二次創作小説(新・総合)

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ウルトラワールドでの日常Reboot第2章
日時: 2024/12/23 09:14
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。おろさんです。



地の文へと執筆方法をある程度変更するにあたり、『時空融合現象編』完結後の話を書くスレッドを作成いたしました。


とうとう来ましたこの第2章。ぜひご閲覧お願いします。


~注意事項~
・クロスオーバー作品
・一部キャラ崩壊、オリジナル設定有
・(多分)不定期更新
・シリアス展開有
・登場作品のネタバレ注意
・(なるべく無いようにしますが)誤字脱字あったらゴメンナサイ(蛇足)
・気軽にコメントお待ちしております
(*感想がなってない、荒らし・誹謗中傷 等はご遠慮ください)
・一部、とある作者様の用語や設定を使用している場合がございますが、こちらは本人から許可を得た上で使用しているものです。
・ハーメルンにて、『ウルトラワールドの交叉譚』として色々調整・改変したリメイク版を投稿開始しています。

・SP話で本スレを投稿しない際に質問を受け付けたりします。ルールに関しては>>68を必ずご覧ください。


~目次~

プロローグ>>1

ようこそウルトラワールドへ>>2-3
目覚めし秘封の戦士、エンジン全開ディスペクト!?>>4-7
異世界ぐらしの前に>>8-11
ずんだ密猟not愉快!!秘封相談事務所設立!!>>12-14
乗り込み、スケッチ、おかしな実り>>15-18
爆走パラレル!ディスティニーなレーシング>>19-23
ひと夏の冒険!尊きビーチで大はしゃぎ>>24-27
取り返しつかず、暴走のメタル>>28-30
駄菓子喰らいしカース・イーター>>31-32
勇者刈られしドス黒パラレル>>33-37
出会うは夢見るサイキッカー>>39-42
黒き悪夢、染まりし天国>>43-46
冴えない少女は漫画家ですか?>>47-48
自分を魅せてけ軽音楽>>49-51
ジェラシー穿つ闇落ちアリス!?>>54-56
快盗とキメラ。ハロウィンフェスティバル大没頭>>59-65


・スレ上げ小話(コメント返却時のもの含み、台本形式)
>>38>>53>>58>>68(お知らせ含み)、>>69>>70



メインタグ(主なジャンル、主な登場作品)
クロスオーバー オリキャラ・オリ設定、オリカ 東方project 秘封倶楽部 ポップンミュージック デュエル・マスターズ ハヤテのごとく! リコリス・リコイル Lobotomy Corporation Library Of Ruina  等(順次更新予定

サブタグ(時々登場する作品)
ポケットモンスター 星のカービィ ブロリーMAD ご注文はうさぎですか? にゃんこ大戦争 銀魂 きんいろモザイク 仮面ライダーW/風都探偵 GA 芸術科アートデザインクラス 等(順次更新予定

爆走パラレル!ディスティニーなレーシング ( No.21 )
日時: 2024/08/12 11:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



 早速レースが開始。何度もレースに参加してるであろう猛者たちが先陣を切る。



「くっそ!相変わらず上位の連中は早いな……!!」

「だがこっちも負けてらんないぞ!!」


 一方後方にいる面子が、前方にいる者達に、ガトリング(弾はねばねばネット)等の飛び道具で妨害を仕掛ける。軽く避けられているが



「うえ、普通にこういう手もありなの?」



「当然!マリオカートをはじめとした様々なレースゲームを土台に作り上げたG時空のスペシャルなレース!限度があれどこれくらい特に問題無いのですよ!あ、でも念入りに作ったシステムにより武力行使は極力抑えられてますが。」


 後方で様子を見ていた一同の横に、バイクで駆けるQ.E.D(G時空)が。



「タイミングを見計らうのも戦略の1つ!このレースにおいて、攻撃及びマシンの破壊と傷害殺害は不可能ですがそれ以外なら大体何だって良いんです!

