二次創作小説(新・総合)

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マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
日時: 2018/10/06 21:27
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【全部、お前のせいだからな】

どうも、ロストメイドウィンです、今回はいつもと趣旨の違う作品となります

【注意】
たくっちスノーやマガイモノとかは『多分』出ない
モンスター娘
動画撮るより女の子のいちゃいちゃが多いかも
正直どんな話を作りたいのか分からなくなってきた
さっきから注意があやふやだけど何も決めてないからしょうがないね!


アイム(シャドーさん) >>39
リッキー(洋輝さん) >>42
ユイ(桜木霊歌さん) >>43
アン(ピオーネさん) >>46
レフィトア(Miruraさん) >>52

目次 >>100

Re: マモノチューバーズ!時終世界で動画投稿 ( No.55 )
日時: 2018/06/04 10:41
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

コウモリさん
「次は...『アン』という奴だ」

アイム
「私の他にも何か集めるのか?」

零代目
「一人では...足りないのだ」

アイム
「ふーん...そのアンってやつはなんなんだ、なんのモンスターだ?」

零代目
「...ついてこい」

零代目は体を黒くねじらせ、粒のように消えてった

アイム
「どうやってついていけと」

...


アン
「...」

吸血鬼ヴァンパイア』アンは、暗い屋敷で紅色の液体が滴るコップを手に持っていた

アン
「...なんで、ランチの度に視線を気にしないのいけないのかしら」

アン
「まあいいわ、さっさと飲んで外にでも行こうか...」

零代目
「失礼する」ニュッ

アン
「ぶっ!!」

アンは思わず、コップを投げつける...投げられたコップはガラスにぶつかっても割れず、そのまま赤い液体が撒き散らされていく

零代目
「突然投げるな」

アン
「む、無茶言わないでよ...コップの中から黒いのが現れちゃ、投げたくもなるでしょう!!」

零代目
「そうなのか」

アン
「そうよ」

零代目
「まあどうでもいい...」

零代目
「ところで、だ、お前の都合は丸っきり無視して質問する」

零代目
「人間界を侵略するつもりはあるか」

アン
「...嫌といっても協力させられるのでしょう?」

零代目
「お前の都合は無視してるのだから当然だ」

アン
「まあそうでしょうね、ちなみにこの質問にノーと答えたら?」

零代目
「もう一度質問する」

アン
「昭和のRPGね...いいわ、協力しないと帰らないでしょうし」

零代目
「よし...これで、二人...!!」

アン
「...ねぇ、貴方って何がしたいの?」

零代目
「何が、だと?」

アン
「人間界を滅ぼしたところで、今さら私達モンスターに何の利益もないじゃない 」

零代目
「お前達は求めなくとも、求める者が他にいるからだ」


スレンダーマン
【オレとかな】


アン
「....」

零代目
「そうそう、自己紹介が遅れたな...アン」


零代目
「俺の名前は『零代目メイドウィン』あるいは『プロトマガイモノ』」


零代目
「お前達の種族的に言えば【スレンダーマン】と呼ばれるモンスターだ」

アン
「スレンダーマン?何よそのモンスター」

零代目
「スレンダーマン...発狂の使い魔、並大抵の人間が俺を直視したとき、そいつには死が待っている」

零代目はアンの持っていたコップから零れ出る液体を直視する


零代目
「これは血か?」

アン
「ええ」


零代目
「俺は血が嫌いだ、見た人間はこれを吐き出し、俺のスーツを汚すのだからな」


零代目
「さぁ、三人目を探しに行こうか...」

アン
(スレンダーマン...こいつ、とんでもない奴ね)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スレンダーマンとは?

海外の都市伝説上の怪物、要は海外版『八尺様』

マイクラの『エンダーマン』の元となったと言われている

スレンダーマンは気に入ったものをとことん追いかけ回す習性がある

彼を見たものはスレンダー症に掛かり、最悪死に至る

スレンダー症の症状は記憶喪失、妄想症、恐慌といった極度の精神異常、血の混じった咳、止まらない鼻血など

Re: マモノチューバーズ!時終世界で動画投稿 ( No.56 )
日時: 2018/06/04 11:34
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

アイム
「おかえり」

零代目
「ああ」

アン
「...二人目って言ってたから誰か居るとは思ったけど」

アイム
「こいつがアンか?」

アン
「ヴァンパイアと呼びなさい、ファーストネームで呼ばれるのは慣れないわ」

零代目
「名前の無い世界...か、不思議なものだ」

アン
「貴方ほど不思議なものはいないわスレンダーマン、三人目をさっさと探してきたら?」

零代目
「あいうえおは『ら』と『や』、どっちが先だったか」

アン
「『や』よ」

零代目
「そうか...なら、次は『ユイ』か」

アン
「さっさといってらっしゃい」

零代目
「そう『す』るか」

零代目は黒い液体となり、蒸発しながら消えていく


アン
「...」

アイム
「で、ヴァンパイア...あいつなんて名前だ?」

アン
「零代目メイドウィン、あとプロトマガイモノって言ってたわ...種族はスレンダーマン」

アイム
「スレンダーマン?あの手足が長い男か?」

アン
「そうね、男性のモンスターなんて珍しいわね...」

アン
「この世界は女性しかいないものだと思っていたけど...」

...


