二次創作小説(新・総合)
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- マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
- 日時: 2018/10/06 21:27
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【全部、お前のせいだからな】
どうも、ロストメイドウィンです、今回はいつもと趣旨の違う作品となります
【注意】
たくっちスノーやマガイモノとかは『多分』出ない
モンスター娘
動画撮るより女の子のいちゃいちゃが多いかも
正直どんな話を作りたいのか分からなくなってきた
さっきから注意があやふやだけど何も決めてないからしょうがないね!
アイム(シャドーさん) >>39
リッキー(洋輝さん) >>42
ユイ(桜木霊歌さん) >>43
アン(ピオーネさん) >>46
レフィトア(Miruraさん) >>52
目次 >>100
- Re: マモノチューバーズ!全てはゼロのままに ( No.85 )
- 日時: 2018/06/09 08:41
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
魔王
「ん...んん...」
零代目
「ようやく起きるか」
コウモリさん
「結構寝てたなぁ」
魔王
「む、ここは一体...」
零代目
「目覚めたか、シルバー・マリアーゼ...いや、名も無き魔王よ」
コウモリさん
「おっす魔王様」
魔王
「...コウモリ?それに隣にいるのは?」
魔王
「ん?ここは一体どこだ...」
コウモリさん
「本当に疲れてたんだな、思考が追い付いてねぇ」
零代目
「まぁ無理もないか...おいレフィトア、魔王に軽く説明してやれ」
レフィトア
「へー、あれが魔王様!」
零代目の書いた真っ黒な絵からレフィトアが飛び出す
魔王
「お前は?」
レフィトア
「名前の無い妖精だよ、零代目から言わせると『レフィトア』だけどね」
魔王
「...ここにいるのはお前だけか?」
レフィトア
「ううん、アンとかリッキーとか、ユイとかアイムとか...まぁ、沢山いるの!」
魔王
「ほう...ここは?」
レフィトア
「結界だよ」
コウモリさん
「ようこそクリーピーパスタ事務所へ」
魔王
「結界...そうか、ちょうどよかった、我も結界に用があるからな」
コウモリさん
「ああ、そういや俺ジャガーが結界に居るって話したか」
零代目
「そうか、話す手間が多少省けるな」
魔王
「単刀直入に言う、ジャガーはどこだ?」
零代目
「レフィトア、窓の向こうから見えるアレは何だかわかるか?」
レフィトア
「え?窓の向こう?」
魔王とレフィトアが窓を見ると、遠くに丸い形の水晶のようなものが輝いている
コウモリさん
「あれがジャガーだよ」
魔王
「な!?」
零代目
「死んでいるわけではない、あの中に閉じ込めて夢を見せているだけだ」
零代目
「俺は古来より生きる10のメイドウィンの一人、『幻覚のメイドウィン』だからな」
魔王
「...お前もリニュ前、というやつか?」
零代目
「俺の時空のジャガーから聞いたか...そうだな、リニューアル前の時空はメイドウィンが10人しかいない、俺の他に黒影やジャガーにその娘、たくっちスノーなんかが当てはまるだろう」
コウモリさん
「俺みたいなのは異例だそうだ」
魔王
「俺みたい...って、え?」
コウモリさん
「あ、言ってなかったな?俺がこの世界の神だ」
魔王
「...そうか」
コウモリさん
「あれ?驚かないのか?」
魔王
「知っていたさ、初めて会ったときそう言ってたではないか」
コウモリさん
「...あー!そういえば魔王一族には最初に話してたなぁ、ジョークにしようとしてたのになぁ」
- Re: マモノチューバーズ!全てはゼロのままに ( No.86 )
- 日時: 2018/06/09 10:57
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: DYDcOtQz)
零代目
「全くお前は...まあいい、お前はジャガーを連れ戻しに来ただろう」
魔王
「そうだ、早く元に戻してほしい」
零代目
「...心配せずとも、ジャガーの封印は時期に破れる」
魔王
「いつまでかかる?」
零代目
「一週間もかからないだろう」
魔王
「それならいいが...」
コウモリさん
「あ、そうそう...物が止まった件だがな...」
魔王
「神が生きているのならどうとでもなるのだろう?」
コウモリさん
「おう、魔王様が寝ている間に元通りだ」
零代目
「ただ...」
魔王
「ただ?」
コウモリさん
「前に話したよな?ビスケットを噛み砕くには0.1秒くらいの時間が必要になるって」
零代目
「それらの動作の時が同時に動き出す、殴られたものは凹み、砕け、潰れる」
コウモリさん
「要するにぶっ壊れそう」
魔王
「えっ」
コウモリさん
「ま、そこはメイドウィン最後の大仕事だ、心配はいらんよ」
魔王
「...最後?」
零代目
「ああ、コウモリはな...」
...
