二次創作小説(新・総合)

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Re: ナンバーカラーズ
日時: 2025/04/13 22:41
名前: いくちゃん (ID: 57sibd8B)

こんにちはいくちゃんです!
この作品は、ナンバーズとカラーズヒロインズの世界に異世界の世界を入れたお話です。

時系列は同じですが、内容が所々違ってきます。
なので、また別の世界と捉えてくれたら幸いです。
後、自分が投稿したもので、企画物以外はいつか本にしたいと考えているため、内容が急過ぎたり、メモ感覚や脚本のようになってることをご了承下さい。

それではお話の始まり始まり



ここはとある異世界
みんな仲良く暮らし、多少揉め事はあったが、平和な町であった

ある日、突然悪の魔法使いがやってきた。
すると、悪の魔法使いは自らの魔法を使って
人々の感情を奪い、不思議な石に閉じ込めてしまった。
しかし、突然何の因果か、1人の少女が現れ、1つ石を手に取ると、なんと言うことだろう彼女は日曜に出てくるようなヒロインに
変わったではないか!
しかし、彼女1人ではどうにもならず、石は悪の手に渡ると思いきや、石は散り散りに飛んで行きどこかへ行ってしまった。
悪の魔法使いも少女もそれを見ることしか出来なかった。

Re: Re: ナンバーカラーズ ( No.162 )
日時: 2025/06/08 14:24
名前: いくちゃん (ID: nqGOjstj)

教室

望「助奈、寮生活は楽しいよ!」

助奈「だから、私は行く気無いから!」

望「クラスの皆は寮で暮らしてるよ!」

助奈「別に全寮制じゃないんだから良いじゃない!」

望「ええっ!寮生活なら私とずっと一緒だよ」

助奈「あんたと一緒に成るくらいなら妹達と一緒に過ごすわよ!」

望「シスコン!」

助奈「シスコンで悪かったわね!」

第156話・おいでよ!学生寮!助奈の決断!

部室

友子「あんたもしつこいわね!」

相「助奈を寮に誘うなんてあんたどれだけ助奈の事好きなのよ?」

援「でも、私も助奈には学生寮来てほしいな!」

好「いや、別に全寮制じゃあるまいし、家庭の事情ってものがあるだろう!ましてや、赤平家から学校までなんて片道15分も掛からないぞ!」

憧子「望の家ってそんな遠いの?」

望「まあまあ遠いよ!片道1時間!初等部時代は電車通学してたから!」

友子「私も有名人だしね、寮生の方が都合良かったしね!」

愛美「私はお姉様が家を出ていってくれて構いせんけどね!」

相「いや、あんた実の姉でしょ!」

愛美「家の時のあの人は私にメチャクチャ過保護でうんざりなんです!
   ご飯は『あーん!』で食べさせてくるわ!      私がお風呂入ってる時に勝手に入ってくるわ!
   寝る時も毎日添い寝ですよ!
   暑苦しいったらありゃしない!」

信「兄だったら大問題ね」

切奈「ええ?普通じゃないの?」

植「普通の兄弟姉妹はそんなベタベタくっついたりしないわ!」

ガラガラ

助奈「何の話してるの?」

愛美「お姉様、寮に入ったらどうですか?」

助奈「嫌よ!私が居なくなったら、あんたと愛の世話を誰がするって言うのよ!」

大好「私も居るし、お祖母ちゃんも居るよ!」

幸「私の事も忘れないで下さい!」

助奈「ってか、片道15分なのに寮生活っておかしくない?家からだろうと寮からだろうと登校時間全然変わらないわよ!それに家賃だって払うんだからお祖母ちゃんに迷惑よ!」

相「中学生がそこ気にする?」

幸「たとえお祖母ちゃんが聞いても、お祖母ちゃんお金持ちだから助奈の家賃を払うくらい余裕よ!」

救子「助奈はなんで寮生活が嫌なの?」

助奈「そりゃ、妹達と過ごせないからよ!寂しいったらありゃしない!心配で夜しか眠れないわ」

幸「それちゃんと寝てる!」

望「寮生活は楽しいよ!家族以外の人と過ごせて毎日がお泊まり回みたいな感じだよ!」

援「そうよ、そうよ!日によってはお楽しみ企画なんてあるわよ!夏には肝試し、秋には宝探しとかね!」

憧子「3年生が修学旅行中は留守番中の下級生の皆で枕投げ大会もあるわよ!」

救子「枕投げ大会!良いわね!」

光美「そんなことやってたの?大丈夫なの?」

援「憧子は寮生活なんだ」

憧子「うるさい親から離れられますから!」

知「まったく!そんな理由だったの?」

憧子「お姉ちゃん?」

知「望さん、憧子が宿題やってるかどうか見張ってて下さいね!」

望「大丈夫です!夕食前後におばちゃんや寮母さんが勉強見てくれるんです!」

知「それは良かったわ!」

支「私達は寮なんて要らないくらい近いし、困ってないしね!」

笑「でも、望ちゃんはなんで助奈を寮に誘ってるの?寮生活は強制じゃないよ!」

望「1番は助奈と平日でも一緒に過ごしたいって気持ちが強いですが、それよりも助奈に集団行動を学んで欲しいと思ったからです!」

全員「集団行動?」

望「ほら、助奈ってクリスマス荒らしとかやっててクラスでも浮いてて、反感買ってて、孤立してて、特定の人私達しか懐かないじゃないですか?」

相「もっと言うと、望や援としか過ごさず、笑と知先輩の言うことしか聞かないもんね!」

援「そうね、でも私達だっていつまでも居れるわけでもないわ!人を頼ったり、周りの人と協力したり!」

光美「確かに、町中でそう言うことがいつ起こるか分からないもんね!そう言う協調っていう意味では寮生活って悪くないね!」

助奈「別に、私は寮生活なんか良いわ!皆と過ごせたらそれで良いの!それに強制じゃないんだからほっといて!」

バタン!

望「助奈!」

援「行っちゃった・・・」

知「でも、うちは強制じゃなくて希望制だから!」

笑「助奈が本当に寮生活したいなら自分から行くって言うよ!」

支「そうだよね?それに寮には知らない人や怖そうな先輩も居るって怯える人だって居るし!」

情子「実家の方が落ち着くっていう人も居るしね!」

望「う~ん・・・」

校舎裏
助奈『勢いで飛び出してきちゃった!でも、寮生活かあ・・・、そりゃ望や援と過ごせるのは楽しいかもしれないけど・・・』

男子1「おい、早く金出せよ!」

男子2「お前金持ちの息子なんだろ?」

男子3「俺ら友達じゃねーかよ、まさる!」

優「僕はあなた方と友達に成った覚えはありません!」

男子1「何だと!」

男子2「生意気な奴だな!」

男子3「金持ちの息子ってのは嘘なのか?」

助奈「ちょっと!あんたら何やってるの?」

男子1「あっ!お前は!」

男子2「クリスマス荒らしだ!」

男子3「お前のせいでクリスマスが・・・」

シャキン!

パラパラ・・・←パンツ一丁

助奈「さっさと去りな!さもないと今度は・・・」

男子1「ヒエエ!」

男子2「恥ずかしい!」

男子3「覚えてろよ!」

助奈「あんた、大丈夫?」

優「ありがとう黒川!」

助奈「えっ?私あんたに自己紹介したっけ?」

優「同じクラスの白井優だよ!」

助奈「えっ?同じクラス?」

優「人に関心無いの?」

助奈「私が覚えてるのは望くらいだから!」

優「黒川は紺城と仲良いもんね?」

助奈「白井だっけ?なんでカツアゲされてたの?」

優「僕の家、お金持ちでその金を目当てに色んな奴らから狙われてるんだ!今日も同じクラスの生徒から・・・」

助奈「狙われてるってどんな感じ?」

優「皆、僕のお金を狙って『あれ買って、これ買って』って近付いては、断ると体罰で脅してきたりと・・・」

助奈「先生に相談は?」

優「したけど、全然!」

助奈「転校は?」

優「どれだけ隠しても無理!それに、親には『庶民の生活を学ぶように』ってこの学校に通わせてもらってるんだ」

助奈「へー、そうなんだ・・・」

優「しかも、近々寮生活をするように言われてるんだよ!」

助奈「えっ?それって強制?」

優「『親元を離れる』、『色んな人との交流』という名目で行く事になってるんだけど・・・、『いじめ』に遭ってるって言ったからまだ屋敷暮し」

助奈「ん?もしかしてあんた、寮生活がしたいの?」

優「ああ、本音はしたいよ!僕は御曹司でもあるが、屋敷で暮らしていると、次の後継者としての重圧がのし掛かってきて息苦しいんだ!」

助奈「へー、私もお祖母ちゃんがお金持ちだけど、そんなプレッシャーはないな!もう自由気ままに生きなさいって感じ!」

優「黒川の生活に僕は憧れるよ!」

助奈「そう?」

優「だって、制限という規約が無いんだから!それに紺城と一緒に居る時の黒川って生き生きしてる」

助奈「そう?」

優「それに、ぶっちゃけると僕はクリスマス荒らしに憧れたんだ!」

助奈「はあ?嘘でしょ?あれ私としても黒歴史よ!」

優「そうじゃないよ!」

助奈「何なのさ?」

優「僕の誕生日は12月24日だから!クリスマスイブの日で、しかも、この日はいつも会社のクリスマスパーティーで流され参列者に『おめでとう』の一言だけで終わる悲しいパーティーさ!だから、クリスマス荒らしがクリスマスを潰すってニュースで見た時、心の底で応援してたな」

助奈「ありがとう」

優「僕も、黒川の気持ち分かるから!」

助奈「それで話戻すけど、あんたは寮生活がしたいのね?」

優「ああ、庶民の生活を学ぶだけでなく、お金とかじゃない、人として交流を深めたいんだ!」

助奈「あんたが入るって言うなら、私は寮生活も悪くないかな?」

優「えっ?」

助奈「あんたとならなんか気が合いそうだし、毎日が楽しそうかなって!(何言ってんだ私!でも、悪くないと思ってる自分がいる!)」

ニヤリ!

アノワーク「寮生活ね!」

助奈「あんたはアノワーク!」

アノワーク「寮生活なんて楽しくないわよ!」

助奈「はあ?」

アノワーク「その感情よ!石となれ!フィーリングブロック!」

優「嗚呼!」

助奈「白井!」

スーパームカンシーン!

