二次創作小説(新・総合)

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ウルトラワールドでの日常Reboot第2章
日時: 2024/12/23 09:14
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。おろさんです。



地の文へと執筆方法をある程度変更するにあたり、『時空融合現象編』完結後の話を書くスレッドを作成いたしました。


とうとう来ましたこの第2章。ぜひご閲覧お願いします。


~注意事項~
・クロスオーバー作品
・一部キャラ崩壊、オリジナル設定有
・(多分)不定期更新
・シリアス展開有
・登場作品のネタバレ注意
・(なるべく無いようにしますが)誤字脱字あったらゴメンナサイ(蛇足)
・気軽にコメントお待ちしております
(*感想がなってない、荒らし・誹謗中傷 等はご遠慮ください)
・一部、とある作者様の用語や設定を使用している場合がございますが、こちらは本人から許可を得た上で使用しているものです。
・ハーメルンにて、『ウルトラワールドの交叉譚』として色々調整・改変したリメイク版を投稿開始しています。

・SP話で本スレを投稿しない際に質問を受け付けたりします。ルールに関しては>>68を必ずご覧ください。


~目次~

プロローグ>>1

ようこそウルトラワールドへ>>2-3
目覚めし秘封の戦士、エンジン全開ディスペクト!?>>4-7
異世界ぐらしの前に>>8-11
ずんだ密猟not愉快!!秘封相談事務所設立!!>>12-14
乗り込み、スケッチ、おかしな実り>>15-18
爆走パラレル!ディスティニーなレーシング>>19-23
ひと夏の冒険!尊きビーチで大はしゃぎ>>24-27
取り返しつかず、暴走のメタル>>28-30
駄菓子喰らいしカース・イーター>>31-32
勇者刈られしドス黒パラレル>>33-37
出会うは夢見るサイキッカー>>39-42
黒き悪夢、染まりし天国>>43-46
冴えない少女は漫画家ですか?>>47-48
自分を魅せてけ軽音楽>>49-51
ジェラシー穿つ闇落ちアリス!?>>54-56
快盗とキメラ。ハロウィンフェスティバル大没頭>>59-65


・スレ上げ小話(コメント返却時のもの含み、台本形式)
>>38>>53>>58>>68(お知らせ含み)、>>69>>70



メインタグ(主なジャンル、主な登場作品)
クロスオーバー オリキャラ・オリ設定、オリカ 東方project 秘封倶楽部 ポップンミュージック デュエル・マスターズ ハヤテのごとく! リコリス・リコイル Lobotomy Corporation Library Of Ruina  等(順次更新予定

サブタグ(時々登場する作品)
ポケットモンスター 星のカービィ ブロリーMAD ご注文はうさぎですか? にゃんこ大戦争 銀魂 きんいろモザイク 仮面ライダーW/風都探偵 GA 芸術科アートデザインクラス 等(順次更新予定

目覚めし秘封の戦士、エンジン全開ディスペクト!? ( No.6 )
日時: 2024/10/05 09:25
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き




「エンジン、ゼンカァァァァァァァァァァイ!!!」


 やたらめったらに突っ走り、排気ガスを撒く→通行人を絵具のようにし吸収→特定のビルにばら撒き、ビルが爆散という行動を繰り返している。


「仕事!!誰カ俺ニ!!仕事オオオオオオオオオオオ!!!


俺ヲ!!俺ヲナンデクビニシタアアアアアアアアアアアアアアア!!!」


 何だか発言と行動が滅茶苦茶な状態の日炎獣。


「早速見つけたけど、何か一貫性ないわね……」


 そして早速たどり着いた阿求達。かなり派手に暴れているため、急いで止めようと動く。

「街の連中の避難はこっちが請け負うから阿求はアイツを頼む!!」

 大地達はとりあえず逃げている通行人たちの避難に動き、この場を阿求に任せる。

「了解!……変身!!」

【スキャニング ライダー:メモリア】

【Memory of World メモリア】


 阿求はすぐさまメモリアに変身し、日炎獣の元に。


「仕事ノ邪魔ヲスルナアアアアアアアアアアアアアアア!!!」


 日炎獣はメモリアの姿を見ると、排気ガスをばら撒き始める。


「おっと!!」

【スキャニング『蒼星』クロスエイション】

 メモリアは『蒼星』のギアを読み込ませ、ハート型の物体で排気ガスを吸い込む。


「色々やり過ぎなのよ。少しお灸を据えてあげるわ!!」


【スキャニング『ヒスイダイケンキ』『絶望の騎士』クロスエイション】


 ガスを吸い込み切った後、『ヒスイダイケンキ』と『絶望の騎士』の剣で攻める。


「グググ……俺ノ速サヲッ、ナメルナアアアアアアアアアアアアアアア!!!


