたいな全員にチャンスがあるミッションじゃないのかよ!」
ボタンを押した以上 もう後戻りは出来ない・・・
ばいきんまん
「ええい こうなったら意地でもクリアして 本戦に行ってやる・・・」
ヒュン!
ばいきんまん
「おっと シールが来たか・・・黄色だな!」
最初にばいきんまんの手元に現れたのは 黄色のシール。
これを真、椿、十四松の誰かに貼れば 第一段階はクリアとなる・・・
ばいきんまん
「とにかく 走り回ってでも見つけるぞ!」
彼に待ち受けているのは 予選免除か アラームか!?
【56:20】
十四松
「ミッション 出ないのかな?」
歩
「このまま 誰も押さないといいけど・・・」
一方 そんな事など知る由もない 他の逃走者達。
まだ誰もボタンを押してないと思い込んでいる・・・
両津
「もしかしたら 押した奴にだけミッションが知らされる方式か・・・?」
そんな中 両津はミッションの仕組みを感づいた・・・
両津
「こうなると 他の逃走者は警戒した方がいいな・・・」
あきら
「あっ 両津さん?」
両津
「お前は 緑カルテットの奴だったな」
そこへ あきらが合流。
両津
「いいか 忠告しておくぞ・・・しばらくの間 他人には近づかない方がいい」
あきら
「えっ? どうしてですか?」
両津
「もしかしたら 誰かがボタンを押しても わしらには知らされていない可能性がある・・・
それも 押した本人にとっては 他人に知られたらまずい情報をだ」
あきら
「・・・じゃあ まさかボタンにしたのって・・・」
両津
「あぁ そのためである可能性が高い・・・気を付けろよ」
あきら
「わ、分かりました!」
両津
「とにかく 予防線は徹底的に張っておかなければな・・・」
あきら
「参ったな・・・これじゃ 誰も信用できないな・・・」
ミッションの真相に近づいた2人。
彼らが 予選免除ミッションの成否に大きく影響するか・・・?
円堂
「くっそー こんなのばっかり出して・・・」
誰がボタンを押すか気が気でない 円堂。
円堂
「勝負はちゃんと戦って決着をつけたいのによ・・・」
フェアプレーのサッカーで戦ってきた以上 手段を選ばない逃走中での勝負は馴染めないようだ・・・
澪
「ここでミッション出されたら 余計動けなくなっちゃう・・・」
予選免除のミッションを恐れる 澪。
澪
「頼むから 絶対押すな・・・」
ひたすら もうボタンが押されない事を祈る・・・
だが・・・
「えいっ!」ポチッ!
誰かが ボタンを押した・・・
「えっと・・・・・・・・・えっ・・・・・・な 何で!?」
そして 届いたメールに絶望していた・・・その逃走者は・・・
リリカ
「また 誰かを落とさなきゃいけないの・・・?」
リリカだ・・・!
時は遡る・・・
=回想=
リリカ
「うーん 本戦には行きたいけど・・・」
ボタンを押すか否か迷っていた リリカ・・・
リリカ
「あれ? あそこにあるのって・・・」
ボタン
「」キラーン
リリカ
「うわぁ ボタンだ・・・これを押すとミッションが・・・」
ミッション参加権を得る ボタンを発見・・・
リリカ
「でも 誰かを確保させてまで本戦に行くのも・・・」
当然 そう易々とは押さない・・・
リリカ
「あっ 待って・・・もしかしたら 違うタイプのミッションかも!
他の人は誰も傷つけないミッションが出てくれれば・・・」
リリカ
「やっぱり少しでも安全が欲しい・・・やろう!」パカッ
リリカ
「えいっ!」ポチッ!
=回想終わり=
こうしてボタンを押したリリカだが その想いは無残に打ち砕かれた・・・
リリカ
「こんなことしたら・・・嫌われちゃう・・・」
人気が欲しいリリカにとって 好感度が下がりそうな行為は何よりも避けたい・・・
リリカ
「でも やらなかったらリリカが・・・どうすればいいの・・・?」
この究極の選択に リリカの答えは・・・?
