二次創作小説(新・総合)
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- 御本家snowmanと分家女子
- 日時: 2023/05/19 22:10
- 名前: MLフラワー (ID: Xhss9HRk)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=13572
こんにつわ!MLフラワーです!
わた婚を観てから和風ファンタジーにハマった主が作った、ただの妄想でth。
元々このスレッドで全然関係ない小説書いてたんですけど、
一話で駄作確定だな🫠ってなったので、再利用してこの小説を書こうかと。
もし、楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃいましたら、このお話も読んでいただけると幸いです。
と!言うことで!
今回もsnowman様の二次小説です!
ちなみに前作は社会問題とBL・GLのとこにあげてます!(宣伝すんな)
クレハ様の『結界師の一輪華』という小説を参考にさせていただいています。(勝手に)
オリキャラあり、和風恋愛ファンタジーです!
まぁ、見りゃわかる😉
あ、言い忘れてた。
🐢更新です!これ大事!
- 引っ越し ( No.10 )
- 日時: 2023/05/19 22:53
- 名前: MLフラワー (ID: FA6b5qPu)
帆香side
次の日、ここでは最後の朝食を食べ、荷物を持って外に出る。
ある程度の物はすでに運ばれている。
「帆香、グスッあっちでも頑張ってね。」
お母様は相変わらず泣いている。
「あの…不束なことお聞きしますが、お姉様は…」
「あの子にも見送るように言ったんだけどね…。」
そんな話をしていると、迎えの車が到着した。
「…では、お母様。」
「ええ。行ってらっしゃい。」
「行ってきます。」
しばらくして車は山の麓に到着した。
降りるとすぐに大きな門があり、奥には屋敷がある。
本家の屋敷ほどではないが、ここで二人きりには広すぎるくらいだ。
そんな屋敷に圧倒され、立ちつくしていると、優しい風が吹いた。
その風に押されるように門が開く。
こんな風で開くような門ではないように見えるが。
驚きながら進むと、屋敷から一人の女性が出てきた。
「帆香様ですね。本日からお二人に仕える桔梗と申します。お荷物お持ちします。」
初めて自分についたお手伝いさん。
その人は50代にも見えるが、とても笑顔で美しい。
しばらく部屋を案内され、荷物を置くと、最後に阿部様の部屋に案内された。
「失礼致します。」
「待ってたよ。俺の花嫁。」
- 桔梗との関係 ( No.11 )
- 日時: 2023/05/20 22:52
- 名前: MLフラワー (ID: xLaEhu2C)
阿部side
「あらまぁ🤭」
「おい桔梗。🤨」
「すみませんね。まさかあの坊っちゃんがねぇ。」
「あの…お二人ってそんな仲が良いのですか?」
他人からしたらそう見えるのか。
俺はそう思った事ないが…
「フフッ…なんと言ったって、私は坊っちゃんが産まれる前から阿部家に仕えてますから。」
「あ、そうでしたか…」
ほら、気まずそうにしてる。
「帆香様も亮平様とお呼びになってはどうです?😊」
「で、では…亮平、様。」
「な、なんだ。」
「これからよろしくお願いいたします。」
- 二人きり? ( No.12 )
- 日時: 2023/05/21 22:13
- 名前: MLフラワー (ID: SQ5s5iz7)
帆香side
「では、二人で楽しんで~🤗」
本家に長年仕えている人ってどんな人かと思ったけど、意外と明るい人で良かったぁ。
「はぁ。これだから桔梗は…」
それが良いのか悪いのか…
「んじゃ、行くぞ。」
「え?」
「え?って、見回りだよ。この辺の。」
「あ、はい。」
「あら、行かれるんですか?」
「お前、聞いてたのか。」
「そりゃあ、あの坊っちゃんですから。何をしでかすか分かりませんからねぇ。🤭」
「まったく…何を考えているんだか…行くぞ。」
「は、はい。」
「いってらっしゃいませ👋😊」
桔梗さんは外に出て、私達の車が見えなくなるまで手を振っていた。
亮平様は相変わらず面倒くさそうにしていたけど。
車でしばらく行くと街が見え始めた辺りで車が停まった。
「ここで降りるぞ。」
「はいっ。」
「この辺で妖の出没情報が多いんだ。お前にはこれを持たせとこう。」
そう言うと、運転手さんが助手席から剣を持ってきた。
「お前なら、これさえあれば大丈夫だろう。」
「えぇ!?む、無理です!先日は本当に偶然で…」
「まぁ、俺もいるから安心して。」
それから私もしばらく粘ったが、お互いに譲らず、最終的には運転手さんの時間の問題で、私が剣を押し付けられる形となった。
「よし!行くぞ!」
「えぇ…😓」
- 初めての討伐 ( No.13 )
- 日時: 2023/05/22 22:22
- 名前: MLフラワー (ID: 8.sEFFTR)
帆香side
それから街から逆方向に歩いて行く。
「ん~🤔いないなぁ。」
異能が強い人はその分妖の気配にも敏感らしく、亮平様はその感覚を頼りに妖を探している。
私は全然分かんないけど。
「お前も少しは探そうとしろ。」
「いや…分からないもので…」
「こういうのは慣れだよ。慣れ。」
でた。精神論。
そんな会話をしていたら、近くの木が動いた気がして振り返った。
「なんだ、お前も分かんじゃん。」
なんとなく感覚が分かった時には、亮平様は走り出していて、私は急いで追いかける
「帆香ついてこーい!」
「言うの遅いです…」
しばらく走ると、広い畑のあぜ道にでた。
「チッ…速いな。帆香、お前が倒して来い。」
「え?な、なぜ…」
「俺がお前に追い風になるように風を吹かせる。
あいつを追い抜く瞬間に斬れ。」
何言ってんだこの人。
そう思った時には、私は追い風によって強制的に前に進まされていた。
「えぇ~?!ぶつかる!ぶつかる!」
とっさに体の前で剣を握った時、私の体はそのまま妖に突っ込んだ。
妖は私の前の剣を境に二つにわかれ、塵になって消えた。
「お、やるじゃん。」
「なんですかそれ!こんな急に戦わせといて!」
「まあいいじゃん。倒せたんだから。」
亮平様らしいと言えば、そうかもしれない。
そんな会話をしながら車に乗り込む。
運転手さんが少し気まずそうにしていたけど。
- 屋敷にて ( No.14 )
- 日時: 2023/07/24 22:44
- 名前: MLフラワー (ID: IfRkr8gZ)
帆香side
あれから三日後、桔梗さんにもらった糸で刺繍をしていると、突然部屋に亮平様が入ってきた。
「どっ!どうなさいました?」
「お前、桔梗に異能を習って来い。」
御本家に仕える者は皆、異能を使える。
しかし、異能を習うなんて聞いたことがない。
「お父様からの命令でな。別に俺はお前が異能を使いこなす必要はないと思うが。」
それから亮平様に言われた通り着替え、中庭に移動すると、桔梗さんがいつになく凛々しい顔で立っていた。
「さぁ帆香様。やりますよ!」
いつになく元気な桔梗さんに、もうすでに置いていかれそうになった。