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*2*
【第一話】
『覚醒、メタルポリタン!』
ここはヒーロータウン。
特撮番組のヒーローと怪人の玩具が暮らす町
ここに...『彼ら』はやってくる
たくっちスノー
「おー!ヒーロータウン、どうやら無事に付いたみたいだ」
black
「全く...お前と時空移動するときは毎回ヒヤヒヤするんだが」
たくっちスノー
「ごめんごめん」
「うp主の友人と聞いてみれば...やはりというか、そうとうおかしい奴みたいだ」
たくっちスノー
「い、いえ...自分は別にblack先輩と友達って訳じゃ」
black
「その先輩というのはやめてくれ、どうにも落ち着かん」
たくっちスノー
「えーと...はい、blackさん!」
「それでだ、お前やうp主を呼んでこいと頼んできたメタルポリタンとやらはここにいるわけだな?」
たくっちスノー
「まぁはい...では、行きましょうか」
「こんな大人数だと目立つんじゃないのか」
たくっちスノー
「心配ありません!基本自分とblackさんしか見えてませんので...ね?皆さん」
『皆さん』
そう、black-snowはたった一人でたくっちスノーと付いてきたのではなく、同期のメンバーの殆どを集めてやってきたのだ
たくっちスノーはそうなることを予測しており、予めblack以外にステルス機能を付けておいたという
...
ヒーロータウンに建っているアパートの一室にメタルポリタンは住んでいる
ピンポーン
たくっちスノー
「すいませーん、メタルポリタンさん?」
ガチャッ
ダメタル
「何の用...誰だお前」
たくっちスノー
「誰って..人を呼んどいて誰はないでしょ」
ダメタル
「俺はお前なんて知らない、帰ってくれ」
black
「と言っているが?」
たくっちスノー
「メッセージオン」
たくっちスノーがスマホのスイッチを押すと、ついさっき流れたメタルポリタンとの電話が再生される
【たくっちスノーか...お前に頼みたいことがある、俺の世界に来い】
ダメタル
「...俺の声!?」
「え?なんだって...貴方は一体」
【俺は...メタルポリタン】
「メタルポリタン!?ちょ、ちょっと待て!詳しく話を...」
【たくっちスノー、black-snowとその一行を連れて俺の世界に来い...お前達の力が必要になるんだ】
black
「お前、スマホいつのまに買ったんだ」
たくっちスノー
「え?...やっば!これ天背院の奴じゃん!怒ってるだろうな」
ダメタル
「...入れ」
たくっちスノー
「え?」
ダメタル
「どうやら...訳アリのようだな」
たくっちスノー
「メタルポリタン...」
...
ダメタル
「なるほど、俺がお前に電話を...」
たくっちスノー
「本当に知らないのかい?」
ダメタル
「ああ、お前には初めて会う」
たくっちスノー
「そうか...でも、彼にこの世界に来てくれと言われた以上、何かあるかもしれないから滞在させてもらうよ」
ダメタル
「その前に...お前は何のオモチャなんだ?」
「お、オモチャ?」
たくっちスノー
(あ、えーと...この世界はですね、あるデパートのオモチャ売場と連動してるんですよ...)
black
(なるほど...)
ダメタル
「?」