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*113*
追の章ツナガリの言論
俯いたままでいた、氷見弥は爆発にたいし、反応しなかった。
もう、どうでもよかった。いや、そう思う感情さえもう無い。
爆発の混乱の中、氷見弥の部屋に爆発が起こる。正確には隣の部屋だ。
壁を突き破ったのだろう。
二つの人影が見えた。侵入者だろうか。
直後頭に命令が響く。
侵入者の正体を把握し、排除せよ。とのことらしい。
臨戦体制をとる。
「シンニュウシャヲ、ハイジョシマス。ナマエハ・・・?」
人影のうち、一人が動く。煙から、姿を現す。
細い四肢。痩せてはいるが、けっして不健康さを見せない体。背は高く、服は着流している。全体的に白い服で、マントのようだが丈は短い。茶色い短めの髪。全てを見通せるような濁りのない金の瞳。体に不釣り合いな二つの両手剣を背負っている。
男は笑い、決めゼリフを吐く。出番がないはずの男。誰もが恐れる存在。
「俺は、自称最強の遊び人。古火羅だっ!!!」
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