二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ウルトラワールドでの日常Reboot第2章
日時: 2024/12/23 09:14
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。おろさんです。



地の文へと執筆方法をある程度変更するにあたり、『時空融合現象編』完結後の話を書くスレッドを作成いたしました。


とうとう来ましたこの第2章。ぜひご閲覧お願いします。


~注意事項~
・クロスオーバー作品
・一部キャラ崩壊、オリジナル設定有
・(多分)不定期更新
・シリアス展開有
・登場作品のネタバレ注意
・(なるべく無いようにしますが)誤字脱字あったらゴメンナサイ(蛇足)
・気軽にコメントお待ちしております
(*感想がなってない、荒らし・誹謗中傷 等はご遠慮ください)
・一部、とある作者様の用語や設定を使用している場合がございますが、こちらは本人から許可を得た上で使用しているものです。
・ハーメルンにて、『ウルトラワールドの交叉譚』として色々調整・改変したリメイク版を投稿開始しています。

・SP話で本スレを投稿しない際に質問を受け付けたりします。ルールに関しては>>68を必ずご覧ください。


~目次~

プロローグ>>1

ようこそウルトラワールドへ>>2-3
目覚めし秘封の戦士、エンジン全開ディスペクト!?>>4-7
異世界ぐらしの前に>>8-11
ずんだ密猟not愉快!!秘封相談事務所設立!!>>12-14
乗り込み、スケッチ、おかしな実り>>15-18
爆走パラレル!ディスティニーなレーシング>>19-23
ひと夏の冒険!尊きビーチで大はしゃぎ>>24-27
取り返しつかず、暴走のメタル>>28-30
駄菓子喰らいしカース・イーター>>31-32
勇者刈られしドス黒パラレル>>33-37
出会うは夢見るサイキッカー>>39-42
黒き悪夢、染まりし天国>>43-46
冴えない少女は漫画家ですか?>>47-48
自分を魅せてけ軽音楽>>49-51
ジェラシー穿つ闇落ちアリス!?>>54-56
快盗とキメラ。ハロウィンフェスティバル大没頭>>59-65


・スレ上げ小話(コメント返却時のもの含み、台本形式)
>>38>>53>>58>>68(お知らせ含み)、>>69>>70



メインタグ(主なジャンル、主な登場作品)
クロスオーバー オリキャラ・オリ設定、オリカ 東方project 秘封倶楽部 ポップンミュージック デュエル・マスターズ ハヤテのごとく! リコリス・リコイル Lobotomy Corporation Library Of Ruina  等(順次更新予定

サブタグ(時々登場する作品)
ポケットモンスター 星のカービィ ブロリーMAD ご注文はうさぎですか? にゃんこ大戦争 銀魂 きんいろモザイク 仮面ライダーW/風都探偵 GA 芸術科アートデザインクラス 等(順次更新予定

異世界ぐらしの前に ( No.11 )
日時: 2024/10/05 09:30
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



「ヒイイイイイイイイイイイイッ!!」



 スマブラ屋敷での重なる不運諸々で盛大にビビって暴走を起こしたベルギン及び『学雷獣』。

 その姿を見た通行人がビビる前に、学雷獣自身がビビり散らかすというおかしな状況に。

 だが、引き続きディスタス『腐敗 ゾンビ-1』を呼び出したりするので、燃え始めたゾンビの被害が及びかける。


「嫌!!嫌!!嫌!!」



「あら?アレは何かしら。」


 すると、スマブラ屋敷に戻ろうとしていた霊夢と鉢合わせ。



「イヤァァァァァァァァァァ!!」


 学雷獣は、霊夢に向けて雷を連発。


「ちょっ、何!?


これはオシオキが必要かしらっ!?」


 霊夢は雷を避け、お札の弾幕を放ちまくる。


「霊符『夢想封印』!!」


 そしてトドメと言わんばかりにスペルカードの弾幕を放ち……


「ドギャアアアアアアア!!?」


 撃破された。だが……


【EXライフ】


「イヤッ、イヤッ、イヤッ!!」


 EXライフにより、すぐさま復活する。


「うそ、復活した!?」


「ヒイイイイイイッ!!!」


 ビビり散らかしている学雷獣はやたらめったらに周囲を攻撃。


「ちょっ、無茶苦茶すぎるわよ!!?……って!!?」



 攻撃のせいで鉄骨やら瓦礫やらが落下して来る。その落下先は、逃げ遅れた通行人達の元。



「嘘っ!!?間に合――」


 すぐに霊夢が瓦礫を破壊して、通行人を助ける。



「イヤッ!嫌嫌嫌嫌!!!」



 霊夢の行動にビビり散らかしてまた逃走しようとする学雷獣。すると……



「はいちょっと待ったァァァァァ!!」



「ヒッ!?」



 うたが追い付いて、蓮子とメリーをぶん投げる。


「でえええっ!!?仮にも人間をそんな乱雑に!!?」

「れ、蓮子!!こうなったらあのドライバー!!やってみるしかないわよ!!」

「あ、そっか!!なるようになれーっ!!」


【秘封・夢幻ドライバーχ】


 ドライバーを装着する蓮子。……すると、謎のアームが出て来て、メリーを掴む。

 それと同時に蓮子とメリーが融合した。そして見事着地。


「「このドライバー、装着した時点でこの姿になっちゃうんだね……」「でも変身方法が分かりやすいからもうこれでOKってことにしましょう!