まあそう言う事で、どうせなら優勝目指してみてはいかがでしょうかね?まあ譲るつもりはありませんが!!」


 と言って、『龍波動空母 エビデゴラス』を装備したバイクで先頭の方に突っ込んで行った。



 とりあえずもう少し様子を見る6名。


「あっ!!しまったシステムがに乗っ取られた!!動けねぇ!!」


「どわあっ!土砂崩れ起こしやがった!!」


 さっきの飛び道具の攻撃だけでなく、ハッキングによる強制停止、周辺の物体を攻撃したり。


「んー、つまるところ、他の選手に攻撃しなけりゃ何でも良いってわけか。んじゃあ……」


 鈴夜がゴルドダッシュを通じて氷の弾を放つと、地面が凍る。


「うげっ、そう来たか!!」

「今日氷の対策全くしてないのに!!」

 そしていくつかのマシンがスリップする。



「いよっしこのまま前進前進!」


 そのまま鈴夜(withさとり&センリツ)は進んでいく。



「へぇ、やる気満々ねぇ……じゃあ私はこれで」


 一方、バスタービークルCB-01(コピーアバター)に乗る阿求。ギアを取り出しイマジナクロスショットχにセット。


【スキャニング『ロトム』クロスエイション】


 バスタービークルCB-01(コピーアバター)から『チダ・ニック(コピーアバター)』が分離して、『ロトム』の能力で他のマシンに憑きながら移動。前方に進んでいく。


「あ、あの人達結構積極的に進んでるなぁ。だったら私達も!!


……どういう方法やれば良いかなメリー;」

「っ;;」


 スピードル(コピーアバター)に乗る蓮子とメリー。するとその時。



「オラオラオラァ!!こんなところにU時空の連中がいるじゃねぇか!!」


 後方から他のレーサーが押し寄せて来る。


「うげ、もたもたしている間に!!」



「おらくたばれぇ!!滅茶苦茶粘々する巨大鳥もち弾だ!!」



 レーサーたちは早速妨害を仕掛ける。


「ええと、回避回避!!」


 スピードル(コピーアバター)で軽く飛行して、鳥もちを避ける。



「くそっ!私達もまだまだ……


あれ、これじゃ私達も行けなくね?」


 妨害した本人らが進めなくなったのだが、その時……



「その必要はありませんよぉぉぉっ!!」




「・・・へ?」




\どぎゃあああああああああっ!!?/



*****



「現在お馴染みの選手達が前方をキープ!トップはQ.E.D選手です!!


……おおっと!!U時空の……ええと、宇佐見蓮子選手&マエリベリー・ハーン選手、稗田阿求選手、黒須羽鈴夜選手&センリツ選手&古明地さとり選手!!順調にトップへ進んでいるようです!!そんでもってQ.E.D選手と並びました!!」




「ほほう、向こうも中々やるようですね。」



「いよっし追いついた!!」


 何だかんだでQ.E.D(G時空)の元に辿り着く6名。


「今日は少々かっ飛ばし過ぎたと思ってましたが、それで尚私に追いつくとは!



面白い!!私についてこれますかね――」



 レースはラストスパートに行きあたるであろう……そんな時だった。



「つまらないレースはそこまでですよおおおおおおおおお!!」



 後方から何か突っ込んで来る。それも、他のレーサー達を吹っ飛ばしながら。



「なっ……どういう事ですか!?アレは一体……!!?」


「うそ、アレまさか……!!」


 Q.E.D(G時空)は何がどうなってるのか分かってないが、阿求達はすぐに察する。



 あれは『エクストラ獣』。騎士の鎧やら翼みたいなパーツがついているような……『運命混成 ディステイバー・アルム』が憑りついた『運命獣』だ。


「フハハハハハ!!このディスペクターの力、案外良いものですねぇ!!此処の制限システム何て割と簡単に解除できましたよぉ!!」



一旦区切ります。

爆走パラレル!ディスティニーなレーシング ( No.22 )
日時: 2024/10/05 09:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



「あれがエクストラ獣ってやつ?欲望のままに暴走するって聞いたけど何か妙に理性的っぽっくない!?」

 運命獣の姿を見てそう聞く鈴夜だったが……


「その声、もしや『ジャドー』ですね!!」


 どう言うわけかQ.E.D(G時空)が。


「じゃ、ジャドー?誰それ――」


『『DUEL MASTERS PLAY'S』世界にいる悪人だ!!』


 メリーが誰なのか聞いた時に、端末から連絡が。


「さ、作者!?」


『ったく!!転送の痕跡を頼りに探ってすぐ見つけたが何で並行世界にまで現れてんだよエクストラ獣が!!


