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*148*
「効かないって!技!」
既にかなりの力を得ていたらしいベディアは、マテリアル達の一斉攻撃になんのダメージも受けていないようだった。
「あっはは、そんな程度で俺に挑もうって?前の部屋の下級悪魔共が簡単に倒せたからって、俺が倒せると思うなよ!第一ダメージも与えられ………!?ッ」
「ダメージが…何?」
ベディアの背には、タイの操る降霊剣が深々と突き刺さっていた。
「き…貴様…」
「ダメージ与えられないなら来るわけが無いだろう 僕これでも…本気じゃ無いよ」
タイは赤い瞳で真っ直ぐベディアをみた。
「こ…の…!」
ベディアが足掻こうとしたその時だった。
澄んだ音色が高らかに鳴り響いているのが耳に届いた。
「う…うわぁぁぁあああ!? や…やめろぉぉぉおお!!」
ベディアは黒い霧に包まれ、一匹の鳥となっていた。
「くッッ!のやろ…」
羽ばたき去ろうとしたベディアに。
「はああああああぁぁぁ!!!!」
ルナの叫びが響く。
そして。 ルナの振った護神剣。
それはベディアの体は切り裂かれ燃えつきたように消えていった。
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