行くわよ蓮子!!」「そうだね、オッケーメリー!!」」


【スキャニング ライダー:ドリーマー】


 ギアをドライバー装着し、ギアを回転させてトリガーを押す。


「変身!!」


【解明、Lady ドリーマー Access】



 そして『仮面ライダードリーマー』へと変身した。


「ちょっ……一体何がどういう事?」


「後で説明するから。」

 困惑する霊夢だったが、うたは霊夢を連れてとりあえず市民の避難をさせる。





「ヒィィィッ!!?合体シタアアアアアア!!!」



 それにビビり散らかす学雷獣は、双剣から斬撃を飛ばし始める。


「って、どんだけメンタル脆くなってるのあの人!!?だったら!!」


 早速ギアを取り出すドリーマー。


【スキャニング『シャドウ丸』レクスターライズ】



『シャドウ丸』の素早さで斬撃を避け、背後に回る。



「ヒエエエエエエッ!!!」


 学雷獣はまた驚いて雷を放つ。それがドリーマーに命中したかと思ったら……


【スキャニング『イソラ』レクスターライズ】


「残念、ソレはデコイよ!!」


『イソラ』の分身コンパニオン能力によるデコイを背後に回らせており、本人は真上。



【スキャニング『ドッスン』レクスターライズ】


『ドッスン』の能力で、物凄い勢いで落下して学雷獣に激突。


「ア……ア……!!」


 学雷獣は、大ダメージを受けて怯んでいる。



「そういうわけで、トドメ行くわよ!!」


 そこでドリーマーは、銃のアイテムを取り出す。


【ギアショット・レクスバスター】


 そしてギアをセット。


【スキャニング ファイナルショット・レクスターライズ】


「せーの、発射!!」


 ギアを模した銃弾が放たれて、それが学雷獣に命中。


「キョ……今日ハ厄日ヤアアアアア!!!!」


 そのまま学雷獣は爆散。トジル魂も粉々になり、『仮面ライダー雷』と『丈槍由紀』のギアが解放。ドリーマーの手に渡った。


「も、もういやや……自首する……」


 そのままベルギンも元に戻った。



「結局コイツ、ただの土地狙いの時空犯罪者だったみたいね。」


 うたは呆れながら、警察署へと歩いて行くベルギンを眺めていた。


 ちなみに霊夢は、流石に何が何だかよく分からなかった。



*****


「それにしても、この……個性的な方々がスマブラ屋敷の住人かぁ……すごいなぁ」


 夕方。スマブラ屋敷に戻り、改めてスマブラ屋敷の方々や大地の友人達に自己紹介をしてもらった蓮子とメリー。


「それで、この2人をスマブラ屋敷に入居させるって事なんだろうが……」

「だが、今2人ほど入れられる部屋はあったか?今出かけている人達を含めると足りない気が……」

 ピカチュウとアキト達は、そう言えばと思ったが、


「ああ、それに関しては問題ないぞ。」


 そのタイミングで、大地達が戻って来た。



*****


「おお、結構広い。コレ全部使っていいの?」

「ああ。家具は好きなの仕入れていいぞ。この街の配送業者は多くな物も素早く届けてくれるし。」

 スマブラ屋敷の、使っていない倉庫。大地はコレを好きに使って良いとのこと。

「ここがこの世界での住居になるって事ね。内層好きにして良いならちょっと面白そう。」


 それを見て、凄くワクワクしてきた蓮子とメリーであった。



「あ、ところで作者達に何の用だったの?」


 一方、うたが慧音と霊夢に、何の用で来たのかを聞く。


「それだが……流石に時間が時間だから、今日は資料だけ渡して戻るよ。」


 と言って、資料の入った封筒を、(地下室に行った)作者に渡しに行った。


「そっか。



……それにしても……」



「よーし!!私達の秘封倶楽部の新たな活動がここから始まるんだー!!」

「でも具体的な内容はどうするの?」

「それは……考えよう!!」


 はしゃぐ蓮子とメリーを見て、「もっと面白くなるのかなぁ」と思ううたであった。




*****


 一方の作者。



「んー……恐怖心からエクストラ獣に、か……となると、本当に神出鬼没になってくるな……



その場合どうするか……あ、そうだ。




あの2人に『相談事業所』みたいなのやってもらおう!!」




終演




次回、幻想郷に野生の○○○もん大量発生……だそうです。
今回はここまでです。

ずんだ密猟not愉快!!秘封相談事務所設立!! ( No.12 )
日時: 2024/08/03 23:21
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。当時狙ってたキャラは当たらないのに、もういいかなって思って大分経った頃に当たるのどういう事なんだろうおろさんです。


今回は幻想郷に向かう事に。思えば秘封倶楽部って東方関連なのに(ry

あと若干人を選ぶかもしれないです(極力抑えてますが)