翡翠煉
「どうも 嫌な予感がしますね・・・」
一方 リリカが予選免除ミッションに挑む羽目になったことをまだ知らない翡翠煉・・・
スタッフ
「もし リリカさんがミッションをやると言ったらどうしますか?」
翡翠煉
「まぁ 自分に出来ることなら協力してあげたいですけど・・・
それこそ 自分の身を犠牲にしてでも・・・」
スタッフの言葉は 今まさに現実になっている・・・
残り時間 55:20
逃走者 残り15人
赤カルテット
秋山澪 ばいきんまん 翡翠煉
青カルテット
朝日奈みらい 佐倉杏子 両津勘吉
黄カルテット
菊地真 椿佐介 松野十四松
緑カルテット
円堂守 剣城あきら PHANTOM
紫カルテット
舞浜歩 ゆうやん リリカ
- その24 ( No.26 )
- 日時: 2022/04/25 21:15
- 名前: Sビート ◆tm1pVTQmqw (ID: u4ehXYUD)
===========
その頃 4姉妹の家では・・・
ヨハーネ
「さて 材料は揃ったわね!」
ランテ
「森のみんなが協力してくれたお陰で スムーズに集められたね」
アロル
「いよいよ ケーキ作りの開始だな!」
ヨハーネ達がケーキの材料を全て採取し ケーキ作りに取り掛かろうとしていた。
ヨハーネ
「このレシピ通りに作れば きっと成功するはずよ!」
アロル
「えっと 最初は・・・」
ランテ
「ケーキをカラフルにするソース作りからやってみる?」
ヨハーネ
「そうね 一番上に書いてあるし・・・」
アロル
「まずは虹色の木の実を潰して 果汁を絞り出すそうだ」
ランテ
「ボウルの中に置いてっと・・・」
ヨハーネ
「いくわよ・・・エア・プレス!」パッ
ギュウウウウウ・・・
ドボドボドボ・・・
ランテ
「やった いい感じに果汁が出てきた!」
アロル
「果肉は後でケルベロスの餌にでもすればいいか」
ヨハーネ
「次は クリームとよく馴染むようにするために『セイレーンの涙』が必要だったわね」
ランテ
「アロル モナトから取ってきたって本当なの?」
アロル
「あぁ モナトの食事にこっそりナキダケを混ぜて 泣いてるところを取ってきた」
ヨハーネ
「あなた 私達4人の中では一番ひどいわよね・・・」
ランテ
「この前の黒魔法の影響 まだ残ってるんじゃないの?」
アロル
「も、もちろん ちゃんと後で謝ったし 元にも戻したぞ!」
ヨハーネ
「まぁ とにかく・・・ランテ、それを入れてくれる?」
ランテ
「うん 分かった!」
アロル
「それじゃあ 私達は今のうちにクリーム作りの準備をしておこうか」
ヨハーネ
「えぇ そうね」
ランテ
「えっと・・・確か 青い容器に・・・あった!」
アロル
「こんな感じでいいか・・・ランテ姉さん そっちは?」
ランテ
「今入れるところ!」
ヨハーネ
「・・・!! 待って それじゃない!」
ランテ
「えっ!?」キュポン!
ドボドボドボ・・・
ヨハーネ
「あぁぁぁ・・・それはナガッドの糸から作った粘着液よ・・・!」
ランテ
「ご、ごめん・・・だ、だって 青い容器に入ってたから・・・」
ボウル
「」カタカタカタカタ・・・
アロル
「まずいぞ・・・確か木の実の果汁と その粘着液を合わせたら・・・」
ドゴーーーーン!!
3人
「「「きゃーーーーーーっ!!?」」」
シーン・・・
ヨハーネ
「ケホ ケホ・・・ど、どうなったの・・・?」
アロル
「窓の外見れば 分かるかもしれない・・・」
ヨハーネ
「窓の外って・・・ああっ!!?」
赤スライム
「・・・・・・」プニョプニョ
青スライム
「・・・・・・」ピョーン
ランテ
「うわぁ 森のあちこちにスライムが!」
アロル
「ほんの少し入れるだけでも1匹作れるのに あんなに入れたから・・・!」
ランテ
「このままじゃ モンスターはともかく人間がパニックを起こしちゃう・・・」
ヨハーネ
「くっ・・・私達が責任もって捕まえるわよ!」
アロル
「よし 手分けしていこう!」
ケーキ作りどころではなくなった3人 スライムを捕まえに外へ出た・・・
そして 司令室では・・・
ビート
「では 予選エスケープタイムで動揺している最中でしょうが ミッションを発動します」ピッ!
