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スーパーダメタル英雄嘆(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 154ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ダメタル英雄嘆 オモチャ 
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石動
「へー、ぶつけ合うミニ四駆!」

富男
「そう...『バーストギア』だったか、著作権をよその会社から格安で奪い、ギリギリ子供が怪我しないレベルの武装で、数回遊んだらダメになるような素材で作り上げた...それがバーストギアだ」

石動
「プライドとかないんだな、お前」

富男
「プライド?最低限商品として売れるだけマシだと思ってほしいよ」

石動
「そんなすぐダメになるようなポンコツ売ったら、クレーム来るだろ?」

富男
「クレーム?金があるだろ金、文句言う暇あったら買い換えればいいだろ、たったの800円だぞ?」

石動
「がめついねぇ~!そんなに金が大事なんだ!」

富男
「そりゃそうだろ、俺だって使いたいことがあるからな、ゴルフに、プールに、カラオケに...!!」

石動
「ふーん、遊ぶ金欲しさって奴ね」

富男
「俺がオモチャを作ったんだ、俺の金だぞ?子供が遊ぶオモチャで稼いだ金で俺も遊ぶ、それの何が悪いって言うん...だっ!!」ドンッ!!


富男
「なのに親父...亜区里逆間は...!!『貴様にオモチャを作る資格など無い!!』と社長の座を奪い取った!!」

富男
「社長が金を求めて何が悪いって言うんだ!!」

石動
(使い方じゃないかな~)

石動
(でも...こいつは利用できそうだ)

...

亜区里
「と、そういう奴だった」

ダメタル
「なんと言うか...自業自得だな」


「『手段』が『目的』になっちゃいけないって奴かな」

black
「そういうことじゃないと思う」

たくっちスノー
「リアルワールドも大変なんだな...」

亜区里
「自分の世界の事じゃないか」

たくっちスノー
「リアルワールドの知り合いってあまり居なくて...」

ガング
「お金かぁ...そんなにお金って欲しいかな」

ゾンビ娘
「金がないとオモチャは作れないぞ」

ガング
「材料費は考えるけど...自分で使うっていうのが理解出来なくてねー」

チヒロ
「ガングさんがお金使ってるところ見たことないです...」

リューウェン
「無欲というのも、逆に不気味だが...」

亜区里
「どうだかリューウェン、元々お前はいつの間にか作られた商品用じゃないオモチャだ、特にお前みたいな精巧品を作れるなど...」

ガング
「やだなー社長、本当にお金なんて興味ないんだってば」



ガング
「僕が好きなのは、あくまでオモチャ作り...なんだよ」


「...おい、このエリアは通ってなかったよな?」

たくっちスノー
「ん?」

扉の先には...『パペットエリア』と書いてあった

たくっちスノー
「ここはまだ見ていないな...よし、行こうか皆」

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