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*19*
弐章仮想世界の推論
絶望、体験したのは親が死んで以来だった。
体験、ゲームであるはずなのに・・・。
『このフロアは、生き残りをかけて戦ってもらいます。
生き残れるのは三人までです。
敵は、無制限です。
ちなみに、同時にプレイヤーがログアウトしてしまい生存者が三人未満の場合は、そのままその人数で次に進んでもらいます。』
三人未満でも構わない・・・?
それはつまり、三人で次に進んでも三人は生き残れないってこと、か?
なら、僕らは・・・
いや、違う。そう、違う。違うはずだ。違う違う。
今は、突破に集中しよう。
『準備、及び覚悟はよろしいでしょうか。それでは・・・』
逃げられない。でも、生き残ろう。戦いぬこう。引きニートとして、オンゲに使い込んだ時間を信じて・・・。
『スタートです!!』
一斉に多様な敵は、僕らに襲いかかってきた。
その目には、憎しみ、恨みがあるような色を灯していた。
“あるような”?
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