助奈「あんた!」

望「助奈!」

援「大丈夫?」

助奈「皆!」

笑「さあ、行こう!」

カラーズチェンジ!

どんな時でも笑顔が1番!ピンクスマイル!

冷静沈着な支え柱!ホワイトサポート!

頼りになるムードメーカー!アクアパートナー!

純粋無垢な自然な姿!グリーンナチュラル!

燃える心!魂の情熱!ベルミリオンパッション!

温かい抱擁!助けたい想い!レインボーヘルプ!

目の前にある幸せの塊!クリムソンハピネス!

培ってきた知性の輝き!ブルーインタレスト!

重ねて知った多くの経験!パープルエクスプレス!

絆が繋ぐ友情の証!インディゴフレンド!

信じ合える仲間への信頼!イエロービリーブ!

想いを込めた熱い愛情!レッドラバー!

理由の無い無限の助け!ブラックアシスト!

上を追った夢への憧れ!ルビーアドミレイション!

望みを捨てない夢への想い!ネイビーホープ!

誰かを助ける正しい力!ウィステリアフィディリティ!

ミスを補うフォロー役!チェリーセーブ!

太陽の様に輝く!希望の光!ゴールドライト!

悲しませない存在意義!スカーレットバリュアブル!

愛が繋げる大好きな想い!マッダーラブリー!

輝け!20色のカラー!カラーズヒロインズ!

カラーズバラエティー!

好きだからこそのやりたい心!

カラーズスキャン!

皆から教わった人との繋がり!バイオレットボンズ!

スーパームカンシーン!

優『寮生活が怖い、寮生活が怖い』

全員「えっ?」

エクスプレス「ごめん、どういう状況?」

アシスト「白井は金持ちのお坊ちゃんなんだけど、金目当てで近付いてくる輩が多すぎて寮生活に不安を持ってるのよ!」

ホープ「白井君って同じクラスの?」

スーパームカンシーン!

フレンド「成る程、人間不信に成ってるのね!」

ドキドキスマイル!

スーパームカンシーン!

スマイル「嗚呼!」

アノワーク「寮生活なんて面白くないわよ!先輩からこき使われ、規約に縛られ自由に過ごせない暗くて辛い場所よ!」

インタレスト「うちの学校にそんな酷い生徒は居ません!」

ヘルプ「そうよ!居たとしても1人か2人だし、先生に叱られてるわよ!」

パートナー「居るには居るんかい!」

アシスト「白井!落ち着きなさい!」

ホープ「アシスト?」

ヘルプ「アシスト!」

アシスト「私も不安よ!よく分からない誰とも話したことの無い人とルームメートになって、ご飯取られたりこき使われたり、『クリスマス荒らし』ってイビられたり、奴隷のような扱いされるのではないかって不安だった!」

ホープ「アシスト・・・」

アシスト「そりゃ、私も寮生活に興味がないわけではないわよ!望や援も居るし、そりゃ妹達と離れて過ごすから寂しさや戸惑いもあるわ!でも寮にしか出来ない遊びとか、友達とじゃら遭ったりふざけあったりをしたいのが本心よ!そりゃ、いじめられたり、こき使われたりの不安はある!
     でも、望や援と言った信頼出来る人が居るから大丈夫って思える!
     あんたが不安なら、私と一緒に過ごさない?」

小学生以外『いや、無理無理!しかもそれプロポーズ!』

アノワーク「あんた、本気でそんなこと思ってるの?」

アシスト「何よ!ルームメートは信頼出来る人とと一緒に居た方が安心でしょ!」

小学生以外『そうだけど、異性と過ごすことは・・・』

コンシダレットアシスト!

スーパームカンシーン!

アシスト「フイディリティ!」

フイディリティ「はいはい!フィーリングポット!戻れ明るい結晶!」

ポンポン、ビューン、ポッ!

ホープ「アシストの一緒に居たい気持ち・・・」

ヘルプ「踏みにじらせないわ!」

アシスト「ヘルプ!ホープ!」

キラーん!

ホープ「アシスト、ヘルプ!3人で!」

ヘルプ・アシスト「OK!」

フォームチェンジ!

レインボーヘルプ!レインボーブラックネイビーバージョン!

ブラックアシスト!ブラックレインボーネイビーバージョン!

ネイビーホープ!ネイビーブラックレインボーバージョン!

3つの力を1つの力に!

アシスト「嫌な記憶を包み込み」

ヘルプ「良い方向へ変えていけ!」

ホープ「私達が・・・」

3人「それを変えてやる!」

ヘルプアシストホープファインボール!

スーパームカンシーン「ホワワワワ・・・」

アノワーク「う~む、分からん!」ビュン!

赤平家

愛美「寮へ行くんですか?」

助奈「ええ、新しい発見をするためにね!お祖母ちゃんは背中を押してくれたわ!」

愛美「お婆様は優しいですから!」

次の日
助奈「あっ!白井!」

優「黒川!」

助奈「あんたも今日から寮生活なんだね?」

優「黒川が居るのは心強いな!きっと楽しい寮生活に成ると思う!」

助奈「ありがとね!」

ドン!

寮母「あなた方が新しい寮生さんかな?」

助奈「はい2人で過ごします!」

寮母「あっ!寮では東が男子棟、西が女子棟って決まってるから!」

助奈「はい?」

優「黒川?まさか僕と一緒の部屋とか思ってたのか?」

助奈「えっ?違うの!私はあんたと一緒に過ごせると思ってここに来たのに!」

寮母「そんな危なっかしいこと出来ませんよ!ただ、食堂の通路を使えばはありますので、許可さへ取れば男子棟と女子棟の行ったり来たりは出来ますよ!」

結局

援「助奈、いらっしゃい!」

助奈「白井と一緒じゃなかった・・・」

援「何よ!男子と一緒に過ごすつもりだったの?」

助奈「だって、ブラコンのあんたが弟と一緒に過ごしてると思ったんだもん!」

援「そんなわけ無いでしょ!流石の好も男子棟よ!食堂で話すくらいよ!男子棟に行くには外出許可と時間制限があるからね!」

助奈「早く出ていきたい」

援「来てまだ1日も経ってないよ!私と楽しく過ごそうよ!」

助奈「白井大丈夫かな?」

一方
優「今日から宜しくお願いします!」

陸斗「あっ!君は優君だね?」

優「君は生徒会長に立候補してた陸斗君じゃ・・・」

優のルームメートは陸斗だった。

次回予告!
次回は小学生達が愛のお世話をすることに!
またもや親の出張で愛をあやすのが不可能な桃原家!
しかし、生徒会長の笑は忙しく手が回らないし、頼みの助奈も薙刀教室!
愛美をはじめとする小学生達で援と助奈の部屋であやすことに!
しかし、誰が愛をあやすのかを巡って大喧嘩したり、遊ばれたりとうまく行かない!
挙げ句の果てに愛が学校で騒動を起こして怪奇現象化!
果たしてどうなる?
次回ナンバーカラーズ!
愛ちゃんをお世話!小学生達の奮闘!

Re: Re: ナンバーカラーズ ( No.163 )
日時: 2025/06/08 15:16
名前: いくちゃん (ID: nqGOjstj)

赤平家

ピンポーン!

ガチャ!

笑「おはよう!」

愛美「おはようございます!」

助奈「愛!おはよう!」

愛「あい、あーい!」

助奈「フフフ、お姉ちゃんに会えて嬉しいの?」

愛美「何かありそうですね?」

笑「なんで分かったの?」

愛美「何となくです!それで?」

笑「実は、また親の出張で・・・」

助奈「また?あんたの親は何の仕事してるの?」

支「まあまあ!」

情子「それに、笑は生徒会長だから忙しくて・・・」

助奈「今日土曜日よ!」

知「土曜日でも中学校や高校だと部活動があるでしょ!」

助奈「成る程!」

笑「それで愛ちゃんの面倒見てくれない?」

助奈「何言ってるのよ!私は愛の姉なんだから!こんなの当たり前よ!私にドンと任せなさい!」

愛美「お姉様?あなた今日は用事があるのでは?」

全員「えっ?」

第157話・愛ちゃんをお世話!小学生達の奮闘!

助奈「イヤー・・・、今日は暇だった筈・・・」

愛美「今日は薙刀教室の日では?」

助奈「大丈夫よ!師範に見て貰えば・・・」

愛美「迷惑ですよ!」

情子「愛美の言う通りね!」

助奈「じゃあ背負いながら練習する!」

笑「愛ちゃんが怪我しちゃうよ!」

助奈「大丈夫よ!いつも背負いながらアイツらと戦ってるし!」

知「事実だけど・・・」

支「万が一の事も考えて!」

愛美「私がお世話してはいけませんか?」

全員「えっ?」

愛美「私だって愛の姉なんですから!」

助奈「えっ?でも愛美がお世話してるところ私見たこと無いけど・・・」

愛美「お姉様がやらせてくれなかっただけです!」

情子「まあ、愛美のこと信じてあげたら?少なくともあんたよりはしっかりしてるし!」

助奈「何ですって?!」

支「まあまあ、それより薙刀教室の時間は?」

助奈「あっ!遅れる!愛美、私の部屋の鍵渡すからそこでお世話しなさい!」

愛美「分かりました!」

切奈「あっ、愛ちゃんだ!」

愛美「切奈もお世話しますか?」

切奈「うん!お世話したい!」

笑「2人で大丈夫かな?」

愛美「部屋に援がいる筈では?」

幸「用事があるって言ってなかった?私もこれから出掛けるけど・・・」

愛美「お婆様も家を空けますからね!結局、お姉様の部屋で面倒を見るしかありませんね!」

学校

知「学生寮は学校の裏の道を真っ直ぐ行った先よ!」

愛美「ありがとうございます!」

切奈「切奈も抱っこしたい!」

愛美「だめです!愛は私かお姉様でないと泣いてしまうんです!」

切奈「笑お姉ちゃんは?」

笑「私は別だよ!でも、大泣きすると助奈に抱っこさせたら即泣き止むんだよね・・・、不思議だなあ」

ギャーギャー!ワーワー!

知「あらあら、また野球部とサッカー部が喧嘩してるわ!」

情子「本当、飽きない連中達ね!」

笑・ピッ、ピピー!