とりあえず細かい事はともかくだし明確な理由は分からんが、『ジャドー』はある意味ワケありなんだ!!後天的にクリーチャーの力を与えられた存在故か、多分こう言うのに耐性があるっぽい!!それでもハイになってるらしいんだけど!!』



「フハハハハハッ!!誰かは知りませんが随分と知っているようですねぇ!!

まあそんな事はどうでも良いのです!!私はこのややこしい理を持つ時空を破壊し、数々の並行世界の技術を手にしたいのですからねぇ!!!

そして目指すは時空の起源ですよぉぉぉぉぉ!!」


 ジャドー(G時空)及び運命獣は、『タコスタンプ』のディスタス『印鑑 コスタン-2』を大量召喚する。


「ちょっ、このタイミングで!?止まったら止まったで良くないんだけどちょっと」


「エ・ク・ス・カリバァァァァァァァァァァ!!!」


 焦る蓮子達を他所に、印鑑 コスタン-2達がスタンプ攻撃を仕掛けると同時に、運命獣がビーム状の翼みたいなのを生やし突っ込み、更に剣のような光のオーラで斬りかかる。


 蓮子とメリーが乗ってるスピードル(コピーアバター)に当たりそうである。


「ちょっ!!マズイマズイマズイ脱出!!ええと、とりあえずコレ!!」


 阿求がギアを1つ取り出し、ドライバーに装着させる。

【スキャニング『大島三野里』クロスエイション】


 銃口を蓮子とメリーの方に向けて撃つ。そして2人はスピードル(コピーアバター)に攻撃がヒットした瞬間に脱出。『大島三野里』が乗るスケボーでサーキットを駆る。


「す、スケボー?ま、まあ乗り物だしオーケーかな……」

「いや2人乗りじゃ尚更きついわよどう考えてもー!!」



「フハハハハハ!!そんな物で私をどうにかできるとでも!!?」


 対し嘲笑っている運命獣。


「しっかたない、コース変更よ!!」


【スキャニング『地獄への急行列車』クロスエイション】


『地獄への急行列車』の列車を召喚。阿求はその上に乗る。


「ほら、2人も!!」


「あ、はい!!」


 そんでもって蓮子とメリーも乗る。そんでもって、ディスタス達が置いてけぼりに。



「フン!そんなところをしたところで無駄ですよ!そもそもあなた達には興味がありませんから――」




「諸君ら!!」


 まだ嘲笑っている運命獣だが、それを遮るようにQ.E.D(G時空)が。


「そう言う事であれば、これを!!」


 そう言って、何かを阿求達の方に投げる。


「え、これって『ギア』!?何であなたが持って……」



「話は後です!!良いから使ってみてください!」



「良く分からないけど、分かった!!」


【スキャニング『マリオカート8』クロスエイション】



 その『マリオカート8』のギアを使うと、何とコースの地形が変わり始める。更に『反重力』により、重力を無視してコースを駆ける事が可能に。


「おやおやおやぁ!!何やら隠し持っていたようですねぇ!!ではここは目的変更!!貴方達から――」


「はい冷却」


 阿求達を追いかけようとした運命獣だったが、鈴夜がこっそり背後から攻撃。左腕がガトリングになって、そこから氷の弾丸を放つ。


「どあっ!!!?しまった完全に蚊帳の外!!ならば――」



「長距離のビームを撃つらしいですよ」



「なっ!?」


 運命獣が何か行動しようとする時に、さとりが心を読む。


「ええい!!ならば近接攻げ」



「よっと」


「あべっし!!」


 センリツが黒い腕で運命獣を叩き付ける。


「追撃追撃追撃!!」


 そして、引き続きガトリング乱射。


「がああああああああっ!!!」


 そのまま運命獣は爆散。だがまだ終わっていない。


【EXライフ】


「貴様ぁぁぁぁっ……!!!」






「とりあえず今のうち!」


「ありがと鈴夜!そんじゃ行きましょ!」


「オッケー、行こうメリー!!」

「ええ!!」


 そして今のうちにと、阿求、蓮子とメリーはそれぞれ仮面ライダーへと変身した。



一旦区切ります。

爆走パラレル!ディスティニーなレーシング ( No.23 )
日時: 2024/10/18 11:49
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: II6slNHe)