仕事ハ!!スピードガ命ィィィィィィィィィ!!」


 日炎獣は対抗するようにスピードを上げ、縦横無尽に移動し攻撃。


「っと……油断したつもりは無かったけど。じゃあ、速さなら早さよ!!」


【スキャニング『夢見る流れ』『野上葵』『ガンヴォルト』クロスエイション】


 またギアを読み込ませ、『夢見る流れ』のフルスピードと『野上葵』のテレポートで日炎獣の周りから縦横無尽に突っ込み、『ガンヴォルト』の雷の力をぶつける。

 その速さは、日炎獣の速さより勝り……

「ナンテッ、的確……ナンダ……!!」


 そのまま日炎獣は爆散して撃破された。だが……


【EXライフ】


『EXライフ』により、日炎獣が、早々に復活。


「『EXライフ』……実際に戦うってなると余計面倒ねぇ……でも攻略法は分かってるんだからこのまま攻めるだけ!!」


 そして、もう1度日炎獣に攻撃をしようとした時……



【ディスタス・オーダー】



「『阿求!!後ろ後ろ!!』え?……って、ひゃあっ!!?」


 突然何かが背後から奇襲。Qの言葉でそれに気づいたメモリアは攻撃を避ける。


 そして、突然謎の集団……『黒影トルーパー』のような戦闘兵が大量出現。メモリアの前に立ち塞がる。


「阿求!!周囲の連中の避難終わったぞ……って、何だ何だ!?」


 大地達が戻って来たが、その戦闘兵達に立ち塞がれる。


「急に戦闘兵!?どういう事よ……」



「困るんだよ。『エクストラ獣』をそうサクっと倒されたりしたら。まあ調整が必要という事でもあるが」

 すると路地裏の方から、誰が棒人間が1人……『ドクター・エビテン』だ。


「ドクター・エビテン……!!あなたがやったのね!?……そんでエクストラ獣って名前なのアレ……」


「その通り。ちなみにこの戦闘員は『ディスタス』。ディスペクターを支える戦闘兵だ。ちなみに今回は『足軽 カゲトル-1』。」


 阿求の言葉に、ニヤニヤしながらそう答えたドクター・エビテン。


「さあ日炎獣、今のうちに暴れておけ。ちなみにディスタスは使えるぞ。」


「ヴ……!!」


【ササゲール】


 日炎獣は、『ササゲール』の力により何と足軽 カゲトル-1を何体か吸収。パワーアップしてくる。


「仕事ハ、迅速ニイイイイイイイイ!!!」


 日炎獣のスピードが上がる。さっき以上の速さと威力で、メモリアに突っ込み、隙を与えない。


「いや、ちょっ、急激にパワーアップした!?」


 突然劣勢に追い込まれるメモリア。すると……


「コノスピードニッ、追イツケルカ――」


 日炎獣の真上に、何かが落下してきて直撃、地面に叩きつけられた。ちなみに落ちて来たのは……


「い、いたた……もしかしてまた転移した?」

「あれ、でも阿求さんたちがいるけど……ん?」


 蓮子とメリーだ。……日炎獣を下敷きにしているのに気づき、急いでどく。

「む、あの2人は……」

 ドクター・エビテンは、2人の姿を見て何か引っかかったが……



「邪魔、シヤガッテエエエエエ!!」


 そんなことより日炎獣はキレて、攻撃の矛先を2人に変更してしまう。


「ああっ!ちょっ、好きにさせるわけには……ああもう!!数が多くてギア取り出す暇もないってどういう事!!?」


 メモリア達は急いで止めようとするも、大量のディスタスに阻まれる。


 ターゲットにされた2人も逃げようとするも、同じくディスタスに阻まれる。


「れ、蓮子……!!」

「怯えたらダメだよ、気をしっかり持つの……!!」

 2人は、怖さを和らげるため互いに手を握る。


「ブットバアアアアアアアアス!!!」


 日炎獣が、2人の方へ突っ込もうとした瞬間――


「ガッ!!?」


 突然、また何かが飛んでくる。……その瞬間、日炎獣は弾かれ、蓮子とメリーは光に包まれた。






