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*21*
弐章仮想世界の推論
まだまだまだっ
まだっ諦めてないっ!
泣き叫ぶ人、その声は続くことはない。
現状、残りは10人。
4人は、負けた・・・。
このゲームほど、よく出来たものはそうないね。
仲間を助ければ、自らの首を締め、
仲間を捨てれば、自らは助かる。
・・・そろそろ、か。
高確率、いや必然的に、
仲間を撃つ奴が・・・。
『ぅうわぁあっ!?』
やはりか・・・。
明らかに銃撃されてる。敵に銃はない。
僕はいやになるよ。
きれいごとはゲームでさえ意味を持たないのか。
なら、僕も・・・
いやいや、駄目だ。絶対に!
僕は、これを曲げてはいけない。いけないな。
せめて、“ゲーム内だけでもカッコよく居たい”。
さて、裏切り者を討ち滅ぼそうか。
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