完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~ 230~
*107*
「おっと…そう早まらないでくださいよ?少しは…」
「話すことなんか無いわよ」
セルタの言葉を、戦闘により人格の変わったゆのりが中断させる。
「…相変わらずギャップが…激しい…」
ボソリとつぶやく陸の真横に雷が落ちる。
「…………」
サーヤはその様子を青ざめた顔で見つめ、霧亜は気にせず攻撃を続け、レイヤと魔梨、志穂に至っては哀れむような目で陸を見ていた。
「…すまん」
「解れば良いけど」
「…あ、あの二人とも、一応今戦ってる…んだよ?」
サーヤの言葉に、火花を散らし睨み合っていた二人は我にかえり、再びセルタの方を見る。
「…草よ」
陸が何か小さな声で呟く。呪文こそ聞き取れなかったが。
「私たちも戦いましょう!これくらいで手間取っていたら、妖界で太刀打ちできません!」
志穂の言葉に、全員うなずく。その時だった。
「きゃ…!?」
小さな悲鳴が聞こえ、マテリアルたちはその方向をみた。
そこには倒れた霧亜と、主を見失ってあたふたと飛び回るコウモリ、ニヤリと笑うセルタの姿があった。
PR