 前回、専用の部屋(元空き倉庫)を手に入れた蓮子とメリー。そのアレコレから次の日。



「『相談事業所』……?」


 作者に呼び出され、「相談事業所をやって欲しい」と言われる。


「ああ。昨日でいきなりエクストラ獣が3体出現したわけだし、下手すると定期的にエクストラ獣が出現する事になる。

何ならエクストラ獣以外の事でも、時空に関するトラブルは何かとある。……だが、昨日の慧音と霊夢みたいに、俺らがいない時となるとかなり困る事になるし。



……となると。異世界沙汰で困っている人達の依頼を引き受けるような場所が必要と考えたんだ。」


「それが相談事務所?」


「そゆこと。色々引っかかりかけてるお前らを済ませる手間、流石に何かしてもらいたいし」


「ソレは確かに……」


 作者の発言に納得する蓮子とメリー。


「うーん……何気にここ以外の世界の事を見るいい機会でもあるし、そうしてみる?」

 ふとそんな事を言ったメリー。

「あ、そう考えるともっと良さそう。


……まあ、面倒な扱いされるよりその方が良いし、やってみるわ!!」

 そして、その相談事業所をやってみるのを決めた蓮子。


「いよし。承諾って事で。



……だったら早速コレ。」


 そこで作者は、封筒を渡す。

「あれ、これって……」


「慧音達が昨日、俺達に頼むつもりだった件のやつ。お前らが昨日のビビり散らかしてるエクストラ獣を追っている時に、慧音が話纏めて作ったらしい。天狗に撮ってもらった写真もある。」


「ほほう、どれどれ……」


 早速確認してみる蓮子。それには、『枝豆畑の被害状況』と書かれている。


「枝豆……どういう事かしら?野生の生き物が作物を食べてるってところだとは思うけど……

あ、これが写真。」


 メリーが写真を手に取り、見て見る。



 その写真には、(暗くて見えづらいが、)畑を荒らしていると思われる生き物……妙にもちもちした、緑色と白色の奇妙な生物が数匹写っている。


「ええっと……妖怪の一種?」


「いや、幻想郷にこういう生物はいない。多分異世界から流れて来ちまった存在だと思う。



それにコイツ、暗くてよく見えないが多分……」


 作者は、その生物が何か察しているようだ。



 そんな時、誰か部屋に入って来る。


「お邪魔するわ。」


 どうやら阿求のようだ。


「あら、それって。そう言えば慧音さんと霊夢さん達が昨日用があったらしいんだったわね。ちょっと写真見せて」


 ということでメリーが見ていた写真を阿求も見て見ると……



「ん?あれ?これって……」


「何か知ってるの?」

 メリーが聞いてみると……


「んー……ちょっと待ってて」


 すると阿求は『罰鳥』のギア(本来のギアと別物なため便宜上『Lギア』と呼称)を取り出し、罰鳥を呼び出す。


「悪いんだけど、ずん子さん連れて来てくれない?多分今スマブラ屋敷にいるだろうし。……後でさきいかあげるから。」

「仕方ないな」


 罰鳥に頼んで、東北ずん子を呼んでもらう事に。



「え、どういう事?」



 流石に良く分かっていない蓮子とメリーだが、阿求は答える。



「この生物なんだけど……



多分野生の『ずんだもん』よ」


「ず、ずんだもん……?」


 流石に2人は困惑していた。



*****



 数分後。



「あら、確かに野生のずんだもんね。」

「幻想郷にいるなんて随分と珍しいのだ。」



 理由は知らんが大地の友人の1人となっている『東北ずん子』。……そしてその相棒であり、擬人化も出来るずんだの妖精『ずんだもん』。


「あ、あのー……何が一体どういう事なんですか?」


 無論何がどういう事かさっぱりである蓮子とメリー。ずん子がとりあえず説明してくれる。


「何でかは分からないけど、色んな世界に大量発生するようになったの。それで、枝豆が生えてる森によく生息してるのよ。繁殖力も高いし日本語も話せるし、大抵穏やかな性格なんだけど……

枝豆が主食でね、その都合上畑の枝豆を採取するせいで農家からすると良いイメージが無いの。」


「あー、要は、この生物に枝豆畑荒らされてるから頼みに来たって事ね……」


「まあそう言う事だろうな。」

 蓮子の推測を肯定する作者。


「じゃあ、今ここにいるのは?」


「ボクはそもそも出自が違うというか、そもそも元々『ずんだもん』はボクだけなのだ。ミーム化の影響かは知らないけど急に繁殖してああいう事になったのだ。まあ、あっちはボクと違って人間の姿になれるわけでもないみたいだしけど。」


 メリーがずん子と共にいるずんだもんについて聞いたが、そもそも元々は某古代または未来のドンみたいに沢山いる個体ではないし(ウルトラワールドでは多少異なるらしいけど設定はある程度なぞらえてるつもりなので)そもそも勝手が違う。


