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仮面ライダーフォルテ(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 227ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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【第40曲】
「終末のアークエネミー」


そして日本は、恐怖に包まれた…………

民衆は怯え、隠れて身を潜み………フォルテの侵略から逃れる日々が続いた

アンノイズも日本政府もいない、そこにあるのは恐怖と、敵のみ

「音楽」という存在が………失われていく

数多くの音が捨てられ、唯一残った音もまた消えていく


希望はもうないのか…………?



暴徒
「ヒャッハー!!金と食料を寄越せー!!!!」

暴徒
「ヒャッハー!!いややっぱ金はいらねぇ!食料だけだぁー!!」

子供
「だ、ダメだ!!これは先生の為の………!!」


暴徒
「ヒャッハー!!知らねぇなぁ!!」

暴徒は棒を構え、子供たちの方へ振りかぶり………


「変身」

暴徒
「え?」


パンク
「うりゃああああああああぁぁぁ!!!」

暴徒
「ぐわーーー!!!」


暴徒の背後からパンクが棒を掴んで投げ飛ばしていく


パンク
「…………………はぁ、全く嫌な時代になっちゃったよ」

パンク
「仮面ライダーパンクが人間と戦うなんて嫌な事だよ、本当」

パンク
「怪我はなかったかい?」

子供
「う、うん………ありがとう!」

愛咲さん
「………皆、大丈夫!?」

子供
「あ、先生!」

パンク
「貴方は………愛咲さん!」

愛咲さん
「え、どうして私のことを…………」


パンク
「あ、そっか………はい、ちょっと待っててください」

詩伍郎
「え、えーと………説明すると長くなっちゃうけど、なんというか、若返ったんです、俺」

愛咲さん
「…………もしかして、坂東詩伍郎さんですか!?」

詩伍郎
「そうそうそうなんです!いやー、もうおじさんじゃないこと忘れてました」

愛咲さん
「どうしてここに!?」

詩伍郎
「愛咲さんこそ……………」


「兄ぃ!!」

詩伍郎
「お、愛弓!」

愛弓
「さっきそちらから暴徒の声がしたものだが………」

詩伍郎
「ああ、それだったら俺が倒した」

愛弓
「向こうに屯っていたから13人ほどまとめて相手してやったぞ」

詩伍郎
「…………愛弓は相変わらずだなぁ」

愛咲さん
「……………どなた?」

詩伍郎
「あ、妹です」

愛弓
「妹だ」

詩伍郎
「………あそこは無事か?」

愛弓
「ああ」

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