『――聞こえてる?もう一回言うけど聞こえてるかな?2人とも。』


 2人が目を開いた時、謎の空間にいた。しかも妙な声も聞こえる。


「えーと……もうまた転移だとか言うつもりは無いけど……まず誰?どこかで聞いた声な気もするけど……」


 似たような状態がこれで3回目なので流石に呆れて来た蓮子とメリー。とりあえず蓮子は、謎の声が何者か問いただそうとする。


『え?……うーん、そうだねぇ。君達を導く存在……的な?』


「・・・。」


 黙る2人。


『あ、あの、そんな目で見ないで?こっちもこっちで切羽詰まってるし本当に今そう言う立場だから……;;』


 複雑な心境っぽい天の声?(と呼称する)だが、さておきメリーが1つ聞く。


「ええと、まあいいけど、もしかしなくてもそう言う事よね?」


『何かもうちょっと……まあ、ああいう時代だとそりゃそうなるのかな……


とにかく!!お察しの通りなんだけど君らにも戦える力を授けたい……と言うのは少し違くて、エクストラ獣を使い始めたヴォル・デ・トンベを止めるのを手伝って欲しいんだ。』


 真剣な感じで2人に頼み始める天の声?。


『細かい説明は今は出来ないけど……ちょっと事情があって、彼らを止めたい。……私は今、ソレが出来ない状態だ。こうして君達と話すのも、多分暫くできなくなる。



頼む。君達を巻き込む形にはなるが……私はどうしても、彼らを止めなければならないんだ。』


 天の声?はかなり困った様子だった。それに対し、蓮子とメリーは……


「そっか。……良いわ。手伝ってやろうじゃない。」

「そうね。あのまま、帰れない上に何も出来ないで終わる私達じゃないし。付き合ってあげる。」



『2人とも……ありがとう。


君達を巻き込んでしまった事は流石に申し訳ないと思ってる。……これから色々驚くことになると思うけど、まずはこの力を使いこなせることを祈ってるよ。』










 そして、2人を包んだ光が消えていく。


「い、一体何が起こったの?……って、えええっ!!?」


 ディスタスをとにかく払いのけたりするメモリア達だったが、光から出て来た者を見て、盛大に驚いた。



 その少女。蓮子とメリーが、1つに融合したような1人の人間の姿をしているのだ。


 そしてその右手には、新たなドライバー。


【秘封・夢幻ドライバーχ】



「あ、あれはまさか……!?」

 ドクター・エビテンは、まさかと言うように、彼女が手元に持っているアイテム含め何か知っているように驚いていた。



 そしてその少女はドライバーを装着。更にギアを1つ取り出し……


【スキャニング ライダー:ドリーマー】


 ギアをメダルのように入れてセット。そして、銃のリボルバーみたいな円盤状のパーツを回し、ギアを回転させ……


「……変身!!」


【解明、Lady ドリーマー Access】


 そしてトリガー部分を押し、変身。とある巫女、超能力者、そしてスキマ妖怪が合わさった風貌で、黒と紫のカラーリングの装甲が装着。……『仮面ライダードリーマー』へと変身したのだ。



一旦区切ります。

目覚めし秘封の戦士、エンジン全開ディスペクト!? ( No.7 )
日時: 2024/08/11 11:20
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き




「さぁ……始めましょう?」

 ドリーマーはそう言って、日炎獣に迫っていく。


「ツ、追加業務ハナイダロウガアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 日炎獣はまた猛スピードで突っ込もうとする。しかし……


