お嬢様に虐められて虐めましょう。
作者/ 黒猫ミシェル

ごあいさつ
初めまして、黒猫ミシェルです//
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ありがとうございます、よろしくしてやって下さい!
プロローグ
「お父様麗華、心臓が痛いわっ!」
「何!?すぐに、専属の医師に診てもらえ」
「分かりましたわ、お父様」
「今、石原を呼ぶからな」
石原、お父様専属執事。
どんな時も月城家を一番に考える、バカ。
わたくしの専属メイド、麻衣もそれに似てバカだけれど。
「お父様、麗華、どうしちゃったのかしら?」
「麗華は頑張り屋だから、ストレスかもしれんな」
「旦那様、準備が整いました」
「ああ。では麗華、結果は後で教えなさい」
こうして喋っている間にも、わたくしの心臓はズキズキ痛む。
後ろでおろおろしている麻衣をお父様がいない所で叱り飛ばし、
わたくしは石原が用意した白色のベンツに乗った。
「麗華様・・・非常に言いづらいのですが」
「何かしら?・・・言ってみなさい」
「麗華様の肺に、ガンが見つかりました」
「何、ですって!?」
「心臓が痛むのは、心筋梗塞からです」
「しん、きん、こうそく?」
わたくしの家から塀の外に行くのには、最低車でも15分かかる。
そこから専属の医師がいるところまでは、20分。
計35分かけてつき、医師が告げた言葉。
それは、私の心に、大きなショックを与えた。
「麗華様の余命は、持って精々三か月と言う所でしょう」
「三、ヶ月・・・」
こうして、余命三ヶ月を医師に宣告された。
この宣告で、麗華の運命は、大きく変わってしまう事になる。
あの麗華が虐められる事になるなんて、クラスメイトの誰が思った事だろう。
ーーー時間は余命宣告される前に遡るーーー
登場人物
☆月城麗華(つきじょうれいか)
名門私立聖皇興院中学に通うお嬢様。
医師に余命三か月だと宣告された。
☆吹鳴聖花(すいめいきよか)
名門私立聖皇興院中学に通うお嬢様。
麗子の腰ぎんちゃくの内のひとり。
☆赤月滉大(あかつきこうだい)
名門私立聖皇興院中学に通う坊ちゃん。
麗子の婚約者して幼馴染。

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