二次創作小説(新・総合)

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御本家snowmanと分家女子
日時: 2023/05/19 22:10
名前: MLフラワー (ID: Xhss9HRk)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=13572

こんにつわ!MLフラワーです!
わた婚を観てから和風ファンタジーにハマった主が作った、ただの妄想でth。
元々このスレッドで全然関係ない小説書いてたんですけど、
一話で駄作確定だな🫠ってなったので、再利用してこの小説を書こうかと。
もし、楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃいましたら、このお話も読んでいただけると幸いです。
と!言うことで!
今回もsnowman様の二次小説です!
ちなみに前作は社会問題とBL・GLのとこにあげてます!(宣伝すんな)
クレハ様の『結界師の一輪華』という小説を参考にさせていただいています。(勝手に)
オリキャラあり、和風恋愛ファンタジーです!
まぁ、見りゃわかる😉

あ、言い忘れてた。
🐢更新です!これ大事!

火事 ( No.45 )
日時: 2023/12/30 17:06
名前: MLフラワー (ID: z/hwH3to)

帆香side

「帆香さん、似合ってますよ😊」
いつの間にか用意されていた巫女装束のような服に着替えている。
もはや笑顔ですら怖くなってきた。
「先日、術者に関する書物を持ってきましたので、今持って参ります。」
そう言うと桔梗さんは軽やかな足取りで部屋を出た。
化粧台の三面鏡に映った自分の姿を見る。
顔や足元は映らなくても、自分が着るような物ではないと思った。
「これ…本当に私の物なのかな…」



バンッ
突然何かが爆発したような音がした。
「き、桔梗さん!大丈夫ですか!」
部屋を出て声を出すが、返事はおろか、桔梗さんがいる気配もない。
廊下を見るも、居間の方からは黒い煙が押し寄せ、
奥が見えない。

それでも、助けないといけない。
この家に来てから、桔梗さんはずっと私を気にかけてくれた。
特訓がきついのも、私を思っての事。
私は手巾で口を押さえて奥に進んだ。

炎と煙の中 ( No.46 )
日時: 2023/11/23 11:43
名前: MLフラワー (ID: EZkj1dLS)

帆香side

どうにか居間までたどり着いたものの、煙がより濃くなるだけ。桔梗さんは見当たらない。
桔梗さんが居そうな場所を手当たり次第探すしかない。たしか、書物を取りに行っていたはず。
物置小屋に行こうとした時。


バンッ
台所?!何か爆発した?!
振り返るとより一層濃くなった煙の中に影が映る。
それはゆっくりこちらに向かって来る。
獣だ。何匹もいる。
「ガルゥヴ…ガルゥ…」
獣のうちの何匹かは姿がはっきりと見える位置にいる。
怖い。駄目。自分では何も出来ない。
その場に座り込み、ただ後ずさりしか出来ず、この状況には絶望しかない。



「帆香さん!!」
桔梗さんの声だ。
「き、桔梗さん?たすk…」
いや、駄目だ。
そうだ。私は桔梗さんを助けるためにここまで進んで来た。
自分で倒す。この獣を。

実戦 ( No.47 )
日時: 2023/12/18 19:57
名前: MLフラワー (ID: z/hwH3to)

帆香side

でも、どうしたら植物をうまく使うことができるのだろうか。
前はとっさに使っただけで、出てしまったと言う方が正しい。
今まで特訓して、植物の種類と出てくる場所は操作出来るようにはなったものの、それだけで倒せるとは思えない。
阿部本家の本邸のように庭に刀があればと思い、すぐ横の庭を見るが、何もない。当たり前か…



いや、ある。庭にはきれいな草花がある。
一番手前にあるつたのような植物に力を込める。
触ってはいないので、うまくいくかはわからないけれど。
そんな不安とは裏腹につたはどんどん伸びていく。
さらには左右に動くようになり、それを操ることが出来るようになった。
それに自信をつけた私は、他のつたも伸ばした。
そしてつたの先を、まとめて獣に突き刺す。



「帆香!!」
獣が煙のように消えると同時に声が聞こえた。
「りょ、亮平様?」
私は亮平様のもとへ走った。
この前は感極まって抱きついてしまったので、冷静になりながら。
そう思っていたのに。

ギュッ

「良かった…無事で。良かった…」
抱きしめる力は強いはずなのに、布団に包まれるような暖かさがあった。

お疲れさま ( No.48 )
日時: 2023/12/30 17:01
名前: MLフラワー (ID: z/hwH3to)

帆香side

「あっ、ごめん。」
しばらく沈黙が続く。


沈黙を破ったのは桔梗さんだった。
「コホンッ、坊っちゃん。帆香さんの能力はどうでした?」
「あ、あぁ。良かったと思う。」
それを聞くと、桔梗さんは勢いよく私の手を握る。
「本当ですか?!特訓の成果出ましたね!」
「は、はい…」
沈黙の後は、しばらく桔梗さんの勢いに圧倒されていた。

阿部の思い ( No.49 )
日時: 2024/01/21 19:31
名前: MLフラワー (ID: EugGu6iE)

阿部side

幸い、火災はあまり広がらず、台所も数日で使えるまでには修復した。
変わらない縁側で、一人で月を眺める。
何も考えず、無心になって。
月が特別きれいな訳でもない。
無心になるには、これが一番だから。

「はぁ…」

ついたため息は今までのため息とは違っていた。
恋なんて…俺にはよくわからない。
帆香をつい抱きしめてしまったあの感情は、恋なのだろうか。

悩んでいたら朝になり、俺はその場で寝ていた。


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