「ハッ!!」

 その突進を受け止め、反撃のパンチ。


「せいっ!!」


 続けてパンチとキックを繰り返す。


「ギッ、ガアアアアアアアアアアアアアアア!!!」


 日炎獣は、周囲に絵の具をばら撒きまくって爆発を起こそうとする。


「そろそろ行かせてもらう……!!」


 ドリーマーが念じると……


「え、あれっ!?」


 メモリアが所持しているギアのいくつかと、どうやら周囲に散らばっていたらしいギア数個が飛んできて、ドリーマーの手元に。


 そして、早速ギアを1つ付け替えて、ドライバーに付けたブレスを押して読み込ませる。


【スキャニング『パピヨン』レクスターライズ】


 武装錬金の『パピヨン』の力で、周囲に火薬で出来た蝶を張る。それらが絵具にヒットして、爆発。残りの数体が日炎獣に命中しダメージを与える。


「ギギギギギギギ!!」


 日炎獣は猛スピードで攻撃を開始する。


「続いて!!」


【スキャニング『ジャンヌ・ダルク』レクスターライズ】

【スキャニング『ハッサム』レクスターライズ】

【スキャニング『レイレイ』レクスターライズ】



 対しメモリアは、サーヴァント『ジャンヌ・ダルク』の力で日炎獣の攻撃から身を守りつつ、『ハッサム』のバレットパンチに合わせて、キョンシー『レイレイ』の袖から大量の武器を出してぶつけまくる。


「ガ、アアア……!!!」


 追い込まれていく日炎獣。


「へぇ、向こうも中々やるじゃない……!!」


 ディスタスを何とか片付けて、様子を見ていたメモリア達派感心している。



「それじゃあ、トドメ!!」


 ギアを付け戻し、もう一度ブレスを押し込む。


【ドリーマー:ファイナルブレイク】


 放物線を描くように飛びあがり、そのまま日炎獣の脳天にキックを与えた。


「ガ……ギャ……!!コノ仕事ッ、全然合イマセンデシタアアアアアアアアアアアアアアア!!!」


 そして、日炎獣は爆散。撃退された。


 そのまま、トジル魂が壊れ、『炎神戦隊ゴーオンジャー』と『ゆの』のギアが解放。ドリーマーがキャッチした。

 更には、絵具に変わっていた通行人と、爆散したビルが元に戻る。

「あおうっ!?い、一体何が……なんかすごく疲れたぞ……

とりあえず、自分が出来そうな仕事を見つけるかな……」

 日炎獣に変貌していた男も、元に戻ったようだった。



「チッ……結局か……!!」

 その様子を見ていたドクター・エビテンは、すぐに姿を消した。



「ふぅ……」

 そして、ドリーマーは変身解除。同じく変身解除した阿求と、大地とうたも駆け寄る。


「何が何だか分からない部分はあったけど、中々やるじゃない。」


 そう言ってかなり感心している。なのだが……


「ところでお前、蓮子とメリー……なんだよな?」


 大地がそう聞くと、


「え?どういう――」


 その少女……もとい、蓮子とメリーが何故か融合している、窓ガラスに映った自身の姿を見る。


「え?……え、蓮子?メリー?え、アレ?



……ちょ、ちょちょちょちょっと待ってちょっと待ってどういう事!!?何で融合してんの!!?」


 突然慌てだす蓮子とメリー。


「い、今まで自覚すら無かったの?」

「……蓮メリ?」


 若干反応に困った阿求と、何か名前つけようとしている大地。


「え、あれ!?これ元に戻れ――」


 すると『ボンッ!!』という音と同時に煙が発生し、蓮子とメリーは元の2人に戻っていた。


「あ、も、戻った……」

「びっくりした……」



「んー……何か良く分からないけど、Wとは別口の『2人で1人の仮面ライダー』って事ね。」


 阿求はまだ反応に困りつつも、少し感心していた。


「とりあえず事態は解決したから、一旦戻るわよ。話はそれから。」


 困惑真っ最中の蓮子とメリーの服を引っ張って、うたはスマブラ屋敷に戻ろうとする。


「まあ、それはそうね……」


 阿求と大地も、とりあえずうたの後について行って、スマブラ屋敷へと戻るのであった。



「ねぇ、メリー……」

「な、何かしら蓮子……」

「あの声、確かに色々驚くことになるとは言ってたけど……


私達、結構とんでもない契約結んじゃったのかもね……;;;」

「あ、あはは……;;」

 複雑な表情をする蓮子に、メリーはただ苦笑いするしかなかった。





終演。




~あとがき~
という事で、新たなウルトラワールド産のライダーが誕生しました。何かしっくりくるのよな……
さて、次回は自己紹介をしたりまたまたトラブルが起こったり。そして秘封倶楽部の新たな活動とは……?
今回はここまでです。