笑「コラコラ!何を喧嘩してるの?」

支「私が寮に案内してあげる!」

笑「つまり、グランドの取り合いをしていたと?」

野球部部長「そうだよ!」

サッカー部部長「俺らが先に使ってたのに!」

野球部部長「先週ははお前らが先だっただろう?今日はこっちに譲れよ!」

情子「相変わらずしょうもな!小学生か!」

野球部部員「出来れば、朝練の方もお願いします!」

サッカー部部員「部長達それも揉めてて・・・」

笑「う~ん、2人ともちょっと来て!」

部長達「ん?」

数分後

朝練表  月・火・水・木・金・土
野球  ・○・✕・△・✕・◯・△

サッカー・✕・◯・△・◯・✕・△

◯→朝練(午前)、✕→夕練(午後)

△→奇数週がサッカー、偶数週が野球
→第5週のみ半面練習

笑「これで良い?」

2人「成る程!」

情子「逆に今までどうやって決めてたのよ?」

2人「早い者勝ち!」

情子「そりゃ喧嘩成るわ!」

笑「良い?決めたからね!これでルールを守るんだよ!」

部員達「はい!分かりました!」

一方その頃

支「ここが学生寮よ!」

切奈「広い!」

愛美「お姉様の部屋は・・・」

援「あれ?皆こんなところで何やってるの?」

愛美「援!丁度良かったですわ!お姉様の部屋で愛をお世話しようと・・・」

援「えっ?私今から出掛けるんだけど・・・」

支「2人で出来る?もう1人呼ぼうか?」

数分後

信「えっ?どういう事?」

支「あっちゃん暇なんだよね?愛ちゃんのお世話お願いね!」

信「ちょっと待ちなさいよ!」

愛美「観念して手伝って下さい!」

信「なんでよ?」

援「とりあえず部屋だけ案内するよ!」

援&助奈の部屋

ガチャン

援「ここが私と愛美のお姉ちゃんの部屋だよ!あんまり部屋のもの触らないでね!」

愛美「分かってますよ!」

支「では、頼みますね!お昼には帰ってきますから!」

ガチャン!

信「それで助奈の代わりに愛の面倒を見るの?」

愛美「はい!姉は今薙刀教室ですので!3人で見ますよ!さあ、愛!お姉ちゃんがあなたをお世話しますからね!」

信「いや、私達入れなさいよ!」

切奈「切奈もお姉さんだよ!」

愛美「何を言ってるのですか?この中で愛のお姉さんは私ですわよ!ちゃんと血を分けた姉妹ですわ!」

切奈「切奈も抱っこする!」

愛美「愛に嫌われますよ!」

切奈「愛美お姉ちゃんだけズルい!」

信「抱っこくらいさせてあげたら?」

愛美「愛は私かお姉様でないと泣いてしまうんです!」

切奈「切奈も!抱っこ!」 

愛美「仕方ありませんわね、はい!ゆっくり渡しますからね!」

切奈「やったー!」

愛美「ちゃんと持ってくださいね!離しますよ!」

切奈「良いよ」

愛美「それ!」

愛「?」

切奈「可愛い」

信「泣かないじゃない」

愛美「おかしいですわね、高校生の人達が持つとめちゃくちゃ泣いてお姉さまが責めてたのに!」

愛「ああうう!」

切奈「愛ちゃん!何するの?」

愛美「ちょっと愛!切奈におっぱいはありませんよ!」

切奈「いや、あるよ!」

信「あることはあるけど、そもそも私達じゃああるかどうかなんて・・・」

切奈「愛ちゃん!服を脱がそうとしないで!」

愛「ああうう!」

ガブ!

切奈「止めて!噛まないで!」

チューチュー

切奈「ああ、お気に入りの服がヨダレだらけに!」

愛美「愛!お腹が空いたのならこっちにミルクありますよ!」

信「色々早いって!」

その後

チューチュー

切奈「愛ちゃん、それは私の指だよ!」

愛美「ちょっと待って下さいね」

信「手際良いわね」

愛美「あなたも少しは手伝ってくれたって良いじゃないですか!」

信「出来ること無いのに?」

愛「あーい、あいあい!」

信「えっ?何?」

切奈「あっ!浮いてる!良いな!」

信「感心してないで助けてよ!」

愛美「愛!今すぐその能力を止めなさい!」

愛・ムッ!

愛美「何ですかその顔は?」

愛「あーい、あいあい!」

愛美「えっ?わあ!」

信「ちょっと!止めてよ!」

愛「あーい、あーい!」

切奈「凄いね!お姉さん達と色んな物が空飛んでる!」

信・愛美「感心するな!(しないで!)助けてよ!(下さい!)」

数時間後

ガチャン!

笑「愛ちゃん!元気にしてる?」

4人「えっ?」

切奈「あっ!お姉さん達!」

情子「ちょっと!あんた達!大丈夫なの?」

愛美「はい!」

信「ちょっと愛ちゃんと遊んでただけよ!」

笑「いや、流石にこれはおかしいって私でも気付くよ!」

知「まさか、遊ばれてた?」

3人・ギクッ!

愛「あーん!あーん!」

笑「愛ちゃん!どうしたの?」

支「お腹空いてるのかな?」

切奈「さっきミルク飲ましたばっかりですよ!」

知「そうなの?じゃあ何かしら?」

助奈『愛!元気にしてる?』

笑「助奈の声だ!どこから?」

支「これだよ!」←携帯をテレビカメラ状態にする

愛「ひーろ!ねーねー!」

情子「何だ、助奈が居なくて寂しかったのね!」

知「愛ちゃんは助奈お姉ちゃんが大好きなのね!」

愛「ひーろ!ねーねー!」

助奈『今休憩中で午後の練習終わったら帰るから、もう少し待っててね!』

愛「ううっ!」

助奈『私だって愛に会いたいわよ!ああ、こんなことなら休めば良かった!』

愛美「ちゃんと指導受けてください!」

支「妹達を守るための習い事ではないのですか?」

助奈『そうだったわね!お姉ちゃんはあんた達を守れるようにどんどん強くなるからね!もう少し待っててね!バイバイ!』

愛「バッバイ!」

プチッ!

愛「あーん!ひーろ!ねーねー!」

支「情子ちゃん!勝手に消さないで!」

情子「そうしないと、助奈も消さなくてずっと付けっぱなしになるでしょ!」

知「目に見えるわ!」

愛美「ほら、愛美お姉ちゃんが居るわよ!」

愛「ひーろ!ねーねー!」

愛美「なんで私は好かれないんですか?」

信「基本、助奈の背中か胸だもん!」

愛美「ほーら、泣き止んで!よしよし!」

愛「Zzz、Zzz・・・」

切奈「寝ちゃったね!」

支「可愛い!」

笑「でも、揺り篭無いよ?」

情子「お姉さんのベットで寝かせれば良いじゃない!きっと愛だってそっちの方が嬉しいって!」

信「でも、どっちが助奈のベットなの?」

愛美「たしか、援さんに聞いた話では、最初は上を選択したのですが、寝ぼけて頭から落ちたちたため下にした筈です!」

笑「まあ、下の方が見やすいしね!」

愛美「ほーら、良い夢見るんでちゅよ!」

知「笑、そろそろ時間よ!」

笑「ヤバ!皆、後は頼んだよ!」

切奈「ラジャ!」

ガチャン!

信「それにしても可愛い寝顔ね!」

愛美「そりゃ私の妹ですから!」

信「あんたも助奈に似てシスコンね!」

愛美「お姉様と一緒にしないで下さい!」

切奈「私もこんな妹欲しいなあ!」

愛美「あげませんよ!」

切奈「ええっ!頂戴よ!」

スッ!

信「赤ちゃんって意外と重いのね」

愛美「何やってるんですか?」

信「何よ!抱っこするくらい良いじゃない!」

愛美「愛が起きたらどうするんですか?気持ち良さそうに寝てるのに!」

信「私だけ抱っこ出来てないなんて不公平よ!少しくらい良いでしょ!それに全然泣いてないんだから!」

切奈「ズルい!切奈も抱っこする!」

信「あんたはむしろ抱っこされる側でしょ!」

切奈「いやいや、もうこんなに大きくなったよ!」

信「私らから見たら十分チビよ!」

切奈「そんなこと無い!」

愛美「私の可愛い妹に何する気ですか?」

信「あんたの声も大きいじゃない!むしろそれで起きるんじゃない?」

愛美「誰のせいでこんな声を出させてると思ってるのですか?」

切奈「私も抱っこ!」

パチッ!

愛「!?」

愛美「あら?愛!」

信「起きちゃった?」

愛美「ほら、あなたのせいで!」

信「私だけのせいだって言うの?」

愛・ムッ!

切奈「あれ?なんか不機嫌?」

愛「あーい、あいあい!」

3人「えっ?」

カチッ!

愛美「あれ?」

信「動けない!」

切奈「なんで体を動かせないの?」

ガラガラ

愛「あいー!」←窓から空を飛んでいく

3人「愛 (ちゃん)!」

10分後

パッ!

愛美「やっと動けましたわ!」

信「何分固まってた?」

切奈「10分くらいじゃないかな?」

信「嘘?体感的に1時間は固まってた気分よ!」

愛美「愛ったらどこへ行ったんでしょ?」

信「方向的には学校の方だけど・・・」

切奈「早く探しに行こう!」

一方その頃

美術室

愛「(うわー!)あーい!あいあい!」

男子A「ん?誰だよ!『考える人』の彫刻のポーズ変えた奴?ムンクの『叫び』になってるぞ!」

女子A「待って!石像って動かせたっけ?」

美術部「えっ?キャー!」

体育館
顧問「はい、今日の練習はここまで!解散!」

部員達「ありがとうございました!」

愛「あーい!あいあい!」

トントントン・・・←ボールが隣を通過

顧問「おい!部活動は終わったんだからボールは片付けろ!誰だ?まだ遊んでいる奴は?」

部員A「先生!」

部員B「ボールが勝手に!」

部員C「このボール生きてる?」

部員D「ボールだけでなく、跳び箱、マットにベンチプレスまで!」

スポン!