「しかも前に元の姿でずん子と一緒にいたら、物凄い形相で農家の人に睨まれたのが軽くトラウマなのだ。そのせいで元の姿でいづらいのだ(byずんだもん」

「怨嗟よ……(by阿求」




「まあ、どっちにしろ迷惑かけちゃってる手前、こういう時は捕まえて正規の保健所に渡すのも手だけど……ちょーっと最近問題が起きてね……」


 すると、苦い顔をするずん子。どういう事なのかと聞くと……


「そのずんだもんなんだけど……一定量の水を飲ませると、良質なずんだシェイクが取れるのよ。」


「ず、ずんだシェイク?何で急にそんな。」


「ずんだもんの生態って、割とニワトリに似通ってるらしいの。卵を産むわけじゃないけど。」


「……ん?」

 何故かずんだシェイクがずんだもんから取れる、と言う発言。色々察する蓮子とメリー。


「ずんだもんには総排泄腔と言う」


「わか、分かったから!!こんな時に生命の神秘の事説明しなくて良いから!!


……それで、それがどういう事よ。まあ何となく察しがつくけど……」


 とりあえずずん子の話を一旦止めて、ずんだもんからずんだシェイクが取れるという事が何を意味するのかを聞く。


「さっき言った通り、ずんだもんは枝豆農家から快く思われてないから……それに目を付けた面倒な集団がずんだもんを密猟企んだりするの。ソレで一儲けって事ね。」


「み、密猟かぁ……色々入り組みそうね……」




「どっちにしろ、早いところ向かってくれ。あいつ繁殖力地味に高いし、慧音の話によればかなりの数いる。流石に生態を変化させるのはマズイから、全部手短に幻想郷から出すんだ。」


 とにかく、作者は幻想郷に繋がるワープホールを作り出す。


「なら、私も幻想郷に戻らないと。元々私達に頼んでた事だし。」


 阿求が早速ワープホールに。


「私も一応行くわよ。ほら、ずんだもんも!」

「まあ付き合うのだ。」


 ずん子とずんだもんも同じく入っていった。


「幻想郷、か……何だか複雑だけど……」

「やるっきゃないわね……!!」


 蓮子とメリーも早速、幻想郷へ向かって行ったのだった。



 そして、1人残った作者。

「『秘封倶楽部』……未来の世界で、大昔の幻想郷に干渉していた2人組、か……そいつらが何で現在のウルトラワールドに……



……まあ、今考えても仕方が無いし、今は即席で設置した家具を良い感じに並べ替えておきますか。」



一旦区切ります。

ずんだ密猟not愉快!!秘封相談事務所設立!! ( No.13 )
日時: 2024/08/03 23:24
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き。


 そして、幻想郷の人里及び少し離れた畑地帯に到着。早速慧音と出会う。……のだが。


「ああ、お前達……来てくれたタイミングですまないのだが……」


 何だか複雑な表情をしている。


「あれ、どうしたんですか?……まさか、資料で言ってた枝豆畑に何があったとか?」

 蓮子が尋ねてみる。

「いや、そういう方じゃないんだ。ただ……ちょっと来い」


 慧音がある場所に案内し、物陰に隠れる。視界の先には、枝豆畑に誰かがいる。



「いやぁ!ありがとうございます!こんなよくわからない害虫をあっさりと……」


「いえいえ。まだ終わっていませんよ。今日で根こそぎ捕まえる必要がありますから」



 農家の男性が、明らかに人間ではない、ニワトリみたいな二足歩行の何かに感謝している。


 そしてそのニワトリ的なのの共にいるのが、白ネズミ的なのと多分人間。親と子含めた大量のずんだもんを捕まえた檻持ち運んでいる。


「今日はいままでに出ない収穫だ。何でこんなところにずんだもんが大量にいるのか知らんけどこれなら大儲けだ」


「ずんだ……ずんだ……フーッ、フーッ、」


 何か多分人間の方が禁断症状を起こしている。

「な、何だお前!!気持ち悪い!!というかさっさとここから出せ!!」

「怖い!怖い!!パパずん……ママずん……どこ……!?」

 そして、ひっ捕らえられたずんだもん達が怒ったり怯えたり。



「マトゥオ!!帰ったら存分にずんだを食っていいから落ち着けェ!!


すみませんねぇ。アイツこの頃ずんだを食べてなかったもんで限界寸前なんですよ」


 ニワトリ的なのがとりあえず禁断症状起こした多分人間を止めた後、「じゃあ引き続きひっ捕らえるんで」と言って、森の方に入っていった。


「あれって……見た目もこの世界の存在じゃ無いし、どう考えても密猟者じゃない。どういう事?」

 阿求はどういう事か聞く。

「朝に突然現れたみたいでな……そのずんだもん?だとかを捕まえるために来たって言って、この数十分で本当に片っ端から捕まえに行っている。


当然、里の人達は最初は見た目の事もあって怪しまれたが……奴等が変な機械を取り出したら、急に態度を変えて……」

「となると、違法の催眠道具で認識操作してるようね……回りくどいし、これはちょっと良くないわ。」

 そう聞いた阿求も渋い顔をする。

「蓮子、これってもしかして……」

「ええ、里の人はあの独特なのが密猟者だって事に気づいてないし、そもそも今まで畑の枝豆盗んでるのが相まって、下手に逃がしたりなんてするとトラブルになりかねないわ。」

 秘封倶楽部の2人もこれに関して色々察して、どうすればいいか戸惑う。


「ちょっとちょっと。悩まなくても解決できるわよ。」


 そこでずん子が、解決策があるという。


「密猟もずん虐もさせないわ!だからまずちょっと耳かして?」


*****



「おいち!おいち――あれ、何だか眠く……」


「ものの見事に引っかかるよなぁ。学習能力が無さすぎん?


