完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~
*12*
そして… 放課後の生徒会室
紅淫「…おい?僕の居ない間にずいぶん生徒会も偉くなった?
お前誰だ?」
生徒会室には紅淫のほかに男子と女子が二人いた
二人少し顔が似ている
するとその女子のほうから紅淫に声をかけた
風麗「千里 風麗(せんり ふうら)よ?
こっちが弟の」
戒陰「千里 戒陰(せんり かいん)だっ
お前が生徒会を占領していると聞いた」
風麗「僕は一応生徒会に入ってるから、様子を見にきたんだ」
紅淫「へー…っで?なに?お説教?」
戒陰「おい、敬語を使え!」
紅淫「あー、はいはいー一応先輩ですしねー…
で?なんでしょうか?」
風麗「できれば、占領しないでほしんだけど…」
紅淫「できれば?できませーん」
戒陰「おい!てめぇ!」
と戒陰が切れそうになったが姉の風麗が戒陰の前に腕を
伸ばし止めた
風麗「戒陰、抑えて…ここの部屋が使えないと
色々と面倒なのよ?わかってくれるかしら?」
紅淫は生徒会長と書いてある、椅子に座り「うーん」と言いながら
何かひらめいた
紅淫「まぁいいでしょう♪それでは分かち合いの握手を」
と紅淫は手を風麗にの方に持っていこうとすると
戒陰「おいっ!姉さんに触れるなっ!」
と言って戒陰が怒鳴ったすると
風麗「戒陰?最後まで僕にやらして?ね?」
そうすると戒陰は「ごめん姉さん」とぼそっと言い
風麗は紅淫と握手した、そのとき
紅淫「案外、先輩って存在ってウザイです♪」
風麗「えっ?」
その紅淫はそのとき風麗の手を思いっきり握り
風麗は一瞬でぼーっとした顔になった
戒陰「おい…姉さん!姉さん?おい!姉さんに何をした?」
紅淫「…僕の魔法は、幻覚を見せる魔法…わかるかなこの意味?」
戒陰「なにが言いたいんだ!?」
紅淫「おー怖い怖い、まぁ簡単に言うと今この先輩に幻覚を
見せてる… 今の幻覚は美しい物に見とれている幻覚だ
この幻覚を僕は変える事ができる…絶望に満ちた幻覚になっ!」
戒陰「…そういうことか…どうすれば姉さんは返してくれるんだ?」
紅淫「ハハハッ、まぁ?今度からいちいち生徒会室に
こなくしてくれたらいいよ?僕の自由にして欲しいんでね?」
戒陰「わっわかっ…」
ドンッ!
そのとき生徒会室のドアが開き、そこには楽と仁香の姿があった
楽「おい!そんな条件のまなくてもいい!」