零代目はコウモリに世界を譲ってもらう約束をしたこと、条件として世界を面白くさせコウモリを楽しませること、最終段階に来ていることを話した
魔王
「我はそのために作られたのか?」
コウモリさん
「大魔王は想定外だったけどなぁ...いい女だろぉ?」
零代目
「あれ、コウモリの趣味入ってるぞ」
魔王
「知りたくない、そんな事実」
零代目
「...まぁ、暇潰しに付き合わせたのは悪いと思っている、ただ」
零代目
「本当にジャガーを連れていくのか?」
魔王
「ああ」
零代目
「だが、あいつは...魔王を、お前自身を私物化している」
零代目
「『魔王』という概念に依存し、自分の物にしたいという本性を真面目な口調で隠している」
零代目
「お前の他にも奴にとっての『マリアーゼ』は沢山いるんだぞ?」
魔王
「ああ、我の母や祖母、それに先祖だろう?家族ぐるみの付き合いをしていけば...」
コウモリさん
「そーゆーんじゃ...」
魔王
「ならどういう...」
コウモリさん
「俺の口からはちょっとー」
アン
「ねぇ、アイムがコーラ欲しいって」
ユイ
「リッキーが団子持ってないだって」
コウモリさん
「分かった...零代目、代わりによぉ」
零代目
「分かった...俺から話す」
コウモリはユイたちの所へ飛んでいった後、零代目は魔王に近づき、語る
零代目
「奴にとっての『マリアーゼ』は概念だ」
魔王
「は?」
- Re: マモノチューバーズ!全てはゼロのままに ( No.87 )
- 日時: 2018/06/09 21:22
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
零代目
「コウモリがメイドウィンだとバラす前、ジャガーが魔界のメイドウィン扱いとなっていたな」
魔王
「ああ、そうだ」
零代目
「俺の時空でもジャガーは魔界のメイドウィンだったよ」
魔王
「そうか」
零代目
「...この時空のジャガーも、魔界を束ねているメイドウィンのようだ?」
魔王
「と言うと?」
零代目
「ピラミッドの構図だ、てっぺんがジャガーでまん中がコウモリのような管理するメイドウィン、一番下がお前のような世界で生きる生き物」
魔王
「つまりジャガーは魔界という広い世界から見た魔王ということか」
零代目
「その通りだ...魔界はこの世界だけじゃない、多分ドラゴンクエストとかファイナルファンタジーとかの世界も管理してる」
コウモリさん
「ドラクエはともかくFFに魔界なんてあるのかー?」
零代目
「知らん」
零代目
「後々知ったが、つまり、この世界のメイドウィンこそコウモリだが...【魔界】という存在をまとめて束ねてる者がジャガーだ」
魔王
「ほう」
零代目
「...だからといって、自分勝手は許しがたいが」
アイム
「お前には言われたくない」
零代目
「さっきも言ったが俺は交渉だ、合意の上でやっている」
零代目
「魔界の魔王が皆『マリアーゼ』の性を持つことは知っているか?」
魔王
「そうなのか!?」
零代目
「黒影ほど完璧さは求めない、ただ側にいればいいとは奴の弁だ」
魔王
「では、至るところに我の親戚がいるような?」
零代目
「親戚...というのは違う、『マリアーゼ』という名字を付けられたにすぎんただの人形だ」
零代目
「それでも解放するか?ジャガーはお前を愛していない、人形遊びにすぎないんだぞ?」
魔王
「しかし...」
零代目