ニワトルィ!そっちはどうだ?」


「大量だぜニェズミ!……ってオイ、マトゥオ!!それはずんだもん捕まえるための睡眠薬入りずんだ餅だからマジで食べるなってば!!」


 密猟者達が、引き続きずんだもんを捕えている。……約1名の様子がおかしいが。


「それでこれで何体捕らえたんだ?3桁超えてる気がするぞ。」

「そうだなぁ……ん?」


 その時、空に何かが浮かび上がる。




 物凄く大きな、ずんだ餅だ。



「え、な、何アレ?」

「どこからどう見たってずんだ餅……


……あああああっ!!ニェズミ!!大変だ!!」



「おっきなずんだ餅なのだ!!」

「美味しそうなのだ!!」

「皆で飛んでいくのだ!!」


 何と、ずんだもんが全て、その大きなずんだ餅の元に飛んでいく。眠らせたばかりの個体もすぐに起きて、檻に入れてのもその檻が何故か全部開いて、大きなずんだ餅の方へ飛んでいく。


「ええええええええええ!!?嘘やろ!!?像でも最低4時間は眠る睡眠薬と、専用の鍵が無いと開かない特製の檻だぞ!!?」

「しかもさっきまで掴まえたのまで飛んで行ったぞ!!?何で!!?」


 それに対して慌てる密猟者達。すると……


「ずんだ……大きなずんだ餅……」


 多分人間の密猟者の様子がさらにおかしくなってくる。


「ま、マトゥオ?」


「ずんだ……ずんだ……食べたい……食べたい……ずんだ……」



 彼の背後に接近するのは……トジル魂だ。




*****



「うんうん、姉さんときりたんがいないから多少手段は違ったし、ちょっと疲れたけど何とかなりそうね……!!」


 大きなずんだ餅を作って浮かばせたのは、ずん子だ。ずんだもんが変身する『ずんだアロー』で周囲の木の葉をずんだ餅に変え、合体させ大きくしたようだ。


「んじゃ、引き続き!」


【スキャニング『空虚な夢』『大島五十鈴』クロスエイション】


 そして阿求がギアを使って、『空虚な夢』の力で眠ったずんだもん達を起こし、『大島五十鈴』の力で檻を開錠させたのだ。




「のだ!のだ!!」

「美味しそう!!美味しそう!!」


 大きなずんだ餅目掛けて飛んでいくずんだもん達。


「幻想郷にいるずんだもん達はあれで全部のようね。あとは全部がずんだ餅にしがみついたら、人が困るような被害のない場所に送る。これで作戦はバッチリって事よ――」


 ずん子が自信満々にそう言った瞬間……


「ズンダアアアアアアアアアアアアアアア!!」


 突然謎の渦潮が大きなずんだ餅の元に向かって、それを吸い込んでしまう。


「わああああ!!?」


 その渦潮に巻き込まれたずんだもん達が、落下、またはその渦潮の方に引き込まれる。


「えっ!?どういう事!!?」

 そして慌てるずん子。阿求、蓮子とメリーはそれが何なのかを気づく。

「まさか……森の方に行くわよ!!」

 そして3人は森の方へ。


「えっ、オイ待て!!」

「良く分かんないけど、追いかけるのだ!!」

「そうね!!あの子達大丈夫かしら……」

 慧音とずんだもんとずん子達も、3人を追いかけていった。



一旦区切ります。

Re: ウルトラワールドでの日常Reboot第2章 ( No.14 )
日時: 2024/10/05 09:32
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き


「ズンダ!!ズンダ!!ズンダ摂取シタアアアアアアアイ!!今ノジャ足リナアアアアアアアアアアアイ!!」


 その姿。『カイオーガ』の大きな胸ヒレと爪みたいなヒレ、テニスラケットで頭部を形成、胴体はテニスウェアに、同じくカイオーガの尾ヒレが模様みたいになっている。両腕もテニスラケットだ。