異世界ぐらしの前に ( No.8 )
日時: 2024/10/18 10:20
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: UfViuu4R)

どうも。おろさんです。

今回は、紹介とか秘封倶楽部の処遇とか色々あるわけです。どうぞ。



《???》


「で、結局しくじったと言うわけですか。」


 とある、どこか分からない謎の場所。瑠璃川ダイヤは、ギアもドライバーも奪えなかったドクター・エビテンを見て呆れている。


「まあ、言い訳をするつもりは無い。岡崎が考えてもおかしくないような行動だったからな……」


「物分かりが良いようで何より。……とりあえず、こうなった以上は地道にギアを回収するか、奴等を倒してギアを奪い取るかをしなければなりません。そのためには……」


 そう言ってダイヤは、積みあがっているギアの中から1つギアを取り出す。


「『仮面ライダー雷』……どうせならこれを使いましょうかね。


しかし、何故に相手も仮面ライダーにもかかわらず別世界の仮面ライダーのギアまであるんですかねぇ」

 ダイヤが聞くと、ドクター・エビテンはこう答えた。

「元々ギアはライダーシステムのために作ったものでは無いからな。あの秘封倶楽部だとかの手に渡ったあのドライバーや、壱号ランから奪取していたデータドライバーは岡崎が開発したものだ。」


「ああ、成程。まあ、仮面ライダー及びその変身者の魂を封じ込めたっておかしくありませんし、そんなものですか。



……で、このギアと……もう1つはどれにしましょうかね?」


「これとかいいと思いマスヨ」


 ダイヤがギア選びに迷っていた時、すると影の中からにゅっと出て来て、1つのギアを手に取るものが1人。

 ドクター・エビテンは、それが誰なのかに気づく。


「お前……再錬成されているようだが、九条カレンを元にしたジルコン獣か。」


「あ、ドクター・エビテン。言っておきマスガ今の私は『リコード』です。


……それはそうと、良いと思うデスよコレ」


 そう言ってリコードは、手に持ったギアをダイヤに渡す。


「『丈槍由紀』……ふむ、確かに良さそうですね。これなら面白い事になる。



……選んでくれたお礼です。今回は貴方がやってみてください。」


 そしてダイヤは、『仮面ライダー雷』と『丈槍由紀』のギアをリコードに渡す。


「任されたァ!」


『エクストライザー』を取り出し、トジル魂をセット。ギアを読み込ませる


【ディスペクト・接続】


【スキャニング『仮面ライダー雷』『丈槍由紀』】


「レッツラゴー、ディスペクター!!」


 リコードがエクストライザーのトリガーを押して……


【ディスペクトライズ『学雷接続 タドヤユカヅキ』】



*****


 その頃。スマブラ屋敷の地下施設にて。




「改めて自己紹介と言うわけだが、俺は『おろさん』。この世界『ウルトラワールド』の管理者メイドウィンを務めてる。」



「私は『稗田阿求』よ。色々引っ掻き回されたりして今こそこんな感じだけど、幻想郷と言う場所でそこの記録を示してるの……


『それで、私が『Q』。詳細は後で説明するけど並行世界の『稗田阿求』そのもの。ワケあってこの子の身体借りたりして二重人格みたいになってる。』」



「『祷大地』だ。何だかんだあって作者に協力してる。……で、こっちが娘の『うた』。」


「よろしく。」



「い、色々言いたいこととか気になる事とかがあると言えばそうだけど……」

「阿求さん、色々と盛り込み過ぎでは……;」



 改めて自己紹介をされた秘封倶楽部の2人だが、阿求が色々改変等されまくったりしたせいで一番目立っているわけで。(当初病弱設定を忘れてた故の(ry)