ゲームマスターが ミッションを発動!
ヒュン!
エリアに 3つのハンターBOXが出現した!
===========
【55:10】
プルルル プルルル
十四松
「メールだ 誰かボタンを押しちゃったのかなー?」
澪
「違う ミッションだ・・・『ミッション②、エリア内に3つのハンターBOXが出現した』」
杏子
「『残り40分になるとハンターが放出される、阻止する方法はない』はぁ!? 理不尽すぎんだろ!?」
ゆうやん
「『ただし 同じ色のカルテットの逃走者のみを追うカラーハンターに変えることはできる』
あぁ そういうことですか・・・」
あきら
「『エリア内にいる5色のスライムを捕まえて ヨハーネ、ランテ、アロルのところへ持っていけば
ハンターBOXの上にスライムがストックされる』」
椿
「『残り40分時点でBOX内の2体のハンターが最も多くストックされたスライムの色になり、
1体のハンターが2番目に多くストックされたスライムの色になる』」
円堂
「要するに 緑以外のスライムを捕まえればいいってわけか・・・!」
真
「これ 同じチームのメンバーと協力しなきゃ駄目じゃないの・・・?」
まさかのカルテット内の協力ミッション! 果たして・・・?
残り時間 55:00
逃走者 残り15人
赤カルテット
秋山澪 ばいきんまん 翡翠煉
青カルテット
朝日奈みらい 佐倉杏子 両津勘吉
黄カルテット
菊地真 椿佐介 松野十四松
緑カルテット
円堂守 剣城あきら PHANTOM
紫カルテット
舞浜歩 ゆうやん リリカ
- その25 ( No.27 )
- 日時: 2022/04/25 21:18
- 名前: Sビート ◆tm1pVTQmqw (ID: u4ehXYUD)
MISSION② ハンターの色を変えろ
エリアに3つのハンターBOXが出現した。
残り40分になると3体のハンターが放出される。
逃走者はエリア内にいる赤、青、黄色、緑、紫のスライムを捕まえ、
ヨハーネ、ランテ、アロルの3人のいずれかに渡すことで、
放出されるハンターを カラーハンターに変えることが出来る。
カラーハンターは同じ色のカルテットに入っている逃走者のみを追う。
残り40分時点で2体のハンターが
3人に渡されたスライムの数の合計が最も多いスライムと同じ色のカラーハンターとなり、
1体のハンターが2番目に多いスライムと同じ色のカラーハンターとなる。
(同数の場合は先にその数に達したスライムの色が優先される)
あきら
「まずいな・・・ハンターが増えたら最後の1人に残るどころか 全滅の可能性もある・・・」
この予選は カルテット内の最後の1人になっても 転送ボックスに入る前に捕まれば意味が無い。
ハンターの増加は 予選突破の可能性を大きく狭める・・・
翡翠煉
「ただ どこか2チームは必ず犠牲になるんですよね・・・」
回避するためには 他のカルテットに擦り付けるしかない・・・
椿
「行くか・・・他のカルテットには申し訳ないが やむを得まい・・・」
みらい
「これはやるしかないよ・・・スライム探さなきゃ!」
ここは 半分以上の逃走者が スライムを探しに動く!
ハンターTP
「・・・・・・」
ハンターKR
「・・・・・・」
果たして ハンターが増えてしまうのはどのカルテットだ!?
【54:30】
十四松
「これって 黄色カルテットの逃走者が捕まる確率も上がるんでしょ?
