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*193*
…………
遼
「歴史が変わる……か、久しぶりに外に出てみたが……」
遼は居た、あの町に、あの世界に
遼
「変わったものがまた元に戻るだけか」
遼
「……………つまらん、何のためのフォルテニウムだ」
遼
「…………雄吾はどこに行った?奴が金稼ぎ以外の事をするはずがない」
遼
「……………何より、発進気をつけておいたカルマートの反応が途絶えた」
遼
「…………フォルテニウムの存在を世に知らしめる為に、雄吾とカルマは使えると思ったが…………」
遼
「無いものは仕方ない、雄吾のフォルテニウムを回収し新たな技術を作るとしよう」
遼
「しかし」
遼
「仮面ライダーの反応が次々と増えていくな」
遼
「奴ら、何か細工でもしたのか?」
遼
「アークフォルテが死亡されては困る、急ぐべきか」
遼
「…………ん?」
遼は瓦礫の中にメイド服が挟まっているのが見える………そして、発信機もあった
遼
「カルマートか………いつ気付いたか、あるいは死んだか…………」
遼
「まぁ、興味などない……衣真雄吾は日本政府跡地に居るのか?」
遼
「雄吾、まだ終わらないだろう?お前はフォルテニウムを使い、沢山のものを見せてくれた」
遼
「お前は私のヒーローだ、音楽ではなく私のフォルテニウムを存分に利用するヒーローなのだ」
遼
「…………さあ、逢いに行くとしよう」
…………
雄吾
「……………はぁ、はぁ、はぁ」
雄吾
「なんだよ、あの仮面ライダーの数………それに、この雑音は………」
雄吾
「アークフォルテになったとしても、やりきれるのか………?」
雄吾
「…………おかしいなぁ、こんなはずじゃなかったのに」
雄吾
「こんなはずじゃ、なかったのに」
雄吾
「本来の流れなら………仮面ライダーフォルテが音楽を守って、僕が………救われるはずなのに」
ドンドンドン!
雄吾
「?誰?」
遼
「私を覚えているか?」
雄吾
「…………ああ、父親。」
遼
「そういうことだ」
雄吾
「何しに来たの?」
遼
「フォルテニウムを回収しに来た」
雄吾
「…………!?ちょっと待ってくれ、そんなことをすれば僕は!!」
遼
「ああ知っているさ」
【終曲】