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*171*
了解!!
***
サーヤ達が戻ってきて二週間。
サーヤは伊吹の手伝いを、レイヤは休憩室に、ユウヤは明るい性格あってか友達とでかけていた。
「はぁ…」
サーヤは小さくため息。
その小さな溜息は、すぐに伊吹に気づかれてしまった。
「どうした、紗綾」
「い、いえ…何でも… 大丈夫です」
まさか、母が居るなんてはなしてぬか喜びさせるのはいけない。
だからサーヤは黙っていた。
「紗綾、何かあれば言うんだぞ」
「はい。有り難うございます」
伊吹がまだ心配そうな顔をしながらも、背を向けた、そのとき。
カラン…
控えめにベルが鳴る。
サーヤの茶色い瞳が、大きく、大きく見開かれたーーー。
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