愛「あーい!」←ゴール入れて満足

部員達「なんだこの怪奇現象はこの体育館呪われてる?」

生徒会室
笑「ふー、なんとか今日の仕事は終わり!」

知「お疲れ様!」

笑「愛ちゃんはちゃんと寝てるかな?」

ガラガラ

生徒達「生徒会長!」

笑「何々?!どうしたの?」

佐和子「聞いて驚かないで下さいね!」

正美「出たのよ!」

全員「お化けが!」

情子「こんな真っ昼間に?」

支「まだ夏じゃないよ!」

恋「私も見たのよ!音楽室から何か聞こえて覗いてみれば、肖像画のベートーベン、ショパン、モーツァルトが宙に浮かんだ指揮棒に従うかのように合唱を!あれはきっと呪いの歌なんだわ!」

陸斗「僕が見たのは図書室で沢山の本が部屋中を飛び回ってて、きっと悪魔の儀式なんだよ!」

佐和子「私なんか、モップや雑巾が宙を舞ってましたからね!」

正美「そういえば不気味な声を聞いた生徒も何人か居て・・・」

知「どんな声だった?」

正美「あい、あい、兎に角『愛』って言葉を連呼してましたね・・・」

情子「ギャー!この学校呪われてるわよ!」

支「情子ちゃんビビり過ぎだよ!お化けなんか居ないんだから!」

笑「ねえ、それって?」←知に耳打ち

知「ええっ、十中八九あなたの予想通りよ!」

情子「なんであんたらはそんなに冷静なの?」

知「情子がビビり過ぎなのよ!」

笑「じゃあ皆!私ちょっと調べてくるね!」

晴人「大丈夫ですか?」

笑「大丈夫、大丈夫!仮にお化けだとしてもお友達に成れば解決だよ!」

知『単純だけど、笑なら本当にやりかねないってのが怖い』

校門
笑「あっ!愛美ちゃん達!」

愛美「笑!大変なんです!」

知「もう十分大変なことになってるわよ!」

愛美「えっ?」

知「大方、目を離してる隙に愛ちゃんが逃げたして学校をめちゃくちゃにして慌ててここに来たんでしょ?」

愛美「違うんです!」

信「さっきまで私達・・・」

切奈「愛ちゃんに体止められて動かせなくて、何も出来なかったの!」

支「でも、勝手には成らないんじゃない?」

切奈「信お姉ちゃんが寝てる愛ちゃんを抱っこしてそこから喧嘩に成りました・・・」

情子「きっとその喧嘩に嫌気がさしたのよ!お陰で学校で怪奇現象が起きて皆大騒ぎよ!」

一方その頃

愛「あい?あーい!あいあい!」

数分後

野球部部長「これお前らの仕業だろ?」

サッカー部部長「それはこっちの台詞だ!」

野球部部長「やっぱり、お前らとグランドを分ける合うなんてごめんだ!」

サッカー部部長「こっちだって・・・」

2人「俺達が使った方がきっと強くなれるんだ!」

ニヤリ!

野球部部長「と言っても、どっちも1回戦敗けの弱小クラブだけどな!」

サッカー部部長「それを言うなよ!」

アノワーク「その感情よ!石となれ!フィーリングブロック!」

部長達「嗚呼!」

スーパームカンシーン!

校門
幸「皆!あっちでムカンシーンが!」

笑「分かった!」

グランド
笑「居た!」

支「しかも2体?」

経子「私達も来たわよ!」

笑「よし、行くよ!」

カラーズチェンジ!

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太陽の様に輝く!希望の光!ゴールドライト!

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カラーズスキャン!

皆から教わった人との繋がり!バイオレットボンズ!赤平家

ピンポーン!

ガチャ!

笑「おはよう!」

愛美「おはようございます!」

助奈「愛!おはよう!」

愛「あい、あーい!」

助奈「フフフ、お姉ちゃんに会えて嬉しいの?」

愛美「何かありそうですね?」

笑「なんで分かったの?」

愛美「何となくです!それで?」

笑「実は、また親の出張で・・・」

助奈「また?あんたの親は何の仕事してるの?」

支「まあまあ!」

情子「それに、笑は生徒会長だから忙しくて・・・」

助奈「今日土曜日よ!」

知「土曜日でも中学校や高校だと部活動があるでしょ!」

助奈「成る程!」

笑「それで愛ちゃんの面倒見てくれない?」

助奈「何言ってるのよ!私は愛の姉なんだから!こんなの当たり前よ!私にドンと任せなさい!」

愛美「お姉様?あなた今日は用事があるのでは?」

全員「えっ?」

第157話・愛ちゃんをお世話!小学生達の奮闘!

助奈「イヤー・・・、今日は暇だった筈・・・」

愛美「今日は薙刀教室の日では?」

助奈「大丈夫よ!師範に見て貰えば・・・」

愛美「迷惑ですよ!」

情子「愛美の言う通りね!」

助奈「じゃあ背負いながら練習する!」

笑「愛ちゃんが怪我しちゃうよ!」

助奈「大丈夫よ!いつも背負いながらアイツらと戦ってるし!」

知「事実だけど・・・」

支「万が一の事も考えて!」

愛美「私がお世話してはいけませんか?」

全員「えっ?」

愛美「私だって愛の姉なんですから!」

助奈「えっ?でも愛美がお世話してるところ私見たこと無いけど・・・」

愛美「お姉様がやらせてくれなかっただけです!」

情子「まあ、愛美のこと信じてあげたら?少なくともあんたよりはしっかりしてるし!」

助奈「何ですって?!」

支「まあまあ、それより薙刀教室の時間は?」

助奈「あっ!遅れる!愛美、私の部屋の鍵渡すからそこでお世話しなさい!」

愛美「分かりました!」

切奈「あっ、愛ちゃんだ!」

愛美「切奈もお世話しますか?」

切奈「うん!お世話したい!」

笑「2人で大丈夫かな?」

愛美「部屋に援がいる筈では?」

幸「用事があるって言ってなかった?私もこれから出掛けるけど・・・」

愛美「お婆様も家を空けますからね!結局、お姉様の部屋で面倒を見るしかありませんね!」

学校

知「学生寮は学校の裏の道を真っ直ぐ行った先よ!」

愛美「ありがとうございます!」

切奈「切奈も抱っこしたい!」

愛美「だめです!愛は私かお姉様でないと泣いてしまうんです!」

切奈「笑お姉ちゃんは?」

笑「私は別だよ!でも、大泣きすると助奈に抱っこさせたら即泣き止むんだよね・・・、不思議だなあ」

ギャーギャー!ワーワー!

知「あらあら、また野球部とサッカー部が喧嘩してるわ!」

情子「本当、飽きない連中達ね!」

笑・ピッ、ピピー!

笑「コラコラ!何を喧嘩してるの?」

支「私が寮に案内してあげる!」

笑「つまり、グランドの取り合いをしていたと?」

野球部部長「そうだよ!」

サッカー部部長「俺らが先に使ってたのに!」

野球部部長「先週ははお前らが先だっただろう?今日はこっちに譲れよ!」

情子「相変わらずしょうもな!小学生か!」

野球部部員「出来れば、朝練の方もお願いします!」

サッカー部部員「部長達それも揉めてて・・・」

笑「う~ん、2人ともちょっと来て!」

部長達「ん?」

数分後

朝練表  月・火・水・木・金・土
野球  ・○・✕・△・✕・◯・△

サッカー・✕・◯・△・◯・✕・△

◯→朝練(午前)、✕→夕練(午後)

△→奇数週がサッカー、偶数週が野球
→第5週のみ半面練習

笑「これで良い?」

2人「成る程!」

情子「逆に今までどうやって決めてたのよ?」

2人「早い者勝ち!」

情子「そりゃ喧嘩成るわ!」

笑「良い?決めたからね!これでルールを守るんだよ!」

部員達「はい!分かりました!」

一方その頃

支「ここが学生寮よ!」

切奈「広い!」

愛美「お姉様の部屋は・・・」

援「あれ?皆こんなところで何やってるの?」

愛美「援!丁度良かったですわ!お姉様の部屋で愛をお世話しようと・・・」

援「えっ?私今から出掛けるんだけど・・・」

支「2人で出来る?もう1人呼ぼうか?」

数分後

信「えっ?どういう事?」

支「あっちゃん暇なんだよね?愛ちゃんのお世話お願いね!」

信「ちょっと待ちなさいよ!」

愛美「観念して手伝って下さい!」

信「なんでよ?」

援「とりあえず部屋だけ案内するよ!」

援&助奈の部屋

ガチャン

援「ここが私と愛美のお姉ちゃんの部屋だよ!あんまり部屋のもの触らないでね!」

愛美「分かってますよ!」

支「では、頼みますね!お昼には帰ってきますから!」

ガチャン!

信「それで助奈の代わりに愛の面倒を見るの?」

愛美「はい!姉は今薙刀教室ですので!3人で見ますよ!さあ、愛!お姉ちゃんがあなたをお世話しますからね!」

信「いや、私達入れなさいよ!」

切奈「切奈もお姉さんだよ!」

愛美「何を言ってるのですか?この中で愛のお姉さんは私ですわよ!ちゃんと血を分けた姉妹ですわ!」

切奈「切奈も抱っこする!」

愛美「愛に嫌われますよ!」

切奈「愛美お姉ちゃんだけズルい!」

信「抱っこくらいさせてあげたら?」

愛美「愛は私かお姉様でないと泣いてしまうんです!」

切奈「切奈も!抱っこ!」 

愛美「仕方ありませんわね、はい!ゆっくり渡しますからね!」

切奈「やったー!」

愛美「ちゃんと持ってくださいね!離しますよ!」

切奈「良いよ」

愛美「それ!」

愛「?」

切奈「可愛い」

信「泣かないじゃない」

愛美「おかしいですわね、高校生の人達が持つとめちゃくちゃ泣いてお姉さまが責めてたのに!」

愛「ああうう!」

切奈「愛ちゃん!何するの?」

愛美「ちょっと愛!切奈におっぱいはありませんよ!」

切奈「いや、あるよ!」

信「あることはあるけど、そもそも私達じゃああるかどうかなんて・・・」

切奈「愛ちゃん!服を脱がそうとしないで!」

愛「ああうう!」

ガブ!

切奈「止めて!噛まないで!」

チューチュー

切奈「ああ、お気に入りの服がヨダレだらけに!」

愛美「愛!お腹が空いたのならこっちにミルクありますよ!」

信「色々早いって!」

その後

チューチュー

切奈「愛ちゃん、それは私の指だよ!」

愛美「ちょっと待って下さいね」

信「手際良いわね」

愛美「あなたも少しは手伝ってくれたって良いじゃないですか!」

信「出来ること無いのに?」

愛「あーい、あいあい!」

信「えっ?何?」

切奈「あっ!浮いてる!良いな!」

信「感心してないで助けてよ!」

愛美「愛!今すぐその能力を止めなさい!」

愛・ムッ!