ユイ
「...」

零代目
「ユイ、いるのだろう?」

零代目はユイの背後から影のように現れる

ユイ
「...あんたは、誰?」

零代目
「誰でも...良いだろう?」

ユイ
「さっさと帰って...今は気分が悪い」

零代目
「そういうわけにはいかない」

ユイ
「いいから...うっ!?」

零代目
「ん?」

ユイは零代目を見たとたん、大きく後退りして、血の混じった咳を吐く

ユイ
「うっ...ゲホッ、うっ...何を...!!」

零代目
「...お前、人間か?」

零代目はポケットから薬入りの注射器を取りだし、ユイの頭に差し込む

零代目
「いや、俺をこんな距離から見てこの程度の症状...ハーフといったところか」


零代目
「ちっ、これは想定外だった...待ってろ」

零代目は黒い体を切り取ってサングラスを形成し、ユイに付ける

ユイ
「...何、今のは」

零代目
「俺はスレンダーマン、人間は弱いもので俺を見ると発狂するか今みたいにやばい病気になる」

零代目
「ハーフでよかったな、お前がただの人間だったら今ごろ天の上だ」

ユイ
「...」

零代目
「そして、俺を見た以上、普通の生活に戻ることはできない」


零代目
「そのサングラスを捨てて俺を見るか、おとなしく俺についてくるか選ぶんだな...人間」

ユイ
「...」


ユイ
「貴方は私を、妖怪と呼ばないのね」

零代目
「俺と同じ『マガイモノ』と呼んだ方が良かったか?」

Re: マモノチューバーズ!時終世界で動画投稿 ( No.57 )
日時: 2018/06/04 15:24
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: SsOklNqw)

零代目
「四人目は...『リッキー』か」

ユイ
「...」

アン
「ユイ...だったかしら?」

ユイ
「ハーフって呼んで」

アイム
「ハーフって...都市伝説上の存在かと思っていたが...」

アン
「そうね、人間がいなくなったのはかなり前だから、人間の血が繋がってるなんて...」

ユイ
「悪い?」

アイム
「べっつにー?」

零代目
「ふん...次はおとなしいと良いが」

零代目はノイズのように姿を消す

ユイ
「不思議なモンスターね...名乗ってもいないファーストネームを知っているなんて」

アン
「ええ...まるで、神ね」

アイム
「神?」

アン
「そう、神」


アン
「今から行われようとしているのは、神の悪戯...」

アン
「それも、世界を揺るがすほどの...」

ユイ
「...」

アイム
「?」

...

リッキー
「まったく、マジック道具が使い物にならなくなって解散なんて情けない奴等だ」

リッキー
「まあいいや、道具に頼らなくちゃマジックを使えないあいつらは三流程度とは分かっていたし、私には私の舞台がある」


零代目
「見つけた...」

リッキー
「ん?」

零代目は滴る滴のように屋根から垂れて形を形成する

リッキー
「君も中々のマジシャンじゃないか」

零代目
「マジックに関しては俺より天才的な男...否、女がいる」

リッキー
「それは聞き捨てなら無いな、魔界で一番のマジシャンはこの私なんだから」

零代目
「一番...か、それなら単刀直入で言わせてもらう」

零代目
「人間界侵略に協力する気はあるか」

リッキー
「あ、それ知ってるよ、人間堕落派ヘルチューバーでしょ?」

リッキー
「こういうのになんで私が呼ばれないのかずっと疑問に思っていたんだよね」

リッキー
「いいよ、私の力を存分に利用しなよ、ギャラもその分凄まじいけどね」

零代目
「他の奴もこれくらい話が進んでいれば...」

...

事務所に零代目が狙っていた四人が集まる

リッキー
「へー、写真で予め決めておいたんだ」

アン
「ストーカーじゃないの」

零代目
「撮ったのは俺じゃない、コウモリだ」

アイム
「まぁいいじゃん、ところで侵略ってなにするんだ?」

零代目
「そろそろコウモリがなんとかしてくるだろう」

コウモリさん
「よう、零代目」

零代目
「遅かったな」

コウモリさん
「遠いんだよおめーの事務所、まさか魔界の外とは思わなかった」

アン
「えっ」

零代目
「いいじゃないか別に...そろそろ初めていいか?」

コウモリさん
「お前好みの奴を持ってきた」

零代目
「ほんとか」

アイム
「まだ増えるのか」

....