続き



「おおおっ!!並行世界にはこんな可能性もあるとは!!」

 阿求が変身するメモリアと、蓮子とメリーが変身するドリーマー。その姿を見たQ.E.D(G時空)はかなり感心している。



「へぇ、秘封倶楽部の2人の話には聞いてたけど、本当に融合するんだねぇ。」


 ゴルドダッシュごと列車の上に乗っかり、その姿を見た鈴夜も感心する。



「ぐぬぬぬぬ……ええい!!何が何だかわかりませんがこんなところで終わってたまるもんですかぁっ!!」


 運命獣は再び飛び、剣による攻撃を仕掛けようとする。


「アロンダイト×エクスカリバーァァァァァァァァァァッ!!」


 2つの剣の攻撃を合わせたその攻撃を、喰らわせようとする。



「一発で片付けないとね。……ドリーマー、『ビッグライト』のギアを!!」

【スキャニング『審判鳥』クロスエイション】

 ドリーマーにそう言いながら、『審判鳥』のE.G.O『ジャスティティア』を顕現。更に御阿礼・E.G.Oブレイドを取り出しドライバーに読み込ませる。

【スキャニング『審判鳥』 ファイナル・クロスエイション】

【スキャニング ファイナル・クロスエイション】


「あ、そう言いう事!」

【スキャニング『ビッグライト』レクスターライズ】

 ドリーマーは早速『ビッグライト』のギアを読み込ませ……

【『ビッグライト』:ファイナルブレイク】


 最大までジャスティティアと御阿礼・E.G.Oブレイドを巨大化させ、運命獣に斬りかかる。



「そらあああああああああっ!!」


【レコードENDストラッシュ】


 そして、運命獣の攻撃を粉砕する。


「ば、馬鹿な――」


 そのままメモリアの2つの大剣の一撃、いやニ撃が、運命獣にクリーンヒット。



「がああああああああっ!!!」


 運命獣はそのまま撃破。トジル魂も破壊され、『アルトリア・ペンドラゴン』と『ディスティニーガンダム』のギアが解放された。


「いよーし!!何とか倒せたわねぇ。」

「そんでもって、ようやく止まれるわ……;」




「くっ……折角得た力が……!!」


 と、ジャドー(G時空)が立ち上がる。


「相変わらず懲りていないようですねぇ貴方は。今回ばかりは観念してもらいますよ。」


 Q.E.D(G時空)が呆れ気味にジャドー(G時空)を捕まえようとする。


「くっ!!私は諦めませんからね!!いずれ私は!!戦いがほぼ全てレーシングに統一された、このややこしい理に囚われたこの時空を出て――」



「あっ」



 真上を見る鈴夜は、ジャドー(G時空)の真上にいる物体に気づく。



「そしてその暁には、私は時空の起源となるカーレどがっふぇ!!?」


 そしてそれが落下し、ジャドー(G時空)にダイレクトアタック。


「あっ」



「たまたまスマブラ屋敷に来てみたら、迎えに行くの手伝ってくれって言われたんだが……



ところで今なんか潰した?」


 要石に乗って、『比那名居天子』がやって来ていた。


『念のため来させた。(by作者』

「あ、そうなの。じゃあ早速……って行きたいところだけど。」


 阿求達は、Q.E.D(G時空)の方を見る。


「この『マリオカート8』のギアをなーんで貴方が持ってるのか聞きたいんだけど、良い?」


「ええ、元々そのつもりですので。」



*****


 (とりあえずジャドー(G時空)を確保しておいた後に)早速、Q.E.D(G時空)から事情を聞く。



「ギアを、貰った?」


「ああ。ジャドーが言ってたと思いますが、この世界……もといこのG時空の住人である私達は、レース以外での戦いが大体禁じられていまして。だから毎日こうしてレースを行っていたんです。


……ただ、色々問題もあるわけで。本来亡くなるはずだった人物、特に悪人がやたらと生き続けたり、純粋なマンネリ化だったりなどでグダグダになってしまいまして……3年前くらいから流石にきつくなってきていた。


そんな時でした。『O』と名乗った学者から、その『マリオカート8』、それと『アルトリア・ペンドラゴン』と『ディスティニーガンダム』を含めた数々のギアを貰ったのです。