愛美「何ですかその顔は?」

愛「あーい、あいあい!」

愛美「えっ?わあ!」

信「ちょっと!止めてよ!」

愛「あーい、あーい!」

切奈「凄いね!お姉さん達と色んな物が空飛んでる!」

信・愛美「感心するな!(しないで!)助けてよ!(下さい!)」

数時間後

ガチャン!

笑「愛ちゃん!元気にしてる?」

4人「えっ?」

切奈「あっ!お姉さん達!」

情子「ちょっと!あんた達!大丈夫なの?」

愛美「はい!」

信「ちょっと愛ちゃんと遊んでただけよ!」

笑「いや、流石にこれはおかしいって私でも気付くよ!」

知「まさか、遊ばれてた?」

3人・ギクッ!

愛「あーん!あーん!」

笑「愛ちゃん!どうしたの?」

支「お腹空いてるのかな?」

切奈「さっきミルク飲ましたばっかりですよ!」

知「そうなの?じゃあ何かしら?」

助奈『愛!元気にしてる?』

笑「助奈の声だ!どこから?」

支「これだよ!」←携帯をテレビカメラ状態にする

愛「ひーろ!ねーねー!」

情子「何だ、助奈が居なくて寂しかったのね!」

知「愛ちゃんは助奈お姉ちゃんが大好きなのね!」

愛「ひーろ!ねーねー!」

助奈『今休憩中で午後の練習終わったら帰るから、もう少し待っててね!』

愛「ううっ!」

助奈『私だって愛に会いたいわよ!ああ、こんなことなら休めば良かった!』

愛美「ちゃんと指導受けてください!」

支「妹達を守るための習い事ではないのですか?」

助奈『そうだったわね!お姉ちゃんはあんた達を守れるようにどんどん強くなるからね!もう少し待っててね!バイバイ!』

愛「バッバイ!」

プチッ!

愛「あーん!ひーろ!ねーねー!」

支「情子ちゃん!勝手に消さないで!」

情子「そうしないと、助奈も消さなくてずっと付けっぱなしになるでしょ!」

知「目に見えるわ!」

愛美「ほら、愛美お姉ちゃんが居るわよ!」

愛「ひーろ!ねーねー!」

愛美「なんで私は好かれないんですか?」

信「基本、助奈の背中か胸だもん!」

愛美「ほーら、泣き止んで!よしよし!」

愛「Zzz、Zzz・・・」

切奈「寝ちゃったね!」

支「可愛い!」

笑「でも、揺り篭無いよ?」

情子「お姉さんのベットで寝かせれば良いじゃない!きっと愛だってそっちの方が嬉しいって!」

信「でも、どっちが助奈のベットなの?」

愛美「たしか、援さんに聞いた話では、最初は上を選択したのですが、寝ぼけて頭から落ちたちたため下にした筈です!」

笑「まあ、下の方が見やすいしね!」

愛美「ほーら、良い夢見るんでちゅよ!」

知「笑、そろそろ時間よ!」

笑「ヤバ!皆、後は頼んだよ!」

切奈「ラジャ!」

ガチャン!

信「それにしても可愛い寝顔ね!」

愛美「そりゃ私の妹ですから!」

信「あんたも助奈に似てシスコンね!」

愛美「お姉様と一緒にしないで下さい!」

切奈「私もこんな妹欲しいなあ!」

愛美「あげませんよ!」

切奈「ええっ!頂戴よ!」

スッ!

信「赤ちゃんって意外と重いのね」

愛美「何やってるんですか?」

信「何よ!抱っこするくらい良いじゃない!」

愛美「愛が起きたらどうするんですか?気持ち良さそうに寝てるのに!」

信「私だけ抱っこ出来てないなんて不公平よ!少しくらい良いでしょ!それに全然泣いてないんだから!」

切奈「ズルい!切奈も抱っこする!」

信「あんたはむしろ抱っこされる側でしょ!」

切奈「いやいや、もうこんなに大きくなったよ!」

信「私らから見たら十分チビよ!」

切奈「そんなこと無い!」

愛美「私の可愛い妹に何する気ですか?」

信「あんたの声も大きいじゃない!むしろそれで起きるんじゃない?」

愛美「誰のせいでこんな声を出させてると思ってるのですか?」

切奈「私も抱っこ!」

パチッ!

愛「!?」

愛美「あら?愛!」

信「起きちゃった?」

愛美「ほら、あなたのせいで!」

信「私だけのせいだって言うの?」

愛・ムッ!

切奈「あれ?なんか不機嫌?」

愛「あーい、あいあい!」

3人「えっ?」

カチッ!

愛美「あれ?」

信「動けない!」

切奈「なんで体を動かせないの?」

ガラガラ

愛「あいー!」←窓から空を飛んでいく

3人「愛 (ちゃん)!」

10分後

パッ!

愛美「やっと動けましたわ!」

信「何分固まってた?」

切奈「10分くらいじゃないかな?」

信「嘘?体感的に1時間は固まってた気分よ!」

愛美「愛ったらどこへ行ったんでしょ?」

信「方向的には学校の方だけど・・・」

切奈「早く探しに行こう!」

一方その頃

美術室

愛「(うわー!)あーい!あいあい!」

男子A「ん?誰だよ!『考える人』の彫刻のポーズ変えた奴?ムンクの『叫び』になってるぞ!」

女子A「待って!石像って動かせたっけ?」

美術部「えっ?キャー!」

体育館
顧問「はい、今日の練習はここまで!解散!」

部員達「ありがとうございました!」

愛「あーい!あいあい!」

トントントン・・・←ボールが隣を通過

顧問「おい!部活動は終わったんだからボールは片付けろ!誰だ?まだ遊んでいる奴は?」

部員A「先生!」

部員B「ボールが勝手に!」

部員C「このボール生きてる?」

部員D「ボールだけでなく、跳び箱、マットにベンチプレスまで!」

スポン!

愛「あーい!」←ゴール入れて満足

部員達「なんだこの怪奇現象はこの体育館呪われてる?」

生徒会室
笑「ふー、なんとか今日の仕事は終わり!」

知「お疲れ様!」

笑「愛ちゃんはちゃんと寝てるかな?」

ガラガラ

生徒達「生徒会長!」

笑「何々?!どうしたの?」

佐和子「聞いて驚かないで下さいね!」

正美「出たのよ!」

全員「お化けが!」

情子「こんな真っ昼間に?」

支「まだ夏じゃないよ!」

恋「私も見たのよ!音楽室から何か聞こえて覗いてみれば、肖像画のベートーベン、ショパン、モーツァルトが宙に浮かんだ指揮棒に従うかのように合唱を!あれはきっと呪いの歌なんだわ!」

陸斗「僕が見たのは図書室で沢山の本が部屋中を飛び回ってて、きっと悪魔の儀式なんだよ!」

佐和子「私なんか、モップや雑巾が宙を舞ってましたからね!」

正美「そういえば不気味な声を聞いた生徒も何人か居て・・・」

知「どんな声だった?」

正美「あい、あい、兎に角『愛』って言葉を連呼してましたね・・・」

情子「ギャー!この学校呪われてるわよ!」

支「情子ちゃんビビり過ぎだよ!お化けなんか居ないんだから!」

笑「ねえ、それって?」←知に耳打ち

知「ええっ、十中八九あなたの予想通りよ!」

情子「なんであんたらはそんなに冷静なの?」

知「情子がビビり過ぎなのよ!」

笑「じゃあ皆!私ちょっと調べてくるね!」

晴人「大丈夫ですか?」

笑「大丈夫、大丈夫!仮にお化けだとしてもお友達に成れば解決だよ!」

知『単純だけど、笑なら本当にやりかねないってのが怖い』

校門
笑「あっ!愛美ちゃん達!」

愛美「笑!大変なんです!」

知「もう十分大変なことになってるわよ!」

愛美「えっ?」

知「大方、目を離してる隙に愛ちゃんが逃げたして学校をめちゃくちゃにして慌ててここに来たんでしょ?」

愛美「違うんです!」

信「さっきまで私達・・・」

切奈「愛ちゃんに体止められて動かせなくて、何も出来なかったの!」

支「でも、勝手には成らないんじゃない?」

切奈「信お姉ちゃんが寝てる愛ちゃんを抱っこしてそこから喧嘩に成りました・・・」

情子「きっとその喧嘩に嫌気がさしたのよ!お陰で学校で怪奇現象が起きて皆大騒ぎよ!」

一方その頃

愛「あい?あーい!あいあい!」

数分後

野球部部長「これお前らの仕業だろ?」

サッカー部部長「それはこっちの台詞だ!」

野球部部長「やっぱり、お前らとグランドを分ける合うなんてごめんだ!」

サッカー部部長「こっちだって・・・」

2人「俺達が使った方がきっと強くなれるんだ!」

ニヤリ!

野球部部長「と言っても、どっちも1回戦敗けの弱小クラブだけどな!」

サッカー部部長「それを言うなよ!」

アノワーク「その感情よ!石となれ!フィーリングブロック!」

部長達「嗚呼!」

スーパームカンシーン!

校門
幸「皆!あっちでムカンシーンが!」

笑「分かった!」

グランド
笑「居た!」

支「しかも2体?」

経子「私達も来たわよ!」

笑「よし、行くよ!」

カラーズチェンジ!

どんな時でも笑顔が1番!ピンクスマイル!

冷静沈着な支え柱!ホワイトサポート!

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純粋無垢な自然な姿!グリーンナチュラル!

燃える心!魂の情熱!ベルミリオンパッション!

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想いを込めた熱い愛情!レッドラバー!

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Re: Re: ナンバーカラーズ ( No.164 )
日時: 2025/06/08 15:21
名前: いくちゃん (ID: nqGOjstj)

スーパームカンシーン!

野球部部長『野球の方が凄いんだ!』

サッカー部部長『サッカーの方が凄いんだ!』

スマイル「もう!」

ピー!