「ジャガーを解放して、お前が幸せになるのは勝手だ、だがそうなった場合、誰が代わりに苦しむと思う?」
零代目
「全時空の魔界だ、ジャガーを野放しにするといずれとんでもないことになる、最悪俺の作った戦争の歴史が本当に引き起こるかもしれないだろう」
コウモリさん
「そこは万丈だじゃないのな」
零代目
「万丈って誰だよ」
コウモリさん
「知らねーのかよ...それにさ、あいつ分かっててやってるんだから、最初びっくりしたんだぜ?」
コウモリさん
「さー、計画を始めようって時に、既にジャガーが介入していたんだよ」
コウモリさん
「お?わけがわからんって顔してんな、これを見ているお前さん」
コウモリさん
「最初のシーン、プロローグとやらを思い出してみな」
...
【プロローグ】
魔界。
人間の世界の真下にある、モンスター達の世界。
その昔はモンスターは人間を襲い、人々もまたモンスターを襲う、争いの時代であった
終わりの無い戦いに互いが疲労していたある日、万物を操るほどの圧倒的な魔力を持ち、巨人を遥かに凌ぐ力を持つ最強のモンスターの女が現れました
女は魔法を使い、魔界と人間界に結界を張って世界を切り離し、モンスター達から祝福されました
女の姓は、『マリアーゼ』
マリアーゼはモンスター達に平穏を与え...『魔王』と呼ばれ皆に尊敬されたのでした...
..僕、【ジャガー・メイドウィン・ブラウン】は、そんな世界のメイドウィンを任されています
そして...今の魔界を作ったマリアーゼ一族の世話係も。
零代目
「俺が作ったこの歴史に」
コウモリさん
「奴は当たり前のように上がり込んでやがったのさ」
第十三話 END
- Re: マモノチューバーズ!全てはゼロのままに ( No.88 )
- 日時: 2018/06/09 21:23
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
~結界~
アン
「なぜ入っちゃいけないの?」
アイム
「大事な話をしてるから邪魔寸なだってよ」
ユイ
「ふーん...じゃ、どうする?」
レフィトア
「またakumazonが元通りになったし、何か買う?」
リッキー
「何か面白そうなもの売ってる?」
アイム
「そうだなぁ...」
...
魔王
「.....」
零代目
「黒影の愛を『恋愛ゲーム』とするなら、ジャガーの愛は『育成ゲーム』だ」
コウモリさん
「あいつらの愛はゲーム感覚に過ぎないんだよ、エンディングがくれば、そこで終わり、次のゲームが始まるんだ」
零代目
「つまりな、お前いずれ捨てられるぞ」
魔王
「.....何故言い切れる?」
魔王
「奴は、我の事をあんなに想っていたのだぞ?」
魔王
「城で...奴が、どれほど愛してくれたか」
零代目
「それはジャガーに作られた記憶にすぎない」
魔王
「何を...!!」
零代目
「歴史改変は、強い説得力が無ければ根深く侵食することは出来ない」
零代目
「詰めが甘かったな...茶色」
コウモリさん
「まぁそれはいいか、さっさとジャガーの封印を解いてやろうぜ」
零代目
「そうだな...そうするしかあるまい」
魔王
「...我は、お前たちの操り人形ではないぞ」
コウモリさん
「当たり前だろ?ああそうだ、パソコン持ってきたぞ、カメラも...あと欲しいものあるか?」
魔王
「今更媚を売るな」
コウモリさん
「売ってねーよ、後で色々使うんだよ」
魔王
「...」
零代目
「あの白いところは歩いても問題ない」
魔王
「分かった」
...