それを使った技術の活用と、ルールの調整を徹底的に行うことで、G時空もレースも更に活気が良くなりました。」



「で、昨日辺りにヴォル・デ・トンベの奴等が出て来て、『アルトリア・ペンドラゴン』と『ディスティニーガンダム』のギアを奪ってディスペクター化させてたわけね……」

「嘘もついてないようですね。……転移のギミックやマシンの技術もそこら辺からでしょうか。」

 何となくながら察する鈴夜とさとり。


「とは言えです。昨日の件もありますし、既にギアを活用した技術は全て複製済み。これ以上持ち続ける理由もありませんね。」


 そしてQ.E.D(G時空の)は、いくつものギアを阿求達に渡す。

『『激走戦隊カーレンジャー』に『ネプテューヌ』、『龍神丸』……『マイトガイン』に『シャルロット・デュノア』、『ダブルオークアンタ』、『星伽白雪』、『中野梓』等々……これまた一気に増えたな……』

 それを見て、作者もまた感心する。


「おい、そろそろ良いか?ウルトラワールドの食べ物食わせたくて連れて来た紫苑を待たせてるんだ。」


 天子がまだ待っている。



「あら、ごめんごめん。……そう言う事だし、私達はこの辺で。」



「ああ、そうですね。まず、無理に招たこと、お詫び申し上げよう。


……では諸君!!また会える日を楽しみにしていようではないか!!」



 要石に乗って元の世界に戻る蓮子達を、Q.E.D(G時空)は見送ったのだった。




「そう言えば、ジャドーが言ってた時空の起源って?」

「え?前にナオキ達が言ってたやつかしらね……


ああ、それだとすると多分うちとは勝手が違う話になると思うから気にしない方が良いと……」

 帰路につく一同。メリーが阿求にそう言えばと話していたその時。

「それは!!」

「そうと!!」


 すると鈴夜とセンリツが唐突に目を輝かせる。


「え、どうしたんですか急に……」


「フッフッフ……さとりさん、そもそも俺がなーんでウルトラワールドに戻ろうとしたのか、元の理由を言って無かったねぇ。


何だかんだで今は夏真っ盛り!!そんでもって夏と言えば海!!」


「そしてぇ!!昨日偶然懸賞で手に入ったんだよねぇリゾート地の宿泊券!20人くらい行けるやつ!!」


 鈴夜に続いてセンリツが。早速と言わんばかりにチケットを取り出す。


「で、何が言いたいかわかるよねぇ?」


 そんでもってにやつく2人。


「おー……そう言う事。」


 阿求は何が言いたいのかを察する。


「え?どういう……あっ」

「へぇ、粋なことしてくれるじゃない。」


 ぞんでもって蓮子とメリーも察する。


「鈴夜さん、もしかして……」


「そう!!そうだよ!!




次回はリゾート地にレッツゴーだ!!」




続く。






~あとがき~
という事で、(いささかさっぱりしちゃったけど)新しい時空の登場含めた回でした。
さて、次回は(ようやく)夏っぽい話。尊きビーチでフフフフフフフ←←←
まあトラブルが無いとも言って無いけどそれはそうとして。
今回はここまでです。

ひと夏の冒険!尊きビーチで大はしゃぎ ( No.24 )
日時: 2024/08/15 18:15
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。おろさんです。