Re: マモノチューバーズ!時終世界で動画投稿 ( No.58 )
日時: 2018/06/04 18:02
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: SsOklNqw)

零代目
「こいつがそうか」

コウモリさん
「ああ、絵みたいな奴『レフィトア』だ」

零代目
「絵みたいな奴か、なるほど」

アン
「そんな覚え方でいいの」

アイム
「種族的に呼ばれるのが普通なんだろ?」

リッキー
「種族どころか生き物扱いすらされてないんじゃないかな」

レフィトア
「ホントだよ」

コウモリさん
「零代目からすれば生き物って時点で同一種だけどな」

零代目
「俺は生き物ですらないからな」

アン
「...で、そろそろ話してもいいでしょう?人間界を侵略するってことの意味を」

アイム
「おう!どういうこと!?」

ユイ
「こっちは無理矢理連れられているのよ、理由を聞いてもいいくらい」

零代目
「軽い理由でしか関わらず、種族でしか呼び合わないお前達モンスターどもに本気を出させるには、無理矢理連れ出して嫌々計画に荷担させるしかないのでな」

コウモリさん
「つまり、分かっててこんなことをしたわけだ」

ユイ
「なにそれ...」

零代目
「だからコウモリに適当にモンスターを集めろと命令して、結果お前達が集まった」

コウモリさん
「ま、本家マモノチューバーズみてーに友達の友達みたいな集め方は出来なかったんでな」

リッキー
「えーと、ここってヘルチューバー事務所だよね?」

コウモリさん
「そうだぞ?プロデューサーは俺だ」

アイム
「じゃあこいつは?」

零代目
「この世界の...メイドウィン、いわば神だ」

アン
「この世界...魔界の?」

零代目
「違う...事務所を経てたこの世界の説明が必要か?」

アン
「聞かせてちょうだい、私以外にも理解できるように」

コウモリさん
「あいよ」

零代目メイドウィンは形を変え、モニターのようになる

...

コウモリさん
「えー、まぁ数百年前、魔王マリアーゼが結界を貼り人間界と魔界、二つの世界に分かれた」

零代目
「...だが、モンスターも人間も知らない事実が1つある」

リッキー
「モンスターも人間も知らない事実?」

零代目
「それは...結界の中が空洞ということだ」

コウモリさん
「結界なんて見れないから、中に何を作っても誰にも気づかれない」

零代目
「だから俺は、この世界の神...メイドウィンになった」


零代目
「人間を狙いたいのでな」

アイム
「つ、つまりここは...」

リッキー
「...!」



零代目
「俺は人を追いかけ回すのが好きなんだ、その為に人間が必要なんだ」



零代目
「ようこそ結界へ、お前達モンスターに逃げ場所はない」


スレンダーマン
【今日ヨリ六月一日ハ『全滅の日』トナル】

第八話 END

Re: マモノチューバーズ!時終世界で動画投稿 ( No.59 )
日時: 2018/06/05 22:34
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第九話】
『時空の旅人休みなし』

同時期、魔王達は雪国のPR動画を撮り終え、魔王実家で休んでいた


雪女
「あー、頑張ったなー!」

イエティ
「登録者はどうなった?」

魔王
「やはり伸びぬな...まぁ、仕方の無いことだが」

雪女
「ああ...なんか腹減ったなー」

大魔王
「物の中の時だけが止まった世界...不便ね」

大魔王
「コウモリは人間界を侵略する方法しかないって言ってたそうだけど、他に方法があればいいのに...」

魔王
「母上もそう思いますか?」

大魔王
「ええ、コウモリはいつも行動が突飛すぎるの...何を企んで...」

大魔王が考え込んでいると...


...ルルルルル


ルルルルル

魔王
「...え?」

雪女
「これって...電話の音か?」

イエティ
「でもどうして...時が止まってるのに」

ルルルルル


大魔王
「...これは十八年前、コウモリが持ってきた通信機の音?」

雪女
「マジか!?」

大魔王
「寂しくないようにって...取ってくるわ」

...

大魔王が持ってきた端末が、小さく振動している

イエティ
「どうしよう...」

魔王
「出るしかないだろう...我が使う」スッ


【あ、良かった...近い端末でようやく通じた!】

魔王
「なんだ、この声は...」

【えっと...ジャガー!聞こえますか、ジャガー!】

魔王
「...お前はジャガーを知っているのか!?」

【えっ...誰この人!?】

魔王
「ジャガーでなくてすまないが、我はシルバー・マリアーゼ、ジャガーはな...」

...

【そうか、ソラ・マリアーゼさんの子孫か】

魔王
「先祖様の事を知ってるなんてな」

【ええまぁ、そうですね...シルバー・マリアーゼさん】

魔王
「お前は一体何者だ?」

【えーと...ジャガーと同じメイドウィンです、名は『たくっちスノー』】

【貴方でいう人間の神です...まぁ、貴方の世界の神ではありませんが】

魔王
「だそうだ」

大魔王
「それってどういうこと?」

【自分が管理しているのは、『人間しかいない世界』です、貴方の世界、人間界と魔界をまとめて管理しているのがジャガーです】

雪女
「あいつそんなにスゴい奴だったのかよ!」

【しかし、ジャガーがいない...ですか、もし本当に死んだとしたら、人間界も同じようなことになってるでしょうね】


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