二次創作小説(新・総合)

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御本家snowmanと分家女子
日時: 2023/05/19 22:10
名前: MLフラワー (ID: Xhss9HRk)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=13572

こんにつわ!MLフラワーです!
わた婚を観てから和風ファンタジーにハマった主が作った、ただの妄想でth。
元々このスレッドで全然関係ない小説書いてたんですけど、
一話で駄作確定だな🫠ってなったので、再利用してこの小説を書こうかと。
もし、楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃいましたら、このお話も読んでいただけると幸いです。
と!言うことで!
今回もsnowman様の二次小説です!
ちなみに前作は社会問題とBL・GLのとこにあげてます!(宣伝すんな)
クレハ様の『結界師の一輪華』という小説を参考にさせていただいています。(勝手に)
オリキャラあり、和風恋愛ファンタジーです!
まぁ、見りゃわかる😉

あ、言い忘れてた。
🐢更新です!これ大事!

阿部side ( No.5 )
日時: 2023/05/06 18:45
名前: MLフラワー (ID: quQfBDMh)

代替わりの式が終わり、今は参列者一人一人に挨拶をもらっている。
正直、この時間が一番面倒だ。
いや、要らなくね?普通に。😒
そんな事を考えていた時。

「皆様!大変です!妖が!」

考える暇もなく部屋を出る。

帰る途中の参列者がどれだけいるか。
もちろん、これ程の人数を守りながら戦った事はある。
だが、今回は話が違う。
阿部本家の代替わりの式に参列したきり、分家の当主が誰一人帰って来ないなんて、そんな話が広まれば、間違いなく御本家内での阿部家の発言力は落ちるだろう。

邸内を走りながらそんな事を考えていると、
壁や障子が一直線に破かれた場所を見つけた。
間違いない。この先だ。
全速力で駆け寄ると刀を握った女が立っていた。

「…君、名は?」

当主との時間 ( No.6 )
日時: 2023/05/07 14:32
名前: MLフラワー (ID: O62Gt2t7)

帆香side

「あっ…阿井!帆香です!」
私は慌てて答えた。
「フッ…そうか。帆香、少しついてきてくれるか。」
私は慌ててついていく。
てか、当主ってこんな足速いの?
私、若干走ってるよ?

ついていくのに必死になっていると、ある部屋に入った。
「失礼します。」
「そこに座れ。」
「はい。」
やばい…当主と一対一で向かい合ってるよ…
緊張で頭が真っ白になっていた私に対して最初に口を開いたのは、阿部様だった。
「まあまあ、そんな緊張しないで。」
そうおっしゃると阿部様が微笑んだ。
さすが噂のあざとい当主だけある。
「ど、どうなさいました?」
「単刀直入に言うぞ。」



『俺の妻になれ。』


政略?結婚 ( No.7 )
日時: 2023/05/07 22:06
名前: MLフラワー (ID: rrGGtC6v)

帆香side

「はっ、はぁぁーーー!🤯」
「ど、どうしたw」
「はっ!🫢もっ、申し訳ございません。」
この数分でいろいろな事が起こり過ぎている。
「済まない。ちゃんと説明するよ。」

「俺は今日から結界師だろ?」
「はい。」
「だから、俺はこれから結界に力を注がなくちゃいけないんだよ。」
「…はい?」
「え?そっから?」
「…はい…」
え?何?そっからって。常識なの?これ。
「はぁ…😮‍💨結界師ってただ結界を守ればいいってだけじゃなくて、結界を作らなきゃいけないの。毎日、力を注いで。」
「…はい。」
「歴代の結界師達は妻の力と一緒に注ぐ事で更に強い結界を作ってきたんだよ。」
「…で、その役目をやれと。」
「そういう事。」


「それ、妻じゃなきゃだめですか?」
「え?反対?」
「い、いえ。そういうわけではないのですが…
少し気になって。」
「それは俺も思う。まぁ、半分親からの圧力よ。早く結婚しろーってw」
ノリ軽すぎだろ。この人。

「というか、私なんかで良いのですか?
先程はまぐれで…異能使ってないですし…」
「そこは気にするな。俺の直感だけど。」
急にたくましい顔になったと思ったら、こんなかよ。
「んじゃ、とりあえず賛成でいいな?」
「…はい?」

御本家 ( No.8 )
日時: 2023/05/14 17:18
名前: MLフラワー (ID: g3crbgkk)

帆香side

それからしばらくして、いつものように掃除をしていると、お母様に呼ばれ、ある部屋に向かった。
「しっかりご挨拶しなさいよ。」
そうとだけ言われて襖を開けると、阿部家本家の方々が揃っていた。と言ってもこの屋敷に住んでいる当主とそのご両親だけだが。
「失礼致します。阿井帆香です。」
「帆香、だな。座れ。」
「はい。」
当主と話すだけでも緊張するというのに、ご両親まで居られるとなると、もはや声を出して良いのか迷うほどだ。
それに緊張感がすごい。
なんとなく察しはついているが。

「お父様、こちらが例の女です。」
女て…
「ほう。これがお前が選んだ者か。」
「ずいぶんとお若いですね。」
「…わかった。当主の婚約相手として認めよう。」
「え…私なんかで良いのですか。」
「あぁ。お前自身気づいていないだろうが、お前には今以上の可能性がある。それを自分で見つけることだ。」
そう言い残すとご両親は揃って部屋を出る。

「…良かったぁ~。認められなかったらどうしようかと思った。」
「あ、あの。それで…これからどうすれば…」
「あぁ。まずはここを出て二人で暮らすことになる。と言っても、お手伝いの一人は連れて行くが。」
この人はなんでこうも簡単にこんな話が出来るのか。
「それはいつ頃に…」
「一週間後。」
「はぁ。」

報告 ( No.9 )
日時: 2023/05/15 22:20
名前: MLフラワー (ID: .VvRUm0J)

阿井side

それからすぐにお母様に報告した。
「本当?!良かったじゃない!御本家の当主様と…考え深いわ…」
「お母様、そう泣かないでください。」
「…ここまで愛情込めて育てきたのが良かったのね…」
なかなか泣き止まないお母様を擦っていると、お姉様が部屋に入ってきた。
「どうしたの。帆香。」
「私、阿部家当主の亮平様と婚約する事になりました。」
「…そう。お母様、行きますよ。」
「えぇ。グスッ荷物は後でまとめましょう。」
お姉様が不服そうなのも無理はない。

お姉様は私と違い、昔から異能が強かった。
そのため、私は四年前の十四歳になる誕生日から仕えているのに対して、お姉様は十二歳から仕えている。
年齢なんて関係のない下働きが続き、ようやく台所に立てるほどになったというのに、次は自分よりも弱い妹が自分の上に立つと言うのだ。
腹が立つのも当たり前だ。


四年間仕えてきた屋敷を離れる前日。
お姉様と二人きりの時間をもらった。
「…今までお世話になりました。」

「…お幸せに。」


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