という事で、念願(というのは違うかもだけど)の夏イベント話がここから始まるわけで。絵が描けたならもっと尊いけどまあそこら辺は


まあその前にちょっとね。





『ご注文はうさぎですか?』の世界である『木組みの街』にて。



「ば、馬鹿な……我が最強の軍が、こんなに劣勢になるとは……どういう事だ!!手始めにと戦いと無縁な世界を侵略するはずが……!!」



『時空侵略者』。簡潔に言えば、別世界から一方的に攻めて来る者達を指す。

 どこかの世界の、魔王軍と思しき集団がごちうさ世界に攻めて来たのだが……



「残念だったな。アンタらみたいなタイプの時空侵略者なんざ相手にならん!!」


 ウルトラワールドの管理者メイドウィンである、作者及び『おろさん』が、仲間を引き連れ迎え撃つ。というか、完全にこっちが優勢。


「街の人たちの避難は終わりました!」

「後は……残りの奴等と、あの助平そうな魔王を倒すだけか?」


 ハヤテと(一応だしなのか)ナギが市民の避難を行い、


「はいはーい何かロクでも無い事企んでるっぽいけど公共の場でやろうとしなーい!!」

「まず一体全体どういう世界から攻めて来てるんですかあの怪物集団は!!」


 千束とたきなが、『ナラティブ』の力で顕現した設定により魔法少女(某ソシャゲコラボ時のアレ)の力で敵を一掃、



「オンナ!!オンナヲォォォォォォ!!」

「こんなところでぇっ!!」


 敵のゴブリンっぽいモンスター達は、同法が倒されても攻めようとするし、サキュバスはとにかく人を襲おうとする。


「そんなもんするよりシャケを食えシャケ!!」


「それとずんだもちもどうぞ?」


「味噌もきりたんぽも食べさせてあげましょう」


 サモーンとずん子ときりたんが、食べ物をとりあえず無理矢理口に入れさせる。


「腐☆腐、綺麗な女子が沢山いるではございませんか!!うあーっはっはっはっはあーう」

「親父ィ、こう言うのってアレった後死ぬやつだYO」

「あっ」

 パラガスとブロリーも応戦。


「うんうん、そっちの方が良いわどちらかと言えば(byイタコ」



「フフフ、回復もしておかないとね!」


 更に、千夜が回復系の魔法で一同の身体を癒す。



「っ、どうして魅了が全く効かないの!?そもそもあなた達がそんな力を隠し持ってたなんて聞いてないわ!!」

「まあ前に色々あってな!!あまり見くびられても困る!!」

 上の立場と思しきサキュバスの1人とリゼが交戦中。優勢なのはリゼ。強力なナラティブを持つ人物には、安易な術(精神に入るやつ)は通らないのである。



「お姉様!!今加勢に――」

「行かせないわよっ!!」

 シャロが、同じくのサキュバスを攻撃していく。



「くっ……このままではまずい!!お前達!!撤退を――」


「逃がさないよー!!」


 魔王であろう大柄な男が撤退をしようとした時、背後にココアが飛び込んで剣で斬ろうとする。



「魔王様!!」


 それぞれリゼとシャロと交戦するサキュバス2名が魔王の元に行こうとすると、


「させません!!!」


 チノが、魔法弾で撃ち落とした。そして……


「なっ……!!」


「とりゃああああああっ!!」


 華麗にダイレクトアタック。


「馬鹿な……この私、があああああああああっ!!」


 そのまま魔王が消滅した。



「そんなっ、そんな事が……」

「よっ、よくもおおおおおおおおっ!!」


 残ったサキュバス2体が、ココアの方に突っ込もうとする。すると……


「邪魔だテメェ等よぉぉぉぉぉぉぉ??」


 L時空幻想体『帰還者トーマス』がどこからか現れ突っ込んできて、サキュバス2体に直撃。


 内1体、『お姉様』と呼ばれていた個体は壁に激突し失神。もう1体はそのまま何処かに跳ね飛ばされていった。


「大体決着はついた、って所かな?」


 そして、大地の姉『祷ナリト』が。特殊な本の中に帰還者トーマスを戻し、作者らの元へ。


「おっ、ナリトか。良いタイミングで来てくれたが……」


「この様子だと、大地も、最近ウルトラワールドに住むことになった2人の女子大生とやらもいないようだけど……どうしたの?こういう事が起きた時、大地は特に時空侵略者の殲滅手伝ってるハズなのに。」


 どうやら蓮子とメリー目当てだったようだが、大地たち含めて今日はいない。


「それなんだけどな、センリツが懸賞で『バカンストピア』の旅行券当てたみたいで。そんで少なくとも大地らには、ちょーっと『バカンストピアの調査』って名目で休んでもらう事にしたの。何かと手伝ってもらってばっかりだったし。」