「まあ、結局私だけでどうにかできるそれじゃなかった手前はね……あ、あと阿求でいいから。

……で、ほら2人も。」


 苦笑いする阿求ではあるが、とりあえず2人にも自己紹介を促す。とりあえず2人はそうする事にした。


「私は『宇佐見蓮子』。蓮子で良いわ。メリーと一緒に、京都の大学で『秘封倶楽部』ってサークルをやってるの。」

「『マエリベリー・ハーン』です。気軽にメリーって呼んでください。」



「(蓮子……に秘封倶楽部かぁ……)」


 2人は名乗った後、(阿求はやっぱり何か引っかかったようだが)作者がこう言い出す。


「そんで、2人の処遇だが……とりあえずボルシャック曰く『様子見』であり、『こっちに協力してもらう』という事になった。


……まあ要するに、ヴォル・デ・トンベ及び奴等が使役する『エクストラ獣』と戦ってもらうって事だ。今回手に入れたその『仮面ライダー』の力も活用してな。」


 帰れないこともあり、作者側に協力してもらうようにという事になったようだ。……とその時、通信が。


「ん、もしかして……やっぱLCχからか。」


 相手は、ロボトミーコーポレーションχのナオキ達からだった。


『お取込み中のようですが失礼します。』






「え、あの子は?」

 一方、自分らより年下に見えるナオキ達の姿を見て誰かと聞く蓮子とメリー。

「『Q』の事とかも纏めて簡潔に説明するとな?この世界は『滅んだ並行世界』にある住人やアイテム……一纏めに言うと『遺品』ってのを回収してるんだ。悪用回避とかの理由でな。


んで、今作者と会話してる『ナオキ』って奴等は、滅んだ時空の1つ『L時空』にある『ロボトミーコーポレーション』と一緒に回収された身だ。阿求の中に入ってる『Q』も、そのL時空の出身。」

「『そーゆーこと。まあ過去に色々しでかしたりで私だけ今こうなってるんだけど。そこら辺はまた今度で……』」



 とりあえず説明された後、一通り通信が終わったようだ。


「お前ら、壱号ランから新しく伝えたいことがあるって事で来てくれって事だ。」



「え、また誰それ」

「ああ、ギア及び、それをベースにしてた『クロスケミー』の開発に関わってた奴の1人だ。ヴォル・デ・トンベの連中は、そいつから奪い取ったいアイテムで面倒な事引き起こしてたんだ。」


 また知らない人名を聞いたので蓮子が聞いてみたが、一応補足すると、『壱号ラン』は(大地が言ったように)ギアの開発に関わった科学者の1人で、現在LCχに匿われている。



「とりあえず、阿求、大地、一緒にLCχに行くぞ。


……あ、そうだな。うた、この際だし2人にスマブラ屋敷の奴等紹介しておいてくれ。」


 そう言って作者は、阿求と大地を連れてLCχに向かって行った。


「まあやる事も無いし、そう言う事なら。



じゃあ早速案内してあげる。」


 うたは蓮子とメリーを引っ張って、スマブラ屋敷を案内しようとする。


「ちょっ、いやあの、普通に歩くんで引っ張らないでっ、シンプルに苦しい;;」



一旦区切ります。

異世界ぐらしの前に ( No.9 )
日時: 2024/08/01 22:49
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き。