 ディスペクター『球海電融 カイオニスエース』が憑りついたことで誕生した『球海獣』である。



「ちょ、待て待て待てぇ!!マトゥオが化け物になりやがごぼがぼごぼぼぼおぼぼ」


 球海獣が『こんげんのはどう』を放ち、他2名の密猟者に海水を無理やり飲ませて失神。


「な、何がどうなってるんだ!!」

「怖いのだ!!絶対無理やり水飲まされるのだ!!」



「ズンダシェイク作レエエエエエエエエエエ!!!」


 怯えるずんだもん達にもこんげんのはどうを放とうとする球海獣。



「ちょっと待ったァァァ!!」

【スキャニング『雪の女王』クロスエイション】



 そのタイミングで阿求達が駆けつけ、『雪の女王』の力で、こんげんのはどうを急いで凍らせた。



「ズンダ摂取ノ邪魔ァァァァァ!!」



 球海獣は怒りはじめて、今度は両腕のテニスラケットで、水の弾幕をテニスボールの如く撃ち始める。



「何でテニス!?まあとにかく!!」


 阿求と、蓮子(装着と同時にメリーと融合)がそれぞれドライバーを装着し、早速メモリアとドリーマーに変身する。


「あの2人、本当に融合してるんだな……っと、ここはずんだもん達を逃がすべきか!!」


 慧音は、ドライバー装着時の蓮子とメリーの状態に驚きつつもとりあえずずんだもん達の避難を促す。だが……


「ニ・ガ・サ・ン!!」


 球海獣が周囲に渦潮を作り出し、逃げられないようにする。



「わああああああ!!助けて!!助けて!!」

「と、とにかく避難経路を見つけるぞ!!あんな良く分かんない連中に構うな!どうせ捕まるぞ!!」


 しかもずんだもん達が怯えたり維持張ったりで大混乱。


「ヨコセヨコセヨコセ!!」


 そして酷く暴走を起こしている球海獣。そのずんだもん達にまた迫る。


「そうは行かないわ!!」


【スキャニング『小鳥遊ホシノ』『朝倉可憐』レクスターライズ】


『小鳥遊ホシノ』のスキルによるシールド展開でこんげんのはどうを防御、『朝倉可憐』の使う鎌型セラフを投げて攻撃する。



「ズンダ!!ズンダ!!ズンダヨコセ!!ズンダ摂取サセロ!!俺ノ腹ガ!!ズンダ以外受ケ付ケナイゾ!!」


 だが、回転して鎌の攻撃を弾いてしまう。


「わーっ!!鋭い鎌か何がこっちに来るのだ!!」


 しかもずんだもん達の方向に。


「っと!!」

 そこは慧音がギリギリ弾いた。


「あ、危なかった……周囲のずんだもん達を守りつつってなると厳しいわね……仮に一回倒してもEXライフで復活するから長期戦になる可能性も――」


「ん?ちょっと待って。」


 ドリーマーの言葉に、メモリアがふとある事を思いつく。


「ねぇ、ちょーっと思いついたんだけど。」





「さっさとズンダシェイク出セエエエエエエエエエエ!!!」





「じゃ、手筈通りに!!」


「わ、分かった!!」


 球海獣が迫る中、ドリーマーがギアを1つ取り出す。
 

【スキャニング『壊れゆく甲冑』レクスターライズ】

【『壊れゆく甲冑』:ファイナルブレイク】


『壊れゆく甲冑』の刀の形をしたE.G.O『決死の一生』を顕現し、瞬時に球海獣に斬りかかった。


「ガッ……!!」


 そして、爆散。だがその時。

【EXライフ】


 復活する、その前に……


「今よ!!やっちゃって!!」

「1個しか出来ないけど、やるしかないわね!!」


 メモリアの掛け声と同時に、ずん子が魔力きれ気味ながらずんだアローを放って、木の葉1枚をずんだ餅に変換。


「そんでもって!!」

【スキャニング『ビッグライト』クロスエイション】


『ビッグライト』の光で、ずんだ餅を巨大化させる。すると……



「ああっ!!大きなずんだ餅!!今度こそ!!」

「あんな大きなサイズ、食べたくないわけないだろォッ……!!」


 その巨大ずんだ餅を目にした瞬間、ずんだもん達が一直線に飛んでいく。渦潮に当たることなく、ずんだ餅にしがみつく。



「復活……ッテ、アアアアアッ!!サセルカ――」


「隙だらけだ!!!!」


 球海獣が復活したと同時に、慧音が突っ込んで吹っ飛ばす。


「今のうちに頼む!!」


「もちろん当初の予定通り!!」

 メモリアが機械を作動させて、ワープホール作成。……ずんだ餅と、それにしがみつくずんだもん達、追いかけるずんだもん達がワープホールへと入っていった。



「ア……ア……ソ、ソンナ……コノ日ノタメダケニ我慢シテタノニイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!」


 そして球海獣が盛大に取り乱す。


「ズンダ!!ズンダヨコセ――」


「あの、1つ言わせてもらうけど……」


 ドリーマーが『ギアショット・レクスバスター』を取り出し、ギアをセット。


【スキャニング ファイナルショット・レクスターライズ】


「そんなにずんだが欲しいなら……買えばいいでしょうがっ!!!」


 ギアを模した銃弾が、球海獣を貫く。



「ア……ア……ソウダッタァァァァァ!!」



 そのまま球海獣は爆散した。憑りついていたトジル魂も粉々になり、『カイオーガ』と『マリオテニスエース』のギアも解放された。


「俺、何であんなにずんだに執着してたんだ……?」


 密漁者の暴走した欲望が消えうせ、正気に戻ったようだ。






 そんなこんなで、密漁者達は(他の2人はともかく)大人しく逮捕された。そして、転移されたずんだもん達はと言うと……



*****



 後日。


『それでLCχにずんだもんがあんなに押し寄せて来たんですか……』


 ナオキが呆れながら、阿求達と会話中。


「ウルトラワールドにある森に転移させたつもりだったけど、ミスってLCχ付近の区域に飛ばしちゃったみたい……」


 どうやら、あの時ずんだもん達をLCχに転移させてしまったようだ。


『まあ、何だかんだで仕事を手伝ってくれますし、付近には枝豆なんてやたら採取出来ますし……要するにWinWinって感じなので良いですよ。たまにヒヤヒヤさせられますが』


