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*20*
弐章仮想世界の推論
「グゥァァアオォォオ!!」
それは、威嚇か、雄叫びか。
血走った目をしたそれが襲いかかってくる。
敵は数え切れない。数を把握するだけ無駄かな。
種類は五つあるみたいだ。
鬼のような者、妖精のような者、魚人のような者、小人のような者、毛玉のような者・・・。
妖精?違う?いやいや、あんな生物を知るはずがない。
実在もしないのに、しないのに?
あの姿、どこかで・・・。
浮かんだ感情は、真か?
浮かぶそなたは、真か?
喜び、哀しみ、怒り、楽しみ。
喜怒哀楽、それはなんだ?
感情とは何だ?
人の心とはなんだ?
そもそも、
人とは、なんだ?
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