スマイル「2人とも、野球もサッカーも皆の憧れのスポーツなんだから、2人がそんなんじゃ皆悲しむよ!」

野球部部長・サッカー部部長『うるさい!』

野球部部長『大体サッカーは「制限時間以内にゴールを入れろ!」だろ!全然点入らない上、コートチェンジしたって何の面白味も無い!野球は表裏合ってホームが圧倒的有利なのは一目瞭然!』

サッカー部部長『何を!サッカーの方が競技人口多いんだぞ!野球なんかオリンピックの競技から外れてたじゃないか!しかもチームの多さもサッカーの方が野球の約3倍も居るし!』

野球部部長『なんだと!野球は世界ランクで言うと日本は1位なんだぞ!決勝まで行ったことの無いサッカーは黙っとけ!』

サッカー部部長『何を!野球はグローブとかバットとか揃えるもん多くて金掛かるじゃないか!サッカーはスパイクと手袋(ゴールキーパー用)だけで十分なんだよ!』

パッション「ハイハイ、野球とサッカーの現実教えてくれてありがとう・・・」

サポート「パッション、ツッコミが雑だよ!」

パートナー「ツッコむところはそこじゃないって!」

アノワーク「ムカンシーン!さっさとカラーズを倒しなさい!」

スーパームカンシーン!

スマイル「あっ!そう言えば愛ちゃんは?」

バリュアブル「そう言えばどこ行ったんだっけ?」

ビリーブ「あっ!あそこ!花壇の上!」

ナチュラル「あのままだとボールが直撃するわ!」

メニーギブラバー!

ドン!

愛「あい?」

ラバー「間に合いましたわ!さあ、愛お姉ちゃんの元へ!」

プイッ!

ラバー「なんで拒否するんですか?危ないですよ!」

スーパームカンシーン!

ラバー「ほら!」←愛を抱える

メロディービリーブ!

カン!

サッカー部部長『畜生!』

バリュアブル「赤ちゃんに向かって何やってるのよ!」

ビリーブ「愛ちゃん、大丈夫!」

バリュアブル「お姉さんたちが守るから!これ終わったらまた遊ぼうね」

愛「ううっ、あーん!あーん!」

スマイル「ああ、泣いてる!」

インタレスト「えらい大きいわね」

フレンド「耳が!」

アノワーク「もううるさい赤ん坊ね!どうにかしなさいよ!」

パッション「何よ!あんたが怪物出したくせに!」

?「愛!」

全員「えっ?」

ドーン!

アシスト「お姉ちゃんだよ!」

愛「あい、あーい!」

ビリーブ「もしかして?」

パッション「助奈が居なくて寂しかっただけ?」

愛「あーい!あいあい!」

カラーズ「えっ?」

セーブ「ハリー!ハリー!」

バリュアブル「わあ!こんなに早く走れるなんて生まれて初めて!」

ラバー「喜んでる場合じゃないわよ!」

フィディリテイ「誰か止めて!」

スマイル「早すぎるよ!」

ラバー「なんで私まで?」

アシスト「愛?何がしたいの?」←1人だけ突っ立てる

インタレスト「ストップ!私達はチームよ!皆で協力していかないと!」

ナチュラル「でもどうするつもり?」

インタレスト「あなた達!私達と勝負よ!」

部長達『なんだと!』

インタレスト「私に良い考えがあるわ!ここからは皆私の指示に従ってもらって良い?」

スマイル「OK!ブルーインタレスト監督の指示に皆従って!」

カラーズ「うん!」

インタレスト「エクスプレス、フィディリテイ!息を合わせてゴールよ!」

インタレスト「フィディリテイ!パス!」

フィディリテイ「OK!姉御!ドライブシュート!」

サッカー部部長『そんな!』

インタレスト「ラバー!バットに当てるだけで構いません!」

ラバー「当てるだけなら・・・」

ポン!

ラバー「バントだ!」

野球部部長『貰った!』

ビュンビュンビュンビュン!

野球部部長『ランニングホームラン?!』

アノワーク「コラ!何を落ち込んでるのよ!」

ビリーブ「フィディリテイ!今よ!」

フィディリテイ「OK!フィーリングポット!赤&黄色!戻れ!明るい結晶!」

ポンポン、ビューン、ポッ!

インタレスト「ここは小学生達に責任を持って貰いましょう!」

フォームチェンジ!

イエロービリーブ!イエローレッドスカーレットバージョン!

レッドラバー!レッドイエロースカーレットバージョン!

スカーレットバリュアブル!スカーレットイエローレッドバージョン!

3つの力を1つの力に!

アップビリーブ!

ミドルラバー!

ダウンバリュアブル!

スリーステップトルネード!

スーパーマックーラ「キラキラキラキラ!」

アノワーク「2体でもダメなの?」ビュン

愛「ひーろ!ねーねー!」

助奈「そ~れ、高いたかーい!」

愛「キャハハハ!」

愛美「本当にあやすのが上手いですね!」

助奈「ん?」

愛美「私、愛に嫌われたんでしょうか?」

助奈「なんでそう思うの?」

愛美「私だと、泣くのにお姉様の前では笑って・・・」

助奈「反抗期の時は私の前でも泣いてたわよ!それに、愛!愛美お姉ちゃんだって大好きよね?」

愛「あい!」

愛美「本当?」

助奈「愛美、そこ座って!」

愛美「えっ?」

助奈「ほら、愛?愛美お姉ちゃんと助奈お姉ちゃんどっちが好き?」

愛「あい!」←両方手を繋ぐ

助奈「『どっちも』だって!」

愛美「愛、ありがとうございます」

笑「それじゃ2人とも・・・」

助奈「何?」

知「これについて、サッカー部と野球部に謝罪して下さいね!」

愛美「あっ!」

助奈「ちょっと!私関係ないわよ!」

支「助奈さん、妹のやった失敗は?」

助奈「姉の指導不足・・・」

情子「はい!ちゃんと謝ってきてね!」

助奈「そんな!私薙刀教室にちゃんと行ってきたのに!」

援「可哀想だから私も一緒に謝ってあげるよ!」

望「いいえ、ここは私が!」

援「私はルームメイトよ!」

望「私は同じクラスですよ!」

情子「あんたらは何の喧嘩してるのよ?」

その後赤ちゃんのイタズラと知った部員達は可愛い愛を見てすぐに許したとかなんとか!

次回予告!
統合先の生徒達を迎える美子と経子!
その相手はかつてのカラーズとライバル関係に合ったがシグマが所属していたエブリデイ学園と気付いた経子!
しかし、エブリデイ学園はかつて野球部とのいざござのせいで、ほとんどの生徒達がスリーシスターズ学園に『入りたくない』と反対するのであった。
そこに渦中の人物が!その渦中の人物からとんでもない提案が飛び出す!
それはメンバーの入れ替え!最低1人入れ替わった方が各チームの協調を表すことが出来ると言うが、
シグマは今まで居たメンバーと離れる事を拒んでしまう。
カラーズの方もシグマとの年齢を考えると忠加1人だけと断定してしまう!
しかし、これを知った忠加は見捨てられると思って逃げてしまう。
果たして誰と誰と誰が入れ替わるのか?
次回ナンバーカラーズ!
協力の統廃合!(前編)妹交換編

Re: Re: ナンバーカラーズ ( No.165 )
日時: 2025/06/08 15:26
名前: いくちゃん (ID: nqGOjstj)

コンコン

経子「どうぞ!」

任「失礼します!」

経子「あなた達は!」

美子「何?知り合い?」

元「久し振りだね!」

夢「まさか、あんたんとこの学校と統廃合するなんてね!」

第158話・協力の統廃合(前編)妹交換編

美子「あなたが『エブリデイ学園』の生徒会長なのね!それで、あなた達は中学の頃スクールアイドルで競い合ってたのね!」

経子「その通りだけど、色々合って私達は辞退したのよね・・・」

夢「それより私は聞きたいことがあるわ!」

経子「救子の事かしら?」

夢「ええっ!あの子は生きてるの?」

ガラガラ

救子「経子!ちょっと手伝いに・・・、ってええっ!!!!お、お姉ちゃん!?」

他役員『お、お姉ちゃん!?』

夢「救子!良かったわ!あんたが生きてて!良かった!良かったわ!」

美子「えっ?この人が救子さんのお姉さん?」

救子「YES!私のマイシスターです!」

美子「妹さんじゃなくて?」

夢「私が姉よ!って言うか任や元と同級生よ!」

美子「すみません!ずっと1年生だと・・・」

夢「誰がよ!失礼ね!」

元「ちんちくりんなあんたが悪い!」

夢「好きでこんな体型になった訳じゃないのよ!」

任「それで、統廃合の事なんですが・・・」

美子「はい、先生の話によるとGW明けからと言われてますが・・・」

任「私達は反対もしくは分校でやらせてほしいのです!」

美子「えっ?どういう事ですか?」

任「かつてエブリデイ学園は廃校とは無縁の学校でしたが、ある事件を切っ掛けに一気に廃校一直線に陥ってしまったのです!」

元「そしてその原因を作ったのが・・・」

夢「このスリーシスターズ学園よ!」

美子「えっ?」

夢「あんたらのせいでうちは廃校を余儀なくされたわ!」

美子「ですが、スクフェスで優勝した辺りから入学希望生徒も増えたと・・・」

元「連覇を成し遂げられなかった!」

美子「えっ?」

任「その相手がスリーシスターズ学園に所属するグループだった・・・」

美子「それは逆恨みでは?」

任「それは私どもも百も承知です!ですが、かつて我が校で唯一強かった野球部を廃部にした学校がスリーシスターズ学園の初等部のチーム!そのチームに部員達の夢も部員達自身も潰されました!」

元「だから、うちを潰した学校に統廃合されるなど全校生徒が反対しています!こんな学校に通うくらいなら今の学校を再利用して分校にした方がマシだと全員が主張しているんです!」

