二次創作小説(新・総合)
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- 御本家snowmanと分家女子
- 日時: 2023/05/19 22:10
- 名前: MLフラワー (ID: Xhss9HRk)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=13572
こんにつわ!MLフラワーです!
わた婚を観てから和風ファンタジーにハマった主が作った、ただの妄想でth。
元々このスレッドで全然関係ない小説書いてたんですけど、
一話で駄作確定だな🫠ってなったので、再利用してこの小説を書こうかと。
もし、楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃいましたら、このお話も読んでいただけると幸いです。
と!言うことで!
今回もsnowman様の二次小説です!
ちなみに前作は社会問題とBL・GLのとこにあげてます!(宣伝すんな)
クレハ様の『結界師の一輪華』という小説を参考にさせていただいています。(勝手に)
オリキャラあり、和風恋愛ファンタジーです!
まぁ、見りゃわかる😉
あ、言い忘れてた。
🐢更新です!これ大事!
- 帆香の想い ( No.50 )
- 日時: 2024/01/01 20:43
- 名前: MLフラワー (ID: rrGGtC6v)
帆香side
あれからずっと考えていた。
夕飯の片付けをしていても、お風呂に入っていても。
わからない事が多すぎて、表情にも出ていたのか、
桔梗さんには
「似た者同士ですね😊」
と言われた。
?が浮かんだけれど、それを考える程の余裕はなかった。
お風呂から上がると、「悩んでも仕方ない!」という考えに至り、すぐに寝る事にした。
いつもより早く寝る準備をして、廊下を通ると、
亮平様が一人縁側にいらっしゃった。
あれ?前にも同じような事が…
そう思って近づくと、亮平様は寝息をたて始めた。
「あ…かわいい…」
ふと口にしてしまった言葉に驚きながら、
同時にわかった事がある。
きっと私は亮平様に惚れている。
私は顔を赤くなしがら、自室の布団を亮平様の肩に掛けた。
- 作者だぞお! ( No.51 )
- 日時: 2024/02/15 23:04
- 名前: MLフラワー (ID: gf8XCp7W)
- 早朝 ( No.52 )
- 日時: 2024/01/12 21:10
- 名前: MLフラワー (ID: DIeJh8tY)
阿部side
「…ちゃん、っちゃん、坊っちゃん!」
「ん…あ、すまない。」
気づけば日が昇り始めていた。
「こんな所で寝ていては、風邪をひいてしまいますよ。もう当主なのですから、お身体を悪くされては困ります。」
「あぁ、わかってる。」
桔梗の正論にうんざりしながら、その場に立とうとすると、肩に肌掛布団がかかっていることに気づいた。
「フフッ🤭帆香様の物ですかね。」
確かに、くすんだ紅色の肌掛布団だ。
桔梗がそう言うのなら、桔梗の物でもないはず。
そう考えると、恥ずかしさが込み上げてきた。
しかし、すぐに申し訳なさで上書きされた。
「…返してくる。」
帆香の部屋の前に立ち、少し耳を澄ますと、わずかな寝息が聞こえてくる。
「帆香、入るよ。」
寝ている帆香を起こさぬように静かに戸を開ける。
まだそれほど寒い季節ではないとはいえ、やはり薄掛布団のみで寝るのは、さすがに寒いだろう。
帆香を起こさぬように、そっと肌掛布団をかける。
部屋を出ようとするが、普段見せない表情の帆香を見て、つい足が止まってしまう。
帆香の前に座り、帆香の顔を覗くように見る。
「…初めて抱く感情だな。」
- 普段と違う ( No.53 )
- 日時: 2024/01/21 19:25
- 名前: MLフラワー (ID: EugGu6iE)
帆香side
今日も普段通り目が覚める。
この後も普段通り桔梗さんと朝食を作る。
でも、一つだけ普段と違うことがあった。
薄掛け布団の上に肌掛け布団が掛かっていた。
寝ぼけたままの頭で思い出した。
昨晩、亮平様に肌掛け布団を掛けた後、薄掛け布団のみで寝ていた。
きっと桔梗さんがわざわざ掛けてくださったのだろう。
申し訳なく思い、急いで布団をたたみ、着替えて台所へ向かった。
朝食を作る合間をぬって桔梗さんに頭を下げる。
「あの…昨晩はありがとうございました。
わざわざ私に掛け布団を掛けてくださって。」
「あらやだ🤭私はここに仕える身ですから、奥様は頭を下げないでください。」
あくまでも婚約者なので、奥様で呼ぶのは違うと思ったが、桔梗さんがあまりにも笑顔なので口を挟まないでおくことにした。
「それに、掛け布団は坊っちゃんご自身でお返しになりましたよ。」
そんな。亮平様が掛け布団を掛けてくださったというのに、私はのんきに寝ていたなんて。
「わ、私、謝って来ます!」
「今の時間なら、坊っちゃんはまだ起きていらっしゃらないと思いますよ。」
桔梗さんにそう言われると、冷静になり朝食作りを続ける。
謝罪の気持ちを込めて、普段より時間をかけた。
- 朝食 ( No.54 )
- 日時: 2024/01/28 18:19
- 名前: MLフラワー (ID: TaHLTR3K)
帆香side
「おはようございます。」
「おはようございます、坊っちゃん。朝刊をしまってください。朝食をいただきますよ。」
私が謝る時間をとるために、桔梗さんは自然に呼びかける。
亮平様が盆の前に座るのを見て口を開く。
「あ、あの、昨晩は申し訳ございませんでした。
亮平様が私に掛け布団を掛けてくださったにも関わらず、寝てしまい、失礼なまねをいたしました。」
一歩下がり、手をついて謝る。
「ちょっとぉ。やめてよ。そういう堅苦しいの好きじゃない。」
そんなことを言われると思っていなかったので、固まってしまった。
いや、見惚れていたというのもあるが。
「も、申し訳ございません。」
「だから、そういうの!もう、これからそれ禁止!分かった?」
なんて優しい方なのだろう。そして、なんてあざとい方なのだろう。
「ほら、帆香。食べるよ。いつまでも考えすぎ!」
「は、はい!」
亮平様のあざとさに圧倒された朝だった。