 そんなこんなで地下施設を出て、外。


「これからここで世話になるんだから、住民の紹介とか色々やっておかなきゃね。


前に滅んだ並行世界から連れ帰った人とかもまあまあいたりするけどまあ大体みんなフレンドリーよ。……ん?」


 蓮子とメリーを未だ引っ張って、スマブラ屋敷に入ろうとしたうただったが、そこに誰かいるのが見える。


「誰かと思ったけど、慧音さんと……珍しい事に霊夢。」


 どうやら『上白沢慧音』と『博麗霊夢』のようだ。


「ん?ああ、うたじゃないか。それと……」


「誰?この2人。何か気絶しかけてるけど」


「あっ」


 霊夢にそう言われて蓮子とメリーの方を見ると、服の肩幅を引っ張り過ぎて、失神寸前だった。




 少しして。


「この2人は、『幻想郷』って世界に住んでるの。慧音さんが教師で、霊夢が巫女。」


「げんっ!!?」

「そぉっ!!?」


 慧音と霊夢の事を紹介。……『幻想郷』と言う単語を聞いて2人は結構驚く。


「な、なぁ、この2人何なんだ?」

「何故か未来の世界から転移して、帰れなくなった人達。」

「へ、並行世界の次は未来か……」


 慧音に聞かれてとりあえず答えたうた。


「まあ、そう言うのは後で問いただせばいいわ。


それはそうとして、作者はいるかしら?それと、阿求や大地さんも。」


 霊夢は作者らに用があったが……


「悪いけど、3人とも今丁度LCχに行ってる。」


「何?それはタイミングが悪いな……仕方がない。戻ってくるまで待っておくか。」

 うたにそう言われ、仕方が無いので待つことにする慧音。

「じゃあ、紫には悪いけど私もそうしておこうかしら。この世界の事あんまり分かってなかったし良い機会ね。」


 霊夢の方は、バトリオシティをうろつくことにした。



「あら、そう言う方向性で……まあいっか。



……で。」


 うたと慧音は、蓮子とメリーの方をじーっと見る。


「さっきの反応、何。」


『幻想郷』と言う言葉に驚いた蓮子とメリー(と言うか阿求の自己紹介の時点で「ん?」ってなってたし)。それもそのはずで、メリーの能力を通して、2人は過去の幻想郷を見ているからである。

 で、その2人をじーっと見るうたと慧音。大事なので2回言いました。


「なあ……この2人、元の世界で何かしでかしてるのか?」

「さぁ?でもなんか関係はありそうねぇ……」


 引き続き見つめる2人。


「あ、あああ、あの、せめて作者たちが帰って来てからで……」

 どう言えば良いのか分からない蓮子とメリーであったが、すると……



「お嬢さん達、ちょっとええか。」



 突然、何かの業者っぽい人物が現れた。その男の後ろに黒服が数人。


「どーもおおきに。カリヤドネ改築カンパニーの『ベルギン』ちゅうもんや。頼まれてた増築の件で来ました。」


 改修工事の企業を名乗る人物が。


「あー、お父さんが呼んだ業者?何かいつも頼んでるのと違う気がするけど……」


 うたは業者の名前を聞いて察するが、何かいつもの人物と違うらしい。


「い、いつもの方は少々予定が合わなくてな……」


『ベルギン』と名乗った人物はそう主張。


「ふーん……まあ、そう言う事にしておくとして。ならどーぞ」


 かなり疑ってるうただが、ベルギンと黒服たちはスマブラ屋敷に。





「(クククッ……改築業者を名乗ったら簡単に引っかかってくれたな……



ここの土地は実に良質!権利書を奪い取りさえすれば、わが社の技術でこの土地は我々アックトック社のもの!!とりあえずま――)……ずは?」


 玄関の扉を開けたら、そこにいたのは……


「お前、何モンだ?」


 スマブラ屋敷の住人が1人(?)、『ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン』が。



「どどどどどどどどどっどどどd嫌アアアアアアアアア!!!!」


 その姿を見た瞬間、黒服が全員逃げていった。


「え、ちょ、ええ!?逃げるの早すぎやアンタらァ!!


……ま、まあ今回は別に改築のために動いてるわけでもありまへんし!!時間はかかるでしょうがワイ1人でもなんとかなります!!」


「・・・。」


 うたは引き続き疑い中。慧音らは困惑中。そんなこんなでベルギンはスマブラ屋敷の中へ。


「俺、何かしたか?(byボルメテウス」

「あの連中が全面的に耐性無いだけでしょ(byうた」



一旦区切ります。

異世界ぐらしの前に ( No.10 )
日時: 2024/10/18 11:27
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: II6slNHe)

