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*80*
手を繋ぎ和解する二人を見て、エストパルクは静かに笑う
エストパルク
「そっちの問題も解決して何よりだ」
黒
「...だが、どうせお前も我々を倒しに来るのだろう?」
エストパルク
「...まぁ、そうだね」
天井からスピーカーが現れる
『さぁエストパルク!お前もあいつらをやれ...相手はファットマンの敵だぞ?』
ザンシャイン
「何が敵だ!お前は彼を裏切ったじゃないか!」
「うるさい!お前もアグリー十元倶だろう、さっさとやれ!!」
アナウンスが切れ、レジェンドエリアにシャッターが降りる
黒
「くそっ、またこのパターンか」
サビィ
「人間がいない分戦いやすいっすけど...どうするんだい、エストパルク?」
エストパルク
「私は別に、オモチャに対して恨みは持っていないからな...」
ザンシャイン
「しかし、ヒーロー連盟は君を一方的に切り捨てたんじゃ」
エストパルク
「それは現実世界の問題が原因だから仕方ないことだ」
たくっちスノー
「...じゃあ、人間に恨みは?」
エストパルク
「...彼さえあんなことをしなければ、こんなことにはならなかった...それくらい恨んでる人間が、一人いる」
たくっちスノー
「...それって一体」
その時だった、分厚いシャッターを何度もドンドンと叩く音が
イクサー3
「さっきのがまた来たよ!」
エストパルク
「...くっ、面倒な」
「ああそうそう!言い忘れてた!」
亜区里
「またか!今度は何の用だ!」
「今、お前のエリアの門を叩いているのは覚醒剤所持で逮捕された奴等だ」
エストパルク
「...覚醒剤」
「そして、その中には『奴』の姿もある...ぶっとばしたいだろ?あいつを」
エストパルク
「.....」
「さっさと倒してくれたらシャッターを開けてやるから、さっさと倒せ!さっさと!」
プツン...
たくっちスノー
「なんだったんだ...あいつ」
エストパルク
「...どうやら、私はお前達と戦わなくてはいけなくなった」
ダメタル
「そんなに憎いのか?その人間が」
エストパルク
「そうだ...彼さえいなければ、あの人は...」
black
「...ん?」
エストパルク
「正直、君たちを倒すのは気が引けるが...私のために、これからの為に...死んでくれ!!」
ゾンビ娘
「来るぞ!」
ザンシャイン
「くっ...許してくれ!エストパルク!」
【未完の英雄 エストパルク】