魔王は窓から事務所を降り、ジャガーが入っている水晶へと近付いてくる
魔王
「この中に、ジャガーが...」
零代目
「ああ、お前が望むのであれば、すぐに解いてやろう」
コウモリさん
「どーするよ魔王様ぁ?」
魔王
「無論、すぐに解く」
零代目
「今までの流れからして、そう言うと思ったさ」
コウモリさん
「...なら、選択しろ、今後の未来を」
魔王
「未来?」
零代目
「...そう、未来だ、これから先に二つの選択肢がある」
【ジャガーと共に暮らし、奴のオモチャに成り果てるか】
【ジャガーを監理局につきだし、平和を掴みとるか】
スレンダーマン
【二つに1つだ、お前のやりたいようにやれ】
スレンダーマン
【第十四話、二つの未来】
- Re: マモノチューバーズ!全てはゼロのままに ( No.89 )
- 日時: 2018/06/09 16:40
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
魔王
「...二つの未来、か」
零代目
「まぁ、決定権は俺にはない...どのみち壊す結界だ、好きなだけ考え、好きなだけ決めな」
魔王
「うむ、では好きなだけ考える」
コウモリさん
「おっと、今はちゃんと時が経つから気を付けな?」
魔王
「ああ」
...
魔王
「ジャガー」
『.....』
魔王
「我はお前を人形としか思っていないのか?」
『.....』
魔王
「不思議なことにな...記憶には残ってるはずなのに、はっきりと思い出せないのだ」
魔王
「魔王城の生活...二人っきりで、パンを食べ...風呂に入り、寝る」
魔王
「そんな生活、毎日だったよな...」
魔王
「でも、コウモリがヘルチューバーにならないかと言われたとき、全てが変わったんだ」
...
魔王
「ヘルチューバー?」
コウモリさん
「ああ、面白いぞ?」
魔王
「なんなのだそれは?」
コウモリさん
「皆を楽しませる仕事だ、色んな事をしてな?皆から愛されるんだぜ?」
魔王
「皆?ジャガー以外にも?」
コウモリさん
「ああ、こんなでけー城でパーティとかも出来るし、色んな人ととも友達になれるぜ?」
魔王
「ともだち?」
コウモリさん
「ああ、一人より二人、二人より三人...楽しいことは仲良く分け合おうぜ?」
魔王
「...楽しい」
コウモリさん
「おう、お前が楽しい事を、皆でぱーっとやっちゃおうぜ?」
魔王
「.....!!」
コウモリさん
「ま、そういう仕事があるってことだ、外に出なくても出来る、そういう...」
魔王
「コウモリ。」
魔王
「ヘルチューバーには...どうやったらなれるのだ?」
...
魔王
「我はな、興味があったんだ」
魔王
「我が味わった幸せを、他の人にも味あわせてあげたいと...それは、悪いことなのか?」
『....』
魔王
「コウモリの言う通りだった、楽しかったよ...ヘルチューバーとしての、イエティと雪女の生活は」
魔王
「たった数日だが、魔王城にいたときよりも、ずっとな」
魔王
「だから我は...ジャガー、皆と一緒に暮らしたい」
魔王
「無論お前ともだ」
魔王
「我と、お前と、イエティと、雪女」
魔王
「出来ればだが母上やコウモリ、あとリザードマンとも仲良くしていきたい」
魔王
「あと、もっと色んな奴と...」
魔王
「我は世界のことなどどうでもいいし、メイドウィンなんてものにも興味がない」
魔王
「我はいつだって、ともだちを増やすために頑張って来たのだ」
零代目
「そろそろいいか?」
魔王
「うむ」
零代目
「じゃあ、ジャガーに現実見せてくる」
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