「そうなのかい?……それならそこの4人にも行かせて良かったんじゃ?」


 千束達の方を見ると、


「私達は今ハワイを拠点にしてるからねぇ。無理に行く理由が無いと言うか;(by千束」

「まあ、単純に予定が合わなかっただけですけどね……;(byハヤテ」


 との事らしい。


「そう言うわけで、秘封倶楽部にはまた帰った時とかで会わせるよ。


とりあえず、今吹っ飛んで行ったサキュバスだけ見つけよう。あれだけ追い込んだんだしこれ以上変な行動は出来ないだろう。

しかもどうやら魔物の約3割……主にサキュバスは皆元々人間っぽいし、こいつらに関してはボルシャック達に頼んで専門の場所で治療させる。」


*****



「どうしよう……どうしよう……魔王様もやられた……お姉様もやられた……私の力も大分削られた……これじゃあ……」


 ただ1人残ったサキュバスは、街の路地裏に隠れて息を切らしていた。


「あれが、異世界の力……技術も強さも何もかもが違う……こんなはずじゃ……」




「女体化とサキュバス化、悪堕ち等を施された元勇者、と言った所ですか……哀れですね。」


 ボロ負けした事に何とも言えない感情になっていたサキュバスの背後に、瑠璃川ダイヤが。


「だ、誰なの貴方達は……まあいいわ、生気さえ吸ってしまえばせめてもう少し動けるはず――」



【エクストライザー】

 エクストライザーのトリガーを押したダイヤ。するとサキュバスの動きが止められる。


「っ……!!?」


「ふむ……ふむむ……そうですねぇ、中々素晴らしい作品に出来そうです。」


 サキュバスの姿を観察、そして何かを感じ取ったダイヤ。


「なにをっ、する気……よ……私はっ……」


「しかし、今時どこかのそう言うタイプの作品が元になった世界の存在が別世界に侵略しようとするとか馬鹿なんですか?舐め腐り過ぎですよ。



まあ、とりあえず。何かやるなら、その手の破廉恥な事より、もう少しラインを超え過ぎない程度で芸術的なものにしないと。そう……何といいますかね、何か綺麗に、華やかに飾る……ある種の『冒険』ですよ。

という事で、ギアはどれがいいでしょうかね。うーむ……幻想体『アルリウネ』と、もう1つは……」

「だったら、このギアが良いんじゃないデスカ?」

 すると、ダイヤの影からリコードが出て来て、ギアを1つ渡す。


「おや?リコード、これは……」

「さっき拾ったんデス。案外使えそうデスヨ?」

「どれどれ……おお、確かに今回のテーマにピッタリです!!



それでは、始めましょうか!!」


 そしてダイヤは、エクストライザーにトジル魂をセット、次にギアを2つ読み込ませ……


一旦区切ります。

ひと夏の冒険!尊きビーチで大はしゃぎ ( No.25 )
日時: 2024/10/07 16:33
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



 その頃。



「青い空に青い海!!そして眩しい日差し!!あと美味しそうなバーベキューやら焼きそばやらの匂い!!」

「遂に来た!まさに常夏の国みたいな世界『バカンストピア』!!すっごく尊い世界に来たあああああああああ!!」


 人々が毎日バカンスを過ごす世界……『バカンストピア』という世界にて。鈴夜とセンリツは、初っ端から物凄くはしゃいでいた。


「も、盛り上がってますね……」

 さとりは、眩しい日差しに馴れない様子。

「はぁ……映姫さんに許可を貰ってるからまだ良いものの……」



「それにしても、私まで来て良いだなんてねー!」

 さとりの妹『古明地こいし』(色んな理由で鈴夜が営む喫茶店でタダ働き中)。バカンストピアに連れて来てもらった事に喜んでいる様子。

「さとりさんにお世話になってるのもあるしこれくらいはね。……とはいえ帰ったらしっかり働いてね?バイト中にしでかしてるせいで弁償代嵩んでるんだから。


……まあ、とりあえずこの話はこの辺にして。まずは海にレッツゴー!!」

「おー!!」

 鈴夜の発言の後、センリツとこいしはノリノリにそう言った。

「ほらさとりさんも!」

「えっ、お、おー……」




「いつにも増してはしゃいでるなぁアイツら」

「まあ、あの2人の趣味とか考えるとね」

 一方、鈴夜達の様子を見ている大地とうた達。

「珍しいと言えば珍しいわねぇ。貴方達、こう言うところとは無縁な気がしてるんだけど。」

 それを見る阿求。

「まあちょっと作者に頼まれごとしてさ。」

 大地曰く、そう言う事らしい。


「けど、私まで連れて来てくれるなんて。最近ウルトラワールドにも行けてなかったしいい機会だね!」

 貸本屋『鈴奈庵』の看板娘『本居小鈴』(尚、この作品では『レジエレキ』というポケモンをゲットしてからポケモントレーナーになってます)。そんな彼女もバカンストピアに連れて来られたわけである。




