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五章空虚な持論
僕は、父さんの研究室に戻っていた。戻る際に使った旅の扉は、消えてしまっている。もう、あの場所は汚れてしまったのだろうか?
さて、これからどうしよう?
引きこもる訳にもいかない。ましてや、また同じ生活に戻る気は毛頭ない。アオバの体、エルフには意識次第で瞬時に切り替えられる。服など身につけていたものも体に合わせて形を変えてくれるのは便利だ。
研究室を漁っていた僕は学者の衣を見つけた。アオバがつけていたらしい。ついでに、いかづちの杖も入手できた。残念ながら、弓とブーメランはなかったが・・・。
アオバは器用な賢者であり、杖、ブーメラン、弓を使えたらしい。
めっさ万能だな・・・。
だが、賢者は最大の弱点がある。
「近接がイオ系しかない・・・。」
ことである。まぁ当然な事。そもそも、魔法を主体とする賢者がブーメランや弓により、物理攻撃を行えるだけで御の字である。だが、それではいけない。僕は一人だ。マホカンタやマホトーンがこないとも限らない。MPが切れるかもしれない。
そうなった時の保険は必要だ。
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