『ナオキさん!脱走した貪欲の王をトンネルか何かと思ってるやつらが30匹くらい入ろうとし始めてます!!(by職員ザビエル』


『ってまたですか!?すぐにタケヤリ先輩呼んできます!!……すみません、とりあえずまた後で!』

 そして通信が終わった。


「ま、まあ元々の依頼も達成できたから結果オーライって事で……」


 苦笑いする蓮子。そこにメリーが。


「蓮子、作者が出したサイトから依頼がいっぱい来てるわ。とりあえずきな臭いのはピックアップして、探し物とか事件性あるのは警察の方に送るわよ。」


 作者が、秘封倶楽部が行う相談事業所のサイトを製作したようで、1日で届いた大量の相談や依頼をまとめた資料やらをメリーが机に置く。


「わぁお……一日でそこまで来るの?」

「大抵は個人個人の問題ばっかりだけどね。」


 2日前は適当に設置していた家具などを作者が移動させ、今では如何にも『事務所』という雰囲気の飾りつけになった。


「それにしても、こう言う感じの場所にいると探偵になったみたいだねぇ。」


 この雰囲気に浸りノリノリな蓮子。


「それは……確かに。」


 同意見で、フフッっと笑うメリーだった。






 外に出た阿求は、その倉庫だった場所……『秘封相談事務所』の立札を見る。


「『秘封相談事務所』、かぁ。……悪くない名前ね。」



「あ、阿求ちゃん、ずんだ餅作ったけど食べる?」

 そのタイミングでずん子とずんだもん(本来)が。


「あ、じゃあ3個くらい。」


 阿求は、(普通に『いただく』というと何度も食べさせられることになるのを知っていたため)そう言った。



「というかボクこれから『(本来)』の表記つけられるのだ?(byずんだもん」



終演。





 蓮子は、そう言えばとこう言い出す。

「でも結局、どうして幻想郷に大量のずんだもんが紛れ込んだんだろう?」

「そういえば、そこは何もわかってないわね……」




 その頃の幻想郷。


「あー……生えてるわ……」


 慧音とは別で、作者達に頼みたいことがあった霊夢だったが、一旦独自でその件を調べていた。


 そんな時、明らかにおかしな現象が、人里で発生し始める。


「ずんだもんという生物の発生……この大きな木が生えてくるのと同時期に起こってたけど……



これ……確か『ヤシの木』よね?……まず何で森に生えている上に、何で紅葉みたいな色してるの?」




 一体なぜ、幻想郷にずんだもん達が迷い込んでいたのか。



 その答えは、今幻想郷で起きている事と関係があるのだろう……






~あとがき~
という事で、ずん虐が起きないよう極力抑えた結果ほんのりと内容短くなったわけですが、秘封相談事務所設立も兼ねた話でした。探偵じゃないよ相談事務所だよ。探偵だと別の二次創作だよ(ry
さて、次回は久々(?)のカードゲームバトルも兼ねますお話。夏なのに紅葉、山奥の里なのにヤシの木。何でだろう
今回はここまでです。

追伸:後日、用語集を更新し、エクストラ獣に関する説明を追加予定です。

乗り込み、スケッチ、おかしな実り ( No.15 )
日時: 2024/08/06 14:16
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。おろさんです。



今回はデュエマを交えたお話。当然あの天邪鬼も。……つか最近のデュエマ、新要素が過多になってきてません?アビスとか水が入り始めてるっぽいし



《???》


「貴方が考えたエクストラ獣、中々良い感じよ。少々調整が必要そうだけど」

 白衣を着た、一つ結び灰色髪の科学者の女性『ドクター・ベノディア』。瑠璃川ダイヤを称賛している模様。


 それに対するダイヤはまんざらでもない。


「いや、それほどでもないですよ。……しかし、あなたの言う通り調整が必要。今の所戦績はよろしくありませんからねぇ。」


「『Q』と完全リンクした仮面ライダー『メモリア』と、恐らく岡崎と同じ世界の出身と見られる2人の少女……それが変身する仮面ライダー『ドリーマー』の事ね。エビテンが大分愚痴ってたわねぇ取り逃がしたせいでなんちゃらかんちゃらって。」


「まあ分かりますよ。オウバ・シラベの件含めて折角のギアを結構な数奪取されちゃいましたし。



……あ、そう言えば貴方、ファントムシリーズを使って実験を試みたらしいと聞きましたが、中々面白い事になってますねぇ。あのずんだもんとやらをはじめ幻想郷の生態系が乱れつつあります。」

