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魔法がある学校 END
作者: 挫折のでぃー  (総ページ数: 86ページ)
関連タグ: 魔法 学校 
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*17*

学校のグラウンドで陸上の練習している楽のケータイが鳴った
その時楽は偶然にも休憩時間なので楽はケータイを取った

楽「はい?もしもし?…えー
  なんで?えっ急いでるの!?とりあえず来い…
  って切れたし…」

電話の声は仁香である
とてもめんどくさい事があると思いながら楽は
仁香に言われ生徒会室にそのままの格好で行こうとした

「おいっ!楽まだ部活は終わってないぞっ!」

楽「あー見つかっちまったか…ここは見逃してよ
  焔先生(ホムラ)」

この豪炎 焔 (ゴウエン ホムラ)と言う人物は陸上部の顧問である

焔「俺も一応陸上の顧問なんでなっ!
  でなんだ?最近お前はサボりすぎだぞ?」

楽「えー…まぁ女の子には色々あるんすよ…」

焔「あぁ…そうなのか?」

楽「んじゃそういう事で」

と言って楽は行こうとすると

焔「おいおいおい!何普通に行こうとしてるんだよ!」

楽「大丈夫大丈夫すぐにもどるから!」

焔「よし!わかった行ってこい!」

楽はもちろん、今日はもう学校には向かわないつもりでいる

一方紅淫達は生徒会室にいた

仁香「これで多分もうそろそろくるね…
   奴はあなどってはいけない…」

紅淫「キミはこの状況を楽しむよねー
   なんかすっごいノリノリだし」

といいながら紅淫はポケットから柿ピーをとりだし
食べた。

そして、生徒会室のドアが開いた
そこにはジャージ姿でポニーテールの楽がいた

楽「ったく、いきなりなんだよ…仁香さんよー
  ってお前は、紅淫とかいう奴!」

仁香「楽ちゃん、『とかいう奴!』はいらないと思うよ」

紅淫「やっときたか…、そういえば自己紹介がまだですね
   僕の名前は有栖川 紅淫(ありすがわ くいん)です」

と言い不敵な笑いをする紅淫

楽「で?なんだ?仁香を使って、私をよんだのか?」

仁香「そだよー!」

楽「なんでお前はテンション高いんだよ…」

紅淫「…確かに…いや、そんなことより
   お前は僕の前で『正義』を示したよな?」

楽「あぁー風麗先輩を助けたときか?
  まぁあれは、別にいいだろ?」

紅淫「いやいや、それが良くないんですよねー?
   僕はまるで悪役じゃないか?
   お前の正義のせいで?僕はお前のその『正義を通した』
   みたいな感じが嫌いなんだよ」

楽「ほぉー…なかなか深いねー?」

そう言いながら紅淫は楽に方に向かって
走り、蹴りをした

しかし楽には華麗によけ

楽「アンタの今やってることに『私の正義』を
  見せつけてやるよ!」

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