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*10*
~サーキットシティ~
サーキットシティは鉄で出来たジオラマコースと道路が張り巡らされ、その道をミニ四駆や電池マシンがビュンビュン飛び回っていた
black
「サーキットシティの名に恥じない走りっぷりだな」
「はは、そう思うだろ?」
ダメタル達の近くに、青いミニ四駆が走ってくる
「ヒーロータウンのメタルポリタンだろ?」
ダメタル
「知っているのか?」
「知ってるとも、デパートの人気者だから...あ、俺はリボルっていうんだ!」
たくっちスノー
「リボル?」
リボル
「ああ、リボルっていうのはアニメの主人公が付けた愛称で、本当は機体名がちゃんとあるんだけど俺はこの名前を気に入ってるんだ」
ダメタル
「なるほど...俺達は新しいオモチャを見に来たんだが、知らないか?」
リボル
「...それは、悪い意味でか?」
ダメタル
「....」
たくっちスノー
「...そのオモチャって、もしかすると君の友達なのかい?」
リボル
「そうじゃないけど...どうにも許せないんだ」
たくっちスノー
「許せない?」
リボル
「同じマシンなのに迫害する連中がな...あ、もちろんいい奴も居るんだよ!居るんだけど...」
ダメタル
「そのオモチャは何処だ?」
リボル
「たぶん、公園だろう...案内するよ」
black
「すまない」
...
リボル
「おーい、グランイーグル!居るんだろー?」
「...リボル?」
たくっちスノー
「...なっ!!このマシンは!!」
たくっちスノーは「新種のオモチャ」を見て驚愕する
そのマシンは目の前に針があり、タイヤにも小さな針が付いている、明らかに攻撃向きの装備だったのだ
black
「これは...」
リボル
「これのせいで皆、レースしたがらないんだよ」
グランイーグル
「...実際、走ったらマシンに突っ込んじまって」
ダメタル
「想像以上だ...その赤いペイント、間違いなく主役機...これは一体...」
たくっちスノー
「思い出した!!リボルさん、彼はレース用のマシンじゃないよこれ!!」
リボル
「なんだって!?」
グランイーグル
「えっ...」
black
「リアルワールドの神、何か思い出したか?」
たくっちスノー
「半年ぐらい前なんだけどね...ほらこれ。」
たくっちスノーは一枚のチラシを見せる
ダメタル
「...『バーストギア』?」
リボル
「車のオモチャが...押し合いをしている?」
たくっちスノー
「そう、バーストギアっていうのはレースをするのでなくマシンをぶつけあうオモチャなんだ...」
黒
【白、このカタログの部分を見てみろ】
白
【あ、これこいつじゃない?色々種類あるんだね】
グランイーグル
「オレは...戦闘マシン...」