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ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
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「第45話リベンジ、アイコVSデンジ」パート2

アイコ現在の手持ち
ゴウカザル、ルカリオ、ムクホーク、ストライク、ゴローン(戦闘中)、エムリット

「ライチュウ、かわらわりだ!」
「ラーイ!」
 デンジの指示でライチュウはジャンプしてかわらわりに出た。
「ゴロ!」
 ゴローンは四つの腕でこれを白刃取りをするようにライチュウの手を掴んで巴投げをした。ライチュウは一回転して着地した。
「ライチュウーっ!」
 ライチュウはスピードスターを飛ばして来た。
「ゴロちゃん、あなをほるよ!」
「ゴローン!」
 アイコの指示でゴローンは穴を掘ってスピードスターをかわし、再び地面から出てジャンプしてロックブラストを放った。
「ラーイ!」
 これにライチュウは穴を掘ってこれをかわした。それを見たゴローンは同じように穴を掘って地中を進んだ。ポケモンリーグの地下にたどり着いた。
 地下道の中でゴローンとライチュウはにらみ合った。あの頃の敗北は繰り返すまいと、ゴローンは息巻いた。
「ライチュウ!」
 ライチュウがスピードスターを連射してきた。ゴローンもロックブラストを連続的に放ってスピードスターを落としていった。ライチュウがアイアンテールに出ると、ゴローンはジャイアントスイングをして投げ飛ばした。
「ライっ!」
 ライチュウは壁を蹴って反転した。ゴローンも予想外でライチュウの繰り出すアイアンテールを直撃してしまった。
「ゴロ・・・!」
 ゴローンは腕を器用に使って丸い体を起こした。ライチュウがにやりと笑って、あなをほるの攻撃に出ようとした。ゴローンは警戒した。あの時の敗北が脳裏をよぎった。しかし、グラードンとの戦いを思い出した。
「ゴローン!」
 ゴローンはステルスロックで尖った岩の塊を周囲にばらまいた。岩は地面に刺さってライチュウも容易に穴を掘れないようにした。これにライチュウは動揺した。
 ゴローンはロックカットでスピードを上げながら、ころがるで滑走して、岩を飛び越えた。そしてライチュウを掴んで地面に上がった。
ドゴーン!
 ゴローンはライチュウを掴んだままポケモンリーグ内に戻り、アームハンマーをしてライチュウを地面に叩き落とした。ライチュウは地面に叩きつけられた。ゴローンはストーンエッジをして追撃して着地した。
「ラーイ・・・」
 今のが決め手となってライチュウは力尽きた。
「やった!」
「ゴロン!」
 アイコはゴローンにグーサインを送った。デンジは苦い顔をしてライチュウをボールに戻した。
「ふふ、少しは、いや、強くなってきているね。これほど追い詰められるのはいつ以来かな。だが、俺にはまだ切り札がいる!」
 デンジは自分が劣勢に立たされたことにこれまで味わったことのなかった高揚感を感じ始めていた。そして、レントラーを繰り出して、戦いに臨んだ。
「行くよ!」
 アイコはゴローンをボールに戻して新たにエムリットを繰り出した。アイコの相槌にエムリットは力強く頷いた。もうあの頃のように心の弱さは無かった。
「レントラー、ほうでんだ!」
「レーン!」
 デンジの指示でレントラーはほうでんを飛ばして来た。エムリットはこれを次々とかわしていき、更に体を透明化させた。
「レーンンンン・・・!」
 レントラーは目を光らせて、エムリットの姿を確認して、かみくだくで攻撃した。
「きょうううん!」
 エムリットの体が見えてしまった。レントラーはたたきつけるで追撃してエムリットを床に落とした。
「きょううう・・・」
 エムリットは起き上がって宙に舞った。
「エムリットちゃん、行くよ!」
「きょううううん!」
 レントラーがほうでんをしてきた。エムリットはれいとうビームを放って攻撃に出た・・・。


パート3に続く・・・。

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