「ふぁ、ファントムシリーズ……」

 そう言えばと話を上げたダイヤ。元ジルコン獣であるリコードは少し怯える。

「しかし、あの少女もかなり強いナラティブを持っている存在。一体どうやって、ディスペクター憑依によるナラティブ汚染を施せたのでしょうかねぇ……」

 そしてまた、ニヤニヤしながらそう言う。それに対し、ドクター・ベノディアはこう答えた。

「まあ簡単な事よ。ナラティブがどうとか関係なく、大体の者はそれなりに欲望を持つ。故に……その『欲望』を引き出せばいい。最も、元々ファントムシリーズ及びジルコン獣はそのために作ったんだから。」




《スマブラ屋敷:秘封相談事務所》


「突然お邪魔して何だけど、デュエマって2人は知ってる?」


「デュエマ?……ああ、『デュエル・マスターズ』。」


 デュエル・マスターズというカードゲームの話をもちかける阿求。蓮子とメリーはある程度知っているようだ。


「そのカードゲームで色んな都市伝説が後を絶たなかったから、それ調べるついででちょっとやってみた事があったんだ。」


「都市伝説?クリーチャーが現実に出て来たとかそう言う?」


「そんな感じね。……まあ、結局調べること出来なかったから分からず終いだけど。


それで、どうして急にその話を?」

 メリーが聞くと、阿求はいくつかカードを取り出す。

「これって……」



『熱望する心臓』U
闇 アビス・アブノーマリティ/へドリアン
クリーチャー コスト3 パワー2000
■このクリーチャーが出た時、このターン、自分が次に使うアビスのコストを、自分のアビスロイヤルまたはアブノーマリティ1体につき1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
出典:Lobotomy Corporation


『たった一つの罪と何百もの善』C
闇 アビス・アブノーマリティ/オラクル
■このクリーチャーが出た時、自分の他のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーは破壊されない。
出典:Lobotomy Corporation

 他にも(前に第1章及び用語集で出した故に能力等は省略)『レティシア』や『罰鳥』など、阿求は持ってるデュエマカードを見せている。


「作者が結構前に、色んな世界の存在を元にしてカードを作ったりしたのよ。これはその一部。」


「へぇ、こっちにも何処かのアニメや漫画のキャラを元にして作ったカードはあるけど、異世界ってなるとこれも意外と有りえるんだね。他にはどういうのがあるの?」


「まあね。ハイコレリスト。」


 タブレットでカードリストを2人に見せる阿求。


「へぇ……能力も色々あるんだね。……何か女の子の比率がそれなりあるのが気になるけど」


「そ、そこは気にしないで?知り合いとかをカードにしてるだけであって……


あ、でもメカ種族にしてるヘブバンとブルアカのキャラとは関わったことないし、キサラギちゃん達はカード作られた後に面識が出来たんだっけ……と、とにかく作者の気分だの匙加減だのだし、最近色んなのをカードにしてるとは言うし」


「そっかぁ;」


 そんな話をしている時だった。


「ちょっといいかしら?」


 事務所の中に、早速誰か入って来る。 


「あっ、霊夢さん。いらっしゃい。ええと、もしかして……」


「ええ、そう言う事。」


 蓮子はとりあえず霊夢をソファに座らせ、メリーと共に話を聞く。(阿求は一旦外出た)


「単刀直入に言うと、コレを見て。」


 そう言って霊夢が取り出したのは、新聞の記事。内容は、『幻想郷に謎の木が生えた』というものだった。そして記事の写真を見てみる。


「これって……えっ、ヤシの木?葉の色が赤いけど何コレ?」


「私にもよく分からないのよ。こんなのが急に幻想郷中に生えて来てる。調べてるんだけど何でか犯人っぽいのが見つからなくてね……


これだけじゃないわ。慧音が頼もうとしてた『ずんだもん』みたいな生き物が急に現れて繁殖したりしてるの。……他にも、まだ夏なのに秋や冬に育つような作物が育っていたり。とにかく変なのよ。」


「うっそ、ずんだもんのやつって異変の一端だったって事?」



 蓮子は「えええ」という表情をするが、どの道そう言っても仕方がない。


「仕方ない、もう1回幻想郷に行こう。もしかすると異世界が何か加担してる可能性も――」


 とりあえずまた幻想郷に行こうと決めた時だった。


「ちょっといいかしら!?」


 突然、紅葉のような服装の金髪の少女……秋の神の姉の方『秋静葉』が事務所に入って来た。


「あら、えーと確か、秋の神の……何?この2人に用があるにしても――」


「私の妹を……穣子を、怪物になった穣子を助けて!!」


 霊夢の言葉を遮って、静葉はそう頼んで来た。




「い、いきなりどういう事?助けてって……



……待って、これってもしやランさんが言ってたヤツの可能性も……」


 静葉が事務所に入るのを見た(外で待機中だった)阿求は、何かを察して作者の元に行った。




「ふぅん……面白そうな事やってるっぽいな。」


 そしてその様子を、ある天邪鬼が見ていた。



一旦区切ります。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。