続き


 数分後。



「(しょ、初っ端から意味の分からんつまずき方をしたがまあええ……とりあえず権利書を見つけ――)」



「ピィィィィカァァァァァチュウウウウウウウウウ!!!」


「ギャフォッ!!?」



 意地でも権利書を探そうとするベルギン。

 まず特訓をしていた『ピカチュウ』の10まんボルトがたまたま命中、


「邪魔するんならシャケを喰えシャケ!!」


『サモーン・シャケキスタンチン』の部屋に入った時にシャケを口に放り込まれ、


「あら、お客さん?」

「折角だしずんだ餅どうぞ~♪」

「ほれほれ、きりたんぽもありますよ」


(部屋を借りているらしい)大地の友人にあたる東北三姉妹『イタコ』『ずん子』『きりたん』にずんだ餅やらきりたんぽやらを食わされ続け、



「お前食っていいのか~?」

「ちょっ、ルーミア!!ダメだって!!」


 たまたまここに来ていた『ルーミア』が捕食を試みようとし、同じくの『みほ』が全力で止める。



「(ブロック設置中)」


「おっぼ!?……ちょっ、うぼえ(*しばらくお待ちください」


「Ah?」


 スティーブがブロックを設置して何かを作っていたのだが、偶然にもベルギンに直撃。

 思いっきりリバースして、哀れな事にキレたスティーブにフルボッコにされる。



「親父ィ……何か怪しいやつがいるYO」

「腐☆腐、そんな奴にはムスコ・クラッシュ!!」


 吹っ飛ばされたところを(イタコらと同様の大地の友人の)、ブロリーが見つけ、パラガスが己のムスコをぶつけ、



「のわああああ半分男半分女の化け物!!しかも黒づくめの変なやつ!!」


「失礼な!!」

「……?」


 フラフラな状態だった時に、あしゅらとアキトにビビり、


「ゼェ……ゼェ……なんなんやこの施設……とんでもない連中の巣窟やないか……ちょ、流石にきついで……一旦外に……」


 ボロッボロの状態になったベルギン。一旦外に出ると……



「結局、あの男の事は信頼していいのか?」

「いいのよ。あれで尻尾巻いて逃げるんだったらなにも把握してないって事で偽物って事だし。」

「そうなのか……」


 外で未だ待機して、慧音と会話中のうた。




 うたはよっぽど暇だったのか、蓮子とメリーの片足を持って、そのまま持ち上げてサボテンみたいなポーズを取っているという状態だった。


「何か、今回妙に私達の扱いが雑な気がするけど……」

「き、気のせいだよメリー、まだ終わったわけじゃないから……」



 そして、その様子を見るベルギン。


「も……も……



もおおおおおおおおおおおおお嫌やああああああああああああ!!!こんの化け物屋敷おもくそ怖いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」


 ベルギンはさっきまでのが重なって完全にビビり散らかし、逃げる……




――と思われたその時だった。


「ウガアアアアアアアアアアアアアア!!!」


 周辺を彷徨っていたトジル魂がベルギンに入り込む。

 そして、『がっこうぐらし!』と『仮面ライダーゼロワン』を現すクレストが合わさったものと、大量のビスと鉄板が彼を覆い……


「誰カ助ケテクレエエエエエエエエエエ!!!」


 猫耳帽子などの装飾が着いた小柄な少女ような体系に、主に赤いカラーリングの装甲、頭部にドードー鳥を模したようなもの、両手には『ヴァルクサーベル』と言う双剣を装着されたエクストラ獣……『学雷獣』に変貌した。


「えっ、嘘でしょ!!?」

 その様子を見て驚く蓮子達。


「嫌ダ嫌ダ嫌ダァァァァァ!!!」


 なのだが、少し様子がおかしい。


【ディスタス・オーダー】


 マイクラゾンビのディスタス『腐敗 ゾンビ-1』を大量召喚。


「ア”、ア”……」


 なのだが、何故か燃えて全部消滅。



「・・・。い、色々どういう事かとは思うんだが……今のこれはどういう事だ?」


 慧音が今の事を聞く。


「……マイクラのゾンビ(ノーマル)は、日光に当たってると勝手に燃えて勝手に死ぬのよ。」



「・・・。



ヤダアアアアアアアアアアアア!!!」


 すると学雷獣は逃亡を開始する。



「え、逃げた!!?」

「と、とりあえず追いかけるわよ!!」


 とにかく学雷獣を追おうとする蓮子とメリー。


「じゃあ任せて」


 その時、また2人を掴むうた。


「そいっ!!」


「いやまたああああああああああああ!!?」


 そのまま跳び上がって、学雷獣に先回りしようと向かって行った。


「地味にアイツのノリには振り回されやすいからなぁ……」


 慧音は、2人を哀れんだ。



一旦区切ります。


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