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*47*
「ルナ様、タイ様!妖界が…妖界が…!」
いつもとは全く違う姿で飛び込んできたゆのり。ルナたちは驚きつつも、席から立ち上がり、ゆのりの元へ駆け寄る。
「一体何が…」
「今、妖界にもの凄い大きな力が走りました!一気に妖界の力が解放されて、人間界にまで溢れてるんです!」
だから妖界での姿なのだ、とゆのりの説明を聞き終え、ルナは確かめるように封印を説解いた。 すると、案の定そこには、銀色の髪、うずを巻く赤い瞳、銀色の尾を持つルナの姿。
「!本当だ!」
ルナが納得したその瞬間。
「あー… 説明もらえると助かる…んだが」
雪成が手を挙げ、言った。
「あ…そっか」
ルナはうなずき、説明を簡単に済ませた。
「そうか… そんなことが…」
雪成は呟き、マテリアルたち、ルナたちをみた。
「戦ったんだな…」
魔王と、と言う言葉はあえて出さなかった。
「と、話が脱線したが。つまり今、妖界は悪魔に占領、浸食されていて、悪魔の起こした何らかの力が引き金になり、今こうして力が溢れだしている訳か。」
タイが話を戻し、更なる仮説を立て。
ルナたちは頷いた。
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