だったらそのままハンターを放出させてもいいんじゃない?」
あえてミッションをやらない姿勢の十四松。
スタッフ
「しかし 十四松さんが捕まる可能性も上がりますよ?」
十四松
「大丈夫! 一番早いのは僕だよ!」
スタッフ
「ですが挟み撃ちも・・・」
十四松
「一番早いのは僕だよ!」
スタッフ
「・・・はい」
この男 頭が回っているのか 回っていないのか・・・
リリカ
「もしかして この隙にやれってことなのかな・・・」
ばいきんまん
「みんなハンターとスライムに夢中になるだろうな!」
予選免除を狙う2人にとっては シールを貼るチャンスとなるミッションだ。
ばいきんまん
「よーし 一刻も早く黄色の奴を見つけるぞ!」
ばいきんまんは 早速黄色カルテットの逃走者を探しに動く。
リリカ
「うぅ・・・自首も出来ないし どうしよう・・・」
一方 まだ決心がつかないリリカ・・・
リリカ
「でも もうやっちゃったものは仕方ないよね・・・本戦で罪を償おう!」
少しだけ シールを貼る方へと気持ちが傾いた・・・
リリカ
「青かぁ・・・みらいちゃんと杏子ちゃん どっちも魔法少女同士だけど・・・」
彼女が最初に授かったシールは青。
強敵の両津は避け みらいか杏子をターゲットにするようだ。
緑スライム
「・・・・・・」
真
「いた! あいつか!」
真が緑スライムを発見。
真
「意外と大人しいな・・・これなら・・・」
両手でスライムを抱える真。
ちなみに 逃走者には軍手がスタッフより渡されている。
真
「ドラ〇エに出てきそうな感じのスライムでよかった・・・
前に仕事で伊織が演じてたスライムのようなベタベタしたやつだったら ボクの女の子らしさが・・・」
これより真は ヨハーネ達3人を探しに向かう。
澪
「ハンターの放出だけは絶対に嫌だ・・・」
ここまでずっと隠れていた澪も カラーハンターの放出の阻止に動き出した。
澪
「1人でも多く頑張らないと こっちが不利だ・・・ばいきんまんは動かなそうだからな・・・」
歩
「ふふーん・・・アタシにはあの約束があるからね!」ピッピッピッ・・・
自信ありげな表情で電話をかける歩。その相手はもちろん・・・
PHANTOM
『おう 歩か?』
PHANTOMだ・・・
歩
「ねぇ 次はアタシのを優先する約束でしょ? 忘れたとは言わせないよ!」
PHANTOM
『あぁ そうだったな・・・』
歩
「でも 3位以内に入ればいいわけだから・・・とにかく 紫のは絶対に入れないでね!」
PHANTOM
『分かったぜぃ 他の3チームを集中攻撃するまでさぁ!』
歩
「あ、そうだ! さっきアタシにハンターがいたこと教えなかったでしょ! ひどいよー!」
PHANTOM
『わりぃ 気が動転してたからな・・・』
ピッ!
歩
「よーし 交渉も成立したところで アタシも頑張るぞー!」
PHANTOM
「こいつ まだ騙されたことに気づいてないでやんのwww」
一方 思わず嘲笑するPHANTOM・・・
PHANTOM
「俺はそもそもスライムを捕まえる気はねぇ・・・誰かを囮にして生き延びるだけだ
ここはカラーハンターが出ないよう 緑のスライム持ってる奴についていくか・・・」
囮作戦で ハンターが緑に染まるのを阻止するのが狙いのようだ。
両津
「やはり 自分のカルテットの人数は維持して正解だったようだな・・・」
第1ミッションでの妨害が功を奏する形となった 両津。
両津
「わしらの敵は12人もいるわけだからな あいつらとは休戦協定を結んでおかなければ・・・」
少しでも自分のカルテットの色のスライムが運ばれるのを防ぐべく 人数は確保したい・・・
残り時間 53:10
逃走者 残り15人
赤カルテット
秋山澪 ばいきんまん 翡翠煉
青カルテット
朝日奈みらい 佐倉杏子 両津勘吉
黄カルテット
菊地真 椿佐介 松野十四松
緑カルテット
円堂守 剣城あきら PHANTOM
紫カルテット
舞浜歩 ゆうやん リリカ
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