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*206*
別れは突然で。
「ルナ、タイ。近いうちに此処を離れることになりそうよ」
スネリに告げられて、ルナたちは予想が当たったことに驚く。
「妖怪なの?」
「どうやら、かなり遠いようだな。また島だぜ島」
もっけの言葉に思う。
ーーお別れって突然だなぁーー
サーヤたちは悪魔の捕縛から解かれ、今や普通の学生。
ルナたちはそうも行かない。
この人間界に残る悪しき妖怪を見つけ出し、妖界に返すという一生をかける使命があるからだ。
本音を、言ってしまえるのならば…。
サーヤたちと、仲間と、一緒にいたい。
普通の子として、学校に通いたい。
でもそれは叶わぬ夢…。
悲しくて寂しいけど、大切な弟と家族が居れば。
私は何処へだって、行ける。
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