夢「あんた達がうちの学校を壊したのよ!その責任をどう取ってくれるの?」

任「と言うのが私達の主張です!そちら側の意見は?」

美子「そんなこと言われても私はそんなこと知りませんし・・・」

夢「なんですって!こっちは全校生徒が覚えてるのよ!」

任「夢さん、落ち着いて下さい!頭ごなしに言ったって何も解決しません!」

経子「取り敢えず渦中の2人を連れてきますね!任はそちらのチームリーダーを呼んで貰って良いかしら?」

任「はい、分かりました」

数分後

一「失礼します」

二「なんのご用でしょうか?」

経子「一、二!こちらの方々があなた達に用があるそうよ!」

二「誰?そして何の用?」

夢「よく言えたわね!うちの学校を潰した張本人が!」

二「はあ?知らねえし!」

夢「あんたがうちの系列の小学生チームとの対決でわがまま言ったせいで、うちの野球部は廃部になったのよ!」

二「はあ?それはお前らが負けたくせに『勝った』とか言うからだろう!」

夢「審判はセーフって言ってたじゃない!」

一「明らかな誤審を抗議して何が悪いの!」

夢「あんたも審判脅したりうちの部員をボコボコにしたりしてくれたわね!」

一「負けてるくせに『自分達が勝った』って言うからよ!」

夢「あんたがボコボコにしてくれたお陰で、うちの野球部が批評中傷受けてほとんどが自殺や引きこもりになったのよ!どうしてくれるのさ!」

一「知らないわよ!バチが当たっただけでしょ!」

元「『バチが当たっただけ?』ですって!」

任「お二人とも抑えてください!」

美子「あの、話が見えないから一部始終を話してくれる?」

二「1対0で迎えた9回裏ノーアウトランナー満塁!で相手チームがフライを上げたんだ!それを俺がギリギリで取ってワンアウト!タッチアップで走ったランナーをホームで刺してツーアウト!タッチアップせずに飛び出した2塁ランナーを刺してスリーアウトでゲームセットの筈だった!」

元「違うわ!あれは元々、ワンバウンド捕球で、センターがホームに投げるも間に合わず1点、ボールがセカンドに渡ってる間にセカンドランナーが帰って1点で1対2でこっちが勝ってたのよ!現に審判もそう判定してたわ!」

一「それが間違ってたのよ!私達はカメラも回してたし!自分達のチームが勝ったことは確信持ってたもん!」

夢「どうせ、上手く加工したでっち上げでしょ!それが批評中傷のもとだったんだから!」

二「そんなズルするかよ!」

美子「ストップ!過去の事はどうやっても変えられません!それに今ここで言い合ってもいたちごっこだわ!」

経子「美子の言う通りよ!それに何を目的にここに来たのよ?」

任「それは、統合するのであれば、うちの生徒とそちらの生徒が仲良く出来た方が良いと思って・・・」

経子「そうよね?」

夢「あんた正気?」

元「私達の学校を廃校にする切っ掛け作った学校だよ!」

任「お黙りなさい!いつまでも私達が喧嘩していたら仲良く出来ないじゃないですか!そりゃ私だって思うところはあります!ですが、分校にすると困ることもありますよね?」

夢「別に校舎は同じだし・・・」

元「特に変わることは無いんじゃない?」

美子「経子、実際どうなるの?」

経子「先生から聞いた話によると、分校にすると部活動は一切出来ないわね」

2人「えっ?」

経子「学校対抗で行われる大会は基本出場出来るのは各学校から1チームのみだから!今回の場合あなた方から分校にしたいと申し入れてるため、部活動放棄となります!」

元「そんなのヤダよ!皆、夢に向かって頑張って来たんだよ!」

夢「勉強だけの学校なんてつまんないわよ!部活動を失くして何を楽しめって言うのよ?!」

経子「でも、分校にしたいと言ってるのはあなた方よ!それに統廃合と言うことは吸収されるのですから、分校となればそうなることは普通でしょ!」

任「つまり、分校を断れば?」

経子「現存する部活動に参加することが出来ます!」

任「だそうですわ、輝さん!」

ガラガラ

輝「お久しぶりです!経子さん!分校じゃなければ部活動に参加して良いんですね?」

経子「ええっ、その代わり私達と一緒にやることに成るわよ!」

輝「私はそれで構いません!救子さん達とも一緒にやりたいと思ってたので!」

任「ですが、輝さん1人がOKしても、皆さんが納得するか・・・」

輝「まずは1回聞いてみましょう!」

元「そうだね、もしかしたら帰宅部以外は変わる可能性もあるよ!」

次の日

アイドル研究部部室

ガラガラ

経子「あら?輝達じゃない!どうだったの?」

輝「『分校すると部活動が出来ないと』言いましたが、統廃合に賛成したのは1割しか居ませんでした!」

元「『一緒にやるくらいなら辞めてやる』って生徒が多かったわ!」

救子「困ったわね・・・」

笑「あっ、あの・・・」

輝「あっ、初めまして!私柑橘輝!エブリデイ学園でスクールアイドルやってたの!」

笑「初めまして!私がスリーシスターズ学園生徒会長の桃原笑です!」

輝「えっ?昨日会った美子さんって方が生徒会長なんじゃ?」

知「こら!あなたは中等部の生徒会長でしょ!相手混乱してるじゃない!」

輝「あっ、中等部の生徒会長だったんだ!」

経子「この子が今私が所属するグループのチームリーダーよ!」

輝「へー!笑ちゃんがこのグループのリーダーなんだ!」

夢「それにしても多いわね!何人居るの?」

笑「20人以上は居るよ!」

シグマ「20人以上!?」

知「年齢も下は小学生から上は高校生まで幅が広いですよ!」

元「小学生から高校生まで?この中で最年長は?」

大好「私だよ!高3だよ!名前は茜丸大好!」

任「大好さんはなぜここに?」

大好「妹と一緒にやるため!」

夢「それで最年少は?」

切奈「私だよ!」

元「お名前は?」

切奈「切奈!緋花切奈!」

任「年齢は?」

切奈「まだ、6歳!」

夢「ってことは小1?」

切奈「うん!」

夢「凄いわね!」

元「こんなに小さいのに大丈夫?」

切奈「お姉ちゃんも一緒だから大丈夫!」

任「それでそのお姉さんは?」

大好「私だよ!」

シグマ「最年少と最年長が姉妹!?」

一「ねえ、私が言うのもなんだけど、あなた達で一緒にやったら?」

輝「それは勿論そのつもりですけど・・・」

二「だったら、合同でライブをやるってのはどう?」

笑「それ良い!絶対協力するって意味で皆に『私達は協力すべき』って伝えられるかも!」

二「だったら、やるべき事が1つあるんだよな!」

経子「何それ?」

二「メンバーのトレード!最低1人は入れ換えないと協力の意味になら無いんじゃないかな?」

鶴「そうね、カラーズもシグマもそれなりに有名だし、バラバラにやったら協調って意味が伝わりにくいかも!」

笑「そっか!」

夢「はあ?その為に誰か最低一人を入れ換えろと?」

任「それは怖いですね!私達だって一緒にやってきた仲間を手放すなんて・・・」

楽子「でも、最低1人は入れ換えないと協力と言うのを全校生徒に伝えられませんよね?」

羽加「それに私はずっといがみ合うのは嫌だよ!」

楽子「そもそもなぜメンバーを入れ換えるんですか?一緒にやれば解決でしょ?」

一「確かに全員で一緒に出来るのが一番良いけど、笑ちゃん人数何人?」

笑「20人以上は居ます!」

一「そうなると、全員が全員で練習も出来ないでしょ?」

輝「まあ、そうですね・・・」

一「だから、いわゆるユニットとしてシグマを残すのよ!」

全員「シグマを残す?」

輝「つまり、カラーズにシグマと言うグループをユニットとして残しておくと言うことですか?」

一「そう!見慣れない人達とやるよりはいつものメンバーの方があなた達もやりやすいでしょ?」

元「それはそうだけど・・・」

羽加「それとメンバー交換が何の関連性があるのか・・・」

二「合同でやる時、シグマはシグマ、カラーズはカラーズのやり方かある!それで揉めたらそれこそ解散危機だ!」

任「そうですね」

二「だから、最低1人を入れ替えて橋渡しに成るのさ!『シグマではこんな練習してた』とか、『カラーズではこんなことしてた』とかな!」

輝「成る程、橋渡しか!」

夢「でも、あんたらはシグマを抜ける覚悟ある?」

5人「ありません!」

夢「ほら、見なさい!」

元「でも、うちの学校の生徒達とこっちの学校の生徒達が仲良くするには私達が仲良くしてライブをするって見せないと伝わりにくいんじゃない?」

輝「そうだよね!仲良くしないと良いパフォーマンスなんか出来ないもん!」

鶴「兎に角、1回話し合いましょう!ライブはGWに入れておくから!」

柑橘旅館
輝「それで、誰が行く?」

元「まず、輝は止めておいた方が良いんじゃない?」

夢「何でよ?」

元「リーダーを交換するのはあり得ないよ!」

羽加「そうだよ、そうだよ!」

任「皆さん、相手が誰と交換することも考えて決めませんか?」

祈留「でも、小学生だとバランス悪くないですか?」

心美「確かにそうにゃ!来てほしくないにゃ!」

元「来るなら、私達と同じ高校生よね!」

一方の赤平家

情子「向こうのグループとメンバー交換?」

笑「いつまでも過去の事でいがみ合ってたらダメなんだよって話になって、最低1人は入れ換えることで私達は協力してるって伝えるために・・・」

植「でも、向こうは高校生しか居ないんですよね?」

笑「はい!」

光美「だったら、中学生や小学生が行っても場違いやバランスが悪すぎると思うよ」

相「ってことは、高校生達に絞られるって訳か!」

友子「救子、あんたが行ったら?実のお姉さんなんでしょ?」

経子「そうよ!」

救子「確かにそうだけど、私は経子と友子と一緒のグループでリベンジを果たしたいの!だから、経子と友子とは一緒で居たいわ!」

支「そうなると、他は大好さんは?」

大好「嫌よ!私は妹の切奈を見守るため居るんだから!切奈とは絶対離れないわ!」

援「そうするとあとは・・・」

知「忠加さんしか居ないんじゃない?」

忠加「はあ?」

経子「そう言えば忠加、あなたかつて一時期シグマに入ってたわよね?」

笑「えっ?そうなの?」

忠加「ああ、ダーク時代にシグマが中学生で活躍してた時に一時期!優勝もしてるぞ!」

相「じゃあ、あんた行った方が良いんじゃない?」

忠加「えっ?」

助奈「そうよね!知らない奴より、知ってる奴の方があっちもやりやすいだろうし!」

幸「高3や高2のメンバーが入れ換えられないなら、もう選択肢はそれしか無いんじゃない?」

経子「忠加、この学校の未来の為にお願いして良いかしら?」

バン!

忠加「なんだよ!」

経子「忠加!」

忠加「お前らにとって私は邪魔者だったって事か!」

幸「別にそうとは・・・」

忠加「何が学校の未来の為だ!そんな交換に使われるなら私は辞めてやる!」

バン!

