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仮面ライダーフォルテ(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 227ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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詩伍郎と愛弓は愛咲と子供を避難所に案内する

たくっちスノー
「ふいー………作り直すのも一苦労だよ」

ウォズ
「マガイモノを作るよりは楽、だろう?」

たくっちスノー
「うぐ………5時間前の俺のセリフを………」

詩伍郎
「ごめん!さっそく入居者が出来たんだけど………」

たくっちスノー
「おーそうかい、なら後は仕上げして別のところでまた作るとするかな」

ウォズ
「フィユティーヌくんとミコトくんが別の場所に行ってるから、我々も合流しよう」

たくっちスノー
「母さんを【フィユティーヌ】って呼ぶのはややこしくなるからやめてくれません?」

ウォズ
「しかし、似てきてるじゃないか」

たくっちスノー
「まあ似てきたけど………あ、ごゆっくりー」


愛咲さん
「今の方達は?」

詩伍郎
「俺の事を色々と助けてくれる人なんだ、今はああやって住処を提供しているんだよ」

詩伍郎
「自分達から悪を倒したりはしないけど、ほっといて救える命を消していくのは嫌だからってさ」

愛咲さん
「へぇ………貴方は今、何を?」

詩伍郎
「俺はこうやって愛弓と一緒に暴徒を抑え込んでるんだ」

詩伍郎
「俺はもう少し傷付けない方法を取りたかったんだけど、時代がそれを許してくれないんだ」

詩伍郎
「俺の他にも、アイドルの梨子ちゃんがRND48だったメンバーを集めてご飯を用意しているらしいんだ」

詩伍郎
(……………でも)


詩伍郎
(街が、日本が………ボロボロになってから)

詩伍郎
(カルマの姿が見えなくなった………)

詩伍郎
(あの人は今、どこで何をしているのか………ミコトくんもたくっちスノーくんも分からないと言っていた)

詩伍郎
(まぁ、あの人はとっても優れているし、優しいから………おじさん達の知らないところ、見えないところで誰かを助けているんだろう。そうであってほしい…………)

愛咲さん
「ここも……いつまでもつんでしょうか」

詩伍郎
「分からない、一日でも長く滞在させたいけど…………」

詩伍郎
「…………すみません、俺はみんなを守る為のヒーローになったつもりなのに」

愛咲さん
「いいえ」

詩伍郎
「誰かを守れることはいい、でも音楽を守れないのが辛いんです」

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