「あの人のお陰で天人様と一緒に来れたみたいだけど、良いの天人様?あの人達と面識が全然無い私まで来ちゃって……」

 そして、地味に初登場、貧乏神であり依神姉妹の姉の方『依神紫苑』。

「良いんだよ。それに、別世界で釣りをやってみたかったんだろ?知らいない生き物も釣れて食料も調達できるんだから良いじゃないか。」

 謙遜気味な紫苑に対して、笑顔で気にするな的な発言をする天人『比那名居天子』。ある理由で、大地に弟子入りさせられてる身。


「(滅多に話せてないあの人も来るというから総領娘様の誘いに乗ってしまいましたが……まあ休めるなら今はそれでいいかもですね。)」

(ちょっと色々あって大地に色んな意味で興味津々の模様(まあ細かい事はリメイクで(ry)の)比那名居家に仕えるリュウグウノツカイ『永江衣玖』も連れて来られたそう。



「『バカンストピア』かぁ。意外と安直な名前の世界あるのねぇ。」

「それで調べてみたけど、『キノコトピア』とか『ボクシングトピア』とか『カシワモチトピア』とか、あと『ドアトピア』とか『マンガトピア』とか色々あるらしいわよ。」

「す、すっごい種類豊富……」


 そしてメリーと蓮子も、共にバカンストピアへやって来たのだ。



*****


 そんなこんなで数十分後。


「それではぁ!!早速水着に着替え完了と言うわけで早速尊き水着女子をフィルムに」

「はいストッピン」

「ふぇべっ!!?」


 全員水着に着替え(水着姿とかはある程度説明するつもりだけど大抵は脳内補完しといて)たわけで、センリツが欲望のままに突撃しようとする故鈴夜に冷却され止められる。


「んもう、やるとは思ったけどちょっとは弁えなってば。」

「うい……;」

 そしてすぐ解除。


「まあ何となくそうなるとは思った一部始終ですね……それはそうとして……」


 さとりは、鈴夜の姿を見る。フリルが何かと付いてる女性ものの水着だ。


「鈴夜さん、水着も女物で行くんですね。」

「まあねぇ、可愛いし。それに、俺的には男性ものは前々から性に合わなくて。」



「ん?何か変な話が聞こえた気がするんだけど……」

「蓮子、あの人よく見ると喉仏あるから男よ」

「えっ」


 そんなこんなで蓮子とメリー達も更衣室から出て来た。


「いやぁ皆さん滅茶苦茶尊いっすなあウェヒヒヒヒヒヒヒヒ」

「はいはい良いからバーベキューの準備しなさい。バイトの3人待たせてるんだから。」

「やるにしてはまあまあ早い段階すぎないぃぃぃぃぃ(*引っ張られてる」


 瞬時に冷却状態解いたセンリツを鈴夜が引っ張り、とりあえずバーベキューの準備をさせに行かせた。


「あれ、ところで大地さんは?」


「え?そう言えば……あっ」

「そう言えば……」

「そうだったなぁ……」


 小鈴が大地がどこなのかと聞くと、阿求とうたと天子はそう言えばと察する。





「(・-・ )」


 ヤシの木の陰にただ1人、大地が座っている。


「やっぱりこんなところにいたなぁ……そんな有り金全部溶かしたみたいな表情するな……」


 そんでもって天子達がすぐ見つける。


「ええと、天人様、これってどういう事?」

 紫苑が聞くと、

「コイツ、女……というかこう言う感じのイベントにあまりにも慣れてないんだよ。」

「そーいえばあったわねぇ、うっかり私が入浴してた時に鉢合わせした矢先に自決しようとしたの……」

 天子と阿求曰くそう言う事である。

「(言われてみると、うっかり押し倒した時とか……)(by衣玖」

「お父さん、そんなところで座ってるならバーベキューの準備手伝いなさいよ。」


「あ、それもそうだわ」


 うたの発言であっさり立ち上がった大地は、スタスタとセンリツらの元へ歩いて行った。


「相変わらず行動原理とか良く分かんない人だなぁ。(by小鈴」

「どの道あの耐性の無さは治せないものかしらねぇ……(by阿求」



「ま、まあとりあえず……全員、それぞれバカンスを楽しもうじゃないか!!」

「それはそれで同意見!」


 そんなこんなで、バカンスを楽しむ事にした。




*****



「回る……回る……コンパスが回る……その先には葉が……花が生い茂る……


私、の……僕の……行先には、何が……」



 とある世界を歩く者……あるエクストラ獣。5機のビーグルが合体したロボットのような風貌のソレに、花や葉が纏われて、ついでに(コンパス付属で)花が垂れ下がっている帽子が着けられている。


 ソレが通った道にあった物体は花や葉で覆われ、動かなくなっていた。




一旦区切ります。


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