経子「忠加!」

助奈「何よアイツ!」

笑「いや、忠加だけに押し付けるのは間違ってるよ!」

全員「えっ?」

笑「今のは完全に忠加に嫌な役回りを押し付けただけ!ましてや誰も悲しまなかった!トレードってこんなものかな?普通は、『私が行きます』って言ってそれを止めるのがグループとしてのあり方じゃないかな?」

知「笑の言う通りだわ!」

笑「経子さんもそれで良いんですか?忠加は辛い筈ですよ!信じてたお姉さんに交換の切り札にされたんですから!」

経子「ええっ、私どうかしてるわ!」

次の日

任「えっ?」

経子「そちらには恐らく十中八九忠加を行かせます!」

任「忠加さんってあのダークだった?」

経子「はい!私達はこの判断に変更はございません!」

柑橘家
任「と言うわけです」

夢「忠加ってあのダークとして戦った?」

輝「えっ?」

羽加「それはヤバイって!」

心美「きよも反対にゃ!」

任「ですが、カラーズは忠加さんしか渡せないそうです!つまり私達が交換として差し出すのはもう、1年生の3人の中からと言うことに成りました!」

シグマ「ええっ!」

祈留「私達の・・・」

心美「中から・・・」

繋「1人が忠加さんと交換トレード?」

Re: Re: ナンバーカラーズ ( No.166 )
日時: 2025/06/08 15:29
名前: いくちゃん (ID: nqGOjstj)

ある日

キーキー!

祈留「あれは!」

忠加『所詮私は裏切り者のお荷物か・・・』

パッ!

祈留「だーれだ?」

忠加「祈留か?」

祈留「あったり!」

繋『あっ!あれは!』

忠加「何しに来た?」

祈留「酷いな、幼馴染みの癖に!」

忠加「私はあの時お前らの敵だったんだぞ!」

祈留「そんなの関係無いよ!それに敵だと言うのなら何で優勝まで付き合ったの?」

忠加「そ、それは・・・」

祈留「スクールアイドルが楽しかったからでしょ!」

忠加「そりゃ、お前と居て楽しかったけど・・・」

祈留「私達とやるのは不満?」

忠加「そうじゃない!」

繋『違うんだ・・・』

祈留「もしかして過去の過ちを引きずった罪悪感?」

忠加「それも違う!」

繋『じゃあ何でだろ?』

祈留「じゃあ何?」

忠加「私には姉が居たんだ!クローンの被研にされた!」

祈留「もしかして?」

忠加「紫雨経子が私の姉だ!同じカラーズとなって姉との時間やお母さんと過ごすことも多くなり、不器用ながらも姉御とは仲良く過ごしてたんだよ!」

祈留「それってお姉さんと一緒にやりたかった?」

忠加「ああ、この先もずっと姉御と一緒に出来るそう信じてた!それなのに、姉御自ら・・・」

繋『お姉ちゃんと一緒にやりたいけど、そのお姉ちゃんに拒まれたからか・・・、よし!』

一方
アノワーク「さあ、今日はどいつを素体に・・・」

妹「お姉ちゃんのばか!ああーん!」

アノワーク「良いのが居たわ!その感情よ石にしてしまえ!フィーリングブロック!」

妹「嗚呼!」

スーパームカンシーン!

忠加「えっ!スーパームカンシーン?」

祈留「えっ?ムカンシーン!」

忠加「祈留、変身出来る?」

祈留「それが、変身アイテムはいつの日か無くなってたの!しばらくマックーラも出てなかったし・・・」

忠加「ここは私が相手するから離れて!」

祈留「分かった!」

笑「忠加!援護に来たよ!」

忠加「笑?」

笑「変身しよう!」

カラーズチェンジ!

どんな時でも笑顔が1番!ピンクスマイル!

冷静沈着な支え柱!ホワイトサポート!

頼りになるムードメーカー!アクアパートナー!

純粋無垢な自然な姿!グリーンナチュラル!

燃える心!魂の情熱!ベルミリオンパッション!

温かい抱擁!助けたい想い!レインボーヘルプ!

目の前にある幸せの塊!クリムソンハピネス!

培ってきた知性の輝き!ブルーインタレスト!

重ねて知った多くの経験!パープルエクスプレス!

絆が繋ぐ友情の証!インディゴフレンド!

信じ合える仲間への信頼!イエロービリーブ!

想いを込めた熱い愛情!レッドラバー!

理由の無い無限の助け!ブラックアシスト!

上を追った夢への憧れ!ルビーアドミレイション!

望みを捨てない夢への想い!ネイビーホープ!

誰かを助ける正しい力!ウィステリアフィディリティ!

ミスを補うフォロー役!チェリーセーブ!

太陽の様に輝く!希望の光!ゴールドライト!

悲しませない存在意義!スカーレットバリュアブル!

愛が繋げる大好きな想い!マッダーラブリー!

輝け!20色のカラー!カラーズヒロインズ!

カラーズバラエティー!

好きだからこそのやりたい心!

カラーズスキャン!

皆から教わった人との繋がり!バイオレットボンズ!

スーパームカンシーン!

姉「マイ!マイ!どこに行ったの?ああ!マイ!どうしてこんな姿に!」

ラバー「あなたは?」

姉「この子の姉のマオです!実は妹と喧嘩して・・・」

マイ『お母さんと会えないなんて嫌だ!あともう少しで治るって先生言ってたのに!』

ムカンシーン!

ズゴーン!

パートナー「危な!」

エクスプレス「成る程、あなたヤングケアラーね!」

マオ「は、はい!母が重い病気で入院してて、私が小さい妹の面倒を・・・」

スマイル「そんなわがまま言っちゃダメだよ!」

パッション「そうよ!お母さんが死んじゃっても良いの?」

マイ『ヤダ!』

ムカンシーン!

ドーン!

スマイル「うわあ!」

パッション「ああ!」

ズドーン!

インタレスト「2人とも、そんなので小さな子供が理解する訳無いでしょ!」

エクスプレス「よく聞きなさい!あなたがお母さんに会えなくて寂しいように、あなたのお姉さんも寂しいのよ!」

マイ『えっ?』

エクスプレス「本当はあなたよりお姉さんの方がもっと泣きたいわよ!」

アノワーク「お前になにが分かる?」

エクスプレス「分かるわよ!私だって、本当は忠加と一緒にやりたいわよ!」ポロポロ・・・

フィディリティ「えっ?」

エクスプレス「でも、生徒会として学校の代表としてああ言うしか無かったのよ!だって、『妹と一緒にやりたいから交換出来ない』なんて、
       ただの私のわがままじゃない!
       そんなことでうちのメンバーを交換出来ません!ですって!相手に失礼過ぎるじゃない!」

フィディリティ「姉御・・・」

エクスプレス「大好きな人と離れ離れで寂しくなるあなたの気持ちは分かる!でも、あなたが思ってることはあなたのお姉さんも同じ気持ち!いや、それ以上!
       本当はあなたなんかよりお姉さんの方が寂しくて泣きたい気分なのよ!」

アノワーク「見てみろよ!どの辺が泣いてるんだよ!」

エクスプレス「泣ける訳無いでしょ!妹の前で!」

アノワーク「はあ?」

エクスプレス「姉や兄、人によっては親と言うものは子供や弟妹の前で涙は見せてはいけない!
       見せてしまうと、その感情が移ってしまうから!自分が泣いてたら誰が弟妹や子供を守るのよ!誰が面倒見るのよ!」

マイ『お、お姉ちゃん・・・』

ラバー「お姉さん、妹に本音を!」

マオ「マイ!寂しい思いさせてごめん!でも、お姉ちゃんだって信じられないよ!悔しいよ!お母さんに会いたいよ!でも、私が泣いたらあなたが心配するでしょ?『なんで泣いてるの?』って!嫌でも強がらないとお姉ちゃんはお姉ちゃん出来ないの!」

マイ『お姉ちゃん!ごめんなさい!』

エクスプレス「フイディリティ!」

フイディリティ「フィーリングポット!紫!戻れ!明るい結晶!」

ポンポン、ビューン、ポッ!

エクスプレス「フイディリティ!一緒にやってくれる?」

フイディリティ「分かった!」

フォームチェンジ!

パープルエクスプレス!パープルウィステリアモード!

ウィステリアフィディリティ!ウィステリアパープルモード!

姉妹の力を1つの力に!

エクスプレスタクト!

フィディリティタクト!

姉の力!

妹の力!

かつて敵対した力を今度は協力(強力)に!

エクスプレスフィディリティフォルテウェーブ!

スーパーマックーラ「ほわわわわ・・・」

アノワーク「チッ!」ビュン!

経子「忠加!」

忠加「姉御・・・」

経子「ごめんね、あなたを見捨てるような言い方をして!」

忠加「大丈夫、姉御の本音分かったから!」

一方その頃

繋「お姉ちゃん!」

任「何ですか?」

繋「私、シグマを抜ける!」

任「えっ?」

次の日
経子「群鮮任さん!」

任「紫雨経子さん!」

経子「私の妹をどうかよろしくお願い致します!」

任「こちらこそ私の妹をどうかよろしくお願い致します!」

忠加「繋なんで?」

繋「妹には妹にしか分からない事があるの!私達が入れ替わればお互いやりやすいでしょ?」

忠加「お前も姉の事好きなのにこんなことに成ってしまって・・・」

繋「気にしてないよ!私が決めたことだから!じゃあ、タッチ!」

忠加「うん!」

パチン!←交換のハイタッチ!

輝「忠加ちゃん、ようこそシグマへ!」

笑「繋さん!ようこそカラーズへ!」

鶴「フフフ!」

経子「何を笑ってるのよ?」

鶴「これが本当の妹交換ね!」

経子「メンバー入れ換えただけだから!」

任「そうですわ!妹自体を入れ替えたわけでは・・・」

ガラガラ

元「皆!大変だよ!」

輝「どうしたの?」

元「救子と友子と夢が、海外へ飛んで行方不明に成った!」

全員「ええっ!!!?」

次回予告!
救子と友子と夢が海外へ逃亡!その訳とは?
追いかけようとするカラーズの元に救子の継母が登場!
継母はカラーズに救子を自分の元へ連れてきて欲しいと頼む!
逃亡理由を知りたい一同は救子の継母が用意した飛行機で海外へ!
果たして救子達が逃げる理由とは?
次回ナンバーカラーズ!
協力の統廃合!(中編)救子に迫る危機!


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